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第一章 赤と黒の螺旋の中で
四話 竹ちゃんの、子守(4)
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織田家も、鬼ではない。
加藤屋敷(熱田羽城)に『保護』されている竹千代を、実の母・水野大(十九歳)が
「ひと目だけでも、遠くからでもいいから、姿を見させてください。再婚する前に、記憶に残しておきたいのです(うるうるうる)」
と潤んだ瞳でお願いされたら、そら許す。
織田家も、鬼ではない。
水野家は松平家に与して大を嫁がせていたのだが、大の父が死去して兄に代替わりした途端、織田家に鞍替えしてしまった。
大は離縁され、実家に戻って再婚待ちだった所に、息子が拉致されて織田家に『保護』されちゃったのである。
同じ尾張国内、半日歩けば会える距離に、生き別れた我が子がいる。
会いたくなるのが人情だ。
「と、いう訳で」
平手政秀は、前置きの三分の一を、金森可近に伝える。
「竹千代殿が近くの寺に参拝する際に、母親に姿を、見せてあげたい。傍らでガン見するご婦人がいたら、気にせずに手でも振らせてあげてくれ。曲者ではない」
それだけで織田信長を連れて、加藤屋敷(熱田羽城)にまで足を伸ばした訳ではなかろうから、可近は聞く姿勢を崩さない。
信長(十四歳)が竹千代(六歳)を相手に、庭で相撲を取っている喧騒に聞き耳を立てつつ、平手政秀が言い難そうにしている話題に移るのを待つ。
「で、のう。で、若殿がのう。母親と子供の感動の再会シーンを、特等席で見たいそうでのう」
内政でも外交でも戦争でも頼りにされる有能武将・平手政秀が、脂汗を流しながら、信長の願いを叶えてあげようと、金本可近に押し付ける。
「若が、しでかさんように、金森にも、気を配って欲しい」
悪趣味だとか邪魔だとか、お前が面倒見ろよ傅役だろジジイとか、サイコパスの初等教育に失敗した責任取れやとか辛辣な言葉を封じ、可近は優しくオブラートに包んだ文言を選ぶ。
「最後は平手殿が打撃ツッコミを入れて止めてくれると見越して、甘えていると思いますよ、きっと。多分。おそらく。あるいは。ひょっとすると」
「最近は、『必殺! 平手チョップ』を脳天に喰らっても、気絶せずに悪戯を続けなさる。拙者は衰え、若は成長した。もう、確実に止める自信がない」
「『必殺! 平手チョップ』を連発して壊れても、心配しなくていいと思いますよ。織田家は子沢山だから」
という酷いアイデアを口にせずに、可近は気休め案を述べておく。
「では、自分が限界を見定めて、合図をしたら、若殿に『必殺! 平手チョップ』を入れて止めるという事にしましょう。若殿も、必ずアホな悪戯をする訳でもありませんし」
「ええ、偶に信じられない程に、礼儀正しいです。偶に」
「その時はきっと、礼儀正しいですよ。母と子の再会に感動して、いいひとレベルが上がりますよ。その時は」
二人が楽観を語り合う間に。
信長が竹千代と、相撲の歓声に紛れて密談しているような気がして、可近は神経を使った。
お福と那古野の城下町へと買い物デートしている間に、先日の相撲の最中に気になった事を聞いてみた。
「ひょっとして、竹千代様と若殿の密談を、耳に入れていたとか、します?」
射的屋で猿のオモチャ目掛けて矢を放ち、見事に外して金を無駄にした福が、ジェスチャーで「金払え」をしてくる。
口に草餅を咥えたままだ。
「当たるまで射て、いいですよ」
十七連続で外した時点で、お福は音をあげた。
「これは、金森には秘密を漏らすなという、八幡大菩薩様からの、御告げですね」
「いいえ、きっと無駄な抵抗はせずに、早く金森に話してしまえという御告げです」
「どうしてそう、酷くて悪くて如何わしい方向に、話を持って行こうとするの?!」
「いいえ、必要です。将来の尾張と三河のトップ同士の密談です。何か起きる前兆として、早め早めに対処しておきたいです」
「竹千代様が、母上と文通する許可を、若殿に求めただけよ」
「…」
「若殿は、無償で許可しましたよ」
「…」
「で、さっきから、どういう前提で話を聞き出そうとしやがった、金森?」
「よかった。誰も死なないし、村は焼かれないし、魔法少女は魔女にならないし」
「おい」
「よかった、よかった。めでたし、めでたし」
「おいこら」
「昼飯は、海鮮丼にしようか」
「この件は、一生掘り下げてやるから、そのつもりで」
「分かりました。一生お福さんに、掘られ続けます」
