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隕石が落ちてからCASEユースケ②
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人間ってすごいと思う。隕石が落ちて、世界が変わっても、それはそれとしてその世界を日常として適応してしまうのだから。
まぁ3ヶ月も経てばこんなものか。相変わらず情報源はラジオの政府からの発表だけだで生活は支援物資頼りだけど、あまり不便はないもの。都会なので結構支援が優先してもらえてるからだろうか。隕石の内の1つは隣町に、落ちているので国の人もかなり訪れるし。
僕は何してるかというと妹や、近所のやつらと遊んだりしているんだけど、どいつもこいつも神の子な訳で、復興作業も、ほとんど貢献できてないし(できることはやっているから、むしろ頑張ってる方だか)遊びに関しても、なんか鬼ごっことかでもみんな、力使っちゃうからまるで敵わない。もう、足が速すぎるんだよ、どこの甲子園常連校の1番バッターだよ。小学生で自分以外の奴らがみんな、それが基準なんだぜ?バトル漫画で戦闘力のインフレについていけなくなった序盤の仲間みたいな気分だ。ぶっちゃけ、まるで楽しくないのだけど、妹は「おにーちゃんがみんなと遊ばないなら、わたしはおにーちゃんと2人で遊ぶ~」なんて言うので、流石にそれじゃあ妹が仲間はずれになって友達は兄だけとかいう寂しいことになるから、入りざるを得ない。それに、参加した以上は負けたくない、妹も見てるし‥‥‥なので、いろいろ工夫を施すことによって、鬼ごっこくらいなら、神の子相手にも、普通に遊んだりもできるようなった。たかが鬼ごっこで、創意工夫しないといけないなんて、なんの訓練だよという話なんだが、木陰に潜伏してタッチした時なんか、忍者として江戸時代なら、生きていけるんじゃないかとか思えてくる始末。その甲斐があってか、ダークホースみたいに見てくれて、雑魚すぎて仲間はずれにされるとかいうこともなかった。
多分、以前なら普通の少年ではないくらいのすごい能力なんじゃないかと思うが神の子を基準に考えると、基礎能力は低いくらいなので、普通というコンプレック解消にもならないのが残念だ。
とは言っても毎日遊んでるだけというわけでもない、復興作業の手伝いも、結構やったりしている。というより、神の子はサイコキネシスとかで、重い物もいっぺんに運べたりするので、主戦力である。妹は特に能力の力も高く、元々、困っている人はすぐ助けちゃうような子だから、1番貢献していた。本当いい子だな。神の子の力があると言っても小学1年生の少女が、働くにはかなり疲れると思う。僕も助けてやりたかったんだけど、神の子でもなんでもない僕は、妹達や大人の方に、差し入れのおにぎりを母さん達とにぎにぎするくらいしかできなかった。うーん、普通妹と立場が逆なんだけどなー。少し悔しかった。
とは言っても毎日やってると、おにぎりを作るのも結構楽しくなってくる。一生懸命に作ったのを美味しいと言って皆が食べてくれるのはなかなか嬉しいものである。今では、丸も三角も簡単に握れてしまう。お母さんも
「ユースケが、こんなに熱中するなんてはじめてね。ユースケって何をするにしても、するというよりは、こなしている感じだったから‥」
と言うくらいだ。そうこうする内に、妹達が帰ってきた。
「おにーちゃん!お母さん!ただいまー!」
そういって、今日もとびきりの笑顔を見してくれる。
「おかえり小鳥、今日もお疲れ様!頑張った小鳥のために、今日はおにぎり沢山作ったからな!丸と三角たげじゃなくて!なんと!ひし形もあるんだせ!」
‥‥うん、よくよく考えてみればひし形のおにぎりなんぞ、自慢することでもないな。
「おにーちゃんすご~い!おにーちゃんはおにぎり屋さんになれるね!」
イッヤフゥーーー!おにぎり職人になるゼーイ!
「小鳥ちゃんは、ユースケ君のことが本当に好きなんだなー!ガハハハハ!」
豪快な笑いと現れたのは、ゲンさんだ。
彼は自衛隊の人で、この辺の復興作業を仕切ってくれている。
「小鳥ちゃんには、本当毎日世話になっている!復興作業がここまで進めるのも彼女がいてこそです。それにユースケ君のおにぎりはまっこと美味い!いい子供を持ちましたなー!奥さん!」
「あら、そんな褒めても何もありませんよ。本当2人とも優しい子に育ってくれましたよ。ふふ」
お母さんは何だか嬉しそうだ。その笑顔もどこかおしとやかである。
考えてみれば母はかなり美人である。なので当然、その血を引いているわけだから、妹が天使なわけである。まぁ僕も母似だから容姿は悪くないと思うんだけど‥‥
「ただ、ユースケ君は少し、無愛想だな!小鳥ちゃんみたいにもっと笑え笑え!男だって大事なのは笑顔だぜ?ガハハハ!」
まぁ、この歳にして普通がなんだとか、高二病みたいなところがある僕は変に大人びているのか知らないが無愛想なのだ。まぁ、僕の笑顔なんざ欲しい奴はいないから別にいいんだけど。
ゲンさんは、また仕事があると言い避難所を後にする間際に、僕を避難所の外に連れて、こう言ってきた。
「おにぎり美味かったぜ!‥‥‥後な、小鳥ちゃんは、まだ1年生なんだぜ?ユースケ、オメェは愛想はすくねーけど、真面目なのは知ってる‥‥だからよ、神の子みたいな能力がないからって遠慮するな、もっと妹のそばにいてやれや、どんなにいい子でも、全てが正しいとは限らねえんだからよ。オメェが小鳥ちゃんを守るんだ!」
ゲンさん?どういうことなんだろう?
妹に何かあったのだろうか。
まぁ、とりあえず妹達の所に戻ろうとしたのだけど、そこで呼び止められる。
その相手とは、確かたかし君だかなんだかのお母さんだった。
息子に過保護なことでかなり有名だった。心当たりもないし、たかし君ともそんなに関わりはない。だが、どうもたかし君母は機嫌が悪そうだ。
「ねぇ?ボク?ユースケ君だっけ?小鳥ちゃんのお兄さんなんだってね~。」
「そうですけど‥」
「妹ちゃんは、とても働き者なのに、どうして、君だけ楽してるのかな?妹ちゃんだけじゃないのよ?うちの、たかしや他の子だって毎日思い瓦礫を運んだりしてるのに、おにぎり握るだけなんて、そんなのズルいよね?それなのに、みんなと一緒に遊んだりしちゃって。そんなときですら、こそこそ隠れたりして。卑怯者ね~」
‥‥‥なんか唐突に貶された。そんな悪いことしたか?確かに、神の子達に比べたら何もできてない、そこに関しては悔しいが言われても仕方がない。けど、子供の遊びにそこまで口出しされる覚えはないし、別に卑怯というほどではないだろう。
よくよく考えてみれば、僕はたかし君に特にカモにされていた。彼は、足が常人なみの僕によくタッチしてくる。彼は鬼として追いかけるのはあまり好きな方ではないのだろう。だから、手っ取り早く鬼を押し付けたいのだろう。だが、僕が、いろいろスキルを身につけた後は、僕も彼によくタッチした。カモにされっぱなしも、気分がいいものではない。
とは言え、それでもやってる事はお互い様である、卑怯者と言われる筋合いはないはずなのだが。
「あの‥‥確かにみんなに比べて何もできてないですけど、僕だって何か役に立ちたいと思ってるので出来ることをやってるんですけど‥‥別に楽しようなんて‥」
「いるのよねえ~ 自分はできないとか言って、楽なことして自分も頑張ってますよアピールする子、そういう所が卑怯者って言ってるのよ?それに、おかしいでしょ?みんな、できてるのにあなただけできないって!実は神の子の力貴方も持ってるんじゃないの?」
「そ!そんな!本当に僕は神の子じゃないんです!楽しようともしてません!」
なんだか、無性に悔しかった。今にも泣きそうだ。
「あら?分かった!貴方、卑怯者だから神の子の力を使わないんじゃなくて、卑怯者だから、神の子になれなかったのね。だから、こうして、今もサボっている。呆れたわー!妹ちゃんは本当に良い子なのにね?貴方、実は小鳥ちゃんのお兄ちゃんでもないんじゃないの?だってそうじゃない!いくら卑怯者と言っても、妹が神の子なのに兄は違うなんてありえないわ!赤の他人が、あんな良い子といるなんて、悪影響よ!近づくのも、よくないんじゃない?」
「‥違う、そんなの違う!妹は小鳥は‥‥僕の大切な妹だ!‥‥あぅう‥あぅ」
僕はとうとう泣き出してしまった。悔しかった、こんなクソBABAに好き勝手言われる事が、だがそれ以前に妹と他人じゃないかと、クソBABAに言われても一瞬そうかもしれないと思ってしまったからだ。妹は神の子なのに、僕はただの人間である。考えてみれば実は他人なんじゃないか。そう思ってしまった。そもそも、たかし君とやらにタッチするんじゃなかった。まはか、こんなクソBABAにズケズケと貶されるとは思わなかった。
別にたかし君とやらに、何かした覚えはないのだ。鬼ごっこでタッチしたくらいなのだ。
「あら、泣けば良いと思ってるのかしら?そういう態度も本当陰気臭くて、卑怯だわ!小鳥ちゃんも可哀想ね。うちのたかしの方が、よっぽど小鳥ちゃんのために尽くせる良い子よ」
「!!」
それは違う!なんと言われおうと、小鳥の事を理解してるのは僕しかいない!
‥‥そう言いたかった、だけど泣きじゃくって嗚咽が激しいせいな、それとも言う自信がなかったのか言葉が出てこなかった。
‥‥僕は普通どころか、こんなに惨めなのか‥‥
‥‥‥‥
「それは違うもん!」
!?どこのロンパだ?
それより、この可愛らしい声は‥‥‥
「‥‥小鳥?」
小鳥だった、僕の前には妹の小鳥がいた。それも、僕以上に涙を流しながら、でも、僕と違って嗚咽なんか、微塵も気にせず、あのクソBABAにはっきりと物申していた。
「おにーちゃんは!ズルくないもん!おにーちゃんのおにぎりは、とっても美味しいんだよ!おにーちゃんにしか作れないんだもん!おばさんは、丸しか作れないけど、おにーちゃんは四角だって作れるんだから!」
妹よ‥‥そこまでひし形をリスペクトしてくれのか。
「それに、鬼ごっこだって!おにーちゃんは苦手かもしれないけど、わたしのために、頑張ってすごくなったんだもん!忍者みたいだもん!弱いものイジメするたかし君にだって負けてないんだから!おにーちゃんは、わたしのために苦手にも立ち向かって、弱いものイジメにも負けないカッコイイおにーちゃんなのー!卑怯じゃないんだからぁ!」
「小鳥‥‥」
弱いものイジメって。僕、小1のたかし君に最初イジメられてるみたいに見られてたのか‥‥‥情けねええ!
でも、小鳥は本当に良いやつだ、兄をここまでいい風に言ってくれるんだから、
小鳥の方が人のためならなんだって立ち向かうし、みんなを笑顔にする天使みたいなやつなのに。お兄ちゃんなら、妹を、守らなきゃいけないのに、逆に守られてる。ゲンさんに言われたことすらできてない。
「‥‥本当情けないな。僕って‥」
「小鳥ちゃん?こんな卑怯者庇う必要ないのよ?たかしなら、もっとカッコイイのよ?ね?だから、たかしともっと仲良くしてあげなさい、そうすれば小鳥ちゃんは、もっと幸せになれるは!」
「良い加減にしてくれませんか?2人とも、私の子です!小鳥だって神の子なんかじゃありません!私の子です!2人は兄妹です!」
お母さんだった、多分僕らが戻ってくるのが遅くて来てくれたんだろう。
「あら?なによ?2人とも私の子?それってお父さんは違うんじゃないの?卑怯者と天使ちゃんですよ?」
「勝手なこと言わないで!ユースケ!小鳥!あなた達は2人ともお父さんとお母さんの子だからね!行くわよ!」
そう言って僕達をつれて家に戻るお母さん。本当なんなんだ‥‥あのクソBABAめ。妹や母さんまで傷つけやがって
‥
‥
‥
それから数日僕は家に閉じこもった。おにぎりも作れなかった。
妹は、ずっといてくれると言ったが、皆が妹を求めてることもあって、手伝いに行かざるをえなかった。
「なんで僕だけ‥‥‥なにもないんだろう」
今更だがそう思う、神の子になれずなんでもないただの人間。だがそれは普通ではなくなってる。そもそも、あの隕石の影響がなにもなかったのは、僕の知る限り、他にいないのだ。ラジオでも、ほぼ全ての子供達が、なんらかの影響を受けていると言っていたのだから。
ただ、僕以外にも、神の子にならなかった人物はかなりいるのだ。だが、彼等は隕石の影響自体は、神の子よりも受けていると言える。というのも、神の子にならなかった子は皆、性格が凶暴化したり、閉じこもったりと、心になにかしらストレスが発生しているのだ。親でもまともに話せないような人がほとんどだ。
ひとは彼等を悪魔に取り憑かれた子と呼び、神の子と反対に恐れられた。
神でも、悪魔でもない奴は、僕だけのようだ。両者共に普通ではないはずなのに、1番普通の僕が普通じゃないみたいだ。
こういうなにをすれば良いかわからなくなった時は、親友に相談するのが1番なんだが、実を言うとここ1ヶ月親友とは、会っていない。と言うよりあっても話せやしなかったのだ。
今の彼は悪魔に取り憑かれた子の中でもとても、重症で親も手がつけられないほどに何かに怯え人を寄せ付けないのだ。
妹と一緒に会いに行っても、怯えて話どころではない。
だけど、それでも、今は親友と話したかった、自分をわかってくれているやつと話したかったのだ。それに、妹は神の子になったとしても、僕の事を変わらず優しくしてくれたし、親友だってきっと、僕と話せるとそう思えてきたからだ。
だから僕は、1人彼に会いに行った。
親友の親はどうやらお手上げ状態のようだ、だから親友の僕ならどうにかなるかも知れないと、すぐに家に入れてもらえた。親友の部屋に入る。親友は今までにはないような、畏怖を込めた視線を僕に向けた、前に来た時と同じかと思ったが、目の前にいるのが僕だけと分かると、親友の表情は僕の知っているいつもの落ち着いた風になった。
