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エピローグ
1.
しおりを挟む「なぁ、昨日のテレビのあれ、マジかなぁ?」
「どうせ裏でサクラ使ってテキトーやって、
表では国民の意識向上!とかいうクソパターンだろ」
「さすがにホントなんじゃね?腐っても国営放送だぞ?w」
「いやでも、ホントだったら選ばれた奴は
将来が約束されたも同然だなw」
……
その年は、年々増え続けた人口がついに、地球のキャパを超えたと専門家が告げた年で、同時に、僕が18になる、つまりは高校三年生を迎える年だった。
政府は国営放送で、人口増加に伴う諸問題によって、フラストレーションが溜まりきった国民に対してある催しを開催することを提言した。それは、これからの未来を担う若者の中から、厳正な審査によって選ばれた30人を、特別なカリキュラムで教育するというプログラムだった。
このプログラムの詳細は厳正な審査により選ばれた若者にのみ通知いたします。
最後に画面上に映し出されたこの一文によって、様々な憶測が飛び交ったことは言うまでもない。しかし所詮は30人にしか関係のない話だ。当然僕にも関係のない話だった。
そう、関係なんて何もないはずだった。
あの日ポストに手を伸ばすまでは。
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