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世界の創生
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世界に一人となったワルドに許された自由は、ひたすら思考することのみ。
頭の中で自らを裏切った王子たちに、どうやって復讐するかを考え続ける。
「燃やして砕いて潰して●●して××に漬けて▲▲にしてやって……」
孤独から意識をそらすように、そうやって妄想して時間が過ぎていった。
それも、やがては飽きてしまい、次の妄想をはじめる。
「あはは。よくがんばってくれたね。ほら、僕たちの子供だよ」
「可愛い子供ね。ほら、パパですよ」
清潔なベッドに横たわったフランが、かわいらしい男の赤ちゃんをあやしながら微笑む。
「おめでとう!」
花束をもったディミウスと両親たち、お祝いにきてくれたシルキドが、満面の笑みを浮かべて二人を祝福する。
「あはは、魔王を倒してアイリード村に戻って10年か、みんな変わったな」
「みんなが幸せに暮らせているのも、兄さんのおかげだよ。感謝している」
弟であるディミウスから、尊敬の目で見られる。
しかし、次の瞬間、ディミウスの姿が邪悪な堕人王ダニエルの姿に変わった。
「ぐははは……これが貴様の望みか?なんと儚い夢であることか。愚かなり!」
「うわぁぁぁぁぁ」
絶叫をあげると同時に、急激にディミウスたちの姿がぼやけて、ワルドの意識が覚醒していった。
「はっ!……また目覚めてしまった……」
目覚めるたびに、ワルドは絶望に陥る。
世界を追放させられて、闇の世界の時間で数年が経過していた。
エネルギーを吸収しつつけた彼は、一歳たりとも年をとらない。
しかし、所詮は人間である。何もない世界に一人で放り出され、孤独のあまり苦しんでいた。
「はあ……ずっとこのまま、幸せな夢をみていたいんだけど…」
ワルドは永遠に続く孤独と恐怖から逃避するかのように、空しい妄想ワールドに逃げ込んで幸せな妄想にふけっていた。
そして100年後
ワルドは妄想することをやめていた。
「……」
もはや、考えられるあらゆるシチュエーションで勇者たちを拷問した。
ここから出て、幸せになる妄想もあらゆるシチュエーションを考えた。
自分の記憶を、いいことも悪いこともすべて思い出して反芻した。
しかし、無限に近い孤独な時間を紛らわせることはできなかったのである。
「……」
しかし、彼は思考することをやめられなかった。
「……僕という存在は、何だ?」
無限の時間とそれによる退屈は、彼を自然と哲学的な思考に誘う。
「世界とは?人間とは? 心とは?命とは?エネルギーとは?光?闇?地火風水?」
指一本動かせないワルドは、永遠の闇の中でひたすら考え続けるのだった。
一万年後
膨張と破裂を繰り返していたワルドは、何百億回もの試行錯誤の結果、体内へのエネルギーの吸収をコントロールしようとしていた。
「は、はあ……なんとか膨張が止まった」
もはや一つの惑星となったワルドは、体内の力を制御することに成功して、ほっと息を吐く。
落ち着いた彼だったが、すぐに別な不満が襲ってきた。
「暗い……何も見えない」
彼の二つの目は、すでに体から離れて、二つの衛星として彼の周囲を回っている。
「光がほしい……」
ワルドは光を求めて、もがき苦しむのだった。
100万年後
ワルドは体内に流れる電流を解析することで、「光」をもたらす方法を編み出していた。
「光あれ」
元は目だった水晶体=目にエネルギーを注入して、核融合反応を起こし、体の周りを周回させてこの闇の世界に「光」を生み出す。
清らかな光がワルドの体を照らし、どこまでも広がる限りない闇の世界に、一筋の光が灯るのだった。
さらにワルドは、周囲から取り込んだエネルギーを分子に変換し、『呼吸』を再開させる。
生み出した酸素を肺で二酸化炭素と交換し、息と共に吐き出す。
ワルドの体表面に、新たに『風』が生まれるのだった。