「そういうとこ、そういうとこ、そういうとこ」
「さあ、掘るのも掘られるのも、体力が大事です。食べに行きましょう」
「そういうとこだぞ」
加藤屋敷(熱田羽城)に帰ると、可近は竹千代様に呼び付けられた。
「添削を、お願いします」
母への初めての文の、添削を頼まれた。
両手を洗い、唾が飛ばないように懐紙を口に含んで、文の書かれた書状を添削する。
誤字なし。
まだ拙いが筋の良い文字で、近況を伝えている。
(六歳で、此処まで文を書けるというだけで、母君は満足するだろう)
文の内容も、政治的に正しい事のみ。
(もう既に、『何を書いてはいけない』のか、理解している。六歳で)
この若君の十年後を想像すると脂汗が出て止まらなくなるので、可近は友好関係の維持に専念する。
笑顔で文を返却する。
「はい、問題ありません。このまま出しましょう」
「…本当に?」
「本当に」
「忖度は無用です」
「過不足ないです。このままで大丈夫です」
「字が、頼りないので、金森殿に代筆をお願いしようとも考えております」
「断ります」
キッパリと、可近は断った。
「竹千代様の字は、文を重ねる毎に、良くなっていくでしょう。母君は、文を受け取る度に、竹千代様の成長を体感できます。自分が代筆しては、母君が子供の成長を見守る機会を、奪ってしまいます」
「納得しました」
竹千代は、満面の笑みで、文を仕舞う。
「次の文に備えて、習字の時間を増やしたいのですが」
「毎日、四半刻(約三十分)の習字で、充分です。習い事は、量より質が大切です」
「金森殿に、指南をお願いして、よろしいでしょうか?」
「そちらから言い出すのを、待っていました」
「言わなければ、お福とのデート時間に費やし続ける算段だったのですね?」
「はい」
「では、もう少しお願いします」
茶の湯や和歌の授業も、追加された。
竹千代の侍女を口説き落としかけている可近への、ちょいとした意趣返しも含まれている。
最近は暇そうにしていると福の視線が冷たいので、これはこれで有り難く引き受ける、可近だった。
この現場での楽な仕事(注意・金森可近基準)を増やす事に成功し、ウキウキとした気分で『母と子の再会』当日を迎えた可近は、手抜かりに気付いた。
寺を参拝する竹千代を、脇の垣根越しに『こっそりと密かに慎ましく』見守るはずの母・水野大(十九歳)の横に、ラフな格好の織田信長(十四歳)が侍っている。
その後ろに平手政秀が控えて、可近に素早く目礼する。
信長は大に干し柿を差し入れし、一緒にサングラスを掛けて、竹千代をウォッチングしながら楽しそうに駄弁っている。
悪戯ではなく「密かな接待」なので、平手はツッコミを入れられずに、控えるしかない。
ギリギリのボーダーラインで、仕事するフリをして遊んでいる。
竹千代は、苦笑を堪えて、普通に参拝をしている。
家来たちは我慢出来ずに横目で見てしまうが、竹千代は知らぬ顔で参拝を済ませる。
(予想外。竹千代様に張り付いて、再会シーンを観劇すると思い込んでいた。遊びだけじゃないな。母君とも親しくなろうとするとは)
一見して遊んでいるようだが、政治である。
助平心ではなく、政治である。
信長は終生、家臣の妻子には優しく接した。
家臣そのものには、容赦しないけど。
これがどういう効果を生むかというと、
家臣「ぴえ~ん、信長様が、厳しいよ~ん」
家臣の家族「あの優しい殿が? あなたに落ち度があるのでは? ちゃんと働いたの?」
家臣「え~ん、家庭にも逃げ場がないんだよ~ん」
と、家臣を更に追い詰めるという素晴らしい副作用が発生する。
信長は、理解している。
今の家臣は、将来の敵に成り得る事を。
信長の父と祖父が、まさにそうだったのだから。
信長は家臣対策に、家臣の家族と仲良くなる事を選んだ。
裏切られそうな時に、すぐ分かるように。
此処に至って、可近は信長の下心を、悟った。
(竹千代人質ツアーを、仕切る気だ。父君や自分をすっ飛ばして、若様が直接、三河との人脈を築く気だ)
家督を譲られる前から、独自で、将来の盟友候補に良い顔をしようとする行動力。
(気が早いなんてもんじゃない。効率が良いと思ったら、手順は可能な限り、吹っ飛ばす気だ)
せっかちで猜疑心旺盛な性分を目の当たりにして可近は…
(よし、前向きに利用しよう)
織田信長の有効活用を、心掛ける。
(この性格を利用すれば、自分がするはずの仕事も、若様に回せる。つまり、自分の自由時間が増えるワカメ)
前向きに、仕事の一部を織田信長に押し付ける算段を、始める。
部下を使い潰す事で悪名高い織田信長と
上司が誰であろうとマイペースを崩さなかった金森可近
真逆のスタイルで戦国時代を生きる二人の、最初の共同作業が、目前に迫っていた。
加藤屋敷(熱田羽城)に『保護』されている竹千代を、実の母・水野大(十九歳)が
「ひと目だけでも、遠くからでもいいから、姿を見させてください。再婚する前に、記憶に残しておきたいのです(うるうるうる)」
と潤んだ瞳でお願いされたら、そら許す。
織田家も、鬼ではない。
水野家は松平家に与して大を嫁がせていたのだが、大の父が死去して兄に代替わりした途端、織田家に鞍替えしてしまった。
大は離縁され、実家に戻って再婚待ちだった所に、息子が拉致されて織田家に『保護』されちゃったのである。
同じ尾張国内、半日歩けば会える距離に、生き別れた我が子がいる。
会いたくなるのが人情だ。
「と、いう訳で」
平手政秀は、前置きの三分の一を、金森可近に伝える。
「竹千代殿が近くの寺に参拝する際に、母親に姿を、見せてあげたい。傍らでガン見するご婦人がいたら、気にせずに手でも振らせてあげてくれ。曲者ではない」
それだけで織田信長を連れて、加藤屋敷(熱田羽城)にまで足を伸ばした訳ではなかろうから、可近は聞く姿勢を崩さない。
信長(十四歳)が竹千代(六歳)を相手に、庭で相撲を取っている喧騒に聞き耳を立てつつ、平手政秀が言い難そうにしている話題に移るのを待つ。
「で、のう。で、若殿がのう。母親と子供の感動の再会シーンを、特等席で見たいそうでのう」
内政でも外交でも戦争でも頼りにされる有能武将・平手政秀が、脂汗を流しながら、信長の願いを叶えてあげようと、金本可近に押し付ける。
「若が、しでかさんように、金森にも、気を配って欲しい」
悪趣味だとか邪魔だとか、お前が面倒見ろよ傅役だろジジイとか、サイコパスの初等教育に失敗した責任取れやとか辛辣な言葉を封じ、可近は優しくオブラートに包んだ文言を選ぶ。
「最後は平手殿が打撃ツッコミを入れて止めてくれると見越して、甘えていると思いますよ、きっと。多分。おそらく。あるいは。ひょっとすると」
「最近は、『必殺! 平手チョップ』を脳天に喰らっても、気絶せずに悪戯を続けなさる。拙者は衰え、若は成長した。もう、確実に止める自信がない」
「『必殺! 平手チョップ』を連発して壊れても、心配しなくていいと思いますよ。織田家は子沢山だから」
という酷いアイデアを口にせずに、可近は気休め案を述べておく。
「では、自分が限界を見定めて、合図をしたら、若殿に『必殺! 平手チョップ』を入れて止めるという事にしましょう。若殿も、必ずアホな悪戯をする訳でもありませんし」
「ええ、偶に信じられない程に、礼儀正しいです。偶に」
「その時はきっと、礼儀正しいですよ。母と子の再会に感動して、いいひとレベルが上がりますよ。その時は」
二人が楽観を語り合う間に。
信長が竹千代と、相撲の歓声に紛れて密談しているような気がして、可近は神経を使った。
お福と那古野の城下町へと買い物デートしている間に、先日の相撲の最中に気になった事を聞いてみた。
「ひょっとして、竹千代様と若殿の密談を、耳に入れていたとか、します?」
射的屋で猿のオモチャ目掛けて矢を放ち、見事に外して金を無駄にした福が、ジェスチャーで「金払え」をしてくる。
口に草餅を咥えたままだ。
「当たるまで射て、いいですよ」
十七連続で外した時点で、お福は音をあげた。
「これは、金森には秘密を漏らすなという、八幡大菩薩様からの、御告げですね」
「いいえ、きっと無駄な抵抗はせずに、早く金森に話してしまえという御告げです」
「どうしてそう、酷くて悪くて如何わしい方向に、話を持って行こうとするの?!」
「いいえ、必要です。将来の尾張と三河のトップ同士の密談です。何か起きる前兆として、早め早めに対処しておきたいです」
「竹千代様が、母上と文通する許可を、若殿に求めただけよ」
「…」
「若殿は、無償で許可しましたよ」
「…」
「で、さっきから、どういう前提で話を聞き出そうとしやがった、金森?」
「よかった。誰も死なないし、村は焼かれないし、魔法少女は魔女にならないし」
「おい」
「よかった、よかった。めでたし、めでたし」
「おいこら」
「昼飯は、海鮮丼にしようか」
「この件は、一生掘り下げてやるから、そのつもりで」
「分かりました。一生お福さんに、掘られ続けます」
「そういうとこ、そういうとこ、そういうとこ」
「さあ、掘るのも掘られるのも、体力が大事です。食べに行きましょう」
「そういうとこだぞ」
加藤屋敷(熱田羽城)に帰ると、可近は竹千代様に呼び付けられた。
「添削を、お願いします」
