50 / 61
本編
51話 鳴海美弥妃のその後
しおりを挟む
「育て上げることはできない。この言葉僕、忘れてないから。なんでそんなこといきなり言ってきたかも知ってるから。もう母さんの元には二度と戻らないし顔も見せないから。」
そういうとマコトは部屋を出て行った。
「まっ、待ちなさい!マコト!どこに行くつもりなの!本当にお母さんを見捨てるの!?マコト!帰ってきなさい!マコト!」
と叫ぶが無情にも扉は閉まり、部屋には私と刑事との2人きりとなった。…いや正確には三人だ。よく見ると部屋の隅っこの方に存在感が希薄…と言うかほぼ空気な警官が1人ぽつんと佇んでいた。
「ええっと…あなたは〇〇市に住んでいて、専業主婦やっている鳴海美弥妃さんであってますかね?あ、私刑事課の三日月と言います。」
と目の前に座った刑事が質問を投げかけてくる。
「ええ。あ、あってますが。」
「まず聞くけど、なんでこの状況になったかの説明はできますか?」
と聞いてくる。私は
「えっと…病院で入院してる息子の面会をしようとしたら、職員が居場所を隠してきたからきつい口調で詰め寄って居場所を吐かせようとしたら、警備員が来て取り押さえられて、ここに連れてこられたって言う感じですかね?」
というと、
「OK、話の大筋は合っているので良しとしましょうか。」
とだいぶ上から目線で言われ、その態度にカチンと来て
「何よ!警察か刑事かは知らないけどあんたそんなに偉いわけ!?男だから女よりも上にいて当然ってわけ?調子に乗るんじゃないわよ!この三下!政府の犬!税金泥棒!」
と叫んだ。
「なるほど、性格は息子君の言っていた通りだな。いい観察眼をしているな。」
と刑事さんは自分の手帳を見ながら書類に何か書き込んでいる。
「ちょっと三日月さん…それ、自分の仕事なんで質問の方に専念してもらっても…?」
と三日月とか言う刑事に遠慮がちに話しかける警官がいたが、
「いや、結構。というか席を外してもいいぞ。こいつは俺1人で十分だ。と言うことで、退室してもらえるか?」
と言われ一瞬、「え?でも…」と顔をしたけれど
「で、では失礼します…」
と警官は退室し、空間内は完全に2人になった。
「さっきの発言を聞く限り、反省の色は一才見えないし、息子さんの意見も信用に値するな…」
と言いながらメモをパラパラしていた。
「反省って何?私は何もしていないっての!何回も言わせないでよ。」
と苛立ちを隠さずに言うと、三日月は、
「アンタわかってんのか!?アンタには脅迫とか諸々の罪が大小含めて10は超えてるんだぞ?今の所のアンタの扱いは凶悪犯そのものなんだよ。」
「何よ!アンタ人を狂人扱いして!アンタの方が頭おかしいだろ。」
「はぁ、もう反省色ないな。もうこれはだめだ。まあ、とりあえずは勾留だな。その後の処遇は覚悟しとけ。」
と言うと三日月は扉を開けると、先ほどの警官が出てきて私の手に手錠をかけようと手を伸ばしてきた。私はその手を払い除けると
「私は何にもしていない!私がここにいる理由はない!帰る!」
と言い、一つしかない入り口に走る。空気な警官を押し退けてそのまま出て行こうとしたが、
「公務執行妨害だバカたれ。」
と言う声がしたと思ったら私の足が急にもつれ、勢いそのまま転けた。
「いった…何が…」
と強かに打ったお腹がズキズキと痛む。見ると三日月の足が少し伸びている。どうやら足を引っ掛けられたようだ。
「はぁ…本当にどうしようもない母親だな。息子さんは相当苦労してるみたいだ。」
「アンタには関係ないでしょ!どうせアンタ独身でしょ!子供を持っての苦労も知らないでしょ!そんな奴が私の行動を否定するな!」
ジタバタと暴れ抵抗をするが、三日月は無言で手錠をかけた。
「アンタの言う通り確かに俺は独身だし、一人っ子だからその“子供を持っての苦労”とやらは確かに知らない。けどな、」
と三日月は遠くを見ながら私をつれて歩き出す、
「実の息子の名前で自分の理想が通らなかったからって実の息子の名前を勝手に改竄してまで理想を押し付けるような奴が親な訳無い。これだけは言えるな。」
「え…そ、その話…どこで…」
「息子さんだよ。あなた風に言うとマコト君かな?少なくとも彼は自分の本当の名前を知っているはずだぞ。」
「う、うそ…うそよ!なんでそんなこと知っているのよ!和弘さんと別れたのはあの子が1歳ぐらいの頃だしそんな事和弘さんにだって言ってないはず…どうして…」
「さあ、それは知らないが…そんなアンタにアドバイスだ、分かり切っていることがお前には抜けている。それを自覚して治さない限り、息子さんがあなたのことを気にかけることも再び振り向くこともないぞ。」
と言われる。ショックで何も考えられない私に三日月さんは、
「いい加減大人になれ。子供はお前の思い通りになるマリオネットじゃないからな。」
と言うと、勾留所に私を入れる。
「後は頼む。」
とついてきた警官に作業を引き継ぐと、
「じゃあな。」
とどっかに消えていった。
『(ああ~だいぶクサいこと言ったな…これあれだ、後々思い出したら死ぬほど悶える奴だな…)』
と三日月は一人頭を掻く。
・一方その頃のマコト(仮称)は…
「あ、そうそう和弘さん…あの話もうしちゃっていいですかね?」
「あの話…ああ、本名のことかい?いいと思うぞ?まあ混乱は避けられんと思うけどな…」
「まあその辺は…まあどうにかしてくれるでしょう。」
「学校にはどうしているんだい?」
「名前の変更書的なものをもらっています。月曜にでも提出しますよ。」
「そうか。…長かったな。」
「ええ、本当に。ようやくここまでこれましたよ。きっかけを作ってくれた美琴と機会をくださった和弘さんには本当に頭が上がりませんよ。」
「ははは、まあ将来君が立派になったらその時にでも美味しいものを食べさせてくれたらそれでいいよ。…どうしたんだい?…うん、わかった。じゃあ用事ができたからそろそろ電話を切るよ。じゃあこれからは本当の自由を楽しんで。青い春はこれからだぞ、マコト…いや、一樹(いつき)。」
「分かりました。和弘さんもお元気で。」
そう言うと僕は電話を切りベランダの窓を開ける。夏に近づいてはいるがまだ夜は涼しい。窓からは涼しい夜風が入り込んで僕の頬を撫でた。
“これからは本当の自由”
この言葉が僕の本当に望んでいたものでゴールかもしれないし、違うのかもわからない。けど、僕はようやく、母さんの呪縛から解放されたのだ。
「ここでマコトの物語は終わる。16年間ありがとう、マコト。ゆっくり休んでほしい。ここからは僕の物語だ。」
そう言うと僕はスマホを立ち上げる。7月10日、僕の誕生日。この日から新たな物語が始まる。ここからはマコトの物語ではない。一樹の物語だ。
そういうとマコトは部屋を出て行った。
「まっ、待ちなさい!マコト!どこに行くつもりなの!本当にお母さんを見捨てるの!?マコト!帰ってきなさい!マコト!」
と叫ぶが無情にも扉は閉まり、部屋には私と刑事との2人きりとなった。…いや正確には三人だ。よく見ると部屋の隅っこの方に存在感が希薄…と言うかほぼ空気な警官が1人ぽつんと佇んでいた。
「ええっと…あなたは〇〇市に住んでいて、専業主婦やっている鳴海美弥妃さんであってますかね?あ、私刑事課の三日月と言います。」
と目の前に座った刑事が質問を投げかけてくる。
「ええ。あ、あってますが。」
「まず聞くけど、なんでこの状況になったかの説明はできますか?」
と聞いてくる。私は
「えっと…病院で入院してる息子の面会をしようとしたら、職員が居場所を隠してきたからきつい口調で詰め寄って居場所を吐かせようとしたら、警備員が来て取り押さえられて、ここに連れてこられたって言う感じですかね?」
というと、
「OK、話の大筋は合っているので良しとしましょうか。」
とだいぶ上から目線で言われ、その態度にカチンと来て
「何よ!警察か刑事かは知らないけどあんたそんなに偉いわけ!?男だから女よりも上にいて当然ってわけ?調子に乗るんじゃないわよ!この三下!政府の犬!税金泥棒!」
と叫んだ。
「なるほど、性格は息子君の言っていた通りだな。いい観察眼をしているな。」
と刑事さんは自分の手帳を見ながら書類に何か書き込んでいる。
「ちょっと三日月さん…それ、自分の仕事なんで質問の方に専念してもらっても…?」
と三日月とか言う刑事に遠慮がちに話しかける警官がいたが、
「いや、結構。というか席を外してもいいぞ。こいつは俺1人で十分だ。と言うことで、退室してもらえるか?」
と言われ一瞬、「え?でも…」と顔をしたけれど
「で、では失礼します…」
と警官は退室し、空間内は完全に2人になった。
「さっきの発言を聞く限り、反省の色は一才見えないし、息子さんの意見も信用に値するな…」
と言いながらメモをパラパラしていた。
「反省って何?私は何もしていないっての!何回も言わせないでよ。」
と苛立ちを隠さずに言うと、三日月は、
「アンタわかってんのか!?アンタには脅迫とか諸々の罪が大小含めて10は超えてるんだぞ?今の所のアンタの扱いは凶悪犯そのものなんだよ。」
「何よ!アンタ人を狂人扱いして!アンタの方が頭おかしいだろ。」
「はぁ、もう反省色ないな。もうこれはだめだ。まあ、とりあえずは勾留だな。その後の処遇は覚悟しとけ。」
と言うと三日月は扉を開けると、先ほどの警官が出てきて私の手に手錠をかけようと手を伸ばしてきた。私はその手を払い除けると
「私は何にもしていない!私がここにいる理由はない!帰る!」
と言い、一つしかない入り口に走る。空気な警官を押し退けてそのまま出て行こうとしたが、
「公務執行妨害だバカたれ。」
と言う声がしたと思ったら私の足が急にもつれ、勢いそのまま転けた。
「いった…何が…」
と強かに打ったお腹がズキズキと痛む。見ると三日月の足が少し伸びている。どうやら足を引っ掛けられたようだ。
「はぁ…本当にどうしようもない母親だな。息子さんは相当苦労してるみたいだ。」
「アンタには関係ないでしょ!どうせアンタ独身でしょ!子供を持っての苦労も知らないでしょ!そんな奴が私の行動を否定するな!」
ジタバタと暴れ抵抗をするが、三日月は無言で手錠をかけた。
「アンタの言う通り確かに俺は独身だし、一人っ子だからその“子供を持っての苦労”とやらは確かに知らない。けどな、」
と三日月は遠くを見ながら私をつれて歩き出す、
「実の息子の名前で自分の理想が通らなかったからって実の息子の名前を勝手に改竄してまで理想を押し付けるような奴が親な訳無い。これだけは言えるな。」
「え…そ、その話…どこで…」
「息子さんだよ。あなた風に言うとマコト君かな?少なくとも彼は自分の本当の名前を知っているはずだぞ。」
「う、うそ…うそよ!なんでそんなこと知っているのよ!和弘さんと別れたのはあの子が1歳ぐらいの頃だしそんな事和弘さんにだって言ってないはず…どうして…」
「さあ、それは知らないが…そんなアンタにアドバイスだ、分かり切っていることがお前には抜けている。それを自覚して治さない限り、息子さんがあなたのことを気にかけることも再び振り向くこともないぞ。」
と言われる。ショックで何も考えられない私に三日月さんは、
「いい加減大人になれ。子供はお前の思い通りになるマリオネットじゃないからな。」
と言うと、勾留所に私を入れる。
「後は頼む。」
とついてきた警官に作業を引き継ぐと、
「じゃあな。」
とどっかに消えていった。
『(ああ~だいぶクサいこと言ったな…これあれだ、後々思い出したら死ぬほど悶える奴だな…)』
と三日月は一人頭を掻く。
・一方その頃のマコト(仮称)は…
「あ、そうそう和弘さん…あの話もうしちゃっていいですかね?」
「あの話…ああ、本名のことかい?いいと思うぞ?まあ混乱は避けられんと思うけどな…」
「まあその辺は…まあどうにかしてくれるでしょう。」
「学校にはどうしているんだい?」
「名前の変更書的なものをもらっています。月曜にでも提出しますよ。」
「そうか。…長かったな。」
「ええ、本当に。ようやくここまでこれましたよ。きっかけを作ってくれた美琴と機会をくださった和弘さんには本当に頭が上がりませんよ。」
「ははは、まあ将来君が立派になったらその時にでも美味しいものを食べさせてくれたらそれでいいよ。…どうしたんだい?…うん、わかった。じゃあ用事ができたからそろそろ電話を切るよ。じゃあこれからは本当の自由を楽しんで。青い春はこれからだぞ、マコト…いや、一樹(いつき)。」
「分かりました。和弘さんもお元気で。」
そう言うと僕は電話を切りベランダの窓を開ける。夏に近づいてはいるがまだ夜は涼しい。窓からは涼しい夜風が入り込んで僕の頬を撫でた。
“これからは本当の自由”
この言葉が僕の本当に望んでいたものでゴールかもしれないし、違うのかもわからない。けど、僕はようやく、母さんの呪縛から解放されたのだ。
「ここでマコトの物語は終わる。16年間ありがとう、マコト。ゆっくり休んでほしい。ここからは僕の物語だ。」
そう言うと僕はスマホを立ち上げる。7月10日、僕の誕生日。この日から新たな物語が始まる。ここからはマコトの物語ではない。一樹の物語だ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
【完結】体目的でもいいですか?
ユユ
恋愛
王太子殿下の婚約者候補だったルーナは
冤罪をかけられて断罪された。
顔に火傷を負った狂乱の戦士に
嫁がされることになった。
ルーナは内向的な令嬢だった。
冤罪という声も届かず罪人のように嫁ぎ先へ。
だが、護送中に巨大な熊に襲われ 馬車が暴走。
ルーナは瀕死の重症を負った。
というか一度死んだ。
神の悪戯か、日本で死んだ私がルーナとなって蘇った。
* 作り話です
* 完結保証付きです
* R18
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる