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天空より来たりし者
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神龍様の体に突き刺さり、力を封じている神槍を
どうにかして取り除こうとしたセブンは、
自力では抜き取れないと考え、拠点にいる
サラ、カイ、カーラに助けを求めた。
(もうそろそろ来る頃かな。)
神龍様のもとから天空を仰ぐと
空は曇っているわけでもないが暗い色で
染まっている様だった。
「神龍様の結界の色なんだよ。」
振り返ると、ホバーユニットからとてとてと
ケットシーのクロが近寄ってきていた。
「クロ、起きたのか。
よく寝てたから起こさなかったんだけど。」
「うん、ちょっとノルン様とお話してたんだ。
神龍様にご挨拶してくるね。」
そう言うと、クロは泉の前で8つの頭を
休ませている神龍様の方へ歩いて行った。
(いや、何度見ても違和感あるよな。
普通のネコちゃんが二足歩行してる姿。
あれ?クロ靴履いてないな。
肉球痛いだろうに。)
『こんな時まで肉球の心配をするのね。
神槍のデータは取れるだけ
取っておいて欲しいのだけれど。
後10分くらいで上空に着く予定よ。
神龍様にお伝えしておいて欲しいのだけれど。』
『了解。今クロとお話してるよ。
混ぜてもらってくるか。』
移動中のサラからの連絡を受けて
セブンはクロと話す神龍様のところへ向かった。
「ほぅ、ノルン様の末妹様に仕えておるのか。
あの御姉妹にはこの世界に来るにあたって
世話になったのでな。
大恩があるのだが、さらに重ねることになるか。
つくづく我は不甲斐ないものよな。
神徒セブン、如何した?」
「はい、もう間もなく仲間がこの上空に着くと
連絡を受けました。
お手数おかけしますが結界の方開けて頂きたく
お願い致します。」
「うむ、造作もなき事、それ開けたぞ。」
しばらくすると、天空より青色のフライングユニットが
舞い降りてきた。
地表近くでサラとカイがパージされ、セブンの元へ
足早に向かってきた。
「サラ、カイ、カーラも、こちらが神龍様だ。」
「遅くなりました、
私はセブンと同じく運命の女神様
ノルン様の巫女のサラと申します。
こちらは行動を共にする人型ゴーレムのカイと
あちらの飛行型ゴーレムのカーラになります。」
「ゴーレムのカイと申します。
ご尊顔を拝し奉り恐悦至極にございます。」
『飛行型ゴーレムの操作を行っております、
カーラなのです。』
「ほぉ、これは珍しい、ゴーレムの精霊であるか。
うむ、神槍グングニル、手に出来るのは主神、
主神の神徒のみと覚える。
ノルン様の神徒、巫女達よ、出来るのであれば
引き抜いて貰いたいと我は願う。」
「解析は不能。
バグドローンは接触することが出来ませんでした。
私の手でも触れることが出来ません。
まるでそこに在ってそこに無いもののように。
触れられるのはセブン様、サラ様のみですね。」
「カイでも無理となると
神徒でないと触れられないのか。
クロも激痛走って今も呻いてるくらいだし、
きついな、これ。
でも、まぁ出来なくはないか。
サラ、頼みがある。」
「お断りなのだわ。
私の 氷結 であなたの手と神槍を凍らせて
無理矢理引き抜くとでもいうのでしょう。
どうしてもいうのなら私がやるわ。」
「それは駄目だ、サラに痛い思いはさせたくない。
「それは私も同じ思いだと分からないの!?
あなたを痛い目にあわせておいて
平気だとでも思っているの!?
どうしてあなたはいつも・・」
それでも頼む、これしかないんだ。
この痛みも試練だと思えば耐えてみせる。
頼む、一緒に耐えてくれサラ。」
「一緒に・・・違うわね、また私はあなたを・・
そうね、この魔法が使えることも
運命だとしたら・・
魔法・・そうなのだわ!
魔法を試してみるのだわ。
神龍様、よろしいでしょうか?
ノルン様の巫女として授かった聖魔法を使います。」
「ほう、聖魔法であるか。
聖人や聖女の使う属性魔法であったな。
そなた、巫女のサラと申したか、
聖女であるのやもしれぬな。
頼むとしよう。」
「では、失礼致します。
2種類使いますので、
眩しくなります事、ご容赦願います。
では、 浄化! 審判の閃光! 」
神槍の周りをダイヤモンドダストの煌めきが
舞い踊ると同時に目も眩む閃光が走った。
電子眼の露出調整が完了すると、そこには変わらず
突き立った神槍が残っていた。
「ダメか。となるとやるしかないな。
サラ、頼む。
それと、カーラ、牽引ワイヤーを出してくれ。
サラの氷魔法で手と神槍を氷漬けにしたら
引き上げてくれるか?」
「どうしてもやるのね?
そう、なら私も覚悟を決めるのだわ。
カーラもお願いね。
カイはクロと一緒にホバーユニットで
警戒をお願いね。」
「サンキュー、サラ。
じゃあ、頼むよ。
掴む瞬間に魔法をかけてくれ。
カウントダウン同期開始。
10、9、8・・・
「セブン様、いけません!!中止してください!
上空より急速に接近する生命体反応があります!」
いや、なおの事やるんだ、サラ!
3、2、1・・」
カウントダウン完了直前にセブン達の直上から
野太い稲妻が轟音と共に叩き落され、全員に直撃した。
「グッ!くそっ!
想定よりお早いお越しじゃねえか・・」
何とかシステムダウンを免れたものの駆動制御が重く
全身を押さえつけられている様だった。
天空を睨みあげると、そこには2対の大きな翼を広げた
天使の様な男が見下ろすように滞空していた。
「む、天翼族であるか!?
神の創り賜うた天空の国に住むという神族か」
「神徒風情が我が主神の神槍に手を掛けるとは何事か!
我が直々に引導を渡してくれる!
覚悟せよ!」
天空をつんざく轟音と共に先程より多めの稲妻が
滝のようにセブン達に叩きつけられて来た。
その時セブン達を覆うように虹色の光が包み込んだ。
「そう、君達天翼族が神龍様に手を出したんだね。
ボクもノルン様の神徒として務めを果たすよ。」
ホバーユニットから出てきたクロの手には
金色に輝く天秤があった。
どうにかして取り除こうとしたセブンは、
自力では抜き取れないと考え、拠点にいる
サラ、カイ、カーラに助けを求めた。
(もうそろそろ来る頃かな。)
神龍様のもとから天空を仰ぐと
空は曇っているわけでもないが暗い色で
染まっている様だった。
「神龍様の結界の色なんだよ。」
振り返ると、ホバーユニットからとてとてと
ケットシーのクロが近寄ってきていた。
「クロ、起きたのか。
よく寝てたから起こさなかったんだけど。」
「うん、ちょっとノルン様とお話してたんだ。
神龍様にご挨拶してくるね。」
そう言うと、クロは泉の前で8つの頭を
休ませている神龍様の方へ歩いて行った。
(いや、何度見ても違和感あるよな。
普通のネコちゃんが二足歩行してる姿。
あれ?クロ靴履いてないな。
肉球痛いだろうに。)
『こんな時まで肉球の心配をするのね。
神槍のデータは取れるだけ
取っておいて欲しいのだけれど。
後10分くらいで上空に着く予定よ。
神龍様にお伝えしておいて欲しいのだけれど。』
『了解。今クロとお話してるよ。
混ぜてもらってくるか。』
移動中のサラからの連絡を受けて
セブンはクロと話す神龍様のところへ向かった。
「ほぅ、ノルン様の末妹様に仕えておるのか。
あの御姉妹にはこの世界に来るにあたって
世話になったのでな。
大恩があるのだが、さらに重ねることになるか。
つくづく我は不甲斐ないものよな。
神徒セブン、如何した?」
「はい、もう間もなく仲間がこの上空に着くと
連絡を受けました。
お手数おかけしますが結界の方開けて頂きたく
お願い致します。」
「うむ、造作もなき事、それ開けたぞ。」
しばらくすると、天空より青色のフライングユニットが
舞い降りてきた。
地表近くでサラとカイがパージされ、セブンの元へ
足早に向かってきた。