母への初めての文の、添削を頼まれた。
両手を洗い、唾が飛ばないように懐紙を口に含んで、文の書かれた書状を添削する。
誤字なし。
まだ拙いが筋の良い文字で、近況を伝えている。
(六歳で、此処まで文を書けるというだけで、母君は満足するだろう)
文の内容も、政治的に正しい事のみ。
(もう既に、『何を書いてはいけない』のか、理解している。六歳で)
この若君の十年後を想像すると脂汗が出て止まらなくなるので、可近は友好関係の維持に専念する。
笑顔で文を返却する。
「はい、問題ありません。このまま出しましょう」
「…本当に?」
「本当に」
「忖度は無用です」
「過不足ないです。このままで大丈夫です」
「字が、頼りないので、金森殿に代筆をお願いしようとも考えております」
「断ります」
キッパリと、可近は断った。
「竹千代様の字は、文を重ねる毎に、良くなっていくでしょう。母君は、文を受け取る度に、竹千代様の成長を体感できます。自分が代筆しては、母君が子供の成長を見守る機会を、奪ってしまいます」
「納得しました」
竹千代は、満面の笑みで、文を仕舞う。
「次の文に備えて、習字の時間を増やしたいのですが」
「毎日、四半刻(約三十分)の習字で、充分です。習い事は、量より質が大切です」
「金森殿に、指南をお願いして、よろしいでしょうか?」
「そちらから言い出すのを、待っていました」
「言わなければ、お福とのデート時間に費やし続ける算段だったのですね?」
「はい」
「では、もう少しお願いします」
茶の湯や和歌の授業も、追加された。
竹千代の侍女を口説き落としかけている可近への、ちょいとした意趣返しも含まれている。
最近は暇そうにしていると福の視線が冷たいので、これはこれで有り難く引き受ける、可近だった。
この現場での楽な仕事(注意・金森可近基準)を増やす事に成功し、ウキウキとした気分で『母と子の再会』当日を迎えた可近は、手抜かりに気付いた。
寺を参拝する竹千代を、脇の垣根越しに『こっそりと密かに慎ましく』見守るはずの母・水野大(十九歳)の横に、ラフな格好の織田信長(十四歳)が侍っている。
その後ろに平手政秀が控えて、可近に素早く目礼する。
信長は大に干し柿を差し入れし、一緒にサングラスを掛けて、竹千代をウォッチングしながら楽しそうに駄弁っている。
悪戯ではなく「密かな接待」なので、平手はツッコミを入れられずに、控えるしかない。
ギリギリのボーダーラインで、仕事するフリをして遊んでいる。
竹千代は、苦笑を堪えて、普通に参拝をしている。
家来たちは我慢出来ずに横目で見てしまうが、竹千代は知らぬ顔で参拝を済ませる。
(予想外。竹千代様に張り付いて、再会シーンを観劇すると思い込んでいた。遊びだけじゃないな。母君とも親しくなろうとするとは)
一見して遊んでいるようだが、政治である。
助平心ではなく、政治である。
信長は終生、家臣の妻子には優しく接した。
家臣そのものには、容赦しないけど。
これがどういう効果を生むかというと、
家臣「ぴえ~ん、信長様が、厳しいよ~ん」
家臣の家族「あの優しい殿が? あなたに落ち度があるのでは? ちゃんと働いたの?」
家臣「え~ん、家庭にも逃げ場がないんだよ~ん」
と、家臣を更に追い詰めるという素晴らしい副作用が発生する。
信長は、理解している。
今の家臣は、将来の敵に成り得る事を。
信長の父と祖父が、まさにそうだったのだから。
信長は家臣対策に、家臣の家族と仲良くなる事を選んだ。
裏切られそうな時に、すぐ分かるように。
此処に至って、可近は信長の下心を、悟った。
(竹千代人質ツアーを、仕切る気だ。父君や自分をすっ飛ばして、若様が直接、三河との人脈を築く気だ)
家督を譲られる前から、独自で、将来の盟友候補に良い顔をしようとする行動力。
(気が早いなんてもんじゃない。効率が良いと思ったら、手順は可能な限り、吹っ飛ばす気だ)
せっかちで猜疑心旺盛な性分を目の当たりにして可近は…
(よし、前向きに利用しよう)
織田信長の有効活用を、心掛ける。
(この性格を利用すれば、自分がするはずの仕事も、若様に回せる。つまり、自分の自由時間が増えるワカメ)
前向きに、仕事の一部を織田信長に押し付ける算段を、始める。
部下を使い潰す事で悪名高い織田信長と
上司が誰であろうとマイペースを崩さなかった金森可近
真逆のスタイルで戦国時代を生きる二人の、最初の共同作業が、目前に迫っていた。
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