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第1章
46.それぞれの反応
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「な、何だこれ!?こんな数値有り得るのか?」
「これならテレポートもありえるか…。」
「これ、歴代最高ステータスだろ?」
「あはははは!さすがミナトくん(笑)」
「魔法スキルが凄すぎます~!この後語り合いましょう?」
と三者三様の反応となった。
「これだから隠してたんです…。」
俺がそう言うと、
「これならミナトの方が勇者じゃないか!もう新しい勇者として活躍したらどうだ?」とリオーネさんが提案してくる。
「断固拒否します!俺はハクとのんびり世界を旅するのが夢なんです。もちろん身近な依頼は受けますけど勇者として祭り上げられるのはちょっと…。」
「それならこれからも隠し通すのか?」
「出来ればそうしたいですね。」
「ならばミナトの実力に合った依頼はソルを通して受けてもらう事でもいいか?なんせ、強い冒険者は万年人材不足なんでな(笑)」
「もちろんです!俺でよければいつでも声をかけてください。」
「それは助かる。」
リオーネさんは俺に依頼を出す代わりに、偽装ステータスを見逃してくれた。本当にいい人だ。ソルさん達もこれから先、何か困った事があればいつでも頼ってくれと言ってくれた。この事はこの部屋にいる人たちの秘密となった。
俺は皆さんの優しさでいつも通りの生活を続けれる事に感謝をしつつ、精一杯の恩返しをしていこうと決意した。
「話を戻すが、ミナトの言っていたことの真実味が増したな…。頭が痛いが最悪、その国王と勇者らには退場してもらう事になるだろう。」
「それも視野に入れておいた方が良さそうだな。」
「ミナトの協力も必要になるかもしれない。その時は頼めるか?」
「もちろんです!」
詳しい話はまた決まり次第共有する事となり、俺達は「フェニックス」のギルドホームへと帰った。
そして帰ってくるなり質問攻めに…。
「ねぇ、どうやったらそんなに短期間で強くなれたの?」
「色々魔法の試し打ちが見たいです~!」
「なぁ今度練習試合してくれねぇか?」
「……もしかしてハクもただの狼じゃないとか?」
それぞれ俺の強さについて質問してきていたのだが、最後にソルさんが痛いことを聞いてきた。俺がハクの方を見ると、仕方ないという顔をして次の瞬間には「ポンッ!」という効果音と共に人型になっていた。そして、
『我はフェンリルのハクじゃ!これからは我もこの姿で過ごそうと思う。よろしく頼むぞ!』
見た目は小さな美少女が、ない胸を張り偉そうにそう宣言した。俺は手で顔を覆うと「やっちまった…。」と後悔した。あのハクが普通に自己紹介など出来るわけがなかったのだ。
恐る恐るパーティの面々を見ると俺の予想とは違う反応をしている人が約2名…。
「「可愛い~!!!」」
ネージュさんとミラさんだ。2人はそう叫ぶと左右からハクを抱きしめ始めた。
「お人形さん見たいね!これから買い物に行きましょ?」
「わぁ~、お肌もスベスベでモチモチしてます~!賛成、ハクちゃんかわいい服をお姉さん達と選びましょうね~?」
『何をする!?やめんか2人とも、我はこのままで良い!!』
「「ダメです!!」」
『助けてくれミナト~!!!!』
可愛いものに目がない2人から逃れる為に助けを求めるハクだが、自分でその姿になったんだから自業自得だ。俺は手を振り、2人にドナドナされるハクを見送った。
ドアの外からは『この裏切り者~~~!!!』とハクが叫んでいる。
決して女性2人の視線が怖かったからじゃない……。
帰ってきたら、とっておきのオヤツで慰めてやるかと俺は思うのだった。
…………あれ?何の話をしてたんだっけ??
「これならテレポートもありえるか…。」
「これ、歴代最高ステータスだろ?」
「あはははは!さすがミナトくん(笑)」
「魔法スキルが凄すぎます~!この後語り合いましょう?」
と三者三様の反応となった。
「これだから隠してたんです…。」
俺がそう言うと、
「これならミナトの方が勇者じゃないか!もう新しい勇者として活躍したらどうだ?」とリオーネさんが提案してくる。
「断固拒否します!俺はハクとのんびり世界を旅するのが夢なんです。もちろん身近な依頼は受けますけど勇者として祭り上げられるのはちょっと…。」
「それならこれからも隠し通すのか?」
「出来ればそうしたいですね。」
「ならばミナトの実力に合った依頼はソルを通して受けてもらう事でもいいか?なんせ、強い冒険者は万年人材不足なんでな(笑)」
「もちろんです!俺でよければいつでも声をかけてください。」
「それは助かる。」
リオーネさんは俺に依頼を出す代わりに、偽装ステータスを見逃してくれた。本当にいい人だ。ソルさん達もこれから先、何か困った事があればいつでも頼ってくれと言ってくれた。この事はこの部屋にいる人たちの秘密となった。
俺は皆さんの優しさでいつも通りの生活を続けれる事に感謝をしつつ、精一杯の恩返しをしていこうと決意した。
「話を戻すが、ミナトの言っていたことの真実味が増したな…。頭が痛いが最悪、その国王と勇者らには退場してもらう事になるだろう。」
「それも視野に入れておいた方が良さそうだな。」
「ミナトの協力も必要になるかもしれない。その時は頼めるか?」
「もちろんです!」
詳しい話はまた決まり次第共有する事となり、俺達は「フェニックス」のギルドホームへと帰った。
そして帰ってくるなり質問攻めに…。
「ねぇ、どうやったらそんなに短期間で強くなれたの?」
「色々魔法の試し打ちが見たいです~!」
「なぁ今度練習試合してくれねぇか?」
「……もしかしてハクもただの狼じゃないとか?」
それぞれ俺の強さについて質問してきていたのだが、最後にソルさんが痛いことを聞いてきた。俺がハクの方を見ると、仕方ないという顔をして次の瞬間には「ポンッ!」という効果音と共に人型になっていた。そして、
『我はフェンリルのハクじゃ!これからは我もこの姿で過ごそうと思う。よろしく頼むぞ!』
見た目は小さな美少女が、ない胸を張り偉そうにそう宣言した。俺は手で顔を覆うと「やっちまった…。」と後悔した。あのハクが普通に自己紹介など出来るわけがなかったのだ。
恐る恐るパーティの面々を見ると俺の予想とは違う反応をしている人が約2名…。
「「可愛い~!!!」」
ネージュさんとミラさんだ。2人はそう叫ぶと左右からハクを抱きしめ始めた。
「お人形さん見たいね!これから買い物に行きましょ?」
「わぁ~、お肌もスベスベでモチモチしてます~!賛成、ハクちゃんかわいい服をお姉さん達と選びましょうね~?」
『何をする!?やめんか2人とも、我はこのままで良い!!』
「「ダメです!!」」
『助けてくれミナト~!!!!』
可愛いものに目がない2人から逃れる為に助けを求めるハクだが、自分でその姿になったんだから自業自得だ。俺は手を振り、2人にドナドナされるハクを見送った。
ドアの外からは『この裏切り者~~~!!!』とハクが叫んでいる。
決して女性2人の視線が怖かったからじゃない……。
帰ってきたら、とっておきのオヤツで慰めてやるかと俺は思うのだった。
…………あれ?何の話をしてたんだっけ??
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