11 / 28
教皇による生贄
しおりを挟む
今まで一緒にいた神官たちが殺され、フローラは恐怖に震えながら大神殿にたどり着く。
そこにも人気がなく、周囲には雷が落ちたかのようなクレーターが多数あいていた。
「教皇様!お助けください!」
大神殿に逃げ込んだフローラは、一歩入るなり立ちすくむ。
今まで本殿には天空王の威厳のある巨大な像が建てられていたが、大勢の神官が必死になってその顔を削り、ルピンの像に作り直していた。
「あの……あなた方は何をやっているんですか?」
フローラが恐る恐る問いかけると、それを指揮していた枢機卿はうるさそうに答えた。
「何をしているだって?勇者と聖戦士や王国がバカなことをしたせいで、新たなる天空王の怒りを買ってしまった!少しでもその怒りを和らげようと、彼の像を作っているんだ!」
その神官は教会の幹部だったが、まるで一介の労働者のように必死に働いていた。
「なんであんなやつのためにそこまで!」
「あんなやつだと。まてよ。貴様は……」
神官はそこで初めてフローラに気づく。
「貴様は、天空王を裏切った悪女!みな、捕らえるのだ!」
枢機卿の命令で、神官たちがいっせいに襲い掛かってくる。
フローラはなすすべもなく捕らえられるのだった。
縛り上げられたフローラは、教皇の前に引きずりだされる。
「貴様は……悪女フローラ。よくもおめおめとここにこれたものだな」
以前はまるで祖父であるかのように慈悲深い笑みを浮かべて接してくれた教皇が、まるで汚らわしいものを見るようにフローラをにらみつける。
それでもフローラは必死に弁解した。
「教皇様!ルピンが新たな天空王になったなど、嘘です。魔王の姦計に惑わされてしなりません!」
「黙るがいい!」
教皇はもっていた杖でフローラをなぐりつける。口の中が切れて、歯が何本か折れた。
「貴様は知らないのだろうな。世界になにが起きたのかを」
教皇はルピンによる教会の混乱を話す。
ある日突然黒い羽を持つ天空人たちがやってきて、今まで奴隷にしてきた地上人とのハーフを救出した。彼らは全員が転移魔法の使い手で、世界中を回って教会が行ってきた寄付の横領と人身売買をふれ回ったのだった。
「やつら「新教会」のせいで我々の権威は地に落ちた。さらに、新たなる天空王の怒りを買ったせいで、我々はこの神殿から一歩も出られなくなったのだ!外に出た神官は、天空城から落ちる天罰のいかずちに打たれて死んだ。これもすべて貴様たちのせいだ!」
教皇は理性を失ったかのように、何度も何度も杖でフローラを打ち据えた。
やがて息が切れた教皇は、フローラを見下ろしてニヤリと笑う。
「……貴様は、以前ルピンさまと恋仲だったらしいな。ならばちょうどいい」
神官たちに命令して、フローラを巨大ルピン像の足元に縛り付ける。
「……何を……なさるのですか?」
「貴様のような売女、ルピン様への生贄としか使い道があるまい。貴様をささげて、我々は新たなる天空王様へ許しを請う」
教皇の命令により、神殿内にいた神官が全員祈りをささげる。
「この愚かな女をささげます」
「どうか私たちだけはお助けください……新たなる天空王様よ」
自分を生贄にして助かろうとする神官たちを見ながら、フローラは絶望を感じていた。
「……なんていうか、醜いな。やはり教会は心底腐りきっている」
ここまでの展開を天空城から見ていた俺は、人間の浅ましさに辟易してしまう。
フローラが痛めつけられるのを見るのは爽快だが、だからといって教会関係者を救う気にはならない。やつらは勇者や聖戦士を利用して散々搾取を続けていたのだから。
「さて。やつらにトドメをさしにいくか」
俺は天空城から飛び立ち、大神殿に向かうのだった。
やっつけで作ったような俺の巨大像の足元で、フローラはひたすら神官たちに攻められている。
俺はその姿を冷たく笑いながら、神殿に降臨してやった。
「おお、我らが主よ!」
天空から降りてくる俺の姿を見た教皇が、感極まったように涙を流しながら祈りをささげている。
だけど別に俺はお前たちを部下にもったつもりはないんだけどな。
俺はひたすら祈りをささげる神官たちを無視して、フローラの前に立った。
「フローラ。大丈夫か?」
俺が優しい言葉を掛けてやると、フローラは涙を流して喜んだ。
「ルピン。助けて。痛いの。苦しいの!」
「ああ。少し待っていろ。ホーリーフレッシュ」
神殿に祭られている「癒しのオーブ」から清らかな光が出て、フローラをてらす。彼女の傷は癒されていった。
俺はロープを解き、彼女を自由にしてやる。
「ありがとう!ルピン!」
フローラは満面の笑みを浮かべて抱きついてきた。
その光景を見ていた教皇たちは動揺する。
「ル、ルピン様。どうしてそのような女を助けるのですか?その者はあなたを裏切り……」
「黙れ」
俺がジロリとにらみつけてやると、神官たちは恐れの表情を浮かべて沈黙した。
