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限界オタクと推しとお兄ちゃんと。
限界オタクが推しに押し倒されてみたら
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リブラの執務室を後にし、イオリはリブラの家に戻る。
太陽は既に沈んでおり、夜空には星々が煌々と光っている。
──リブラさんがノヴァくんを大事に思っているのは間違いない。でも、生き返ったノヴァくんから目を逸らしたいみたい……。どうしたら良いんだろう……。
リブラの家の玄関前まで来て、イオリはヴァルゴに顔を向ける。
「ヴァルゴ姉、今日はリブラさんのところに連れて行ってくれて、ありがとうございました」
イオリは付き合ってくれたヴァルゴにお礼を言う。
「どういたしまして。今日は久々の外出で疲れたでしょう? ゆっくりお眠りなさいな」
「はい。おやみなさい」
「おやすみ。じゃ、また明日ねん」
ヴァルゴは手を振って、モデルウォークで颯爽と立ち去った。
後ろ姿を見送った後、イオリは家の中に入る。
「ただいまー」
リビングの明かりはついていなかった。
──ノヴァくんは部屋かな?
そういえば、とイオリは思い出す。
ノヴァは昼間、浮かない顔で部屋に入って行っていた。
あれからずっと、部屋にこもりっきりなのだろうか。
「イオリ……」
暗闇の中から、ノヴァの声が聞こえて、イオリは飛び上がる。
金色の瞳が二つ、暗闇に浮かんでいる。
ノヴァのものだ。
ゾンビは日光が苦手だ。
逆に、夜が得意である。
故に、夜目が効く。
「何処に行ってたんだ?」
ノヴァがイオリに尋ねる。
「え? えっとねー……」
「【天秤座の守護者】のとこだろ?」
イオリが言い淀んでいると、ノヴァがイラついたように言った。
「なんだ。知ってたんだ」
「ヴァルゴと話してたの、聞こえてた」
「ん? じゃあ、なんで私に聞いたの?」
「……わかんねえの?」
ノヴァはじっとイオリを見つめる。
──何、この『ヤンデレシチュエーションボイスCDの冒頭』みたいな雰囲気……。
イオリはひやりとした汗をかく。
言葉選びを間違えたら刺されてしまうような、そんな緊張感をひしひしと感じる。
「と、とりあえず、灯りつけよっか! ランタン何処だっけな~。あはは……」
イオリはテーブルの上にあるはずのランタンを手で探る。
そのとき、固いもので体を押され、床に座り込む。
「……え?」
更に、上半身をグッと押され、仰向けになってしまう。
椅子の足が、イオリの脇の下に入り込む。
ノヴァが椅子でイオリを押したのだと、イオリはわかった。
「暴力や接触を禁止されてるからって、あんたを害せない訳じゃねえ」
ようやく暗闇に目が慣れて来て、ノヴァの表情がイオリに見えた。
ノヴァの顔は悲痛に歪んでいた。
「オレを見ろ」
「ノヴァくん……?」
「あいつを見るな。オレだけを見てろ!」
イオリはハッとする。
──もしかして、これは……嫉妬!? かっ、可愛い~!
イオリは胸がきゅんきゅんした。
仲の良い友達が、兄に取られるのではないかと心配している。
それがとてつもなく可愛らしく愛おしいと感じた。
「確かにオレはあいつより劣ってる。頭も悪ぃし、魔物になっちまったし、ゴミでクズな出来損ないだけど……。あんただけは、オレを見ててくれ……!」
「私は最初からノヴァくんしか見てないよ? 推し変なんて滅多にしないんだから!」
「じゃあなんで、あいつのこと詳しいんだよ!」
だん、とノヴァは床を踏みつける。
──兎みたいな怒り方……可愛い。
イオリは空気を読まずにそう思った。
「おい! 聞いてんのかよ!」
「ご、ごめん。あのね、私がリブラさんについて詳しい理由はね──」
「や、やっぱり言うな! 聞きたくねえ!」
「どっち!?」
ノヴァは叫び声でイオリの言葉をかき消そうとしている。
「わかってる! オレより、あいつが良いってことは! でも、やだ! 嫌なんだよ! イオリだけは、あいつに盗られたくない……!」
ノヴァは駄々っ子にように「嫌だ嫌だ」と首を振る。
イオリは一つため息をついて、こう言った。
「あのね、私がリブラさんについて詳しい理由はね。ノヴァくんの新情報がないかなーって思って、リブラさん関係のエピソードを漏らさず見てたからなの」
「だから、聞きたくねえって──え?」
ノヴァはポカンと口を開ける。
「たまにね、リブラさん関係のエピソード読んでると、『これ、ノヴァくんのこと言ってるよね!?』ってところが何箇所かあってさ。ついつい読み返しちゃうんだよね」
「えぴそーど……? あいつの過去を調査してたってことか……?」
「ノヴァくん、プレイアブル化されてないし、スト読むためだけにリブラさんに課金してたのよね」
「ぷれいあぶるか……? すと……? かきん……?」
ノヴァの頭にはてなが浮かんでいるようだ。
プレイアブルとは、ゲームプレイヤーが操作出来るキャラクターのことだ。
プレイアブル化すると、プレイヤーの仲間として戦うことが出来る。
しかし、ノヴァはチュートリアルで倒されてそれ以降出て来ないため、プレイアブル化は絶望的とされている。
つまり、ノヴァの新衣装も今後は出て来ないだろう……。
ノヴァ推しの民が出来ることは、ほんの僅かな情報から、ノヴァの成分を検出することだけ。
特に、ノヴァの兄であろうとされているリブラのストーリーは、ノヴァ推しには必見だったのだ。
「よくわかんねえけど……。あいつの過去を調べてたんだな?」
「うん。そうなるかな」
「そ、それって、オレがあんたを攫う前?」
「まあ、そう」
「オレとお前、攫いに来たときが初対面だよな……?」
「ぶ、部分的にそう……」
「なんで、オレのこと調べてんの……?」
──おかしい。さっきまでノヴァくんがヤンデレしてたはずなのに、何故か今、私がヤンデレストーカーみたいな目を向けられている……。解せない。
知り得ないはずの情報を知っていたのだから、至極当然である。
「えーと。これでわかって貰えたかな? 私はノヴァくんしか見てないってこと」
「わかったけど……納得いかねえ。お前さ、オレのこと『好きだ』って言うけど、オレが『結婚しよ』っつったら出来んのかよ」
「……へ?」
イオリはポカンと口を開ける。
──何を言ってるんだろう、ノヴァくんは。『結婚』なんて単語、一体、何処から出て来たの?
「もう、冗談はよしてよー」
イオリは「あはは」と笑い話にする。
ノヴァは真っ直ぐ、イオリを見据えている。
──冗談じゃ……ない?
そうイオリが感じ始めたとき、ノヴァはため息を一つついた。
「冗談に決まってんだろぉ。何マジになってんだよ」
ノヴァはへらりと笑って、パッとイオリから離れた。
「あーあ。脈ねえなァ~」
「何それ、ゾンビギャグ?」
「そーそー。自己紹介~」
ノヴァはランタンに火を灯した。
家の中が、ぼんやりと明るくなる。
──びっくりした……。
イオリは自身の頬に手を当てる。
頬は少し熱っていた。
──可愛かったなあ、ノヴァくん……。
イオリは先程のノヴァの顔を思い出して、くふくふと笑った。
太陽は既に沈んでおり、夜空には星々が煌々と光っている。
──リブラさんがノヴァくんを大事に思っているのは間違いない。でも、生き返ったノヴァくんから目を逸らしたいみたい……。どうしたら良いんだろう……。
リブラの家の玄関前まで来て、イオリはヴァルゴに顔を向ける。
「ヴァルゴ姉、今日はリブラさんのところに連れて行ってくれて、ありがとうございました」
イオリは付き合ってくれたヴァルゴにお礼を言う。
「どういたしまして。今日は久々の外出で疲れたでしょう? ゆっくりお眠りなさいな」
「はい。おやみなさい」
「おやすみ。じゃ、また明日ねん」
ヴァルゴは手を振って、モデルウォークで颯爽と立ち去った。
後ろ姿を見送った後、イオリは家の中に入る。
「ただいまー」
リビングの明かりはついていなかった。
──ノヴァくんは部屋かな?
そういえば、とイオリは思い出す。
ノヴァは昼間、浮かない顔で部屋に入って行っていた。
あれからずっと、部屋にこもりっきりなのだろうか。
「イオリ……」
暗闇の中から、ノヴァの声が聞こえて、イオリは飛び上がる。
金色の瞳が二つ、暗闇に浮かんでいる。
ノヴァのものだ。
ゾンビは日光が苦手だ。
逆に、夜が得意である。
故に、夜目が効く。
「何処に行ってたんだ?」
ノヴァがイオリに尋ねる。
「え? えっとねー……」
「【天秤座の守護者】のとこだろ?」
イオリが言い淀んでいると、ノヴァがイラついたように言った。
「なんだ。知ってたんだ」
「ヴァルゴと話してたの、聞こえてた」
「ん? じゃあ、なんで私に聞いたの?」
「……わかんねえの?」
ノヴァはじっとイオリを見つめる。
──何、この『ヤンデレシチュエーションボイスCDの冒頭』みたいな雰囲気……。
イオリはひやりとした汗をかく。
言葉選びを間違えたら刺されてしまうような、そんな緊張感をひしひしと感じる。
「と、とりあえず、灯りつけよっか! ランタン何処だっけな~。あはは……」
イオリはテーブルの上にあるはずのランタンを手で探る。
そのとき、固いもので体を押され、床に座り込む。
「……え?」
更に、上半身をグッと押され、仰向けになってしまう。
椅子の足が、イオリの脇の下に入り込む。
ノヴァが椅子でイオリを押したのだと、イオリはわかった。
「暴力や接触を禁止されてるからって、あんたを害せない訳じゃねえ」
ようやく暗闇に目が慣れて来て、ノヴァの表情がイオリに見えた。
ノヴァの顔は悲痛に歪んでいた。
「オレを見ろ」
「ノヴァくん……?」
「あいつを見るな。オレだけを見てろ!」
イオリはハッとする。
──もしかして、これは……嫉妬!? かっ、可愛い~!
イオリは胸がきゅんきゅんした。
仲の良い友達が、兄に取られるのではないかと心配している。
それがとてつもなく可愛らしく愛おしいと感じた。
「確かにオレはあいつより劣ってる。頭も悪ぃし、魔物になっちまったし、ゴミでクズな出来損ないだけど……。あんただけは、オレを見ててくれ……!」
「私は最初からノヴァくんしか見てないよ? 推し変なんて滅多にしないんだから!」
「じゃあなんで、あいつのこと詳しいんだよ!」
だん、とノヴァは床を踏みつける。
──兎みたいな怒り方……可愛い。
イオリは空気を読まずにそう思った。
「おい! 聞いてんのかよ!」
「ご、ごめん。あのね、私がリブラさんについて詳しい理由はね──」
「や、やっぱり言うな! 聞きたくねえ!」
「どっち!?」
ノヴァは叫び声でイオリの言葉をかき消そうとしている。
「わかってる! オレより、あいつが良いってことは! でも、やだ! 嫌なんだよ! イオリだけは、あいつに盗られたくない……!」
ノヴァは駄々っ子にように「嫌だ嫌だ」と首を振る。
イオリは一つため息をついて、こう言った。
「あのね、私がリブラさんについて詳しい理由はね。ノヴァくんの新情報がないかなーって思って、リブラさん関係のエピソードを漏らさず見てたからなの」
「だから、聞きたくねえって──え?」
ノヴァはポカンと口を開ける。
「たまにね、リブラさん関係のエピソード読んでると、『これ、ノヴァくんのこと言ってるよね!?』ってところが何箇所かあってさ。ついつい読み返しちゃうんだよね」
「えぴそーど……? あいつの過去を調査してたってことか……?」
「ノヴァくん、プレイアブル化されてないし、スト読むためだけにリブラさんに課金してたのよね」
「ぷれいあぶるか……? すと……? かきん……?」
ノヴァの頭にはてなが浮かんでいるようだ。
プレイアブルとは、ゲームプレイヤーが操作出来るキャラクターのことだ。
プレイアブル化すると、プレイヤーの仲間として戦うことが出来る。
しかし、ノヴァはチュートリアルで倒されてそれ以降出て来ないため、プレイアブル化は絶望的とされている。
つまり、ノヴァの新衣装も今後は出て来ないだろう……。
ノヴァ推しの民が出来ることは、ほんの僅かな情報から、ノヴァの成分を検出することだけ。
特に、ノヴァの兄であろうとされているリブラのストーリーは、ノヴァ推しには必見だったのだ。
「よくわかんねえけど……。あいつの過去を調べてたんだな?」
「うん。そうなるかな」
「そ、それって、オレがあんたを攫う前?」
「まあ、そう」
「オレとお前、攫いに来たときが初対面だよな……?」
「ぶ、部分的にそう……」
「なんで、オレのこと調べてんの……?」
──おかしい。さっきまでノヴァくんがヤンデレしてたはずなのに、何故か今、私がヤンデレストーカーみたいな目を向けられている……。解せない。
知り得ないはずの情報を知っていたのだから、至極当然である。
「えーと。これでわかって貰えたかな? 私はノヴァくんしか見てないってこと」
「わかったけど……納得いかねえ。お前さ、オレのこと『好きだ』って言うけど、オレが『結婚しよ』っつったら出来んのかよ」
「……へ?」
イオリはポカンと口を開ける。
──何を言ってるんだろう、ノヴァくんは。『結婚』なんて単語、一体、何処から出て来たの?
「もう、冗談はよしてよー」
イオリは「あはは」と笑い話にする。
ノヴァは真っ直ぐ、イオリを見据えている。
──冗談じゃ……ない?
そうイオリが感じ始めたとき、ノヴァはため息を一つついた。
「冗談に決まってんだろぉ。何マジになってんだよ」
ノヴァはへらりと笑って、パッとイオリから離れた。
「あーあ。脈ねえなァ~」
「何それ、ゾンビギャグ?」
「そーそー。自己紹介~」
ノヴァはランタンに火を灯した。
家の中が、ぼんやりと明るくなる。
──びっくりした……。
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