次に彼は、体細胞の分子を運動させ、『熱』を生み出す。同時に体液を体表に染み出させ、自らの体の半分を液体で覆う。いつしかそれは巨大な水たまりとなり、ワルドの体表面を覆って生み出した熱を保存した。
無意識に神の御業を真似て、自らの肉体をベースに世界を創造していくワルド。
そして途方もない時間が流れる。
一億年後
体感時間で世界を追放されて一億年が経過した頃、ワルドは虚無の世界に完全に適応していた。
相変わらず巨大化した本体は動かせないが、自らの精神をエネルギーで作った幻影に投影して、意識体で自分の体の表面を自由に移動することも可能になっていた。
すでに惑星レベルにまで巨大化してしまった自分の体を、ワルドの精神体はたった一人で孤独に過ごす。退屈しのぎに、彼の意識は自らの体を見て回っていた
「なんだこれは……えっ?」
外から自分の巨大化した体を見たワルドは、驚きの声を上げる。
破裂と再生を繰り返した体は、もはや人間のものではなかった。
厚い肉と骨でできた肉体は、すでに垢などの老廃物で覆われ、それが大陸となって体表を覆い、『土』を作り出している。
体内を流れる血やリンパ線が体表面に出ることでできた『水』が海となって体を覆っている。
元は口と鼻だったところから、規則的に息が漏れて、それは『風』となって体を覆っている。
体内に取り込まれたエネルギーは、マグマの塊=『火』となって山から噴出していた。
ワルドは、精神体として惑星と化した自らの体に降り立つ。
「僕は……「世界」を作ってしまったのか」
一億年ぶりに、美しい世界を見て感動していた。
しかし、ワルドは同時に孤独を感じる。
『生き物がいない……』
そう、どんなに美しい世界を作っても、そこに住む者がいないと意味がない。
たった一人の孤独な神となったワルドは、むなしく世界をさまよっていた。
「誰かいないか……誰でもいい。俺以外の存在がほしい」
孤独に耐えかねたワルドは、土くれから生物を創り出そうとしたが、ことごとく失敗におわる。
所詮は人間である彼に、複雑な機能が必要とされる生物を作るのは無理だった。
「……僕は永遠に一人きりなのか……」
絶望したワルドは、むなしく無の世界を漂うのだった。。
頭の中で自らを裏切った王子たちに、どうやって復讐するかを考え続ける。
「燃やして砕いて潰して●●して××に漬けて▲▲にしてやって……」
孤独から意識をそらすように、そうやって妄想して時間が過ぎていった。
それも、やがては飽きてしまい、次の妄想をはじめる。
「あはは。よくがんばってくれたね。ほら、僕たちの子供だよ」
「可愛い子供ね。ほら、パパですよ」
清潔なベッドに横たわったフランが、かわいらしい男の赤ちゃんをあやしながら微笑む。
「おめでとう!」
花束をもったディミウスと両親たち、お祝いにきてくれたシルキドが、満面の笑みを浮かべて二人を祝福する。
「あはは、魔王を倒してアイリード村に戻って10年か、みんな変わったな」
「みんなが幸せに暮らせているのも、兄さんのおかげだよ。感謝している」
弟であるディミウスから、尊敬の目で見られる。
しかし、次の瞬間、ディミウスの姿が邪悪な堕人王ダニエルの姿に変わった。
「ぐははは……これが貴様の望みか?なんと儚い夢であることか。愚かなり!」
「うわぁぁぁぁぁ」
絶叫をあげると同時に、急激にディミウスたちの姿がぼやけて、ワルドの意識が覚醒していった。
「はっ!……また目覚めてしまった……」
目覚めるたびに、ワルドは絶望に陥る。
世界を追放させられて、闇の世界の時間で数年が経過していた。
エネルギーを吸収しつつけた彼は、一歳たりとも年をとらない。
しかし、所詮は人間である。何もない世界に一人で放り出され、孤独のあまり苦しんでいた。
「はあ……ずっとこのまま、幸せな夢をみていたいんだけど…」
ワルドは永遠に続く孤独と恐怖から逃避するかのように、空しい妄想ワールドに逃げ込んで幸せな妄想にふけっていた。
そして100年後
ワルドは妄想することをやめていた。
「……」
もはや、考えられるあらゆるシチュエーションで勇者たちを拷問した。
ここから出て、幸せになる妄想もあらゆるシチュエーションを考えた。
自分の記憶を、いいことも悪いこともすべて思い出して反芻した。
しかし、無限に近い孤独な時間を紛らわせることはできなかったのである。
「……」
しかし、彼は思考することをやめられなかった。
「……僕という存在は、何だ?」
無限の時間とそれによる退屈は、彼を自然と哲学的な思考に誘う。
「世界とは?人間とは? 心とは?命とは?エネルギーとは?光?闇?地火風水?」
指一本動かせないワルドは、永遠の闇の中でひたすら考え続けるのだった。
一万年後
膨張と破裂を繰り返していたワルドは、何百億回もの試行錯誤の結果、体内へのエネルギーの吸収をコントロールしようとしていた。
「は、はあ……なんとか膨張が止まった」
もはや一つの惑星となったワルドは、体内の力を制御することに成功して、ほっと息を吐く。
落ち着いた彼だったが、すぐに別な不満が襲ってきた。
「暗い……何も見えない」
彼の二つの目は、すでに体から離れて、二つの衛星として彼の周囲を回っている。
「光がほしい……」
ワルドは光を求めて、もがき苦しむのだった。
100万年後
ワルドは体内に流れる電流を解析することで、「光」をもたらす方法を編み出していた。
「光あれ」
元は目だった水晶体=目にエネルギーを注入して、核融合反応を起こし、体の周りを周回させてこの闇の世界に「光」を生み出す。
清らかな光がワルドの体を照らし、どこまでも広がる限りない闇の世界に、一筋の光が灯るのだった。
さらにワルドは、周囲から取り込んだエネルギーを分子に変換し、『呼吸』を再開させる。
生み出した酸素を肺で二酸化炭素と交換し、息と共に吐き出す。
ワルドの体表面に、新たに『風』が生まれるのだった。
次に彼は、体細胞の分子を運動させ、『熱』を生み出す。同時に体液を体表に染み出させ、自らの体の半分を液体で覆う。いつしかそれは巨大な水たまりとなり、ワルドの体表面を覆って生み出した熱を保存した。
無意識に神の御業を真似て、自らの肉体をベースに世界を創造していくワルド。
そして途方もない時間が流れる。
一億年後
体感時間で世界を追放されて一億年が経過した頃、ワルドは虚無の世界に完全に適応していた。
相変わらず巨大化した本体は動かせないが、自らの精神をエネルギーで作った幻影に投影して、意識体で自分の体の表面を自由に移動することも可能になっていた。
すでに惑星レベルにまで巨大化してしまった自分の体を、ワルドの精神体はたった一人で孤独に過ごす。退屈しのぎに、彼の意識は自らの体を見て回っていた
「なんだこれは……えっ?」
外から自分の巨大化した体を見たワルドは、驚きの声を上げる。
破裂と再生を繰り返した体は、もはや人間のものではなかった。
厚い肉と骨でできた肉体は、すでに垢などの老廃物で覆われ、それが大陸となって体表を覆い、『土』を作り出している。
体内を流れる血やリンパ線が体表面に出ることでできた『水』が海となって体を覆っている。
元は口と鼻だったところから、規則的に息が漏れて、それは『風』となって体を覆っている。
体内に取り込まれたエネルギーは、マグマの塊=『火』となって山から噴出していた。
ワルドは、精神体として惑星と化した自らの体に降り立つ。
「僕は……「世界」を作ってしまったのか」
一億年ぶりに、美しい世界を見て感動していた。
しかし、ワルドは同時に孤独を感じる。
『生き物がいない……』
そう、どんなに美しい世界を作っても、そこに住む者がいないと意味がない。
たった一人の孤独な神となったワルドは、むなしく世界をさまよっていた。
「誰かいないか……誰でもいい。俺以外の存在がほしい」
孤独に耐えかねたワルドは、土くれから生物を創り出そうとしたが、ことごとく失敗におわる。
所詮は人間である彼に、複雑な機能が必要とされる生物を作るのは無理だった。
「……僕は永遠に一人きりなのか……」
絶望したワルドは、むなしく無の世界を漂うのだった。。
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