2 / 32
プロローグ〜開幕〜
第一話
しおりを挟む
____来たる12月某日。
天狗界に神が集った。
僧正坊が座す黒御殿に、天道の末端から大神までが貢物を持ち寄り、彼の者の前に捧げた。
「本年中もひとかたならぬご厚情を賜れましたこと、御礼申し上げますとともに、新年も変わらぬお付き合いのほどをお願い致したく、馳せ参じました。僧正坊様、並びに天狗界の皆々様に於かれましては、来年度も幸多き年となりますこと、天道一同、心よりお祈り申し上げます」
全神々を従え、鎮座する僧正坊を前に仰々しく挨拶するのは、現天道筆頭の天照大神。
「うむ。神々も息災のようで何よりじゃ。今後とも我ら天狗界をよろしく頼むぞ」
御殿内最大の広さを持つ最上階にある大宴の間。その部屋の上座で優雅に扇子を仰ぎながら肘掛けにもたれ、僧正坊は例年いつもの言葉を返した。
「堅い挨拶は終いじゃ。早速、此度の神議の余興を始めようではないか」
隣に控えていた側近に目線をやると、会場の入り口から多くの天狗達が、神々の前に大量の馳走と酒樽を担ぎやってきた。
毎度見る光景とは言え、宴好きな神々の顔からは自然と笑みが溢れている。
「お心遣いに感謝いたします。皆も喜びましょう」
合同神議初日。今宵は、神議前夜祭にあたる懇親会である。
酒と肴を持ち寄って、天狗と神が一夜中飲み明かす酒盛りの日。同じ階級の者同士で酒を汲み合い、便宜上、神狗の絆を深めることを名目とした宴だ。
しかし……
「僧正坊様、おかわりを」
「次は私めが」
「うむ、良きにはからえ!」
宴が始まってすぐ後、僧正坊の周りを酒瓶を持った女神が囲んだ。
酒と女好きで有名な僧正坊への計らいとして、天照本人が予め用意していたのである。
この宴の裏主訴は、僧正坊の太鼓持ち。
天照の賄賂により、僧正坊の機嫌はすっかり上々となった。機嫌を損なわないよう細心の注意を払いながら、天照は彼から情報の聞き出しを目論む。
「僧正坊様」
「ん? なんじゃ、天照」
「明日の神議に挙げる議題を拝見させて頂きました。我ら天道にご配慮頂きましたこと、感謝申し上げます」
「うむ」
「ところで、前回も議題に上がっておりました『百足』について、何か変わりはありましたか?」
『百足』とは、6年前に突如として天狗界に現れた正体不明の怪物である。
天狗でも、妖でも、況してや神でもない存在で、10本の手足を生やした女郎蜘蛛のような化物。女の顔をしているが、個体によって手足の比率や、顔の数などに一貫性がない。
彼らは天狗に興味を示さないが、神を喰らう。加えて、天狗や神の力を持ってしても倒すことは不可能で、未だ攻略方法は判明していない。年々緩やかに増殖しており、対策が急務とされてはいるものの、手の施しようがないのが現状である。
「ああ、百足か。また増殖した以外に2年前と何も変わらぬ」
「前回の神議では封印の話が出ていましたが……」
「試みたが依代の鳥居を壊して這い出てきおった。意味はない」
「そう、でしたか……」
『百足』の存在は天照にとって、天狗界と天道との親善においてまさに癌だった。
天狗を喰わず、神を襲う、正体不明の化け物。顔があっても言葉を発することはなく、意思疎通が不可能。正直、天狗の新種の傭兵ではないかと天照は疑っている。
「そう肩を落とすな。対策はちゃんと考えておる。おい、あいつを呼べ」
天照大御神の前に側近に連れて来させたのは、とある山の神であった。
「拝謁賜り、光栄に思います」
「この者は?」
「山の神じゃ。実はここ数年、主には内密に百足の始末はこの者に一任してみたのだ」
自然に司る神には、子どもの容姿をした者が多い。この神も例外ではなく、10過ぎくらいの幼い見た目をしていた。
「奈桐山の神 天野と申します」
「天野と言えば、確か神使が」
「はい。天照大御神様の弟君、素戔嗚尊様と懇意にさせていただいております」
「百足の件は、目処が立っているのか?」
「はい。抜かりはありません。僧正坊様からの依頼を直接受けた私の知人が、始末を担っております」
「知人?」
「我が山に巣食う、妖たちにございます」
『妖』
それは、付喪神に定義する。人間界で使われていた物に魂が宿り、能力を持った物の怪たちのことである。
神と妖が繋がることは、特に珍しい話ではない。むしろ、気に入った妖を神使とする神も少なくない。
「妖なら以前使ったことがあるぞ。効果はなかったと思うが?」
「恐らく、その妖は持たざる者だったのでは?」
「『持たざる者』じゃと?」
「同じ妖でも有効打の者とそうでない者がいます。いくら強い妖でも太刀打ちできない者もいれば、後衛特化した妖の平手が効く場合もございます。僭越ながら、百足にとって餌となる神と契約をしている妖は戦力になりません」
「では、其方が用意した妖は……」
「全員が、『野良』でございます」
それは、素性知れぬ、神と契約されていない妖達への一任。万一何かあれば、この山神の首が飛ぶことはもちろんのこと、天道の威信に関わり兼ねない綱渡り。それを僧正坊は、天照に黙って一介の神と契約を取り交わしていた。しかも、悪びれもなく平然とその秘密を打ち明ける。
今に始まったことではないとは言え、僧正坊のその無神経さに、天照は内心腹立たしく思っていた。
「野良とは言え、心配はご無用。腕は確かです」
「その中で、太刀打ち可能な者は?」
「全員で3人」
天照としては天道の立場が劣勢になることは避けたいところ。
……だが、上手く妖達を御すことができれば、僧正坊に恩を売ることができるのもまた事実。
「まあ、そう探るな。こやつの知人は私も知っておる。個人的な付き合いもある。野良とは言え、天照が案ずるようなことはない」
「彼らにも私の方から、なるたけ神々や天狗の者との接触は避けるよう伝えてあります故」
僧正坊公認なのであれば、リスクはあれど事が起こったとしても、この神とその神使を捨て置く方向で妥協させれば良い。今回は野良であったのが功を奏した。僧正坊が自ら保証してくれたのだから、天道への非は最小限で済ませやすいはず。
「僧正坊様がそう仰るのであれば、そのように……」
天狗界に神が集った。
僧正坊が座す黒御殿に、天道の末端から大神までが貢物を持ち寄り、彼の者の前に捧げた。
「本年中もひとかたならぬご厚情を賜れましたこと、御礼申し上げますとともに、新年も変わらぬお付き合いのほどをお願い致したく、馳せ参じました。僧正坊様、並びに天狗界の皆々様に於かれましては、来年度も幸多き年となりますこと、天道一同、心よりお祈り申し上げます」
全神々を従え、鎮座する僧正坊を前に仰々しく挨拶するのは、現天道筆頭の天照大神。
「うむ。神々も息災のようで何よりじゃ。今後とも我ら天狗界をよろしく頼むぞ」
御殿内最大の広さを持つ最上階にある大宴の間。その部屋の上座で優雅に扇子を仰ぎながら肘掛けにもたれ、僧正坊は例年いつもの言葉を返した。
「堅い挨拶は終いじゃ。早速、此度の神議の余興を始めようではないか」
隣に控えていた側近に目線をやると、会場の入り口から多くの天狗達が、神々の前に大量の馳走と酒樽を担ぎやってきた。
毎度見る光景とは言え、宴好きな神々の顔からは自然と笑みが溢れている。
「お心遣いに感謝いたします。皆も喜びましょう」
合同神議初日。今宵は、神議前夜祭にあたる懇親会である。
酒と肴を持ち寄って、天狗と神が一夜中飲み明かす酒盛りの日。同じ階級の者同士で酒を汲み合い、便宜上、神狗の絆を深めることを名目とした宴だ。
しかし……
「僧正坊様、おかわりを」
「次は私めが」
「うむ、良きにはからえ!」
宴が始まってすぐ後、僧正坊の周りを酒瓶を持った女神が囲んだ。
酒と女好きで有名な僧正坊への計らいとして、天照本人が予め用意していたのである。
この宴の裏主訴は、僧正坊の太鼓持ち。
天照の賄賂により、僧正坊の機嫌はすっかり上々となった。機嫌を損なわないよう細心の注意を払いながら、天照は彼から情報の聞き出しを目論む。
「僧正坊様」
「ん? なんじゃ、天照」
「明日の神議に挙げる議題を拝見させて頂きました。我ら天道にご配慮頂きましたこと、感謝申し上げます」
「うむ」
「ところで、前回も議題に上がっておりました『百足』について、何か変わりはありましたか?」
『百足』とは、6年前に突如として天狗界に現れた正体不明の怪物である。
天狗でも、妖でも、況してや神でもない存在で、10本の手足を生やした女郎蜘蛛のような化物。女の顔をしているが、個体によって手足の比率や、顔の数などに一貫性がない。
彼らは天狗に興味を示さないが、神を喰らう。加えて、天狗や神の力を持ってしても倒すことは不可能で、未だ攻略方法は判明していない。年々緩やかに増殖しており、対策が急務とされてはいるものの、手の施しようがないのが現状である。
「ああ、百足か。また増殖した以外に2年前と何も変わらぬ」
「前回の神議では封印の話が出ていましたが……」
「試みたが依代の鳥居を壊して這い出てきおった。意味はない」
「そう、でしたか……」
『百足』の存在は天照にとって、天狗界と天道との親善においてまさに癌だった。
天狗を喰わず、神を襲う、正体不明の化け物。顔があっても言葉を発することはなく、意思疎通が不可能。正直、天狗の新種の傭兵ではないかと天照は疑っている。
「そう肩を落とすな。対策はちゃんと考えておる。おい、あいつを呼べ」
天照大御神の前に側近に連れて来させたのは、とある山の神であった。
「拝謁賜り、光栄に思います」
「この者は?」
「山の神じゃ。実はここ数年、主には内密に百足の始末はこの者に一任してみたのだ」
自然に司る神には、子どもの容姿をした者が多い。この神も例外ではなく、10過ぎくらいの幼い見た目をしていた。
「奈桐山の神 天野と申します」
「天野と言えば、確か神使が」
「はい。天照大御神様の弟君、素戔嗚尊様と懇意にさせていただいております」
「百足の件は、目処が立っているのか?」
「はい。抜かりはありません。僧正坊様からの依頼を直接受けた私の知人が、始末を担っております」
「知人?」
「我が山に巣食う、妖たちにございます」
『妖』
それは、付喪神に定義する。人間界で使われていた物に魂が宿り、能力を持った物の怪たちのことである。
神と妖が繋がることは、特に珍しい話ではない。むしろ、気に入った妖を神使とする神も少なくない。
「妖なら以前使ったことがあるぞ。効果はなかったと思うが?」
「恐らく、その妖は持たざる者だったのでは?」
「『持たざる者』じゃと?」
「同じ妖でも有効打の者とそうでない者がいます。いくら強い妖でも太刀打ちできない者もいれば、後衛特化した妖の平手が効く場合もございます。僭越ながら、百足にとって餌となる神と契約をしている妖は戦力になりません」
「では、其方が用意した妖は……」
「全員が、『野良』でございます」
それは、素性知れぬ、神と契約されていない妖達への一任。万一何かあれば、この山神の首が飛ぶことはもちろんのこと、天道の威信に関わり兼ねない綱渡り。それを僧正坊は、天照に黙って一介の神と契約を取り交わしていた。しかも、悪びれもなく平然とその秘密を打ち明ける。
今に始まったことではないとは言え、僧正坊のその無神経さに、天照は内心腹立たしく思っていた。
「野良とは言え、心配はご無用。腕は確かです」
「その中で、太刀打ち可能な者は?」
「全員で3人」
天照としては天道の立場が劣勢になることは避けたいところ。
……だが、上手く妖達を御すことができれば、僧正坊に恩を売ることができるのもまた事実。
「まあ、そう探るな。こやつの知人は私も知っておる。個人的な付き合いもある。野良とは言え、天照が案ずるようなことはない」
「彼らにも私の方から、なるたけ神々や天狗の者との接触は避けるよう伝えてあります故」
僧正坊公認なのであれば、リスクはあれど事が起こったとしても、この神とその神使を捨て置く方向で妥協させれば良い。今回は野良であったのが功を奏した。僧正坊が自ら保証してくれたのだから、天道への非は最小限で済ませやすいはず。
「僧正坊様がそう仰るのであれば、そのように……」
0
あなたにおすすめの小説
二十五時の来訪者
木野もくば
ライト文芸
とある田舎町で会社員をしているカヤコは、深夜に聞こえる鳥のさえずりで目を覚ましてしまいます。
独特でおもしろい鳴き声が気になりベランダから外を眺めていると、ちょっとしたハプニングからの出会いがあって……。
夏が訪れる少し前の季節のなか、深夜一時からの時間がつむぐ、ほんのひと時の物語です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる