魔法剣士のはじめての冒険

くま太郎 雅臣

文字の大きさ
46 / 50

41 一筋の光と深まる謎

しおりを挟む
 4日目の朝、書庫から出てきたヴァリエッタは大量の本を台車のような物に乗せて出てきた。相変わらず徹夜は苦手のようで目が真っ赤で足取りはフラフラしている。

「いろいろわかりましたよ~」
「あの~、少し横になっては?」
「そ・・そうですね・・・」

 カナの一言でその場に横になってすぐ寝てしまった。夕方になりようやく目を覚ましたヴァリエッタは一冊の本を開き説明を始めた。

「まずは、ルナミスさんのプレートについてです」

①剣王、6王の1人、その昔あらゆる聖剣、魔剣を使いこなした剣士、しかし3本だけ使えなかった剣が存在する。剣王と呼ばれる前は魔装騎士だった。

「使えなかった3本とはなんじゃ?」
「1本目はクロスさんの虎切りでほぼ間違いないです、2本目はカナさん達が戦ったアリスの剣、ストーンハーツだと思います、3本目は七色に光る剣としか書かれていませんでした」
「アリスの剣ってストーンハーツって言うの?」
「本に書いてある特徴とほぼ一致しますね」

②蛇王、6王の1人、全ての光魔法と呪術、解呪が得意。その昔、光の審判で全てを焼き尽くした。

「蛇王がいればクロス達の石化が・・・」
「はい、解除されると思います」
「しかし場所が分からなければ」
「バンシーさんの記憶をたどってある程度絞り込めました」

 ヴァリエッタから地図をもらいカナ達3人はどう進むかを相談を始めた。バンシーもヴァリエッタから1枚の紙をもらい眺めている。カナは気になり話しかけると、何やら気まずそうにして話を誤魔化した。

「次ですが、炎命石とリエリーさんの炎についてです」
「オォ~、次は妾か」

③炎命石、体内に取り込む事で神に匹敵する力を得る事が出来る。

「コレについては、知り合いの魔女が詳しいと思うので、リエリーさんはそちらに」
「一人で行くのか?」
「人見知りなので一人の方が良いかと」

 ヴァリエッタが最後に見せてきた内容にカナ達は動揺した、あまりにも信じがたい内容に頭が混乱する。

「これで最後ですが・・・」
「どうしたの?」
「驚かないでくださいね」

 ヴァリエッタがそう言い、一冊の本を開く、そこには一人の女の子が笑顔で書かれていた。とある国の王女のようだった、名前はアリス、何十年も前に亡くなっていた。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る

ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。 異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。 一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。 娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。 そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。 異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。 娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。 そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。 3人と1匹の冒険が、今始まる。 ※小説家になろうでも投稿しています ※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!  よろしくお願いします!

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

クゥクーの娘

章槻雅希
ファンタジー
コシュマール侯爵家3男のブリュイアンは夜会にて高らかに宣言した。 愛しいメプリを愛人の子と蔑み醜い嫉妬で苛め抜く、傲慢なフィエリテへの婚約破棄を。 しかし、彼も彼の腕にしがみつくメプリも気づいていない。周りの冷たい視線に。 フィエリテのクゥクー公爵家がどんな家なのか、彼は何も知らなかった。貴族の常識であるのに。 そして、この夜会が一体何の夜会なのかを。 何も知らない愚かな恋人とその母は、その報いを受けることになる。知らないことは罪なのだ。 本編全24話、予約投稿済み。 『小説家になろう』『pixiv』にも投稿。

異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~

タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。 時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま! 「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」 ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは―― 公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!? おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。 「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」 精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...