42 / 42
エピローグ
司先輩はやっぱりやさしい!!
しおりを挟む
学校に行く時、詩織の前にはいつものように司があくびをこぼしお迎えに来ていた。
ドアを開ける音に気づき、あくびで出た涙をふき取り、司は詩織を見上げた。
「おはよう」
「おはようございます」
そのまま、いつものように歩き出す。
今日はそこまで天気は良くない。
雲がただよい、青空はかくれている。冬が近づいてきたため、風は冷たい。
司はさむがりなのか、もうコートにマフラーを付けていた。
詩織はまだコート一つで大丈夫なレベル。
「司先輩は、氷の式神を使うのに、冬は苦手なんですか?」
「退治屋があつかう属性は、代々受けつがれてきたものなんだよ。だから、氷の式神を使うからってさむさに強いとかはないよ」
「へぇ……。アニメとかでは、属性はその人を表しているような書き方がされるから、てっきり司先輩もそうなんだと思っていました」
「アニメの世界みたいだけど、ここは現実なんだ。そこはしっかりと切り分けようか」
「わかっています!!」
(まったく! いつも、一言が余計なんだから!!)
詩織がふてくされてしまったが、司はあくびをこぼし気にしていない。
涙を拭きながら、怒っている詩織に声をかけた。
「そう言えばなんだけどさ」
「なんですか?」
まだ不機嫌そうにしているが話は聞くらしく、詩織は耳だけをかたむかせた。
「体の方は、特に変わりはない? 急に熱が出たとか、体が思うように動かないとか」
なぜ、いきなりそんなことを聞くのか。
詩織は疑問に思いながらも、首を横に振った。
「いえ、いつもどおりでしたよ?」
「なるほど。いつも通り、あやかし達に追いかけられているということね」
「い、今は追いかけられていないですもん!!」
怒りながら対抗するように、司からもらったお守りを出した。
見せつけていると、司が「へぇ」と、ポケットに手を入れた。
次に手を出すと、ピンク色の会お守りがにぎられていた。
「これって…………」
「第二のお守り。こっちの方が強力だよ」
差し出されたお守りを受け取り、詩織は今までスマホに付けていたお守りと見比べる。
大きさや重さは、今までと変わらない。
デザインだけが、女の子っぽくかわいい感じになっていた。
(今までのお守りと、何が違うんだろう)
間違い探しをするようにじろじろ見つめていると、司は歩き出しながら説明をした。
「それには、僕の氷が入っているの。でも、今までの氷とは違うよ」
「え、何が違うんですか?」
「今回のは、僕だけじゃなくて、炎舞家の炎を混ぜて作り出したんだ」
司は、今回の件で合わせ技を習得していた。
それを応用し、今回のお守りを作った。
これは、司だけの案ではなく、炎舞家の湊の提案。
色々、試行錯誤したと説明した。
「一応、効力を確認するために、近くにいたザコにお守りを投げてみたけど、大丈夫そうだった」
(…………こんなこと考えてはいけないのはわかっているけど、司先輩が私を思ってここまでしてくれたことが、うれしい…………かも)
思わず笑ってしまった詩織は、司にばれないようにお守りで口をかくす。
なにも気づいていない司は、説明を続けた。
「完全とはいかないにしろ、今までよりは安全になったと思うよ。何か気になることがあれば、その時に言ってほしい。まだまだ僕も、君を守れるように強くならないといけないからね」
そこで説明を終らせた司は笑みを浮かべており、どこかキメ顔。
詩織は、ここまで司が自分のために頑張ってくれたこと、考えてくれたことに心臓が高鳴り、彼を直視できず顔をそらす。
「え、ご。ごめん。なにか、いやだった?」
気を悪くさせてしまったと思い、司はさっきまでつり上がっていた眉を不安そうに下げ、詩織を見た。
いつの間にか立ち止まっている詩織を振り向き、一人あわてる。
どう声をかければいいのか悩んでいると、詩織がやっと目を合わせた。
「――――私の為ではなく、退治屋のためにがんばってくださいよ」
いつもより声は上ずり、ふるえている。
そんな詩織を、司はただただ愛おしいと見つめた。
「あー……、詩織」
「え、は、はい」
いきなり名前を呼ばれ、詩織はきょとんと目を丸くする。
コツン、コツンと足音を鳴らし詩織に近付いた。
詩織の目の前で立ち止まり、目線を合わせるために腰を折った。
顔が近くなり、今にも触れそうになる。
詩織は、いきなりのことで頭が真っ白。無暗に動けばぶつかってしまう為、動けない。
何が起きるのかわからない詩織に、予想外の言葉がふり注ぐ。
「詩織、僕、君を守りたいからここまでがんばれたんだよ。君が好きだから、幸せになってほしいから、ここまでがんばれたの。この意味、さすがに理解出来るよね?」
司から放たれた言葉に、詩織の大きな黒い瞳は、もっと大きく開かれる。
心臓は大きく高鳴り、近くにいる司にも聞こえてしまいそう。手で押さえても、鳴りやまない。
お互い顔が赤く、心臓が音を鳴らす。
もう、どっちがどっちの心臓音なのかわからない。
何と答えればいいのか悩み、やっと詩織が口を開きかけた時だった。
――――ワンワン!!
――――バッ!!
犬の鳴き声で我に返った二人は、一気に距離をはなし、気まずそうに顔をそらす。
まだ赤い頬を押さえ、詩織は顔をそらしている司を横目で見た。
(――――言わないと、私も)
拳をにぎり、詩織は司を見た。
「司先輩!!」
「な、なに?」
大きな声で呼ばれ、司はおどろきつつもふり返る。
まだ、お互い顔は赤い。それでも、詩織は顔をそらすことなく目を合わせた。
「私は、この体質、鬼の血はこのまま私の中で流れ続けてもいいと思っています」
「でも、そんなことになれば、あやかしに追いかけられ続けてしまうよ? 普通の生活が出来なくなるよ?」
司からの問いかけに、詩織は首を横に振った。
「確かに、あやかしに追いかけられ続ければ、普通の人になれないかもしれません」
今の言葉に司は「そうだよ」と、諭すように言う。
「それでも、普通の人になってしまえば、司先輩の隣に立ってはいられません!」
「…………え?」
詩織の言いたいことがまだ理解できない司は、目を丸くする。
「私は、普通になることより、司先輩と共にいたいと思いました。司先輩と別れるくらいなら、ずっとあやかしに追いかけられ続けてもいいと思っています。これって、先輩と同じ好きって、ことですよね!」
言いながら、詩織は手を伸ばした。
「司先輩。これからも、私のことを守ってくださいますか?」
差し出された手を見下ろし、司は少しの間を開けた後、やさしくほほ笑んだ。
「当たり前でしょ。僕以外の人に守られたりしたら、許さないから」
差し出された手は、温かい手でにぎられる。
詩織は、涙を流し、司は笑みを浮かべる。そのまま、司は詩織を抱き寄せた。
「僕を、彼氏にしてくださいますか?」
「はい、よろしくお願いします!」
ドアを開ける音に気づき、あくびで出た涙をふき取り、司は詩織を見上げた。
「おはよう」
「おはようございます」
そのまま、いつものように歩き出す。
今日はそこまで天気は良くない。
雲がただよい、青空はかくれている。冬が近づいてきたため、風は冷たい。
司はさむがりなのか、もうコートにマフラーを付けていた。
詩織はまだコート一つで大丈夫なレベル。
「司先輩は、氷の式神を使うのに、冬は苦手なんですか?」
「退治屋があつかう属性は、代々受けつがれてきたものなんだよ。だから、氷の式神を使うからってさむさに強いとかはないよ」
「へぇ……。アニメとかでは、属性はその人を表しているような書き方がされるから、てっきり司先輩もそうなんだと思っていました」
「アニメの世界みたいだけど、ここは現実なんだ。そこはしっかりと切り分けようか」
「わかっています!!」
(まったく! いつも、一言が余計なんだから!!)
詩織がふてくされてしまったが、司はあくびをこぼし気にしていない。
涙を拭きながら、怒っている詩織に声をかけた。
「そう言えばなんだけどさ」
「なんですか?」
まだ不機嫌そうにしているが話は聞くらしく、詩織は耳だけをかたむかせた。
「体の方は、特に変わりはない? 急に熱が出たとか、体が思うように動かないとか」
なぜ、いきなりそんなことを聞くのか。
詩織は疑問に思いながらも、首を横に振った。
「いえ、いつもどおりでしたよ?」
「なるほど。いつも通り、あやかし達に追いかけられているということね」
「い、今は追いかけられていないですもん!!」
怒りながら対抗するように、司からもらったお守りを出した。
見せつけていると、司が「へぇ」と、ポケットに手を入れた。
次に手を出すと、ピンク色の会お守りがにぎられていた。
「これって…………」
「第二のお守り。こっちの方が強力だよ」
差し出されたお守りを受け取り、詩織は今までスマホに付けていたお守りと見比べる。
大きさや重さは、今までと変わらない。
デザインだけが、女の子っぽくかわいい感じになっていた。
(今までのお守りと、何が違うんだろう)
間違い探しをするようにじろじろ見つめていると、司は歩き出しながら説明をした。
「それには、僕の氷が入っているの。でも、今までの氷とは違うよ」
「え、何が違うんですか?」
「今回のは、僕だけじゃなくて、炎舞家の炎を混ぜて作り出したんだ」
司は、今回の件で合わせ技を習得していた。
それを応用し、今回のお守りを作った。
これは、司だけの案ではなく、炎舞家の湊の提案。
色々、試行錯誤したと説明した。
「一応、効力を確認するために、近くにいたザコにお守りを投げてみたけど、大丈夫そうだった」
(…………こんなこと考えてはいけないのはわかっているけど、司先輩が私を思ってここまでしてくれたことが、うれしい…………かも)
思わず笑ってしまった詩織は、司にばれないようにお守りで口をかくす。
なにも気づいていない司は、説明を続けた。
「完全とはいかないにしろ、今までよりは安全になったと思うよ。何か気になることがあれば、その時に言ってほしい。まだまだ僕も、君を守れるように強くならないといけないからね」
そこで説明を終らせた司は笑みを浮かべており、どこかキメ顔。
詩織は、ここまで司が自分のために頑張ってくれたこと、考えてくれたことに心臓が高鳴り、彼を直視できず顔をそらす。
「え、ご。ごめん。なにか、いやだった?」
気を悪くさせてしまったと思い、司はさっきまでつり上がっていた眉を不安そうに下げ、詩織を見た。
いつの間にか立ち止まっている詩織を振り向き、一人あわてる。
どう声をかければいいのか悩んでいると、詩織がやっと目を合わせた。
「――――私の為ではなく、退治屋のためにがんばってくださいよ」
いつもより声は上ずり、ふるえている。
そんな詩織を、司はただただ愛おしいと見つめた。
「あー……、詩織」
「え、は、はい」
いきなり名前を呼ばれ、詩織はきょとんと目を丸くする。
コツン、コツンと足音を鳴らし詩織に近付いた。
詩織の目の前で立ち止まり、目線を合わせるために腰を折った。
顔が近くなり、今にも触れそうになる。
詩織は、いきなりのことで頭が真っ白。無暗に動けばぶつかってしまう為、動けない。
何が起きるのかわからない詩織に、予想外の言葉がふり注ぐ。
「詩織、僕、君を守りたいからここまでがんばれたんだよ。君が好きだから、幸せになってほしいから、ここまでがんばれたの。この意味、さすがに理解出来るよね?」
司から放たれた言葉に、詩織の大きな黒い瞳は、もっと大きく開かれる。
心臓は大きく高鳴り、近くにいる司にも聞こえてしまいそう。手で押さえても、鳴りやまない。
お互い顔が赤く、心臓が音を鳴らす。
もう、どっちがどっちの心臓音なのかわからない。
何と答えればいいのか悩み、やっと詩織が口を開きかけた時だった。
――――ワンワン!!
――――バッ!!
