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プロローグ
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豪華な装飾があちこち見られ、街並が美しく整備された大きな港町がある。海に囲まれながらも気候も良く強風も滅多に吹かないその街一帯は、賑わいながらもゆったりと過ごすには人気の観光地である。波止場から坂を上り切った一等地には、富裕層の別宅が多く建てられていた。
海辺の崖から成るこの土地を誰ともなく『祝福の島、奇跡の島』などと呼ぶ様になったのは、昔の内戦で、崖の上にある街中が美しい景観を損なわずに残っていた事もあるが、岬のあるその土地が、本来地続きだったのにも関わらず、往来に欠かせない道路も橋も内戦によって大いに破壊されたのち、戦後の粗雑な修復工事により通行に危険が伴う様になり、離島さながらに、他の土地からは連絡船を使って行き来する様になって久しいからである。わざわざ船を使うその不便さ故の風情を人々は楽しんでいた。
春の風が強く吹く、とある午後。豪華な連絡船を降り立った一人の男がいる。端正な顔立ち、均整のとれた体に上質なスーツを纏っている。髪は短めで帽子を被り、手には小さめの革鞄を持つ。波止場からの道すがら、すれ違う女達と目が合うとフッと微笑むその男に、女達が名残惜しそうに振り返り、小さな感嘆の声が漏れてくるのだった。
その帽子の美しい男は、すれ違う女達の視線を浴び続け微笑み返しながら、のんびりと賑わう街並みを通りすぎて行く。坂を上って行き、右へ曲がりしばらく歩く。その先は下り坂になっていて、そこからは街並みが一変、寂れた通りになっていた。連なっている店は閉まり、全てが廃墟と化していて人気も無い。古びて朽ちているものの、過去に賑わっていた頃の名残が見て取れた。
帽子の男が数週間振りに歩き慣れたその道を歩いていると、街並みには不釣り合いな高級車が一台止まっていた。高級車を横目に見つつ帽子の男が歩いていくと、向かう前方から怒鳴り声やうめき声が聞こえる。
帽子男は、自分が不穏な場に出会す気がして、警戒しながらゆっくり歩みを進める。すると急に、ガラスの割れる様な音と共に、建物の影からスーツ姿の体格の良い男が転がり出て来た。
通りの傍にあった空き地で男達が争っている。聞こえて来た怒鳴り声は、スーツを着た身なりの良い壮年の男達数人のもので、若い男を一人相手に格闘していた。
その若い男は体に合ってない大きめの古ぼけ汚れた警護服姿で、髪の毛で顔がほとんど隠れているが、若い男というより少年の様に見えた。
(喧嘩?この辺りで暴力沙汰とは不愉快な。しかも、いい大人が子供相手に・・・)
帽子の男が乱闘の様子を見物していると、圧倒的不利な状況であるはずのその少年は、一人きりで男数人を吹っ飛ばし倒していた。スーツの男達は、そこら辺に落ちていた棒やガラス管を拾っては武器として応戦しているが、少年が素手にも関わらず、なかなか痛手を負わせられずにいる。
(へえ。あいつ、やるじゃないか、強いな・・・)
帽子男は、乱闘が物珍しくつい見物してしまったが、我に返って視線を外す。空を見上げた。雲行きが怪しい。遠くにあった黒い雲があっという間に流れて来る。冷んやりとした少し強めの風が吹いて、雨の匂いがした。
「やめとけば。骨董品は金庫に仕舞っておけよ」
と声が聞こえて来た。少年が馬鹿にした口ぶりで言う。男達の一人が、痛めつけられてフラフラになりながら回転式拳銃を構え、銃口を少年に向けていた。
「ガキが!舐めやがって!」
と拳銃を持った男が怒鳴った。
「バカ!やめろ!」
仲間の男が叫ぶ。
「よせ!殺すな!」
違う男が言い終わらない内に、パン!、、パン!と二発、銃声が轟く。
「お?」
足を止めて空を見上げていた帽子男の、帽子が跳ね上がる。
「うわああああ!」
と仲間の制止を聞かず発砲した男が、銃を落とし上腕を抑えてうずくまる。うずくまった男が先に撃った一発は全く的外れな、空を見上げていた美しい帽子男の帽子へ。もう一発は、少年が瞬時に発砲し、先に発砲した男の腕に命中させた。
帽子男は、急に自分の帽子が空に飛んで、少しだけ驚いた様子だったが、空を見上げたまま、あっという間に空を覆う黒い雲に顔をしかめた。帽子男の頬に一粒、雨粒が当たる。
「ハァ、間に合わなかったか」
と帽子男は呟いた。
「そこの人!無事か?」
少年は自分の拳銃をスーツの男達へと構えたまま、視線を逸らさずに背後にいる帽子男に尋ねた。少年は男達を相手にしながらも、通りすがりの帽子男には気付いていて、声を掛けたのだが返事がない。弾に当たった様な声も、倒れている気配もない。確実に少年の声が聞こえている距離にいるはずだが、帽子を撃たれた美しい男は返事もせず、ただ帽子を拾おうとして、視線の少し先に落ちていた薄汚れた袋に気付く。
(・・・なんだこれ?)
帽子男は少しかかんで、落ちていた袋の口を掴んで拾い上げた。それから撃たれて穴の空いた帽子を拾うと埃を軽く払い、被る。と、途端に一気に雨が降り出した。
「クソ!撤退だ!」
少年と争っていた壮年のスーツ姿の男達の一人が号令をかけ、全員がバラバラと慌てて騒ぎ立て高級車の方へ走って行く。
「あー焦った。あんた、巻き込んで悪かったな」
と少年は、男達を目で追いながら銃を後ろ手に背中にしまい、帽子の男へと声をかけながら振り向く。すると、帽子男は拾った袋の中身を見ていた。
「あ、それ俺の鞄だ。ちょっと勝手に触わ——」
と少年が言い終わらない内に、帽子男は、そのまま拾い上げた袋と自分の鞄を脇に抱えると、少年をチラリと見てスッと近くの細い脇道に入った。
「え?!おい!俺のだって。待て!泥棒!」
と少年は叫び、慌てて帽子男を追いかけた。
帽子男は、角を曲がってはフッと消えて、それを少年が必死に追いかける。雨の中、少年は何とか帽子男を見失わない様にを走り、路地の壁伝いに一瞬現れる帽子男の姿を追いかけては、狭い路地から路地へ、塀を乗り越え、何かの壊れて外れていたドアを通り抜け、追いかけた。
「あの野郎!どこ行きやがった!・・・って、ここどこだよ」
と思わず少年は声を漏らした。より強くなった雨の中で、視界を遮られ、辺りも薄暗くなって来る。少年が、帽子男が左へ曲がった様に見えた路地を急ぐと、少し広い通りへ出た。すると、一軒だけ灯りの付いた三階建ての建物を見つける。その窓から明かりが漏れていた。
(・・・あそこか?店?)
少年は顔を滴る雨を手で拭って、辺りを見回す。近くには数軒店らしき建物はあったが、古びたり朽ちている。ここも先程の男達と乱闘していた通りと同様に、人が使っている気配すらない。通りの奥には古びた倉庫が連なっていて、行き止まりになっている様だ。
雨はさらに激しくなり、少年の体に打ちつけてくる。視界が悪い。灯りのついた建物に自分が追って来た帽子男がいるのか他に仲間がいるかどうかは賭けだったが、見える範囲で明かりが付いているのはその建物のみ。
少年は、正面にあるドアに近付いて行った。
海辺の崖から成るこの土地を誰ともなく『祝福の島、奇跡の島』などと呼ぶ様になったのは、昔の内戦で、崖の上にある街中が美しい景観を損なわずに残っていた事もあるが、岬のあるその土地が、本来地続きだったのにも関わらず、往来に欠かせない道路も橋も内戦によって大いに破壊されたのち、戦後の粗雑な修復工事により通行に危険が伴う様になり、離島さながらに、他の土地からは連絡船を使って行き来する様になって久しいからである。わざわざ船を使うその不便さ故の風情を人々は楽しんでいた。
春の風が強く吹く、とある午後。豪華な連絡船を降り立った一人の男がいる。端正な顔立ち、均整のとれた体に上質なスーツを纏っている。髪は短めで帽子を被り、手には小さめの革鞄を持つ。波止場からの道すがら、すれ違う女達と目が合うとフッと微笑むその男に、女達が名残惜しそうに振り返り、小さな感嘆の声が漏れてくるのだった。
その帽子の美しい男は、すれ違う女達の視線を浴び続け微笑み返しながら、のんびりと賑わう街並みを通りすぎて行く。坂を上って行き、右へ曲がりしばらく歩く。その先は下り坂になっていて、そこからは街並みが一変、寂れた通りになっていた。連なっている店は閉まり、全てが廃墟と化していて人気も無い。古びて朽ちているものの、過去に賑わっていた頃の名残が見て取れた。
帽子の男が数週間振りに歩き慣れたその道を歩いていると、街並みには不釣り合いな高級車が一台止まっていた。高級車を横目に見つつ帽子の男が歩いていくと、向かう前方から怒鳴り声やうめき声が聞こえる。
帽子男は、自分が不穏な場に出会す気がして、警戒しながらゆっくり歩みを進める。すると急に、ガラスの割れる様な音と共に、建物の影からスーツ姿の体格の良い男が転がり出て来た。
通りの傍にあった空き地で男達が争っている。聞こえて来た怒鳴り声は、スーツを着た身なりの良い壮年の男達数人のもので、若い男を一人相手に格闘していた。
その若い男は体に合ってない大きめの古ぼけ汚れた警護服姿で、髪の毛で顔がほとんど隠れているが、若い男というより少年の様に見えた。
(喧嘩?この辺りで暴力沙汰とは不愉快な。しかも、いい大人が子供相手に・・・)
帽子の男が乱闘の様子を見物していると、圧倒的不利な状況であるはずのその少年は、一人きりで男数人を吹っ飛ばし倒していた。スーツの男達は、そこら辺に落ちていた棒やガラス管を拾っては武器として応戦しているが、少年が素手にも関わらず、なかなか痛手を負わせられずにいる。
(へえ。あいつ、やるじゃないか、強いな・・・)
帽子男は、乱闘が物珍しくつい見物してしまったが、我に返って視線を外す。空を見上げた。雲行きが怪しい。遠くにあった黒い雲があっという間に流れて来る。冷んやりとした少し強めの風が吹いて、雨の匂いがした。
「やめとけば。骨董品は金庫に仕舞っておけよ」
と声が聞こえて来た。少年が馬鹿にした口ぶりで言う。男達の一人が、痛めつけられてフラフラになりながら回転式拳銃を構え、銃口を少年に向けていた。
「ガキが!舐めやがって!」
と拳銃を持った男が怒鳴った。
「バカ!やめろ!」
仲間の男が叫ぶ。
「よせ!殺すな!」
違う男が言い終わらない内に、パン!、、パン!と二発、銃声が轟く。
「お?」
足を止めて空を見上げていた帽子男の、帽子が跳ね上がる。
「うわああああ!」
と仲間の制止を聞かず発砲した男が、銃を落とし上腕を抑えてうずくまる。うずくまった男が先に撃った一発は全く的外れな、空を見上げていた美しい帽子男の帽子へ。もう一発は、少年が瞬時に発砲し、先に発砲した男の腕に命中させた。
帽子男は、急に自分の帽子が空に飛んで、少しだけ驚いた様子だったが、空を見上げたまま、あっという間に空を覆う黒い雲に顔をしかめた。帽子男の頬に一粒、雨粒が当たる。
「ハァ、間に合わなかったか」
と帽子男は呟いた。
「そこの人!無事か?」
少年は自分の拳銃をスーツの男達へと構えたまま、視線を逸らさずに背後にいる帽子男に尋ねた。少年は男達を相手にしながらも、通りすがりの帽子男には気付いていて、声を掛けたのだが返事がない。弾に当たった様な声も、倒れている気配もない。確実に少年の声が聞こえている距離にいるはずだが、帽子を撃たれた美しい男は返事もせず、ただ帽子を拾おうとして、視線の少し先に落ちていた薄汚れた袋に気付く。
(・・・なんだこれ?)
帽子男は少しかかんで、落ちていた袋の口を掴んで拾い上げた。それから撃たれて穴の空いた帽子を拾うと埃を軽く払い、被る。と、途端に一気に雨が降り出した。
「クソ!撤退だ!」
少年と争っていた壮年のスーツ姿の男達の一人が号令をかけ、全員がバラバラと慌てて騒ぎ立て高級車の方へ走って行く。
「あー焦った。あんた、巻き込んで悪かったな」
と少年は、男達を目で追いながら銃を後ろ手に背中にしまい、帽子の男へと声をかけながら振り向く。すると、帽子男は拾った袋の中身を見ていた。
「あ、それ俺の鞄だ。ちょっと勝手に触わ——」
と少年が言い終わらない内に、帽子男は、そのまま拾い上げた袋と自分の鞄を脇に抱えると、少年をチラリと見てスッと近くの細い脇道に入った。
「え?!おい!俺のだって。待て!泥棒!」
と少年は叫び、慌てて帽子男を追いかけた。
帽子男は、角を曲がってはフッと消えて、それを少年が必死に追いかける。雨の中、少年は何とか帽子男を見失わない様にを走り、路地の壁伝いに一瞬現れる帽子男の姿を追いかけては、狭い路地から路地へ、塀を乗り越え、何かの壊れて外れていたドアを通り抜け、追いかけた。
「あの野郎!どこ行きやがった!・・・って、ここどこだよ」
と思わず少年は声を漏らした。より強くなった雨の中で、視界を遮られ、辺りも薄暗くなって来る。少年が、帽子男が左へ曲がった様に見えた路地を急ぐと、少し広い通りへ出た。すると、一軒だけ灯りの付いた三階建ての建物を見つける。その窓から明かりが漏れていた。
(・・・あそこか?店?)
少年は顔を滴る雨を手で拭って、辺りを見回す。近くには数軒店らしき建物はあったが、古びたり朽ちている。ここも先程の男達と乱闘していた通りと同様に、人が使っている気配すらない。通りの奥には古びた倉庫が連なっていて、行き止まりになっている様だ。
雨はさらに激しくなり、少年の体に打ちつけてくる。視界が悪い。灯りのついた建物に自分が追って来た帽子男がいるのか他に仲間がいるかどうかは賭けだったが、見える範囲で明かりが付いているのはその建物のみ。
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