それを見たフローラは、調子にのって言い放つ。
「ルピン。こいつらに罰を与えて!あなたの恋人であるこの私を傷つけた、許しがたい奴らなのよ!」
「そうか。ならば罰を与えないとなぁ」
俺がニヤリと笑うと、フローラは勝ち誇った笑みを浮かべた。
こいつの頭の中では都合が悪い記憶が消えているようだな。いまだに俺が自分を好いているものだと舐めているんだろう。
だが、今はその勘違いを利用してやる。後から地獄をみせるためにな。
「フローラ。こいつらのことは俺に任せて、お前は勇者サマの元に戻っていろ。魔王を倒す使命があるんだからな」
俺はフローラにっ「転移石」を二つ渡した。
「うん。こいつらに罰を与えたら、ルピンもすぐに来てね!」
「ああ」
俺が頷くと、フローラは微笑ながら消えていった。
あまりの事態に呆然としている教皇たちに向き直ると、俺は冷たい声で告げた。
「貴様たちは天空城の僕を名乗りながら、民から不当な搾取を続け、不幸な子供たちを奴隷にし、勇者たちを甘やかし、俺に無礼を働いた。断じて許してはおけぬ」
「そ、それは誤解です。一部の不心得者の神官がいたのは事実ですが、大部分の神官は人々を救うため力を尽くしております」
教皇が地面に頭をこすりつけながら弁解する。それを聞いて俺は苦笑した。
「よくもまあ抜け抜けと。まじめな神官たちを下っ端として据え置き、奴隷売買や治療魔法による高額な布施の要求で財を成した神官を幹部として出世させておいたくせに。貴様たちには天罰を与えよう。「癒しのオーブ」よ!やつらを腐らせよ!」
そ設置されている「癒しのオーブ」に手を触れると、オーブから黒い光が飛び散った。
「な、なんだ!急に息が苦しくなって………げほっ」
「体中が痛い!」
その黒い光に当たったとたん、神官たちにすさまじい苦痛がおそいかかる。
「お前たちの体は、あらゆる病に感染した。今まで治療魔法をもて遊んだ罪だ。苦しみながら死んでいけ」
「そ、そんな……お助けください」
教皇をはじめとする神官たちが救いをもとめて手を差し伸べるも、俺は冷たく払いのける。
それを見届けて、外で説教していた黒い翼を持つ少女を神殿に招きいれた。
「お前が新たな教皇となり、治療魔法を管理せよ。まじめな神官にだけ、新たに治療魔法の契約を施すがいい」
「承りました。わが主よ」
黒い翼の少女はうやうやしく頭を下げる。
この日、世界から治療魔法が消えるのだった。
そこにも人気がなく、周囲には雷が落ちたかのようなクレーターが多数あいていた。
「教皇様!お助けください!」
大神殿に逃げ込んだフローラは、一歩入るなり立ちすくむ。
今まで本殿には天空王の威厳のある巨大な像が建てられていたが、大勢の神官が必死になってその顔を削り、ルピンの像に作り直していた。
「あの……あなた方は何をやっているんですか?」
フローラが恐る恐る問いかけると、それを指揮していた枢機卿はうるさそうに答えた。
「何をしているだって?勇者と聖戦士や王国がバカなことをしたせいで、新たなる天空王の怒りを買ってしまった!少しでもその怒りを和らげようと、彼の像を作っているんだ!」
その神官は教会の幹部だったが、まるで一介の労働者のように必死に働いていた。
「なんであんなやつのためにそこまで!」
「あんなやつだと。まてよ。貴様は……」
神官はそこで初めてフローラに気づく。
「貴様は、天空王を裏切った悪女!みな、捕らえるのだ!」
枢機卿の命令で、神官たちがいっせいに襲い掛かってくる。
フローラはなすすべもなく捕らえられるのだった。
縛り上げられたフローラは、教皇の前に引きずりだされる。
「貴様は……悪女フローラ。よくもおめおめとここにこれたものだな」
以前はまるで祖父であるかのように慈悲深い笑みを浮かべて接してくれた教皇が、まるで汚らわしいものを見るようにフローラをにらみつける。
それでもフローラは必死に弁解した。
「教皇様!ルピンが新たな天空王になったなど、嘘です。魔王の姦計に惑わされてしなりません!」
「黙るがいい!」
教皇はもっていた杖でフローラをなぐりつける。口の中が切れて、歯が何本か折れた。
「貴様は知らないのだろうな。世界になにが起きたのかを」
教皇はルピンによる教会の混乱を話す。
ある日突然黒い羽を持つ天空人たちがやってきて、今まで奴隷にしてきた地上人とのハーフを救出した。彼らは全員が転移魔法の使い手で、世界中を回って教会が行ってきた寄付の横領と人身売買をふれ回ったのだった。
「やつら「新教会」のせいで我々の権威は地に落ちた。さらに、新たなる天空王の怒りを買ったせいで、我々はこの神殿から一歩も出られなくなったのだ!外に出た神官は、天空城から落ちる天罰のいかずちに打たれて死んだ。これもすべて貴様たちのせいだ!」
教皇は理性を失ったかのように、何度も何度も杖でフローラを打ち据えた。
やがて息が切れた教皇は、フローラを見下ろしてニヤリと笑う。
「……貴様は、以前ルピンさまと恋仲だったらしいな。ならばちょうどいい」
神官たちに命令して、フローラを巨大ルピン像の足元に縛り付ける。
「……何を……なさるのですか?」
「貴様のような売女、ルピン様への生贄としか使い道があるまい。貴様をささげて、我々は新たなる天空王様へ許しを請う」
教皇の命令により、神殿内にいた神官が全員祈りをささげる。
「この愚かな女をささげます」
「どうか私たちだけはお助けください……新たなる天空王様よ」
自分を生贄にして助かろうとする神官たちを見ながら、フローラは絶望を感じていた。
「……なんていうか、醜いな。やはり教会は心底腐りきっている」
ここまでの展開を天空城から見ていた俺は、人間の浅ましさに辟易してしまう。
フローラが痛めつけられるのを見るのは爽快だが、だからといって教会関係者を救う気にはならない。やつらは勇者や聖戦士を利用して散々搾取を続けていたのだから。
「さて。やつらにトドメをさしにいくか」
俺は天空城から飛び立ち、大神殿に向かうのだった。
やっつけで作ったような俺の巨大像の足元で、フローラはひたすら神官たちに攻められている。
俺はその姿を冷たく笑いながら、神殿に降臨してやった。
「おお、我らが主よ!」
天空から降りてくる俺の姿を見た教皇が、感極まったように涙を流しながら祈りをささげている。
だけど別に俺はお前たちを部下にもったつもりはないんだけどな。
俺はひたすら祈りをささげる神官たちを無視して、フローラの前に立った。
「フローラ。大丈夫か?」
俺が優しい言葉を掛けてやると、フローラは涙を流して喜んだ。
「ルピン。助けて。痛いの。苦しいの!」
「ああ。少し待っていろ。ホーリーフレッシュ」
神殿に祭られている「癒しのオーブ」から清らかな光が出て、フローラをてらす。彼女の傷は癒されていった。
俺はロープを解き、彼女を自由にしてやる。
「ありがとう!ルピン!」
フローラは満面の笑みを浮かべて抱きついてきた。
その光景を見ていた教皇たちは動揺する。
「ル、ルピン様。どうしてそのような女を助けるのですか?その者はあなたを裏切り……」
「黙れ」
俺がジロリとにらみつけてやると、神官たちは恐れの表情を浮かべて沈黙した。
それを見たフローラは、調子にのって言い放つ。
「ルピン。こいつらに罰を与えて!あなたの恋人であるこの私を傷つけた、許しがたい奴らなのよ!」
「そうか。ならば罰を与えないとなぁ」
俺がニヤリと笑うと、フローラは勝ち誇った笑みを浮かべた。
こいつの頭の中では都合が悪い記憶が消えているようだな。いまだに俺が自分を好いているものだと舐めているんだろう。
だが、今はその勘違いを利用してやる。後から地獄をみせるためにな。
「フローラ。こいつらのことは俺に任せて、お前は勇者サマの元に戻っていろ。魔王を倒す使命があるんだからな」
俺はフローラにっ「転移石」を二つ渡した。
「うん。こいつらに罰を与えたら、ルピンもすぐに来てね!」
「ああ」
俺が頷くと、フローラは微笑ながら消えていった。
あまりの事態に呆然としている教皇たちに向き直ると、俺は冷たい声で告げた。
「貴様たちは天空城の僕を名乗りながら、民から不当な搾取を続け、不幸な子供たちを奴隷にし、勇者たちを甘やかし、俺に無礼を働いた。断じて許してはおけぬ」
「そ、それは誤解です。一部の不心得者の神官がいたのは事実ですが、大部分の神官は人々を救うため力を尽くしております」
教皇が地面に頭をこすりつけながら弁解する。それを聞いて俺は苦笑した。
「よくもまあ抜け抜けと。まじめな神官たちを下っ端として据え置き、奴隷売買や治療魔法による高額な布施の要求で財を成した神官を幹部として出世させておいたくせに。貴様たちには天罰を与えよう。「癒しのオーブ」よ!やつらを腐らせよ!」
そ設置されている「癒しのオーブ」に手を触れると、オーブから黒い光が飛び散った。
「な、なんだ!急に息が苦しくなって………げほっ」
「体中が痛い!」
その黒い光に当たったとたん、神官たちにすさまじい苦痛がおそいかかる。
「お前たちの体は、あらゆる病に感染した。今まで治療魔法をもて遊んだ罪だ。苦しみながら死んでいけ」
「そ、そんな……お助けください」
教皇をはじめとする神官たちが救いをもとめて手を差し伸べるも、俺は冷たく払いのける。
それを見届けて、外で説教していた黒い翼を持つ少女を神殿に招きいれた。
「お前が新たな教皇となり、治療魔法を管理せよ。まじめな神官にだけ、新たに治療魔法の契約を施すがいい」
「承りました。わが主よ」
黒い翼の少女はうやうやしく頭を下げる。
この日、世界から治療魔法が消えるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる