農業魔法の加護使い

理不尽な主人公

「もう死にたい」
俺は今、盗賊に捕まっている。
なんでこんなことになったんだ。

ー１時間前ー

あークソ、酒場にも人がいないとかおかしいだろ。
酒場の定員がなんか言ってたけど知らん。
もう死ぬの覚悟でクエストを受けるか。

移動中

ギルドに着いた俺はゴブリンの討伐を受注した。
「はー、なんでこんなにいるんだよ」
草原に出てきた俺はゴブリンの多さに絶望していた。
「やばい！　ゴブリンに見つかった！」
にっげろー！

移動中

今は町に戻るために街道を歩いている。
「ん？　なんだアイツ」
俺の目の先には盗賊がいた。
旅人を襲っているらしい。
今回のクエストがうまくいかなかったのはきっとあいつ等のせいに違いない、うん、間違いない！
「おい！　そこの盗賊！　お前のせいでクエストがうまくいかないんだよ！　さっさとやられろ！」
きっと盗賊はその時、理不尽だと思っただろう。

第７話に続く