とある定期テスト間近の青年

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2週間前

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令和3年、11月9日。私、堀内奏多は窮地に立たされていた。そう、学生の大敵、定期テストの襲来である。私、常日頃から勉学に勤しむようなタイプの人間では無く、隙あればゲームあり、という生活を送っていた。当然、長期休みにはサイダアを飲み散らかし、ゲームばかりしているのだが、それはまだいい。しかし、家族団欒の正月にもゲームをするという愚行をしているのだ。「これ程までの親不孝はないな」と苦笑を漏らし、また、その大問題さえもゲームの通話で相談するという体たらくである。さて、そんな私にも天敵、定期テストが颯爽と現れたのだ。

「そろそろ勉強したらどうです、定期テストが近いらしいのではないですか。」と皆急かしてくるので渋々重い腰を上げた。「まずは数学だ。」と特に焦りもせずに呟くが、今日はテスト2週間前なのだ。そして勉強を始め、テキストを開くと、閉じた。「サア、こんな問題は見たことがない。」しかし、授業で寝ているだけである。繰り返すが、今日はテスト2週間前なのだ。2週間前なのだ。
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