彼が求めていた冥界

水橋瑠樹

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第一章

第一話

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 弓倉桜雅(ゆみくらおうが)死を求めている。
 何故かいじめと虐待だ
 学校に行けば殴られる行かなければ親にも殴られる。
 僕は生きる資格がない
「僕は求めていたのは冥界」
 死の世界に行けばこの地獄から解放される
 だから死んだ首にナイフを当て頸動脈けいどうみゃくを切った
 その時あまり死については怖くなかったむしろ何かから解放されたような気がした
 目覚めると見覚えがない部屋、いつもより柔らかいベット
 ベットから体を起こすと知らない部屋
 桜雅「あれ?なんで生きてるの?もしかして奇跡的に生き返った!?」
 と独り言を呟いた途端にドアが開いて
 ???「いやちゃんと死んでますよ、綺麗に頸動脈逝けいどうみゃく逝ってたらしいです
よ??」
 とドアから部屋にセーラ服を着ている女子高校生入ってきた
 桜雅「えっと本当ですか?」
 ???「当たり前じゃん、人間卒業おめでとう」
 桜雅「てことは僕は人間?いや妖怪になったんですか?」
 ???「そう、憎しみが多かったせいかわからないけど妖怪になったみたいだよ」
 桜雅「なんか涙が、、、その前にあなた誰ですか?」
 ???「あ、、、普通に忘れてたわw私は暁 凛(あかつき りん)冥界に住んでるただの妖怪です☆」
 桜雅「よ、よろしくぅ」(情緒不安定かな?笑)
 凛「今なんか変なこと考えた?」
 桜雅「いやいや変なこと考えてないですよ!誤解ですよ汗」
 凛「えーほんとかなー?」
 からかわれている途中に凛に向けて声が聞こえてきた
 ???「部屋が妙に騒がしいと思ったらなにからかってるんですか!凛」
 凛「つい楽しくなってしまって」
 ???「まあ凛がこんなに楽しそうに笑っているので今回は許しましょう」
 紫苑「目覚めましたか始めまして凛の母親の暁紫苑(あかつき しおん)です。
 本当は三途の川に行って閻魔様に地獄か冥界か天界等に行先を伝えられるはずですが、、、
 一か月間寝てしまっていたのであなたが起きるまでここで住まわせることになったんです」
 桜雅「い、一か月間の寝てたんですか!?」
 紫苑「はい、、、まあ寝顔が可愛かったので満点ですけどね」
 桜雅「か、可愛い!?」
 凛「お母さんもそこまでにしてあげてよ、みて顔真っ赤だよ笑」
 紫苑「あらあら」
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