もどかし遊戯

あきすと

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朝から散々、璃端に体をいじくられて
着替えどころではどうしようも無く。
仕方ないからシャワーを浴びた。
アイツ、マジで何考えてるんだよ。
コッチはこの後仕事だって言ったのに。

盛大なため息を漏らしながら、先程
璃端に注がれた残滓をかき出す。
久しぶりの感覚だった。
何にもしてなかった、とは言わないけど
璃端と繋がる事が減って、そりゃ
たまには個人的に快楽を得てもいた。

でも、やっぱり現物は比べものにならなかった。
「ったく…どんだけ出してんだよ。」
放たれたものが内股を伝って行く。
お互いあんまり、余裕がなくて。

結構、荒かった。かな?
うん。璃端にしちゃあな。

でも…ソレが案外良かったし。
何も考えられなくて、俺なんて枕に
顔埋めて、息するのを忘れるくらい
追い詰められた。


なんとかシャワーから上がると、脱衣所に
ヒーターが点けられていた。
こーいうところ、俺はすごく嬉しくなる。
璃端はやっぱり、優しい。

着替えを済ませて、髪を乾かしてから
居間に戻るとテーブルの上には
璃端が用意してくれた朝食が並んでた。
『大丈夫…?要、腰とか』
「すご、朝からパンケーキとか。わざわざ焼いてくれたの?はぁ~良い匂い。」

『要、僕…酷くしちゃったカモ』
淹れたてのコーヒーを璃端がカップに注いで
持って来てくれた。
「何でも無いって。まぁ、仕事ある朝はさすがにちょっとキツイかな?そんくらいだよ。」
『うん。ごめんなさい…久しぶりに要がこんなにも近くに居て、調子に乗った。』

ここですぐに反省できるのも、俺としては
何にもいう事は無い。
情熱的な面もあるのは、なんとなく知ってるから。
席について、
「璃端も一瞬に食べよ?まだ時間あるからさ。折角作ってくれたんだし。」
手を合わせる。

『ハイ。これでお詫びだなんて言わないけど。要、一生懸命に僕の想いに応えてくれて、嬉しかった。』
こんなにもド直球な言葉で言われると、なんだか照れてしまう。

「俺だって、恋人の為なら…出来る限り何でもしたいよ。」
朝から思う存分抱かれて、例えこの先
力仕事があると分かってても。
断れない瞬間がさっきだった。

綺麗に焼けたパンケーキの少し甘い香りに
脳が満たされて行く。
添えられたバターと蜂蜜が効いてて
益々美味しさを引き立ててる。
『お味はどうでしょう?』
「美味しい、しか無い」
『…良かった。』
璃端はサラダを食べつつ、何度も視線を
こちらに向けて来る。

「めっちゃ見て来る…」
『要、長い髪も良いですね。』
「あ~、店長には切れば?って言われる。肩につくなら縛るけど。」
『ミステリアスで、僕は良いと思います。』

璃端は、職業柄よく髪型を変えたり
定期的にカットやカラーをする為
サッパリとしてる。
「ウザくなったら切るよ。」
『僕が、切ったらダメですか?』
「……切りたいの?璃端が?」
『ハイ。』
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