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ワルドの旅立ち
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「申し訳ありません。ですが、あなた様は我らが主。無力な平民として人間どもの下風にたたされ、一生を過ごされるなど、見過ごせなかったのでございます」
女神ロースは、そう言って弁解した。
「まあよい。仕方がない。ならば他の属性魔法を隠蔽して、ワルドと同じ「空」属性だけをステータスに表すとするか。それでダニエルよ。平和が続き、「楽園化」が進行している。それを食い止めるために、人間界への再侵攻の準備は整っておるか?」
「はっ。既に各々のダンジョンにて魔物を準備しております。このアイリード村の近くにも、アイズダンジョンを解放しておきました」
ディミウスの前に跪いている堕人王ダニエルがそう答えた。
(人間界侵攻だって?ディミウスは一体何をいっているんだ)
隠れて話を聞いていたワルドは、そのあまりにも恐ろしい内容に震える。
「うむ……だが、アイリード村には被害が及ばぬように気をつけよ。両親やフランに傷一つつけることは許さぬぞ」
「ははっ」
堕人王ダニエルは、恭しく平伏した。
「ですが……あまり「計画」がうまくいきますと、我々が人間界に本格的に侵攻するより早く終わってしまうかもしれません。それに、増長した人間の中から、「あのお方」の依り代が再び生まれる可能性もあります」
「仕方あるまい。いざとなったら、ダニエルに代わって私が人間の増長を抑えることにしよう。あの悲劇を繰り返させないために、また堕落させないためにも、人間に対する敵対は継続しておけ」
「ははっ」
堕人族たちは、声をそろえて平伏した。
「ワルドに『空』の力を与えることには成功した。が、他の奴らはどうなっておる?」
「はっ。すでに手配をしております」
跪いている女神が六本の腕をあげると、それそれの手にワルドと同年代の男女の姿が浮かんだ。
「結構。これで計画を進めることができる」
「ですが我が主よ。本当によろしいのですか?ワルド様は貴方様の……」
何か言いかけた女神に、ディミウスは手をあげて制する。
「かまわない。やらねばならないことなのだ。たとえワルドにどれだけの孤独と苦しみを与えることになってもな」
(ひっ)
自分のことをいわれて、ワルドは思わず恐怖の声をもらす。
それを聞いた堕人族たちは、はっとなって辺りを見渡した。
「誰だ!捕まえろ!」
「慌てるな。ワルドはそこにいる。連れてくるがいい」
ディミウスがワルドが隠れている木を指し示す。堕人族は一瞬でワルドを取り囲み、ディミウスの前に引っ立てた。
「兄さん。やはり見てしまったのか。分かっていたこととはいえ、辛いな。さぞかし恐怖に震えている事だろう」
ワルドを見たディミウスは、意外なことに悲しそうな顔をしていた。
「ディミウス……彼らは?なぜお前が堕人族と?……そ、それに、そこにいるのは女神ロース様じゃないか!」
混乱して喚き散らすワルドを無視して、ディミウスは命令を下す。
「彼の記憶を封印するように。できるならば、少しでも長く彼に幸せな時を過ごさせてあげたい」
「はっ」
恐怖のあまり震えるワルドの前に、女神ロースが立つ。
「あなた様の記憶を封じさせていただきます。ご無礼ご容赦ください」
敬意をもって告げると、ロースは口元のマスクを外す。その下からは、鋭い牙が生えていた。
なすすべもなく硬直するワルドの首筋に、ロースの牙が付きたてられ、血をすすられる。
「これは……き、きもちいい」
心地よい快感に襲われ、ワルドの意識が次第に失われていくのだった。
次の日の朝、ワルドはいつものようにディミウスに揺り起こされる。
「兄さん。起きて、もう朝だよ」
「ディミウス?ひっ……あれ?なんかすごく怖い想いをしたんだけど、夢だったのかな?」
あらためて周囲を見渡すと、なんの変哲もない寝室で、弟のディミウスもいつものようなやさしい笑みを浮かべている。
「ただの夢さ。今の所はね……」
そんなワルドに、ディミウスは少し寂しそうな声でつぶやくのだった。
季節は移り変わり、春を迎える。
「それじゃ、行ってくるよ」
家族や友人に見送られて、ワルドは魔法学院に入学するために王都ネックに旅立つ。
「ワルド兄ちゃん。浮気しないで待っていてね。一年後には私も行くから」
フランは涙を浮かべて、ワルドに抱き着いた。
「ああ、待っているよ。ディミウス、後のことは頼んだぞ」
「……ああ。兄さん。これからつらいだろうけど頑張って。あと、『あの娘』によろしく」
「えっ?」
「なんでもないよ。そうだ。ノーズの丘を通るとき、ノーズダンジョンを通り抜ければいいことがあるかもよ」
ディミウスはそういって、意味深な笑みを浮かべる。
「えっ?ダンジョンなんて、魔物がたくさん出てきて、剣が使える冒険者とか、攻撃魔法が使える貴族じゃないと無理だろ」
「大丈夫だよ。きっと兄さんにも魔物を倒せるから。これを持っていきなよ」
ディミウスは、大量のポーションを差し出してきた。
「これは?」
「僕が作った魔物除けの聖水と、薬草。それから毒消し薬に洗濯に使える柔軟薬。きっと役に立つよ。『あの娘』を救うためにね」
「でも、こんなに大量の薬を持ち運ぶのは……」
「大丈夫だよ。兄さんの能力なら」
ディミウスに言われて、ワルドは『空』の力を振るってみる。空間に穴が開いて、大量の薬が吸い込まれていった。ワルドが欲しいものを思い浮かべると、ちゃんと出てくる。
「なるほど。こうやって使うんだな」
「うん。きっと兄さんはあいつらにとってもなくてはならない存在になるよ。感謝はされないだろうけど」
複雑な顔でディミウスはワルドを励ます。
「他にも木の槍を用意したよ。持って行って」
ディミウスは。何十本もの槍と大量の着替えをワルドに手渡してきた。
「いいかい。どんなことがあっても、僕たちのことを忘れないでくれ。どんなに絶望したとしても、きっとそのあとに希望は来る」
「お、おう」
ディミウスの言葉に首をかしげながらも、ワルドは王都に向けて村を後にするのだった。
「ワルドお兄ちゃん。大丈夫かな。王都でやっていけるかな」
そう心配するフランを、ディミウスは慰めた。
「……大丈夫だよ。彼は今も君を見守っている。どんなに姿が変わろうが、存在を続けてすべての人間を護り続けているんだ」
「え?」
ディミウスの言葉に、フランは意味がわからないといった感じで首をかしげるのだった。
女神ロースは、そう言って弁解した。
「まあよい。仕方がない。ならば他の属性魔法を隠蔽して、ワルドと同じ「空」属性だけをステータスに表すとするか。それでダニエルよ。平和が続き、「楽園化」が進行している。それを食い止めるために、人間界への再侵攻の準備は整っておるか?」
「はっ。既に各々のダンジョンにて魔物を準備しております。このアイリード村の近くにも、アイズダンジョンを解放しておきました」
ディミウスの前に跪いている堕人王ダニエルがそう答えた。
(人間界侵攻だって?ディミウスは一体何をいっているんだ)
隠れて話を聞いていたワルドは、そのあまりにも恐ろしい内容に震える。
「うむ……だが、アイリード村には被害が及ばぬように気をつけよ。両親やフランに傷一つつけることは許さぬぞ」
「ははっ」
堕人王ダニエルは、恭しく平伏した。
「ですが……あまり「計画」がうまくいきますと、我々が人間界に本格的に侵攻するより早く終わってしまうかもしれません。それに、増長した人間の中から、「あのお方」の依り代が再び生まれる可能性もあります」
「仕方あるまい。いざとなったら、ダニエルに代わって私が人間の増長を抑えることにしよう。あの悲劇を繰り返させないために、また堕落させないためにも、人間に対する敵対は継続しておけ」
「ははっ」
堕人族たちは、声をそろえて平伏した。
「ワルドに『空』の力を与えることには成功した。が、他の奴らはどうなっておる?」
「はっ。すでに手配をしております」
跪いている女神が六本の腕をあげると、それそれの手にワルドと同年代の男女の姿が浮かんだ。
「結構。これで計画を進めることができる」
「ですが我が主よ。本当によろしいのですか?ワルド様は貴方様の……」
何か言いかけた女神に、ディミウスは手をあげて制する。