「サラ、カイ、カーラも、こちらが神龍様だ。」
「遅くなりました、
私はセブンと同じく運命の女神様
ノルン様の巫女のサラと申します。
こちらは行動を共にする人型ゴーレムのカイと
あちらの飛行型ゴーレムのカーラになります。」
「ゴーレムのカイと申します。
ご尊顔を拝し奉り恐悦至極にございます。」
『飛行型ゴーレムの操作を行っております、
カーラなのです。』
「ほぉ、これは珍しい、ゴーレムの精霊であるか。
うむ、神槍グングニル、手に出来るのは主神、
主神の神徒のみと覚える。
ノルン様の神徒、巫女達よ、出来るのであれば
引き抜いて貰いたいと我は願う。」
「解析は不能。
バグドローンは接触することが出来ませんでした。
私の手でも触れることが出来ません。
まるでそこに在ってそこに無いもののように。
触れられるのはセブン様、サラ様のみですね。」
「カイでも無理となると
神徒でないと触れられないのか。
クロも激痛走って今も呻いてるくらいだし、
きついな、これ。
でも、まぁ出来なくはないか。
サラ、頼みがある。」
「お断りなのだわ。
私の 氷結 であなたの手と神槍を凍らせて
無理矢理引き抜くとでもいうのでしょう。
どうしてもいうのなら私がやるわ。」
「それは駄目だ、サラに痛い思いはさせたくない。
「それは私も同じ思いだと分からないの!?
あなたを痛い目にあわせておいて
平気だとでも思っているの!?
どうしてあなたはいつも・・」
それでも頼む、これしかないんだ。
この痛みも試練だと思えば耐えてみせる。
頼む、一緒に耐えてくれサラ。」
「一緒に・・・違うわね、また私はあなたを・・
そうね、この魔法が使えることも
運命だとしたら・・
魔法・・そうなのだわ!
魔法を試してみるのだわ。
神龍様、よろしいでしょうか?
ノルン様の巫女として授かった聖魔法を使います。」
「ほう、聖魔法であるか。
聖人や聖女の使う属性魔法であったな。
そなた、巫女のサラと申したか、
聖女であるのやもしれぬな。
頼むとしよう。」
「では、失礼致します。
2種類使いますので、
眩しくなります事、ご容赦願います。
では、 浄化! 審判の閃光! 」
神槍の周りをダイヤモンドダストの煌めきが
舞い踊ると同時に目も眩む閃光が走った。
電子眼の露出調整が完了すると、そこには変わらず
突き立った神槍が残っていた。
「ダメか。となるとやるしかないな。
サラ、頼む。
それと、カーラ、牽引ワイヤーを出してくれ。
サラの氷魔法で手と神槍を氷漬けにしたら
引き上げてくれるか?」
「どうしてもやるのね?
そう、なら私も覚悟を決めるのだわ。
カーラもお願いね。
カイはクロと一緒にホバーユニットで
警戒をお願いね。」
「サンキュー、サラ。
じゃあ、頼むよ。
掴む瞬間に魔法をかけてくれ。
カウントダウン同期開始。
10、9、8・・・
「セブン様、いけません!!中止してください!
上空より急速に接近する生命体反応があります!」
いや、なおの事やるんだ、サラ!
3、2、1・・」
カウントダウン完了直前にセブン達の直上から
野太い稲妻が轟音と共に叩き落され、全員に直撃した。
「グッ!くそっ!
想定よりお早いお越しじゃねえか・・」
何とかシステムダウンを免れたものの駆動制御が重く
全身を押さえつけられている様だった。
天空を睨みあげると、そこには2対の大きな翼を広げた
天使の様な男が見下ろすように滞空していた。
「む、天翼族であるか!?
神の創り賜うた天空の国に住むという神族か」
「神徒風情が我が主神の神槍に手を掛けるとは何事か!
我が直々に引導を渡してくれる!
覚悟せよ!」
天空をつんざく轟音と共に先程より多めの稲妻が
滝のようにセブン達に叩きつけられて来た。
その時セブン達を覆うように虹色の光が包み込んだ。
「そう、君達天翼族が神龍様に手を出したんだね。
ボクもノルン様の神徒として務めを果たすよ。」
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