「あまがみのみこと」

あまがみのみこと

文字の大きさ
56 / 67

「あまがみのみこと」「メライガの奇跡と運命の旅路」第六章:滅びゆく星の守護者と漆黒の影との新たな戦い

しおりを挟む
水の精霊と過去の幻影の試練を乗り越え最深部の湖にたどり着いた「アッシュ」たちの前に巨大な滝が現れた

その先は何処までも広がる静かな瑠璃の瞳だった、その天上の涙の中心には

まるで水の結晶から生まれたかのような透明な玉座が浮かんでいる

「ここがダンジョンの最深部で水の理を司る守護者がいる場所です」

「アレン」は静かに告げた彼らの視線の先の玉座には一人の少女が座っていた彼女の髪は水の流れのように揺れ

その瞳の奥には強い意志が秘められ水底ように深く澄んでいる

少女はゆっくりと顔を上げた「アッシュ」たちの姿を認めると静かに玉座から立ち上がり彼らの前に歩み寄った、しかし彼女の表情は、どこか苦しげだ

「水の試練を乗り越えし者たちよ……あなたたちの魂の共鳴が私を呼んだのですか?私は「この星の水の理を司る者」あなたたちは何故この場所にたどり着いたのですか?……」

少女の声は水の、せせらぎの様に心地よく、しかし彼女の言葉は弱々しく震えていた彼女の身体からは

まるで水が蒸発していく、かのように力が失われつつある

その光景に「みこと」と「あまがみ」と「リーネ」は胸騒ぎを覚えた

「この子は「銀髪の歌姫」の魂の欠片を宿している」

「あまがみ」が静かに呟いた、その言葉に「アッシュ」は驚きを隠せない

「何があったんだ?」

「アッシュ」の問いに少女はか細い声で答えた

「この星の水の理が壊され様としています……その影響で私の力も……」

少女の言葉に「アレン」の表情が険しくなった

「水の理が壊れると……この星は滅んでしまう……しかし……それを誰が……」

その時ダンジョンの奥から漆黒の影が蠢きながら現れた

その影は水の理を喰らい尽くそうとして少女へと迫っていく

「早く逃げて絡め取られる」

少女の声は今にも消えそうだった「アッシュ」たちは「銀髪の歌姫」の欠片を宿す少女を救うため

そして、この星を救うため新たな戦いに挑むことになるのだった
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

踏み台(王女)にも事情はある

mios
恋愛
戒律の厳しい修道院に王女が送られた。 聖女ビアンカに魔物をけしかけた罪で投獄され、処刑を免れた結果のことだ。 王女が居なくなって平和になった筈、なのだがそれから何故か原因不明の不調が蔓延し始めて……原因究明の為、王女の元婚約者が調査に乗り出した。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

愛されない妻は死を望む

ルー
恋愛
タイトルの通りの内容です。

竜華族の愛に囚われて

澤谷弥(さわたに わたる)
キャラ文芸
近代化が進む中、竜華族が竜結界を築き魑魅魍魎から守る世界。 五芒星の中心に朝廷を据え、木竜、火竜、土竜、金竜、水竜という五柱が結界を維持し続けている。 これらの竜を世話する役割を担う一族が竜華族である。 赤沼泉美は、異能を持たない竜華族であるため、赤沼伯爵家で虐げられ、女中以下の生活を送っていた。 新月の夜、異能の暴走で苦しむ姉、百合を助けるため、母、雅代の命令で月光草を求めて竜尾山に入ったが、魔魅に襲われ絶体絶命。しかし、火宮公爵子息の臣哉に救われた。 そんな泉美が気になる臣哉は、彼女の出自について調べ始めるのだが――。 ※某サイトの短編コン用に書いたやつ。

処理中です...