そして
「ユースケ‥‥久しぶりだね。実はさ、あの隕石みたいなのが落ちた後から、おかしくて‥‥ユースケ以外の人間が、怖いんだ」
「どうして?親友はさ、妹も怖いのか、僕と、3人でいつも一緒だったじゃないか!?」
「嗚呼、俺も小鳥なら、大丈夫と思ったんだ、多分今でも親友のユースケと小鳥なら、どんな時でも大丈夫だと思うんだ。だけど‥‥俺が本当に怖いのは‥‥その神の子なんだ!」
「神の子が?確かに能力とかはすごいけど、みんな、今までどうりだよ?小鳥だって天使だし。」
「相変わらず、シスコンだな。だけど‥違うんだよ!今までとは根本的に、確かに小鳥は優しいし純粋な心の持ち主だ。
それに他のやつだって、極悪非道な奴なんていない。けど、おかしい!何というか、物質の純度が高すぎて逆に有害になるかのようだ。」
やっぱり、親友は親友なんだろう。難しい言葉を使う
「よくわからないけど、良くなりすぎておかしいていうこと?」
「少し違うけど、まぁそんな感じだ。後、大人達が神の子を崇拝する姿もまるで恐ろしい、多分大人達が、恐ろしさのトリガーになると思う。」
「親友‥お前の言う事が、間違いではないと思う、よくわからないけど、確かに、神の子に対する大人の考えは、おかしな奴もいた、だから僕は、今日ここに来たんだ。なぁ?親友!俺だけ普通なのは俺がおかしいからなのか?」
「それは違うと、俺はハッキリの言うよ!ユースケ!お前が普通なのが正しいと。だからこそ、小鳥のそばにいてあげろ!小鳥はお前いうとこの天使だ!それは‥‥神の子ではなくともだ!多分神の子のままだと、きっとどこがで、おかしくなる。小鳥だけじゃない。世界がだ!」
全部理解した訳ではなかった。だが、小鳥も、世界も、今が正しい訳ではないんだということは、何となくわかっていた。神の子が、常識なんておかしい。この世界は人間の生きる世界だ。神の力なんてなくても、努力すれば良い!妹だってそれがカッコイイと言ってくれたじゃないか。
僕は、普通なんだから、ここまできたら
僕が否定される時点で普通じゃないとか思ってしまおう。‥うん
「親友‥‥よくわからないけど、とりあえず。妹は守らなくちゃな。だってお兄ちゃんだし!」
「ユースケ、俺の言ってることがずべで正しいとは限らない。自分でも、どごのアニメのキャラのセリフだ!とか思ってるしな。こんなのガキの妄言かも知れない。だけど‥このままだとおかしい。わかってくれなくてもいい!聞いてくれただけでも良かったんだ。心に留めてくれれば。だから、お前は、スシコ‥‥違う!妹思いの優しい、そして、俺の親友でいてくれ。それだけは変わらないで」
「僕の事、そこまで思ってくれてたんだね。ありがとう‥‥元気が出たよ。来て‥良かった!今日はもう行くよ!妹が‥‥‥心配だから!」
僕は、親友の家を後にした。ぶっちゃけ親友は同年代でも頭が良い方だったので、あんな感じの事を言うとは思わなかった。親友も隕石の影響を受けてしまったからなのだろうか?
けど、親友に変わりはなかった。僕の事を変わらず良い風に言ってくれるところも、小鳥の事を僕の次に愛してくれていることも、例え妹が恐怖の対象になったとしてもだ。
とりあえず、僕も今日から、復興作業の手伝いしよう。おにぎりみたいに何かできることがあるはずだ。たかし親子にも好き勝手言わせない!
‥‥今考えてみると、たかし君って小鳥が好きなんだろうな。けど、彼じゃなく妹はいつも僕ばかり構うから、それで嫉妬して、鬼ごっこでも執拗に狙ってきたんだろうな~。それを見かねたクソBABAが、因縁つけてきた、そなんところだろう。
妹が誰かと付き合うのは、まぁ構わないんだけど、あんな、僕だけじゃなく母さんまで、けなすような輩共に渡すのも腹ただしい!
妹は今や避難所の天使なのだ。悪い虫が他にもつくかもしれない。
確かに守ってやらないとな!まぁ、やりすぎると妹にも迷惑だろうけど。
よし!とりあえず、たかしの野郎が、何かしたらガツンと言ってやろう!
そんな事を考えつつ復興作業の場に行こうとする道中に、人々がざわめいている。
聞くところによると‥‥‥
「神の子は化け物だ!?」
「たかしが!たかしが!砂みたいになっちゃったわ!?」
「どうなってんだよ?」
‥‥‥何が起きた?たかし君が砂に?それに神の子が化け物?
親友。お前の言った事は間違えではないみたいだよ。
妹が、心配になった僕はその場を駆け出した。
妹は、神の子だろうと化け物なんかじゃねえ!
とにかく、妹の所に行きたかったから。
次回、壊れ始めた世界。そして、親友が危険視していた事態と、神の子の恐ろしさが、浮き彫りになる。
まぁ3ヶ月も経てばこんなものか。相変わらず情報源はラジオの政府からの発表だけだで生活は支援物資頼りだけど、あまり不便はないもの。都会なので結構支援が優先してもらえてるからだろうか。隕石の内の1つは隣町に、落ちているので国の人もかなり訪れるし。
僕は何してるかというと妹や、近所のやつらと遊んだりしているんだけど、どいつもこいつも神の子な訳で、復興作業も、ほとんど貢献できてないし(できることはやっているから、むしろ頑張ってる方だか)遊びに関しても、なんか鬼ごっことかでもみんな、力使っちゃうからまるで敵わない。もう、足が速すぎるんだよ、どこの甲子園常連校の1番バッターだよ。小学生で自分以外の奴らがみんな、それが基準なんだぜ?バトル漫画で戦闘力のインフレについていけなくなった序盤の仲間みたいな気分だ。ぶっちゃけ、まるで楽しくないのだけど、妹は「おにーちゃんがみんなと遊ばないなら、わたしはおにーちゃんと2人で遊ぶ~」なんて言うので、流石にそれじゃあ妹が仲間はずれになって友達は兄だけとかいう寂しいことになるから、入りざるを得ない。それに、参加した以上は負けたくない、妹も見てるし‥‥‥なので、いろいろ工夫を施すことによって、鬼ごっこくらいなら、神の子相手にも、普通に遊んだりもできるようなった。たかが鬼ごっこで、創意工夫しないといけないなんて、なんの訓練だよという話なんだが、木陰に潜伏してタッチした時なんか、忍者として江戸時代なら、生きていけるんじゃないかとか思えてくる始末。その甲斐があってか、ダークホースみたいに見てくれて、雑魚すぎて仲間はずれにされるとかいうこともなかった。
多分、以前なら普通の少年ではないくらいのすごい能力なんじゃないかと思うが神の子を基準に考えると、基礎能力は低いくらいなので、普通というコンプレック解消にもならないのが残念だ。
とは言っても毎日遊んでるだけというわけでもない、復興作業の手伝いも、結構やったりしている。というより、神の子はサイコキネシスとかで、重い物もいっぺんに運べたりするので、主戦力である。妹は特に能力の力も高く、元々、困っている人はすぐ助けちゃうような子だから、1番貢献していた。本当いい子だな。神の子の力があると言っても小学1年生の少女が、働くにはかなり疲れると思う。僕も助けてやりたかったんだけど、神の子でもなんでもない僕は、妹達や大人の方に、差し入れのおにぎりを母さん達とにぎにぎするくらいしかできなかった。うーん、普通妹と立場が逆なんだけどなー。少し悔しかった。
とは言っても毎日やってると、おにぎりを作るのも結構楽しくなってくる。一生懸命に作ったのを美味しいと言って皆が食べてくれるのはなかなか嬉しいものである。今では、丸も三角も簡単に握れてしまう。お母さんも
「ユースケが、こんなに熱中するなんてはじめてね。ユースケって何をするにしても、するというよりは、こなしている感じだったから‥」
と言うくらいだ。そうこうする内に、妹達が帰ってきた。
「おにーちゃん!お母さん!ただいまー!」
そういって、今日もとびきりの笑顔を見してくれる。
「おかえり小鳥、今日もお疲れ様!頑張った小鳥のために、今日はおにぎり沢山作ったからな!丸と三角たげじゃなくて!なんと!ひし形もあるんだせ!」
‥‥うん、よくよく考えてみればひし形のおにぎりなんぞ、自慢することでもないな。
「おにーちゃんすご~い!おにーちゃんはおにぎり屋さんになれるね!」
イッヤフゥーーー!おにぎり職人になるゼーイ!
「小鳥ちゃんは、ユースケ君のことが本当に好きなんだなー!ガハハハハ!」
豪快な笑いと現れたのは、ゲンさんだ。
彼は自衛隊の人で、この辺の復興作業を仕切ってくれている。
「小鳥ちゃんには、本当毎日世話になっている!復興作業がここまで進めるのも彼女がいてこそです。それにユースケ君のおにぎりはまっこと美味い!いい子供を持ちましたなー!奥さん!」
「あら、そんな褒めても何もありませんよ。本当2人とも優しい子に育ってくれましたよ。ふふ」
お母さんは何だか嬉しそうだ。その笑顔もどこかおしとやかである。
考えてみれば母はかなり美人である。なので当然、その血を引いているわけだから、妹が天使なわけである。まぁ僕も母似だから容姿は悪くないと思うんだけど‥‥
「ただ、ユースケ君は少し、無愛想だな!小鳥ちゃんみたいにもっと笑え笑え!男だって大事なのは笑顔だぜ?ガハハハ!」
まぁ、この歳にして普通がなんだとか、高二病みたいなところがある僕は変に大人びているのか知らないが無愛想なのだ。まぁ、僕の笑顔なんざ欲しい奴はいないから別にいいんだけど。
ゲンさんは、また仕事があると言い避難所を後にする間際に、僕を避難所の外に連れて、こう言ってきた。
「おにぎり美味かったぜ!‥‥‥後な、小鳥ちゃんは、まだ1年生なんだぜ?ユースケ、オメェは愛想はすくねーけど、真面目なのは知ってる‥‥だからよ、神の子みたいな能力がないからって遠慮するな、もっと妹のそばにいてやれや、どんなにいい子でも、全てが正しいとは限らねえんだからよ。オメェが小鳥ちゃんを守るんだ!」
ゲンさん?どういうことなんだろう?
妹に何かあったのだろうか。
まぁ、とりあえず妹達の所に戻ろうとしたのだけど、そこで呼び止められる。
その相手とは、確かたかし君だかなんだかのお母さんだった。
息子に過保護なことでかなり有名だった。心当たりもないし、たかし君ともそんなに関わりはない。だが、どうもたかし君母は機嫌が悪そうだ。
「ねぇ?ボク?ユースケ君だっけ?小鳥ちゃんのお兄さんなんだってね~。」
「そうですけど‥」
「妹ちゃんは、とても働き者なのに、どうして、君だけ楽してるのかな?妹ちゃんだけじゃないのよ?うちの、たかしや他の子だって毎日思い瓦礫を運んだりしてるのに、おにぎり握るだけなんて、そんなのズルいよね?それなのに、みんなと一緒に遊んだりしちゃって。そんなときですら、こそこそ隠れたりして。卑怯者ね~」
‥‥‥なんか唐突に貶された。そんな悪いことしたか?確かに、神の子達に比べたら何もできてない、そこに関しては悔しいが言われても仕方がない。けど、子供の遊びにそこまで口出しされる覚えはないし、別に卑怯というほどではないだろう。
よくよく考えてみれば、僕はたかし君に特にカモにされていた。彼は、足が常人なみの僕によくタッチしてくる。彼は鬼として追いかけるのはあまり好きな方ではないのだろう。だから、手っ取り早く鬼を押し付けたいのだろう。だが、僕が、いろいろスキルを身につけた後は、僕も彼によくタッチした。カモにされっぱなしも、気分がいいものではない。
とは言え、それでもやってる事はお互い様である、卑怯者と言われる筋合いはないはずなのだが。
「あの‥‥確かにみんなに比べて何もできてないですけど、僕だって何か役に立ちたいと思ってるので出来ることをやってるんですけど‥‥別に楽しようなんて‥」
「いるのよねえ~ 自分はできないとか言って、楽なことして自分も頑張ってますよアピールする子、そういう所が卑怯者って言ってるのよ?それに、おかしいでしょ?みんな、できてるのにあなただけできないって!実は神の子の力貴方も持ってるんじゃないの?」
「そ!そんな!本当に僕は神の子じゃないんです!楽しようともしてません!」
なんだか、無性に悔しかった。今にも泣きそうだ。
「あら?分かった!貴方、卑怯者だから神の子の力を使わないんじゃなくて、卑怯者だから、神の子になれなかったのね。だから、こうして、今もサボっている。呆れたわー!妹ちゃんは本当に良い子なのにね?貴方、実は小鳥ちゃんのお兄ちゃんでもないんじゃないの?だってそうじゃない!いくら卑怯者と言っても、妹が神の子なのに兄は違うなんてありえないわ!赤の他人が、あんな良い子といるなんて、悪影響よ!近づくのも、よくないんじゃない?」
「‥違う、そんなの違う!妹は小鳥は‥‥僕の大切な妹だ!‥‥あぅう‥あぅ」
僕はとうとう泣き出してしまった。悔しかった、こんなクソBABAに好き勝手言われる事が、だがそれ以前に妹と他人じゃないかと、クソBABAに言われても一瞬そうかもしれないと思ってしまったからだ。妹は神の子なのに、僕はただの人間である。考えてみれば実は他人なんじゃないか。そう思ってしまった。そもそも、たかし君とやらにタッチするんじゃなかった。まはか、こんなクソBABAにズケズケと貶されるとは思わなかった。
別にたかし君とやらに、何かした覚えはないのだ。鬼ごっこでタッチしたくらいなのだ。
「あら、泣けば良いと思ってるのかしら?そういう態度も本当陰気臭くて、卑怯だわ!小鳥ちゃんも可哀想ね。うちのたかしの方が、よっぽど小鳥ちゃんのために尽くせる良い子よ」
「!!」
それは違う!なんと言われおうと、小鳥の事を理解してるのは僕しかいない!
‥‥そう言いたかった、だけど泣きじゃくって嗚咽が激しいせいな、それとも言う自信がなかったのか言葉が出てこなかった。
‥‥僕は普通どころか、こんなに惨めなのか‥‥
‥‥‥‥
「それは違うもん!」
!?どこのロンパだ?
それより、この可愛らしい声は‥‥‥
「‥‥小鳥?」
小鳥だった、僕の前には妹の小鳥がいた。それも、僕以上に涙を流しながら、でも、僕と違って嗚咽なんか、微塵も気にせず、あのクソBABAにはっきりと物申していた。
「おにーちゃんは!ズルくないもん!おにーちゃんのおにぎりは、とっても美味しいんだよ!おにーちゃんにしか作れないんだもん!おばさんは、丸しか作れないけど、おにーちゃんは四角だって作れるんだから!」
妹よ‥‥そこまでひし形をリスペクトしてくれのか。
「それに、鬼ごっこだって!おにーちゃんは苦手かもしれないけど、わたしのために、頑張ってすごくなったんだもん!忍者みたいだもん!弱いものイジメするたかし君にだって負けてないんだから!おにーちゃんは、わたしのために苦手にも立ち向かって、弱いものイジメにも負けないカッコイイおにーちゃんなのー!卑怯じゃないんだからぁ!」
「小鳥‥‥」
弱いものイジメって。僕、小1のたかし君に最初イジメられてるみたいに見られてたのか‥‥‥情けねええ!
でも、小鳥は本当に良いやつだ、兄をここまでいい風に言ってくれるんだから、
小鳥の方が人のためならなんだって立ち向かうし、みんなを笑顔にする天使みたいなやつなのに。お兄ちゃんなら、妹を、守らなきゃいけないのに、逆に守られてる。ゲンさんに言われたことすらできてない。
「‥‥本当情けないな。僕って‥」
「小鳥ちゃん?こんな卑怯者庇う必要ないのよ?たかしなら、もっとカッコイイのよ?ね?だから、たかしともっと仲良くしてあげなさい、そうすれば小鳥ちゃんは、もっと幸せになれるは!」
「良い加減にしてくれませんか?2人とも、私の子です!小鳥だって神の子なんかじゃありません!私の子です!2人は兄妹です!」
お母さんだった、多分僕らが戻ってくるのが遅くて来てくれたんだろう。
「あら?なによ?2人とも私の子?それってお父さんは違うんじゃないの?卑怯者と天使ちゃんですよ?」
「勝手なこと言わないで!ユースケ!小鳥!あなた達は2人ともお父さんとお母さんの子だからね!行くわよ!」
そう言って僕達をつれて家に戻るお母さん。本当なんなんだ‥‥あのクソBABAめ。妹や母さんまで傷つけやがって
‥
‥
‥
それから数日僕は家に閉じこもった。おにぎりも作れなかった。
妹は、ずっといてくれると言ったが、皆が妹を求めてることもあって、手伝いに行かざるをえなかった。
「なんで僕だけ‥‥‥なにもないんだろう」
今更だがそう思う、神の子になれずなんでもないただの人間。だがそれは普通ではなくなってる。そもそも、あの隕石の影響がなにもなかったのは、僕の知る限り、他にいないのだ。ラジオでも、ほぼ全ての子供達が、なんらかの影響を受けていると言っていたのだから。
ただ、僕以外にも、神の子にならなかった人物はかなりいるのだ。だが、彼等は隕石の影響自体は、神の子よりも受けていると言える。というのも、神の子にならなかった子は皆、性格が凶暴化したり、閉じこもったりと、心になにかしらストレスが発生しているのだ。親でもまともに話せないような人がほとんどだ。
ひとは彼等を悪魔に取り憑かれた子と呼び、神の子と反対に恐れられた。
神でも、悪魔でもない奴は、僕だけのようだ。両者共に普通ではないはずなのに、1番普通の僕が普通じゃないみたいだ。
こういうなにをすれば良いかわからなくなった時は、親友に相談するのが1番なんだが、実を言うとここ1ヶ月親友とは、会っていない。と言うよりあっても話せやしなかったのだ。
今の彼は悪魔に取り憑かれた子の中でもとても、重症で親も手がつけられないほどに何かに怯え人を寄せ付けないのだ。
妹と一緒に会いに行っても、怯えて話どころではない。
だけど、それでも、今は親友と話したかった、自分をわかってくれているやつと話したかったのだ。それに、妹は神の子になったとしても、僕の事を変わらず優しくしてくれたし、親友だってきっと、僕と話せるとそう思えてきたからだ。
だから僕は、1人彼に会いに行った。
親友の親はどうやらお手上げ状態のようだ、だから親友の僕ならどうにかなるかも知れないと、すぐに家に入れてもらえた。親友の部屋に入る。親友は今までにはないような、畏怖を込めた視線を僕に向けた、前に来た時と同じかと思ったが、目の前にいるのが僕だけと分かると、親友の表情は僕の知っているいつもの落ち着いた風になった。
そして
「ユースケ‥‥久しぶりだね。実はさ、あの隕石みたいなのが落ちた後から、おかしくて‥‥ユースケ以外の人間が、怖いんだ」
「どうして?親友はさ、妹も怖いのか、僕と、3人でいつも一緒だったじゃないか!?」
「嗚呼、俺も小鳥なら、大丈夫と思ったんだ、多分今でも親友のユースケと小鳥なら、どんな時でも大丈夫だと思うんだ。だけど‥‥俺が本当に怖いのは‥‥その神の子なんだ!」
「神の子が?確かに能力とかはすごいけど、みんな、今までどうりだよ?小鳥だって天使だし。」
「相変わらず、シスコンだな。だけど‥違うんだよ!今までとは根本的に、確かに小鳥は優しいし純粋な心の持ち主だ。
それに他のやつだって、極悪非道な奴なんていない。けど、おかしい!何というか、物質の純度が高すぎて逆に有害になるかのようだ。」
やっぱり、親友は親友なんだろう。難しい言葉を使う
「よくわからないけど、良くなりすぎておかしいていうこと?」
「少し違うけど、まぁそんな感じだ。後、大人達が神の子を崇拝する姿もまるで恐ろしい、多分大人達が、恐ろしさのトリガーになると思う。」
「親友‥お前の言う事が、間違いではないと思う、よくわからないけど、確かに、神の子に対する大人の考えは、おかしな奴もいた、だから僕は、今日ここに来たんだ。なぁ?親友!俺だけ普通なのは俺がおかしいからなのか?」
「それは違うと、俺はハッキリの言うよ!ユースケ!お前が普通なのが正しいと。だからこそ、小鳥のそばにいてあげろ!小鳥はお前いうとこの天使だ!それは‥‥神の子ではなくともだ!多分神の子のままだと、きっとどこがで、おかしくなる。小鳥だけじゃない。世界がだ!」
全部理解した訳ではなかった。だが、小鳥も、世界も、今が正しい訳ではないんだということは、何となくわかっていた。神の子が、常識なんておかしい。この世界は人間の生きる世界だ。神の力なんてなくても、努力すれば良い!妹だってそれがカッコイイと言ってくれたじゃないか。
僕は、普通なんだから、ここまできたら
僕が否定される時点で普通じゃないとか思ってしまおう。‥うん
「親友‥‥よくわからないけど、とりあえず。妹は守らなくちゃな。だってお兄ちゃんだし!」
「ユースケ、俺の言ってることがずべで正しいとは限らない。自分でも、どごのアニメのキャラのセリフだ!とか思ってるしな。こんなのガキの妄言かも知れない。だけど‥このままだとおかしい。わかってくれなくてもいい!聞いてくれただけでも良かったんだ。心に留めてくれれば。だから、お前は、スシコ‥‥違う!妹思いの優しい、そして、俺の親友でいてくれ。それだけは変わらないで」
「僕の事、そこまで思ってくれてたんだね。ありがとう‥‥元気が出たよ。来て‥良かった!今日はもう行くよ!妹が‥‥‥心配だから!」
僕は、親友の家を後にした。ぶっちゃけ親友は同年代でも頭が良い方だったので、あんな感じの事を言うとは思わなかった。親友も隕石の影響を受けてしまったからなのだろうか?
けど、親友に変わりはなかった。僕の事を変わらず良い風に言ってくれるところも、小鳥の事を僕の次に愛してくれていることも、例え妹が恐怖の対象になったとしてもだ。
とりあえず、僕も今日から、復興作業の手伝いしよう。おにぎりみたいに何かできることがあるはずだ。たかし親子にも好き勝手言わせない!
‥‥今考えてみると、たかし君って小鳥が好きなんだろうな。けど、彼じゃなく妹はいつも僕ばかり構うから、それで嫉妬して、鬼ごっこでも執拗に狙ってきたんだろうな~。それを見かねたクソBABAが、因縁つけてきた、そなんところだろう。
妹が誰かと付き合うのは、まぁ構わないんだけど、あんな、僕だけじゃなく母さんまで、けなすような輩共に渡すのも腹ただしい!
妹は今や避難所の天使なのだ。悪い虫が他にもつくかもしれない。
確かに守ってやらないとな!まぁ、やりすぎると妹にも迷惑だろうけど。
よし!とりあえず、たかしの野郎が、何かしたらガツンと言ってやろう!
そんな事を考えつつ復興作業の場に行こうとする道中に、人々がざわめいている。
聞くところによると‥‥‥
「神の子は化け物だ!?」
「たかしが!たかしが!砂みたいになっちゃったわ!?」
「どうなってんだよ?」
‥‥‥何が起きた?たかし君が砂に?それに神の子が化け物?
親友。お前の言った事は間違えではないみたいだよ。
妹が、心配になった僕はその場を駆け出した。
妹は、神の子だろうと化け物なんかじゃねえ!
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次回、壊れ始めた世界。そして、親友が危険視していた事態と、神の子の恐ろしさが、浮き彫りになる。
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