笑う花

マルゾンビ

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偶然ではない

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適当な言葉が出ない時、
皆はどうしているのだろうか?
漠然と大きな理の中で、一瞬の会話や大事な局面に決定的なことが言えなくて後悔をしたことがあると思う。

でも私はこういう時必要不可欠なことが起きて、
運命が進んでいると考えている。
何故言えなかったのか、何故思いつかなかったのか?
それは、それをまだ言う瞬間ではなかったと。

この世界で私は、
小さな花になろうとしてる。
それが何故ここで、
何故この男でどうして今なのかは分からない。

私も大きな理の中では上手く言葉が出なくなるが、
これは"必然"なのであろう。

進むのは己とそれを認知している世界の範囲だけだ。
私は後押しをすることは出来るが、
想いを叶えられるのは、それを切に願うものだけだ。

"笑う花" - 小さな花より
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