傷心旅行先で運命の出会い!?

なぁ

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1話

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タクミ「リオナ、別れてくれないか。他に好きな人が出来たんだ。」


リオナ「タクミ、待って...。どうゆうこと?急すぎて意味わかんないんだけど。ついこの前まで結婚の話してたよね?」


タクミ「ごめん。本当に...」


リオナ「……わかった...」


私、リオナとたくみは高校生16歳から10年の交際をしているカップルだ。そんな彼氏に振られた。長い付き合いだからこそ、何を言ってももう無理だとわかってしまった。
職場も同じだった。私は幸せだと思っていた。

リオナ「そう思っていたのは私だけね...」

私は1人になってつぶやいた。

当然、このまま結婚すると思っていた...。現実がなく涙も出なかった。


1ヶ月後、SNSでタクミと女性が一緒にアップされてるのをみた。デキ婚で入籍した内容が……
フォローを外してなかった私も悪い。

でも普段更新しないのに、私がフォローしてることなんてお構いなしなのか、忘れているのか。

悲しさよりも悔しくて涙が出た。

同じ職場にいるのが気まずくて、会社も辞めた。

有給もいっぱい残ってるし、結婚式のために貯めてたお金もある。
思い切って何ヶ月かはパーっとゆっくり休もう!

そう思って、旅行を決意した。

--------------------------------------



それからすぐに飛行機を取り、韓国へ!

何度か友達と訪れたことがあったところが韓国だった。

日本国内だとなんか、遠くに行ってる感じがしなくて、かといってものすごく遠い国に1人で行く勇気もなくて。

とりあえず、1ヶ月滞在しようと意気込んでやってきた。


リオナ「来たからには、楽しまないと!!」


大きなキャリーバックを持って、足元を見ながら階段を登っていたところに


???「おわっ」

リオナ「え?」


顔を上げると男の人が階段から落ちてるのが目に入った。


しかも、目の前に!!!


背中を支えようとしたけど、私はそこまで力持ちじゃない。支えるどころではなく一緒に落ちてしまった。
危ない!そう思った時には、体が勝手に男の人を庇っていた。


ゴロゴロゴロガッシャーン

階段から転げ落ちた2人。

ボーとするリオナの目の前に男の人の顔があった。



???「大丈夫ですか!大丈夫ですか!」韓国語

リオナ「大丈夫?」韓国語

韓国語で大丈夫?の単語だけやっと口にできた。知ってる数少ない単語で聞いた。



???「!!!っ僕は大丈夫です!すぐ救急車が来ます!」韓国語

リオナ「よかった…………」日本語


リオナ(彼はなんて言ってるのかな?でも大丈夫そうだよね。よかった)


リオナはそのまま意識を手放した。
彼が叫んでいるのがどんどん遠くなる。
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