22 / 107
原作開始前:迷宮編
22:増えるとうれしい
しおりを挟む「あ~。最初から確認させてもらってもいいか?」
「「いいよ。」」
混乱しまくっていたオリアナさんを何とか落ち着かせた後。
彼女に色々と説明を行ったのだが、ちょっとまだ飲み込むのには時間がかかるご様子。アユティナ様と一緒に頷きながら了承の意を彼女に伝える。あ、ちなみにアユティナ様は敬語あんま好きじゃない神なので、オリアナさんにも『タメ語でオナシャス』って言ってました! 信者でもない人に敬われるのくすぐったいんだって! かわいぃ!
いや可愛いというよりも美しいか? 私が知る神はミニキャラサイズだったけど、今のアユティナ様私よりも身長高いし……、大人って感じ。いや確かに中性的な見た目されてますけどやっぱ神なのか、全身が芸術品というか、全世界の表現者たちが追い求めた肉体がそこにある、っていうか……。
あ、話に集中しなさい? あいさー!
「まず、あんた……。貴方様が3000年前にこの大陸にいた神様で。」
「せやで。あと呼び捨てでもええで。」
「んで、あんたが、3000年振りの信者で使徒?」
「やでやで。ティアラちゃん実質一人やで。」
「……10年後に起きる大陸が崩壊するかもしれない事案に対処しつつ、王国と帝国の女神をぶっ殺すために動いてる?」
あ、それはこのティアラちゃんの目標ね。
アユティナ様のスタンスは『あのクソ女神どもは顔合わしたらぶっ殺す自信があるけど、それを信仰する子たちはまた別だし……。というか信仰の強要してくる神ってクソじゃない? そのあたりは自由でいいよ。もちろん私を信仰してくれるのならウェルカムだけど。』というもの。
神の権能的に、私たちの進化や成長の機会に成り得るモノの排除はできない。それに人の自由意思を大事にしてくださっているから神から口出すことも少ない。でもやっぱ心配だからお話とか支援はさせてね? っていう神様だ。
だからそこらへんの『世界の危機』とかの案件は、私たちが頑張ってやらなきゃいけないことなのよね。ある意味私たちが乗り越えるべき“成長”イベントみたいなものだし。だから私が余生を楽しむためにこの世界を救って、ついで世界滅亡の原因であるクソ女神どもをぶっ殺して、アユティナ様にその首を捧げる。
それがティアラちゃんの目標なのだ。今なら銀のお盆にクソ女神二人の生首乗せて素敵なダンスが踊れる気がするぜ……!
「なるほど、な。少し前なら不敬すぎて狂っちまいそうな話だが……。今なら好感が持てる。あれだけ信心深かった奴に救いの手を伸ばさなかったってことは、アユティナ様が居なかった3000年間、ずっとそういう奴らがいたってことだろ?」
「だね。あのアバズレどもの人へのスタンスは変わってないよ。神である事に胡坐をかいてるタイプ。ティアラちゃん詳しい。」
「まぁ助けてあげた私のこと後ろから刺してくるようなやつだもんな……。」
王国のクソ女神も、帝国のクソ女神も、二人とも信者たちのことを自分の養分程度にしか思っていない。早い話が養豚場のブタだ。自分たちで勝手に増えてくれる都合のいい食料。その中で気に入った子をペットとかにしてちょっとだけ楽しむ、みたいなのがあいつら。
原作でもクソエピソードたっぷりだったもんね……。
「……まぁそんな話聞かされて、こんなもの見せられれば信じねぇわけにはいかねぇよな。……いいぜ、協力してやる。」
「ほんと!?」
「だがあのクソ女神をぶっ殺すときは私も参加させろ。せめて一発ぶん殴ってやらねぇと気が済まねぇ。」
え、それだけでいいの!? ならいくらでもいいよ! というかあいつHPクソ多いから囲んで殴るのが定石だし! むしろ一緒に殴ってほしい感じです! ……あ、もちろんさっき言ってた7年後の復讐タイムも絶対ご用意しちゃいますからね!
「あ、そうだ。アユティナ様、復讐とか教義的に大丈夫です?」
「そうねぇ……。まぁ別に私復讐禁じてるわけじゃないからそういう意味ではOKなんだけどさ。聞いた感じ人様に迷惑しかかけてないし、自由ではあるんだけど……。ほら私“進化と成長”の神様でしょう? 復讐して燃え尽き症候群になっちゃうのならあんましてほしくないな、とは思う。まだまだオリアナさん人生残ってるんだからさ。たっくさん思い出話用意してあっち行かないと怒られちゃうと思うよ? 部外者の私が言うのもなんだけど。」
「…………そう、かもな。」
ちょっとだけ顔を曇らせながらそういうオリアナさん。
……およ? どうしたんですか我が神。急に念話でのお話なんて。え? オリアナさんこのままだと復讐終わった後に死んじゃう可能性あるから頑張ってこの世に未練残しまくれ? おぅ、そんなことならいくらでもやりまっせ! 今後も色々手伝ってもらおうと思ってたし、やらせてもらいますとも!
「……よし、じゃあなんだ? 私はお前さんを信仰すればいいのかい? どうせ王国の神も帝国の神にも飽き飽きしてたんだ。いい機会だろうよ。」
「「ほんと! やったー!」」
「……なんか儀式とかやんねぇのか?」
ぎし、き?
「……アユティナ様?」
「ないぞ。宣言したもん勝ち。」
昔はそれっぽいのあったらしいけど、今は失伝してるとのこと。アユティナ様的には私たち信者がやりたいのなら好きにしてもらって構わないみたいなんだけど、別にそういうのしてほしいとかないみたい。実質的に信者のトップである使徒ことティアラちゃんから特に希望がない場合、宣言したらそれで終わりのご様子。
……騎士の任命みたいなこと一瞬思いついたけど、目の前に神様いるわけだし、もういいかな?
「じゃあそういうことで、オリアナさん信者ね!」
「「いえーい! ふえたー!!!」」
アユティナ様! ハイタッチしましょ! いえーい!
「…………早まったか?」
早まった!? 絶対そんなことありませんて! あのクソ女神はほんとに信者に何もしないけど、アユティナ様は色々してくれるよ! ほんとに! すっごいんだから! 私なんて【オリンディクス】ちゃんもらったんだよ! すごいよ、強いよ、かっこいいよ~!
あ、そうだアユティナ様! オリアナさんにも何か出していただいても!?
「ん? まぁ確かに信者になってくれたお礼はしなきゃね。と言ってもティアラちゃん最初だったから色々サービスしてるし、同じようにはできないけど……。やっぱオリアナちんも戦士だし武器の方がいい? アダマントの武器ぐらいしか出せないけど。」
そういいながらコモン武器最上級の【アダマントの槍】を何処かから取り出してくるアユティナ様。攻撃力+10の強めの槍だ。ラスボス直前の鍛冶屋さんとかで手に入る武器だけど、これでも数を揃えればラスボス相手に十分に戦えるいい武器ね。まぁ+20の【オリンディクス】には劣るけど。
良かったねオリアナさん!
「……あの、一応言っとくがコレ宝物庫とかに納められる国宝級だぞ? 私が持ってたら明らかにおかしい奴だぞ?」
「え、そなの? ティアラちゃんお店で買えるって言ってたけど。」
「いやないないない! アダマントだぞ!? どれだけ貴重なのか解ってる!? 王族ですらミスリル級の武器貴重過ぎて普段使いできないんだぞ!」
あ、ちなみにコモン武器の階級は“銅<鉄<鋼<ミスリル<アダマント”、ね? 言われてみれば確かに、鍛冶屋さん寄った時も鋼系の武器すら見なかったような……。
「あのな、アダマントって言ったらな? 年に握りこぶし分の重さ産出できればいいレベルの貴重な鉱石なんだぞ? 国が全部管理してて、武器も作ってはいるらしいが国王ぐらいのレベルじゃなきゃ使えないような代物だぞ? んなもん私が使ってたら明らかに問題だろうが!?」
「へ~、そうなんだ。」
(ねぇねぇティアラちゃん。そこらへんゲームとこの世界との違いっぽいね。)
(ですねぇ~。まぁゲームだとある程度のストレスフリーは重要になってきますしね。)
つまりあれだな? 実際の神話とかだとミスリルとかヒヒイロカネとかクソ貴重な金属だけど、オンラインゲームとかだとインフレが激しすぎて雑魚鉱石みたいになってるアレ。まぁそれとはちと違うだろうけど、とりあえずそのあたりがゲームと現実の違いってところは把握した。
「正直一般人どころか兵士ですら【鋼の槍】持ってないからな? そのあたり気を付けろよほんと。」
「はーい!」
「……ほんとに解ってるのかお前。」
◇◆◇◆◇
「あ、そうだアユティナ様。オリアナさんに説明がてら色々目標立て直したいんだけど……。ここ使ってもいい?」
「ん? あぁ別にいいよ。あとちょっと待って。実家からもらってきた茶菓子がここら辺に……。」
「「いやマジでお構いなく。」」
オリアナさんと一緒にお茶どころかお菓子まで出してくださりそうになった神を押しとどめる。いきなり押しかけちゃったようなものなのに、お菓子まで頂いたらもう信者としてのメンツが丸つぶれになっちゃうから……! というか神様がそんなに優しくしたら、私勘違いしちゃうぞ!
「……それで。あ~、嬢ちゃん。目標の立て直しって?」
「オリアナさんの復讐を手伝うことになったでしょ? それ含めて色々考え直した方がいいかなって。」
時間は限られているが、10年もの準備期間がある。だからレベリングや資金稼ぎに時間がかかる以上、細かい所はこの二つを熟しながら考えようと思ってたんだけど……、ちょっとそれじゃダメかなって。
私一人で好き勝手行動するならこれでよかったのかもしれないが、オリアナさんも付き合わせるとなると明確な目標&計画。しっかりとしたチャートを組んで、色々と共有しておいた方がいいんじゃないかって思ったの。ほら最終的な目標は『クソ女神ぶっ殺して世界を救う』だけどさ? それ以外オリアナさん何にも解ってないじゃん?
「まぁそうだな。7年後に復讐の機会があって、10年後にお前さんが本格的に動き始めるってことぐらいしか知らねぇ。」
「簡単に言うと大体10年後に王国と帝国が『君が死ぬまで殴るのをやめない!』戦争を始めるの。んで腐敗がより進行した王国が普通に負けるから、それを助ける感じ。」
「なるほど……。」
オリアナさんは元々王国の将兵だった人だ。現体制に対しては『死に晒せ』とか思ってそうだけど、国自体にはあまり悪いようには思ってないのだろう。『王国守りますぜ』という話に強い興味を示しているように思える。
ま、正確に言うと主人公であるウィレム君や、ヒロインのイザベルちゃんが動き始めるのがそのぐらい、って感じね。
「んで、私の知る未来だと王国軍がクソで役に立たないし、今の五大臣クソ過ぎて内通しかしてないから『俺らで国守るぞ!』って言う貴族連合。通称『連合軍』が設立されるんだけど……。まぁ大体の確率でそこに合流する感じかな? 動き次第では帝国側に付かなきゃなんないこともあるけど。」
「……戦争は政治、ってやつか?」
「そ。勝ち過ぎたらダメなのよ。」
王国側がチートみたいに勝ち過ぎれば帝国側も『あ、ならウチの女神の力で強化された軍団出しますね?』とか『いいもん! ならこっちは王国民改造してバケモノにするもん!』とか、まぁ色々ヤバいことし始めるのだ。あと王宮で利敵行為してる五大臣たちが連合軍側について、処分できないってことにもなり得るからそのあたりは適宜状況判断しなくちゃいけない。
「ま、早い話戦争に参入していかなきゃいけないわけだから、私個人の力もそうだけど、ある程度自由に動かせる兵が必要なの。ちょっと前まではどっかの傭兵を年単位で押さえて私の私兵化してしまおうとか考えてたんだけど……。オリアナさんの伝手とか使えたりする?」
この人は王国で百人隊長をしていた人だ、今は退職して一般人だけどそのあたりの伝手はある程度残っているはず。彼女が『信頼できる』人であれば可能な限りスカウトしておきたいのが本音だ。
「そうだな……、まぁ不可能ではないと思う。だがあいつらにも生活が懸かってるし、家族もいる。下手に引き抜くと国を敵に回す行為だと判断される可能性もある、期待しすぎない方がいいと思うぞ。」
「まぁだよね。けど可能性があるのは大収穫。」
じゃあ基本は傭兵を雇い入れる方針で、可能ならそっちを頼る感じで行こう。
「んで、ある程度の私兵軍団を作っておきたいんだけど。そのタイムリミットが大体今から7年後。オリアナさんの復讐のタイミング。私たち個人で動くよりは、何かしらの団体で動いた方がいいと思うのよね。それにあのクソ大臣も少数とはいえある程度の手勢は率いてるだろうし。」
あと、その時点で私の能力もある程度完成させておきたい。10年後に戦争が始まるのは確かだけど、連合軍に参加するにしても、帝国に参加するにしても、ある程度の自由裁量権が必要だ。主人公たちのサポート、フラグ管理をしなきゃいけないからね? となるとあらかじめある程度の名声を稼いで置く必要があると考えている。
実力が認められていて、実績もある。そうすればいきなり『最前線行ってきて♡ 拒否権なんかねぇよ♡』みたいなことにはならないはずだ。
というわけで、タイムリミットは7年。
「それまでに強くなって、金稼いで、傭兵雇って。」
「私はお前に戦い方と部隊運用を教え、ついでに王都とのコネを作っておく、ってことか。」
「そゆこと。……ま、よろしくね、師匠。」
「…………あぁ、いいだろう。ちゃんと生き残れるように鍛えてやるよ。だが、私の指導は厳しいぞ?」
わぁ。頼もし。あ、もちろん指導と並行してダンジョンをゴリゴリ攻略していくからその辺オナシャス! 今どれだけ探索が進んでるかわかんないけど、二人で頑張って全クリ目指しましょうね! 100階層近くあるけどまぁアユティナ様の信者になった今そんなの余裕だって! あはー! ……まぁゲーム換算なら二人で行けて50階層程度が限界な気がするけど。
ま、地道に頑張っていきますか!
……というかアユティナ様。さっきから空間に手を突っ込んでましたけど何してるんです?
「あ。カステラあった。ティアラちゃん~! 貰いものだけどこれ食べる? オリアナさんも~!」
「ついさっき信仰し始めたとはいえ、流石に茶を出してもらうのは悪いで「ください。」」
「……嬢ちゃん?」
「かすてら! かすてら! うぇへへへへへへ!!!!!」
「お~、よちよち。可愛いねぇ。そうそう、ティアラちゃんの“郷土菓子”のカステラだよ。いやね? 実はちょっと“ご実家”に挨拶に行ったらさ。お土産にもらってね? 食べたいでしょう? いい奴だよ~。」
「たべたい! たべたいれふ! なんでもしまふ!」
「…………いやほんとに私早まったか???」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇かすてら(ティアラ)
カステラには勝てなかったよ……。現代のかしうめぇ! というか今アユティナ様地球に行ったって(カステラおくちシュート)かすてらうま! うま! かゆうま!
〇アユティナ様
信者ふえたし、使途がわんこ化して“ちょうだいちょうだい”してきたから可愛かった。オリアナさんから全く信仰心感じられないし、形だけの信者であることも把握して受け入れている。
たぶんこの子、私にティアラちゃんが騙されてる可能性も考えて、信者になってくれたんだろうね。神への不信感が強くて、同時に騙されてる子供を見過ごせない優しい子……。あんまり話しかけて成長の機会を失わせちゃうのは惜しいからそんなにしないけど、いつでも相談に乗るからね? あとほしいものあったら言ってね♡
あ、あとティアラちゃんの指導はキツめでお願い。この子すぐ調子乗ってやらかすし、頭ちょっとアレだから……。まぁそこが可愛いんだけどね?
〇オリアナ
神のお菓子って砂糖とか卵たくさん入ってるし、ふわふわで美味いんだなぁ。これまで食べたモノの中で一番美味いわ。……でも正直色々早まった気がしてる。この神ほんとに大丈夫か? 嬢ちゃんも色々大丈夫か?
あ、あと指導キツめで? 死ななければいいぐらい? あ、了解です。
次回からは真面目にダンジョン攻略と修行していきます。
ま、それだけで終わるならLUK0じゃないですがね。
感想、評価、お気に入り登録よろしくお願いいたします。
また誤字報告いつも大変お世話になっております。
162
あなたにおすすめの小説
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
虐げられた人生に疲れたので本物の悪女に私はなります
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
伯爵家である私の家には両親を亡くして一緒に暮らす同い年の従妹のカサンドラがいる。当主である父はカサンドラばかりを溺愛し、何故か実の娘である私を虐げる。その為に母も、使用人も、屋敷に出入りする人達までもが皆私を馬鹿にし、時には罠を這って陥れ、その度に私は叱責される。どんなに自分の仕業では無いと訴えても、謝罪しても許されないなら、いっそ本当の悪女になることにした。その矢先に私の婚約者候補を名乗る人物が現れて、話は思わぬ方向へ・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる