11 / 42
カラス天狗
氷鬼先輩と巫女と鬼
しおりを挟む
「お待たせ、これよ」
数十分後に、喜美が戻ってきた。
その手には、所々が破れている古い本が握られている。
表紙は黒ずんでおり、何が書いてあるのかわからない。
そんな本を目にした司は、眉をひそめた。
「それ、めっちゃ古くない?」
「えぇ。ものすごく古くて、翻訳されていないからあなたは読めないわよ」
「まじか……」
そう言われても中は気になるため、ひとまず本を受け取り中を見た。
「…………うわぁ、確かに読めない」
中は今の漢字ではなく、昔に使われていた筆記体。
少しは昔の文字を勉強して読めるようになったとはいえ、今回のはむずかしすぎた。
「私も一苦労したわ。でも、これは読まなければならないと思ったの。必ず、私が欲しい情報が書いていると感じたから」
司から返された本を大事に手でなで、喜美はほほえんだ。
今の言葉に、司は喜美が時々今回のようなことを言っていたのを思い出す。
「母さんって、昔から勘が鋭いの?」
「あら、そう言われるとそうね。あなたのお父さんとの出会いも、なんとなく私が向かったカフェだったもの」
うっとりするような表情を浮かべ、喜美は昔を思い出す。
コロコロ表情が変わる喜美は珍しく、司は思わず笑う。
「そうなんだ、知らなかった。今度、もっと聞かせてよ、お父さんの話。僕、詳しく知らないからさ」
「そうね。いずれ話すわ。それより、この中に書かれている内容を話すわね」
「うん」
頷いた司を見て、喜美は本を開き話し出した。
「この本はね、巫女の封印秘術が書かれていたわ」
「封印秘術? 表に出ていない、秘密の封印方法ってこと?」
「そうよ」
司は聞き逃しがないように真剣に聞く。
「当時の巫女さんは、力が強く、誰よりもあやかしを退治していたらしいわ」
「へぇ」
「でも、そんな巫女さんでも鬼を目の前にすれば成すすべがなかったらしいわ」
「え、そうなの?」
「えぇ。だから、封印秘術に手を伸ばしたらしいわ。それが、自身の身体に鬼を封印する秘術」
喜美からの言葉に、司は目を見開いた。
「その鬼が、今も巫女の身体に残っている。詩織ちゃんは、その巫女の子孫に当たるわ」
予想すらしていなかった事実に、司は何も言えない。
数秒、沈黙。その間に頭の中を整理し、震える口を開いた。
「で、でも、なんで鬼が体に潜んでいると、あやかしに追いかけられるの?」
「鬼は、日本三大妖怪に該当する一体だからよ」
日本三大妖怪とは、日本に伝わる数多いあやかしの中でも上位と呼ばれている三体のこと。
一体は、今回の話の軸となっている、鬼。
もう一体は、水の中を自由に動きまわり、背中に甲羅があるカッパ。
最後の一体は、手にしゃくじょうを持ち、人間をさらうと言われている天狗。
そんな、有名なあやかしを自身の身体を使い封印。まだ、血だけが残っており、代々受け継がれてしまった。
「…………そうか。日本三大妖怪の血は、他のあやかしからすれば喉から手が出るほど欲しいと言われる代物。あやかしにおそわれていてもおかしくないということね」
「そうだと思うわ。でも、昔程の血は残っていないらしいわよ。薄まっているからこそ、あやかしに狙われている現状で済んでいるみたいよ」
喜美は、ここで話を終わらせた。
司は目を開き、喜美から聞いた話を頭の中で何度も再生させる。
「でも、鬼の血が混ざっているだけで、ここまであやかし達が酔ってくるなんて……。理不尽すぎるよ」
「しかたがないわよ。だって、あなたが言った通り、鬼の血は他のあやかしからすれば何をしてでも欲しいと思うわ。それに加え、人間の体はあやかしからすれば美味。そんな二つの要素が一人を食べれば手に入れることが出来る。あなたでも、欲しいんじゃないかしら」
問いかけられ、司を息を飲む。
「…………確かにそれは、狙われてもおかしくはないか……」
顎に手を当て、司は考える。
今までは体質かと思っていたが、今の話を聞いて色々考え直さなければならなくなってしまった。
鬼の血が詩織に流れているがためにあやかしから狙われるのなら、司ではどうすることも出来ない。
眉間にしわを寄せ、難しい顔を浮かべた。
「くっそ……。これから、どうやって詩織を守ればいいの」
危険にさらされている詩織の姿を頭の中で思い出し、司は顔を青くする。
頭をかかえ、不安そうに頭を下げた。
お守りをわたしたからと言って、必ずしも安心とは限らない。
効果も、司が近くにいることで最大限発揮することができるだけで、はなれてしまったら力は半減。
このままでは今までと変わらない。危険から救い出すことが出来ない。
「何を言っているの?」
「え、何って?」
悩んでいると、喜美が司の頭を上げさせた。
「あなたはしっかり、今もあの子を守っているじゃない。今も、あの子について考え、守ろうとしている。それなのに、今以上、なにをすればいいの?」
まっすぐと喜美に見られ、司は何も言えなくなった。
「あの人がね、いつも言ってた言葉をあなたにも教えてあげるわ」
「な、なに?」
「人を守るのは、口で言うのは簡単だけれど、実際行動を起こすのは難しい」
ゆっくりと、それでいてはっきりと言い切った喜美の言葉に、司は微かに目を開いた。
「これは、他のことにも言えるわ。何かをしたいと口に出すのは簡単。けれど、行動を起こすのはとてもむずかしい。気力、体力、知識。そして、絶対にやり通すという強い心。これがすべて必要なの。今まであなたはそれすべてを使い、頑張って守ろうとしてきたわ。今できる最大限をしてきたわ。それ以上のことをしようとすれば、今のあなたでは途中でたおれ、大事な時にかけ付けることが出来なくなるわよ」
不安そうに顔を青くする司の頬をやさしく撫で、安心させるように言い切る。
そんな喜美の手にすり寄り、司はそっと目を閉じた
「確かに、そうかもしれないね。無理しすぎてまた倒れてしまえば、詩織がおそわれた時、かけ付けることができない。それだけは絶対にさけないと」
「そうよ。体調管理、しっかりできるのでしょ? もう、中学三年生なんだから」
「…………黙れ――いててててててて!!!!」
「あらぁ? 今、母親に言ってはいけない言葉が聞こえたような気がしたわ。気のせいかしら?」
「ごめんなさいごめんなさい!!」
喜美は司が”黙れ”と言った瞬間、彼の耳をつかみ引っ張った。
涙目になりながらはなすようにお願いするが、黒い笑みがそれを許さない。
喜美は、普段は優しく、きつい印象を与えるが人を安心させる声をしている。
だが、司は喜美のことを絶対に怒らせてはいけないと思っていた。
喜美の怒りに触れてしまえば、必ずただでは終わらないことを知っていたから。
怒りに触れてしまった司は、誰にも助けを求めることが出来ず、涙目になりながら謝罪を繰り返した。
数十分後に、喜美が戻ってきた。
その手には、所々が破れている古い本が握られている。
表紙は黒ずんでおり、何が書いてあるのかわからない。
そんな本を目にした司は、眉をひそめた。
「それ、めっちゃ古くない?」
「えぇ。ものすごく古くて、翻訳されていないからあなたは読めないわよ」
「まじか……」
そう言われても中は気になるため、ひとまず本を受け取り中を見た。
「…………うわぁ、確かに読めない」
中は今の漢字ではなく、昔に使われていた筆記体。
少しは昔の文字を勉強して読めるようになったとはいえ、今回のはむずかしすぎた。
「私も一苦労したわ。でも、これは読まなければならないと思ったの。必ず、私が欲しい情報が書いていると感じたから」
司から返された本を大事に手でなで、喜美はほほえんだ。
今の言葉に、司は喜美が時々今回のようなことを言っていたのを思い出す。
「母さんって、昔から勘が鋭いの?」
「あら、そう言われるとそうね。あなたのお父さんとの出会いも、なんとなく私が向かったカフェだったもの」
うっとりするような表情を浮かべ、喜美は昔を思い出す。
コロコロ表情が変わる喜美は珍しく、司は思わず笑う。
「そうなんだ、知らなかった。今度、もっと聞かせてよ、お父さんの話。僕、詳しく知らないからさ」
「そうね。いずれ話すわ。それより、この中に書かれている内容を話すわね」
「うん」
頷いた司を見て、喜美は本を開き話し出した。
「この本はね、巫女の封印秘術が書かれていたわ」
「封印秘術? 表に出ていない、秘密の封印方法ってこと?」
「そうよ」
司は聞き逃しがないように真剣に聞く。
「当時の巫女さんは、力が強く、誰よりもあやかしを退治していたらしいわ」
「へぇ」
「でも、そんな巫女さんでも鬼を目の前にすれば成すすべがなかったらしいわ」
「え、そうなの?」
「えぇ。だから、封印秘術に手を伸ばしたらしいわ。それが、自身の身体に鬼を封印する秘術」
喜美からの言葉に、司は目を見開いた。
「その鬼が、今も巫女の身体に残っている。詩織ちゃんは、その巫女の子孫に当たるわ」
予想すらしていなかった事実に、司は何も言えない。
数秒、沈黙。その間に頭の中を整理し、震える口を開いた。
「で、でも、なんで鬼が体に潜んでいると、あやかしに追いかけられるの?」
「鬼は、日本三大妖怪に該当する一体だからよ」
日本三大妖怪とは、日本に伝わる数多いあやかしの中でも上位と呼ばれている三体のこと。
一体は、今回の話の軸となっている、鬼。
もう一体は、水の中を自由に動きまわり、背中に甲羅があるカッパ。
最後の一体は、手にしゃくじょうを持ち、人間をさらうと言われている天狗。
そんな、有名なあやかしを自身の身体を使い封印。まだ、血だけが残っており、代々受け継がれてしまった。
「…………そうか。日本三大妖怪の血は、他のあやかしからすれば喉から手が出るほど欲しいと言われる代物。あやかしにおそわれていてもおかしくないということね」
「そうだと思うわ。でも、昔程の血は残っていないらしいわよ。薄まっているからこそ、あやかしに狙われている現状で済んでいるみたいよ」
喜美は、ここで話を終わらせた。
司は目を開き、喜美から聞いた話を頭の中で何度も再生させる。
「でも、鬼の血が混ざっているだけで、ここまであやかし達が酔ってくるなんて……。理不尽すぎるよ」
「しかたがないわよ。だって、あなたが言った通り、鬼の血は他のあやかしからすれば何をしてでも欲しいと思うわ。それに加え、人間の体はあやかしからすれば美味。そんな二つの要素が一人を食べれば手に入れることが出来る。あなたでも、欲しいんじゃないかしら」
問いかけられ、司を息を飲む。
「…………確かにそれは、狙われてもおかしくはないか……」
顎に手を当て、司は考える。
今までは体質かと思っていたが、今の話を聞いて色々考え直さなければならなくなってしまった。
鬼の血が詩織に流れているがためにあやかしから狙われるのなら、司ではどうすることも出来ない。
眉間にしわを寄せ、難しい顔を浮かべた。
「くっそ……。これから、どうやって詩織を守ればいいの」
危険にさらされている詩織の姿を頭の中で思い出し、司は顔を青くする。
頭をかかえ、不安そうに頭を下げた。
お守りをわたしたからと言って、必ずしも安心とは限らない。
効果も、司が近くにいることで最大限発揮することができるだけで、はなれてしまったら力は半減。
このままでは今までと変わらない。危険から救い出すことが出来ない。
「何を言っているの?」
「え、何って?」
悩んでいると、喜美が司の頭を上げさせた。
「あなたはしっかり、今もあの子を守っているじゃない。今も、あの子について考え、守ろうとしている。それなのに、今以上、なにをすればいいの?」
まっすぐと喜美に見られ、司は何も言えなくなった。
「あの人がね、いつも言ってた言葉をあなたにも教えてあげるわ」
「な、なに?」
「人を守るのは、口で言うのは簡単だけれど、実際行動を起こすのは難しい」
ゆっくりと、それでいてはっきりと言い切った喜美の言葉に、司は微かに目を開いた。
「これは、他のことにも言えるわ。何かをしたいと口に出すのは簡単。けれど、行動を起こすのはとてもむずかしい。気力、体力、知識。そして、絶対にやり通すという強い心。これがすべて必要なの。今まであなたはそれすべてを使い、頑張って守ろうとしてきたわ。今できる最大限をしてきたわ。それ以上のことをしようとすれば、今のあなたでは途中でたおれ、大事な時にかけ付けることが出来なくなるわよ」
不安そうに顔を青くする司の頬をやさしく撫で、安心させるように言い切る。
そんな喜美の手にすり寄り、司はそっと目を閉じた
「確かに、そうかもしれないね。無理しすぎてまた倒れてしまえば、詩織がおそわれた時、かけ付けることができない。それだけは絶対にさけないと」
「そうよ。体調管理、しっかりできるのでしょ? もう、中学三年生なんだから」
「…………黙れ――いててててててて!!!!」
「あらぁ? 今、母親に言ってはいけない言葉が聞こえたような気がしたわ。気のせいかしら?」
「ごめんなさいごめんなさい!!」
喜美は司が”黙れ”と言った瞬間、彼の耳をつかみ引っ張った。
涙目になりながらはなすようにお願いするが、黒い笑みがそれを許さない。
喜美は、普段は優しく、きつい印象を与えるが人を安心させる声をしている。
だが、司は喜美のことを絶対に怒らせてはいけないと思っていた。
喜美の怒りに触れてしまえば、必ずただでは終わらないことを知っていたから。
怒りに触れてしまった司は、誰にも助けを求めることが出来ず、涙目になりながら謝罪を繰り返した。
0
あなたにおすすめの小説
左左左右右左左 ~いらないモノ、売ります~
菱沼あゆ
児童書・童話
菜乃たちの通う中学校にはあるウワサがあった。
『しとしとと雨が降る十三日の金曜日。
旧校舎の地下にヒミツの購買部があらわれる』
大富豪で負けた菜乃は、ひとりで旧校舎の地下に下りるはめになるが――。
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
図書室はアヤカシ討伐司令室! 〜黒鎌鼬の呪唄〜
yolu
児童書・童話
凌(りょう)が住む帝天(だいてん)町には、古くからの言い伝えがある。
『黄昏刻のつむじ風に巻かれると呪われる』────
小学6年の凌にとって、中学2年の兄・新(あらた)はかっこいいヒーロー。
凌は霊感が強いことで、幽霊がはっきり見えてしまう。
そのたびに涙が滲んで足がすくむのに、兄は勇敢に守ってくれるからだ。
そんな兄と野球観戦した帰り道、噂のつむじ風が2人を覆う。
ただの噂と思っていたのに、風は兄の右足に黒い手となって絡みついた。
言い伝えを調べると、それは1週間後に死ぬ呪い──
凌は兄を救うべく、図書室の司書の先生から教わったおまじないで、鬼を召喚!
見た目は同い年の少年だが、年齢は自称170歳だという。
彼とのちぐはぐな学校生活を送りながら、呪いの正体を調べていると、同じクラスの蜜花(みつか)の姉・百合花(ゆりか)にも呪いにかかり……
凌と、鬼の冴鬼、そして密花の、年齢差158歳の3人で呪いに立ち向かう──!
少年騎士
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
あやかし達の送り屋をやっています! 〜正反対な狐のあやかし双子との出会い〜
巴藍
児童書・童話
*第2回きずな児童書大賞にて、ファンタジー賞を受賞しました。
みんなには見えない不思議なナニカが見える、小学五年生の長月結花。
ナゾの黒い影に付きまとわれたり、毎日不思議なナニカに怖い思いをしながら過ごしていた。
ある日、結花のクラスにイケメン双子の転校生がやってくる。
イケメン双子の転校生には秘密があって、なんと二人は狐の『あやかし』……!?
とあるハプニングから、二人の『送り屋』のお仕事を手伝うことになり、結花には特別な力があることも発覚する。
イケメン双子の烈央と星守と共に、結花は沢山のあやかしと関わることに。
凶暴化した怪異と戦ったり、神様と人間の繋がりを感じたり。
そんな不思議なナニカ──あやかしが見えることによって、仲違いをしてしまった友達との仲直りに奮闘したり。
一人の女の子が、イケメン双子や周りの友達と頑張るおはなしです。
*2024.8/30、完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる