魔法剣士のはじめての冒険

くま太郎 雅臣

文字の大きさ
38 / 50

34 妖刀 闇蜥蜴

しおりを挟む
 メガネの人が振り下ろした刀をカナはギリギリの所で避けた、すかさずクロスは魔法で引き離しにかかる。

「カナ大丈夫か」
「ありがとう、大丈夫」
「今のを避けるか、やはり剣豪の娘だな」

 メガネの人は不敵な笑みでクロス達を見てくる、対してカナは常に警戒姿勢でメガネの人を見ていた、魔法の爆発音を聞きリエリー達が集まってきて異様な空気に足を止めた。

「そこの男、お前が持っている刀は天の羽衣か?」
「だったらなんだ」
「ふふふっ そうか、剣豪の娘よ刀を取れ」

 クロスから刀を受け取ったカナは少し距離を置き構えると、メガネの人と激しい戦闘に入った。

「みんな、手を出さないで!」
「はははっ いいぞ剣豪の娘」
「クソッ!攻撃が当たらない」

 カナの攻撃は全て受け流されていた、メガネの人はその場から動いていない、その状況にクロス達は焦り、手を出すなと言われたが攻撃を開始した。

「カナごめん、電撃の雨ブリッツ・レイン!」
「カナさんごめんなさい、氷遁 氷錐連弾!」
「カナごめんっス、闘技 飛翔炎脚!」

 メガネの人は魔法と術をいとも簡単に避け、ルルの技は軌道が見えていたのか一歩だけ動き避けた、ルミナスは腰が抜けその場で座り込んでしまい、リエリーは体の異変に戸惑っていた。

「はははっ 今日はこの辺で退くとしよう、剣豪の娘よその腕では私は殺れんぞ」
「待て!」

 メガネの人は闇に紛れて姿を消した、極度の緊張からかカナはその場で倒れてしまった、クロス達は旅館に戻りあのメガネの人は誰だったのか聞こうとしたが目を覚まさなかった。次の日カナはメガネの人の事を話し始めた。

「昨日のあの人は父の仇で名はソラ・・ソラ・スカイロック」
「あの黒い刀は?」
「あれは妖刀闇蜥蜴ヤミトカゲ、能力を使ってなかったわ」
「使わずにいあの強さっスか」
「厄介な相手ですね、ん?リエリーどうしたの?」
「えっ・・ははっ・・なんでもない気にするな」

 もしも次に会った時、どう対処したら良いか考えていると、リエリーは1人部屋から出て行ってしまい、心配になったルミナスは後を追いどうしたのかと聞いた。

「リエリーお姉ちゃんどうしたの?」
「・・・どうしよう、困ったのじゃ」
「お・・お姉ちゃん」
「なぁルミナス、妾・・・炎が出せなくなったのじゃ!」

 リエリーは両親の死と髪色の変化からか炎が出せなくなっていた、この事をクロス達に話すべきか悩んでいた。

「どうしたら良いのじゃ~~!」





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る

ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。 異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。 一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。 娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。 そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。 異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。 娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。 そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。 3人と1匹の冒険が、今始まる。 ※小説家になろうでも投稿しています ※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!  よろしくお願いします!

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

クゥクーの娘

章槻雅希
ファンタジー
コシュマール侯爵家3男のブリュイアンは夜会にて高らかに宣言した。 愛しいメプリを愛人の子と蔑み醜い嫉妬で苛め抜く、傲慢なフィエリテへの婚約破棄を。 しかし、彼も彼の腕にしがみつくメプリも気づいていない。周りの冷たい視線に。 フィエリテのクゥクー公爵家がどんな家なのか、彼は何も知らなかった。貴族の常識であるのに。 そして、この夜会が一体何の夜会なのかを。 何も知らない愚かな恋人とその母は、その報いを受けることになる。知らないことは罪なのだ。 本編全24話、予約投稿済み。 『小説家になろう』『pixiv』にも投稿。

異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~

タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。 時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま! 「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」 ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは―― 公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!? おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。 「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」 精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!

処刑された王女、時間を巻き戻して復讐を誓う

yukataka
ファンタジー
断頭台で首を刎ねられた王女セリーヌは、女神の加護により処刑の一年前へと時間を巻き戻された。信じていた者たちに裏切られ、民衆に石を投げられた記憶を胸に、彼女は証拠を集め、法を武器に、陰謀の網を逆手に取る。復讐か、赦しか——その選択が、リオネール王国の未来を決める。 これは、王弟の陰謀で処刑された王女が、一年前へと時間を巻き戻され、証拠と同盟と知略で玉座と尊厳を奪還する復讐と再生の物語です。彼女は二度と誰も失わないために、正義を手続きとして示し、赦すか裁くかの決断を自らの手で下します。舞台は剣と魔法の王国リオネール。法と証拠、裁判と契約が逆転の核となり、感情と理性の葛藤を経て、王女は新たな国の夜明けへと歩を進めます。

処理中です...