もぐらちゃんたちの おはなし集

ひかりの しょうたいは

あるさむい　ゆうがたのこと、もぐらちゃんが　おうちにかえっていると、そらに　なにかが　きらめきました。

ひかりは　だれかのおうちの中へと　はいっていきます。
それをみた　もぐらちゃんはビックリ！

「いまのひかり、なんだろう」
となりにいた　おさるくんがつぶやきます。

すると、みしらぬひかりは　またキラリ。
こんどは　べつのおうちへと　はいっていきます。

しばらく　ようすをみていると、ひかりは　でんきのきえた　いろんなおうちへと　はいっているようです。

「なんだろうね、なんだろうね」

もぐらちゃんはこわくなったのか、ソワソワ。

「そういえば、きょうはなんにちだっけ？」

すこしさきを　あるいていた　ねこちゃんが言いました。
すると、ねこちゃんの　となりにいた　りすちゃんが　アッ！とこえをあげます。

「きょうは　サンタさんがくる日だって　だれかが　ウワサしていたような」
「そっか、じゃあ　いまのひかりは　サンタさんなのかな？」

そうおもうと　こわさはどこへやら。
こんどは　たのしいきぶんで　ソワソワしはじめました。

「はやく　かえって　でんきを　けさなくちゃ」
ねこちゃんがそう言うと、そうだね、そうだねとみんなが言います。

それから4ひきは　いそいで　おうちにかえって　でんきをけして　ねむることにしました。

【おしまい】