あっ! 飛んじゃった

日前蜜柑

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4 ヌートラは旨い

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 主幹道では無いので、弱い魔物はちょくちょく出るが、護衛の冒険者達はサクサクと倒してしまう。
 それでも厄介なのは、やはり狼だろう。
 俊敏さは猫系と共に、ピカイチであり、矢はとてもじゃ無いが当たらない。
 剣だと接近戦に成り、数匹いる事が多いので、かなり危険な奴等だ。
 一度7頭の群れに出くわして、さしもの冒険者達も手をやいた。
 俺は分からない様に温度管理で、熱の空気玉を精製して、奴等の鼻面に当てて牽制する。
 俺の剣に噛み付いて来た狼には、音が出ないように電撃を食らわしてやった。
 余りにも接近された時には、血液の温度を直接上げたりもした。
 直ぐには死なないが、フラフラして弱った処に、剣を刺し込む。
 2頭来た時は唐辛子粉玉を投げてやった。
「ギャイン」と転げ回ってたが、冒険者に突き殺された。
 効果的だったのは薙刀風の武器で、撲殺に斬殺に投げ飛ばしと、多彩な攻撃だが、足払いが効いていた。
 怪我を負った2匹に逃げられたが、ほぼ殲滅した状態だよ。
 肉は筋っぽくて安いが、毛皮はそれなりに売れる。

 魔物は俺のアイテムボックスに入れ、立ち寄った村や町の冒険者ギルドに卸したから、僕にもそれなりに分前が貰えたので嬉しい。

 モレイに着く直前に川沿いで野営と成り、俺は馬車から馬を外し、餌に成る草が多い側の木に、馬のロープを括り付けた。
 そして簡易的なテントを張り、食事の用意をする。
 所謂乾飯(ここでは米ではなくて大麦の粥を乾燥させたもの)と、固形のスープの素を混ぜた雑炊を作る。
 固形のスープの素も、温度管理で乾燥させたよ。フリーズドライだね。

 どうやらこの匂いにつられたらしく、俺も油断してた事もあり、ヌートラという魔物の突進を受けた。
 とは言え大した魔物ではなく、陸上での脚も遅い上に、タヌキ位の体格なので痛くは無いが、屈んだ状態なので転んでしまった。

 事もあろうに此奴は、俺の固形スープの素を咥えて、逃げくさった(笑)。
 悔しくて追いかけたが、川の中に逃げ込まれた。しかしだ、俺は咄嗟に近くの掌サイズの石を掴むと、川の中の石にぶっつけると同時に、水中に手を入れた。

 ガチーンっと音がしたと同時に、俺は電撃を水中に流して、刹那に手を水中から引く。
 するとぷかりとヌートラや数匹の魚が浮いて来た。

 水棲の魚の魔物はこんな渓流にはいないので、俺は靴を脱ぎ川の中に入る。ヌートラや魚に川海老とサワガニをアイテムボックスにしまった。次回で料理してやる。

 そう思ったが、冒険者達がヌートラを売ってくれと言って来た。
 何でもヌートラの肉は美味しいらしく、毛皮も上質なので、ギルドでも高く買い取ってくれるそうだ。
 俺は冒険者ギルドに属して無いので、かなり安く買い叩かれる事は知っている。
 ならばと早速売ったが。

 なんと彼等はその場でヌートラを解体してしまった。

 毛皮と魔石はギルドで買い取って貰うらしいが、肉はその場でよく煮込まれて彼等の食事となった。
 俺もその肉を少し頂いたよ。

 あれだね、鶏肉。まさに鶏肉だったよ。旨いとは聞いていたが、中々どうして、下手な鶏より旨い。

 行商人は単独行動が多くて、そう簡単には野営出来無いから、大体は村などの広場で泊まる。
 野営は夜警を立てないと危ないからね。

 だからヌートラなんて捕まえたことは無かったんだよ。ヌートラの毛皮は仕入れた事は有るよ。
 ヌートラは綺麗な水の川の物で無いと、臭いから真水で数日飼わないといけない。最もその間に逃げられる事は生じるが(笑)。
 渓流等のヌートラはそのまま解体して、良く火を通せば美味しく頂けるらしい。
 良く火を通すのは寄生虫や、菌類の問題が有るからだよ。鶏肉や豚肉と同じ問題だが、特にヌートラにはエキノコックスいる為、手袋をしての処理や、水洗いをしながらの解体が必要なのだ。
 この渓流はそれに適していた場所と言えるから、彼等には解体したと聞かされた。
 なので素手では触れないし、毛皮等も水で洗いながらの作業に成る。勿論血や内臓も水中で処理する。
 そうした問題もあり、ヌートラの肉や毛皮は高い。

 多分ここら辺はヌートラの毛皮とかの、産地に成ってると思う。撥水性と防寒性に長けた毛皮の需要は高いよ。


 翌日の朝直ぐに出発となり、暫くするとモレイの港が見えて来た。

 坂から見下ろす朝日の港は凄く綺麗に感じる。尾道みたいだな。

 んっ、『尾道』って何だ?。
 あれ?。

 まあ、えっか。

―――――❄―――――𓃗

 和田竜二日曜第一レースで落馬。その後全て乗り替わりとなる。大丈夫かな。

 意識は有るとの事ですが、最初は自力で立ち上がれず、担架で運ばれました。左腕と右足の負傷との事です。3月で引退して調教師に成るので、何事も無い事を祈ります。古川吉洋さんの同期ですからね。

 日曜2Rホワイトラバーズの新馬戦は12着。終始ついて行けず最後方から、4頭だけ抜かしてゴール。次勝てば600勝達成と成るけど、中々どうしてそうは問屋が卸さない。
 6Rララエキルーブルは先行したけど、コーナーで抜かれ10着(笑)。このタイムで先行して残れないと、昇級しても厳しいと言える。
 7Rメイショウピリカは例によって後からだが、9着は進展を見せたと言って良いかな。早く復活して欲しい。明日の古川吉洋騎手は3と6Rがチャンスかな。

 六百勝まで、あと一つ。

 チャスだった月曜京都3Rは後方の3番手で追走、そこから捲り上げたが、直線半ばで脚が上がり、後方から差した馬が2着に、吉洋さんは3着だった。あと少しスタミナが欲しい処。

 6Rのアンジュアルディは5番人気だ。それにしても吉洋さん無茶したなぁ。スタート良く中団に構えたのだけど、坂の手前から捲って、直線では一気に先頭に立ったけど、流石にお釣りは無く4頭に次々と交わされた。人気通り5着だよ。古川吉洋らしからぬ競馬だった。この馬時々逃げてるのは、掛かってるって事かな?。

 8Rは14着。10Rは11着。とまあ、六百勝は来週以降にお預けだ。
 古川吉洋騎手ご苦労さま。和田竜二騎手は早く怪我を治してね。←高杉リキ騎手は反省しろ!。
 170000円に減らした日前も反省しろ!(⁠╥⁠﹏⁠╥⁠)ゴメンナサイ。

 来週は中山にツインクルトーズの登録が有るが、おそらく古川吉洋騎手は行かないだろう。中山と京都の行き来は、JRAも職員を付けないのかもね。ツインクルトーズは競走馬としての限界を迎えているみたい。
 
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