犬の鳴き声で我に返った二人は、一気に距離をはなし、気まずそうに顔をそらす。
まだ赤い頬を押さえ、詩織は顔をそらしている司を横目で見た。
(――――言わないと、私も)
拳をにぎり、詩織は司を見た。
「司先輩!!」
「な、なに?」
大きな声で呼ばれ、司はおどろきつつもふり返る。
まだ、お互い顔は赤い。それでも、詩織は顔をそらすことなく目を合わせた。
「私は、この体質、鬼の血はこのまま私の中で流れ続けてもいいと思っています」
「でも、そんなことになれば、あやかしに追いかけられ続けてしまうよ? 普通の生活が出来なくなるよ?」
司からの問いかけに、詩織は首を横に振った。
「確かに、あやかしに追いかけられ続ければ、普通の人になれないかもしれません」
今の言葉に司は「そうだよ」と、諭すように言う。
「それでも、普通の人になってしまえば、司先輩の隣に立ってはいられません!」
「…………え?」
詩織の言いたいことがまだ理解できない司は、目を丸くする。
「私は、普通になることより、司先輩と共にいたいと思いました。司先輩と別れるくらいなら、ずっとあやかしに追いかけられ続けてもいいと思っています。これって、先輩と同じ好きって、ことですよね!」
言いながら、詩織は手を伸ばした。
「司先輩。これからも、私のことを守ってくださいますか?」
差し出された手を見下ろし、司は少しの間を開けた後、やさしくほほ笑んだ。
「当たり前でしょ。僕以外の人に守られたりしたら、許さないから」
差し出された手は、温かい手でにぎられる。
詩織は、涙を流し、司は笑みを浮かべる。そのまま、司は詩織を抱き寄せた。
「僕を、彼氏にしてくださいますか?」
「はい、よろしくお願いします!」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
左左左右右左左 ~いらないモノ、売ります~
菱沼あゆ
児童書・童話
菜乃たちの通う中学校にはあるウワサがあった。
『しとしとと雨が降る十三日の金曜日。
旧校舎の地下にヒミツの購買部があらわれる』
大富豪で負けた菜乃は、ひとりで旧校舎の地下に下りるはめになるが――。
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
図書室はアヤカシ討伐司令室! 〜黒鎌鼬の呪唄〜
yolu
児童書・童話
凌(りょう)が住む帝天(だいてん)町には、古くからの言い伝えがある。
『黄昏刻のつむじ風に巻かれると呪われる』────
小学6年の凌にとって、中学2年の兄・新(あらた)はかっこいいヒーロー。
凌は霊感が強いことで、幽霊がはっきり見えてしまう。
そのたびに涙が滲んで足がすくむのに、兄は勇敢に守ってくれるからだ。
そんな兄と野球観戦した帰り道、噂のつむじ風が2人を覆う。
ただの噂と思っていたのに、風は兄の右足に黒い手となって絡みついた。
言い伝えを調べると、それは1週間後に死ぬ呪い──
凌は兄を救うべく、図書室の司書の先生から教わったおまじないで、鬼を召喚!
見た目は同い年の少年だが、年齢は自称170歳だという。
彼とのちぐはぐな学校生活を送りながら、呪いの正体を調べていると、同じクラスの蜜花(みつか)の姉・百合花(ゆりか)にも呪いにかかり……
凌と、鬼の冴鬼、そして密花の、年齢差158歳の3人で呪いに立ち向かう──!
少年騎士
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
あやかし達の送り屋をやっています! 〜正反対な狐のあやかし双子との出会い〜
巴藍
児童書・童話
*第2回きずな児童書大賞にて、ファンタジー賞を受賞しました。
みんなには見えない不思議なナニカが見える、小学五年生の長月結花。
ナゾの黒い影に付きまとわれたり、毎日不思議なナニカに怖い思いをしながら過ごしていた。
ある日、結花のクラスにイケメン双子の転校生がやってくる。
イケメン双子の転校生には秘密があって、なんと二人は狐の『あやかし』……!?
とあるハプニングから、二人の『送り屋』のお仕事を手伝うことになり、結花には特別な力があることも発覚する。
イケメン双子の烈央と星守と共に、結花は沢山のあやかしと関わることに。
凶暴化した怪異と戦ったり、神様と人間の繋がりを感じたり。
そんな不思議なナニカ──あやかしが見えることによって、仲違いをしてしまった友達との仲直りに奮闘したり。
一人の女の子が、イケメン双子や周りの友達と頑張るおはなしです。
*2024.8/30、完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる