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序章
関東中央病院制圧
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「ぼちぼちやるで...相棒!」
鳴神さんはそう言って懐から硬貨のようなものを取り出して弾き飛ばした。
するとそれはエネルギー波を放ちながら分裂し、魔法陣状の次元の穴?が出現した。彼はそこからゆっくりと出現する槍の、棘のある柄の部分を自らの手をズタズタにしながら引き抜いた。彼は苦悶の表情こそ浮かべるがどこかそれを覚悟していたような笑みを浮かべた。
「この苦行に何か意味があるのか?」と疑問に思いつつ眺めていると
「生体認証完了、二三式雷槍河内守國平、血ノ盟約ニ従イ戦闘ヲ支援シマス」槍が一人でに喋った。そのことに驚いているうちに敵の内一体が鳴神さんに迫る。
「ウスノロが...」という言葉と共に鳴神さんは姿を消し、一瞬のうちに敵の背後に現れた。いや、厳密には敵「だったもの」か、それはたちまち刃を細切りにされ、胴体は袈裟斬りされ滑り落ち、鉄屑と化した。鳴神さんの無双はまだ続く、2体目がすかさず突撃を仕掛けるが彼はそれらの攻撃を、槍を振り回して難なく全て受け流し、敵のメスを少しずつ削り取っていった。
「あーあーもったいない、自慢のメス、刃こぼれしとる、まだ俺に一撃も入れられてへんのになぁ...w
勝ち筋なんかないで、大人しく死んどき」彼はそう言って槍が刺さった敵もろとも振り回して2体目の上半身を叩き切った。
「お待たせしましたシンガリはん、間に合っとるか?死ぬ覚悟は...冥土の土産に見てけや俺の技!」構えが変わった...次の瞬間、槍は3体目に突き刺さり、電撃が走る。
「咲雷」
...止まった。体が二つに裂けそうなほどの大穴が開き、行動不能となっていた。
「赤坂、こちら鳴神、感明送れ」
「鳴神、こちら赤坂、こちらの感明よし。そちらの感明送れ。」
「赤坂、こちら鳴神、こちらの感明よし、確認終わり。暴走した手術機5機撃破、3階の制圧完了。残党の掃討に移る。送れ。」
「了解、避難経路の確保を最優先に戦闘を続行せよ、終わり。」
「...お疲れさん、気ぃつけて逃げや。正面玄関も何が起こるかわからんからなるべく早く逃げろ。」俺は彼の指示通り母を連れて病院を脱出することにした。そして一階の待合室で眠るように力尽きた。
第六話へ続く
鳴神さんはそう言って懐から硬貨のようなものを取り出して弾き飛ばした。
するとそれはエネルギー波を放ちながら分裂し、魔法陣状の次元の穴?が出現した。彼はそこからゆっくりと出現する槍の、棘のある柄の部分を自らの手をズタズタにしながら引き抜いた。彼は苦悶の表情こそ浮かべるがどこかそれを覚悟していたような笑みを浮かべた。
「この苦行に何か意味があるのか?」と疑問に思いつつ眺めていると
「生体認証完了、二三式雷槍河内守國平、血ノ盟約ニ従イ戦闘ヲ支援シマス」槍が一人でに喋った。そのことに驚いているうちに敵の内一体が鳴神さんに迫る。
「ウスノロが...」という言葉と共に鳴神さんは姿を消し、一瞬のうちに敵の背後に現れた。いや、厳密には敵「だったもの」か、それはたちまち刃を細切りにされ、胴体は袈裟斬りされ滑り落ち、鉄屑と化した。鳴神さんの無双はまだ続く、2体目がすかさず突撃を仕掛けるが彼はそれらの攻撃を、槍を振り回して難なく全て受け流し、敵のメスを少しずつ削り取っていった。
「あーあーもったいない、自慢のメス、刃こぼれしとる、まだ俺に一撃も入れられてへんのになぁ...w
勝ち筋なんかないで、大人しく死んどき」彼はそう言って槍が刺さった敵もろとも振り回して2体目の上半身を叩き切った。
「お待たせしましたシンガリはん、間に合っとるか?死ぬ覚悟は...冥土の土産に見てけや俺の技!」構えが変わった...次の瞬間、槍は3体目に突き刺さり、電撃が走る。
「咲雷」
...止まった。体が二つに裂けそうなほどの大穴が開き、行動不能となっていた。
「赤坂、こちら鳴神、感明送れ」
「鳴神、こちら赤坂、こちらの感明よし。そちらの感明送れ。」
「赤坂、こちら鳴神、こちらの感明よし、確認終わり。暴走した手術機5機撃破、3階の制圧完了。残党の掃討に移る。送れ。」
「了解、避難経路の確保を最優先に戦闘を続行せよ、終わり。」
「...お疲れさん、気ぃつけて逃げや。正面玄関も何が起こるかわからんからなるべく早く逃げろ。」俺は彼の指示通り母を連れて病院を脱出することにした。そして一階の待合室で眠るように力尽きた。
第六話へ続く
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