忘れた記憶〜あの日見た景色〜第1章

泉 鷹斗

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忘れらせた記憶〜あの日の思い出〜

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「もう行くね」彼はそう言った。
「またいつかここに戻ってもう一度君に会いに来るから」その時は僕の事を覚えていてほしい。だから、、、
「またこの夢か最近多いな」ため息をつきながら言った。俺は上野優、東京の高校に通う
ごく普通の高校生だ。誰に説明しているか
分からないが一応させてもらう。今日は土曜日。久しぶりに何もやることがなく寝て過ごすつもりだったのにあの夢のせいで目が覚めた。あの夢を見るようになったのは今から
約一ヶ月前 あるニュースを見てからだ。
そのニュースは東京で開催されていた祭り
を取り上げたものだった。祭り自体はそれほど大きなものではなかったが一つ奇妙なことが起きたのだ。それはニュースが終わる直前画面端に見たことのない景色が見えたのだ。
他の人に聞いても気のせいだろと言われるが
俺は確かに見たのだ。一見どこにでもある
ただの街並みだったがその場に行くとそこにはそんな建物は存在していなかったのだ。
自分も初めは見間違いだと思ったがその夜
見た夢によって見間違いではなくなった。
夢の内容は俺が知らない女性と一緒にその街
を歩いている夢だった。その夢を見た時は
変な夢だと思っただけだったがその夢を何度も見るたびに自分の中でなにか引っかかるものがあった。その存在しない街に自分が行たことや知らない女性が記憶の奥で引っかかっていた。自分はここを知っている。この人に会ったことがあると。なので俺は探すことにした今は存在しない忘れられた24区を、、、
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