「かまわない。やらねばならないことなのだ。たとえワルドにどれだけの孤独と苦しみを与えることになってもな」
(ひっ)
自分のことをいわれて、ワルドは思わず恐怖の声をもらす。
それを聞いた堕人族たちは、はっとなって辺りを見渡した。
「誰だ!捕まえろ!」
「慌てるな。ワルドはそこにいる。連れてくるがいい」
ディミウスがワルドが隠れている木を指し示す。堕人族は一瞬でワルドを取り囲み、ディミウスの前に引っ立てた。
「兄さん。やはり見てしまったのか。分かっていたこととはいえ、辛いな。さぞかし恐怖に震えている事だろう」
ワルドを見たディミウスは、意外なことに悲しそうな顔をしていた。
「ディミウス……彼らは?なぜお前が堕人族と?……そ、それに、そこにいるのは女神ロース様じゃないか!」
混乱して喚き散らすワルドを無視して、ディミウスは命令を下す。
「彼の記憶を封印するように。できるならば、少しでも長く彼に幸せな時を過ごさせてあげたい」
「はっ」
恐怖のあまり震えるワルドの前に、女神ロースが立つ。
「あなた様の記憶を封じさせていただきます。ご無礼ご容赦ください」
敬意をもって告げると、ロースは口元のマスクを外す。その下からは、鋭い牙が生えていた。
なすすべもなく硬直するワルドの首筋に、ロースの牙が付きたてられ、血をすすられる。
「これは……き、きもちいい」
心地よい快感に襲われ、ワルドの意識が次第に失われていくのだった。
次の日の朝、ワルドはいつものようにディミウスに揺り起こされる。
「兄さん。起きて、もう朝だよ」
「ディミウス?ひっ……あれ?なんかすごく怖い想いをしたんだけど、夢だったのかな?」
あらためて周囲を見渡すと、なんの変哲もない寝室で、弟のディミウスもいつものようなやさしい笑みを浮かべている。
「ただの夢さ。今の所はね……」
そんなワルドに、ディミウスは少し寂しそうな声でつぶやくのだった。
季節は移り変わり、春を迎える。
「それじゃ、行ってくるよ」
家族や友人に見送られて、ワルドは魔法学院に入学するために王都ネックに旅立つ。
「ワルド兄ちゃん。浮気しないで待っていてね。一年後には私も行くから」
フランは涙を浮かべて、ワルドに抱き着いた。
「ああ、待っているよ。ディミウス、後のことは頼んだぞ」
「……ああ。兄さん。これからつらいだろうけど頑張って。あと、『あの娘』によろしく」
「えっ?」
「なんでもないよ。そうだ。ノーズの丘を通るとき、ノーズダンジョンを通り抜ければいいことがあるかもよ」
ディミウスはそういって、意味深な笑みを浮かべる。
「えっ?ダンジョンなんて、魔物がたくさん出てきて、剣が使える冒険者とか、攻撃魔法が使える貴族じゃないと無理だろ」
「大丈夫だよ。きっと兄さんにも魔物を倒せるから。これを持っていきなよ」
ディミウスは、大量のポーションを差し出してきた。
「これは?」
「僕が作った魔物除けの聖水と、薬草。それから毒消し薬に洗濯に使える柔軟薬。きっと役に立つよ。『あの娘』を救うためにね」
「でも、こんなに大量の薬を持ち運ぶのは……」
「大丈夫だよ。兄さんの能力なら」
ディミウスに言われて、ワルドは『空』の力を振るってみる。空間に穴が開いて、大量の薬が吸い込まれていった。ワルドが欲しいものを思い浮かべると、ちゃんと出てくる。
「なるほど。こうやって使うんだな」
「うん。きっと兄さんはあいつらにとってもなくてはならない存在になるよ。感謝はされないだろうけど」
複雑な顔でディミウスはワルドを励ます。
「他にも木の槍を用意したよ。持って行って」
ディミウスは。何十本もの槍と大量の着替えをワルドに手渡してきた。
「いいかい。どんなことがあっても、僕たちのことを忘れないでくれ。どんなに絶望したとしても、きっとそのあとに希望は来る」
「お、おう」
ディミウスの言葉に首をかしげながらも、ワルドは王都に向けて村を後にするのだった。
「ワルドお兄ちゃん。大丈夫かな。王都でやっていけるかな」
そう心配するフランを、ディミウスは慰めた。
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