NPCでも冒険したい!!

チム

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外伝 カンナ

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 これは、カンナが裏切る日の前の夜の話
 「カンナ、そういえばお前ってこのゲーム始まってからどんなことしてたんだよ」
 「えっ?鍛治の仕事だよ」
 「よく、同じ行動し続けて飽きなかったな」
 「まぁ、好きだったしね」
 「へー、そっかぁ。おっと俺はそろそろ宿に戻るわ」
 「わかったよ、ナキ。おやすみ」
 「おう、おやすみ」

 そう言ってナキは、鍛冶屋を後にした。
 私の過去かぁ、そういえば懐かしいな。

 私なんで、NPCなのに感情あるんだろ。
 てか、感情あるのに自分の好きなことできないなんて嫌だな。
 私はこの世界…いや、このゲームが嫌いだ。
 いっそのこと全て壊してしまいたい。
 そのためにも、鍛治士なんてやめて冒険者になって、プレイヤーを減らさないなぁ。
 そうと決まればやることはすぐ実行しよう。
 そして、カンナはすぐに鍛冶屋を出た。
 その瞬間
「これより緊急メンテに入ります現在プレイをしている人は直ちにログアウトしてください」そう、アナウンスが流れた。
 私のせいかな?まぁいっか、とりあえず門のとこまで行くか。
 門の前を走り抜けた時
 「緊急メンテか、ありがたい」
 そうNPCが、言っているように聞こえた。
 うん?気のせいか、とりあえず適当な冒険者を騙してアイテムを盗むか。
 
~ゴブリンの巣窟~
 少し待てばまた、ログインするよね。
 それに、今このエリアでイベントやってるみたいだから。それを狙って。

 数時間後
 ちらほらプレイヤーが見えた。
 よし、そろそろ声かけるか。
 「すみません。私、鍛冶士なんですが一緒にアイテム収集をしたいのだけど…」
 これでなんらかのイベントだと、思ってくれれば。
 「どうする?」
 「どうせ、この辺でイベントアイテム回収するしついでにこなせば?」
 「それもそうだな」
 よし、まんまとはまってくれた。
 
 それから、三時間ほど続けて狩りをした。
 「やっぱり、イベントアイテムだけあって、回収は難しいな」
 「そうみたいだな」
 「ちょっとアイテム確認します」
 「了解」
 そんなチャットをしていた。
 「おっ!?イベントアイテム落ちたっぽいぞ」
 「えっ!?まじか」
 この辺で仕掛けるか。
 「すみません、そのアイテムの鑑定をおこないたいので、貸していただけますか?」
 「そっか、この子鍛治士だったな」
 そのまま、冒険者はカンナにアイテムを渡した。
 その、アイテムを受け取ると、カンナは
 「ここでは、詳しいことはわからないので鍛冶屋に持っていっても、よろしいでしょうか?」
 っと聞くと、冒険者は「はい」の方にカーソルを合わせてクリックした。
 「わかりました、では後ほどいらしてください」
 そう言い安全に街まで戻った。
 よし、うまくいった。
そして、そのままアイテムを自分のものにした。
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