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クソ彼氏が今夜も意地悪なのは、もしかしたら俺のせいなのかな?
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昔、数年間だけバンド活動をしていた事がある。
央未と離れて過ごした4年間の、その中でも本当に短い期間だった。
今思うと、よくもまぁ俺みたいに?
つるむのが嫌いな性格で、やってたモンだと思う。
コンビニのバイト行ってー、大学に通い、長い休みになれば
央未が俺の部屋に転がり込んで、同棲だろ。
結構忙しかったんだよね。んで、四六時中一緒でも無いけど
長い時間一緒に居ると人間なんてのは、見たくも無い部分を見せてしまったり
する訳で。
で、喧嘩するだろ。
あーだこうだ言いながら、結局お互いが好きでしかないから
嚙みつき合って、また始まるんだよな。
もちろん、セックスが。
何かもうここまで来ると、愛欲と言うよりも肉欲ってのに近い。
俺が、バンド用の曲を書いてれば、邪魔してくるし。
可愛くて、憎らしくて、愛おしい。
恋人ってそんなもの。
央未は、ホントの所俺が歌ってる事自体は好きなんだけどさ。
誰かの前で歌ってるのが、嫉妬?するみたいで
一度、ライブハウスに来て以来もう、来なくなった。
俺は、央未がそれで良いなら何も言い様が無いし
これは、早々に辞める事になる予感がしてた。
あいつの独占欲の強さと、激しさは無意識なんだろうけど
異常に近いよ。
だから、いつも俺はどうやって央未の心を満たすのか考えていた。
かと言ってずっと一緒にと言う訳にもいかないから。
離れてる間に、少しでも繋がりを感じて欲しくて歌っていたのに。
俺の書いて、歌う曲は大概、央未の為に書いていた。
どっかそこら辺の女を相手に、俺がこんなにも真剣に作詞を出来たかと
言うと、答えは否だ。
央未だからこそ、色々考えさせられて。傷つけあってもまだ付き合えているんだ。
長い休みの前に、俺によこす電話はいつだって声が弾んでいて
本当に、今すぐにでも抱き締めたい想いで一杯になる。
まっすぐで、貪欲な央未の感情と言葉を感じながら俺はノートに
言葉を書き綴る。
『ねぇ~、朔の作詞って…こっぱずかしいよね♡』
こんな事を言われる始末だ。
あれから、6,7年が経過して。俺と央未もかなり落ち着いた付き合いが
出来るようになって来た。
倦怠期も、そもそも無いし。
部屋は隣同士だから、互いが都合よく付き合えているってのが気楽なんだ。
俺は、相変わらず央未の部屋でぐだぐだくつろいでる。
今日は、酒がかなり入ってる央未がだいぶ、お調子に乗ってる感じで
出来上がってるな。
あーぁ、馬鹿なやつ。俺が、こういう状況でどんな事を思ってるか
もういい加減分かるだろうに。
…それともわざと?
待っちゃってるのかな、央未の奴。
「この曲、その曲も全部…俺は央未に向けて書いたのに。全然聞きに来てくれないから。
俺、結構ショックだったんだけど。」
央未は、部屋着のままでベッドに上がりワインの瓶を抱えている。
コイツ、ほんとに後は知らないからな。
『そぉーんな甘ったるい曲…絶対俺に何か書いてないし!!朔、その頃どうせ女の子とばっかり
遊んでたもん。』
俺は、結構潔癖と言うか。
決めた相手には、一途なつもりなんだけどさ。
俺の顔がいけないんだって。軽そうに見えるらしい。
「信じてないのは、今も昔も変わんないか~」
『そう!だって俺…babyとかとか言われる…タイプ?』
央未がワインの720ml瓶を飲みながら悪酔いしてる。
「一途なフリなんか、俺にできるかよ。最初から、お前だけって言ってるのに。」
仕事終わりにしては、飲みすぎてる。何か嫌な事でもあったのかと心配する。
じゃー、ちょっと甘やかして聞いてみるか。
俺は、ベッドに上って
央未の太腿を撫でた。
『ぁ…んっ、なにすんだよ~』
「だって、央未は淫乱だからコッチで慰めるって学んだし。…違った?」
央未の眼が熱っぽい。少しだけ戸惑った表情で俺を見た後に
ぎゅーっと抱き着かれて、俺もキスで答える。
ふよふよな頬っぺたが、触ってても感触が良い。
舌を差し込んでみると、口内はトロトロだった。
あー、結構興奮してるな。
何の躊躇いも無く、内股に触れていく。
ロゼワインの深い味わいと、甘み、程よい酸味も
央未の舌や、口内の粘膜を通じて味わえてしまう。
「お口、美味しいね…央未。じゃ、こっちは?」
央未は、ゆらんゆらん上体を揺らしながら俺を真正面から見て
ニッコリ笑う。
可愛い。馬鹿可愛い。
『や、服は汚しちゃやらぁ…』
俺も、それは一緒だよと笑って履いていた央未のズボンを下ろした。
下着に俺は顔を埋める。
央未が変態だから、俺も同じく変態だとは思うけど。
匂いを吸ってると
『ふふっ、ばーか♡』
って、煽って来る。
よく言うよな、今の間に絶対乳首触ってたし。
「湿ってるじゃん…漏らした?」
くすくす笑いながら、俺がそっと下着の上から食むと
『ひゃ…、ちがぅ…っ、ん…』
「ほんとに?ココから央未のえっちな匂いするけど、」
完全に酔っぱらっていて正体不明の央未が笑ってる。
脚をぴくんぴくんと跳ねさせながら。
『あむあむ、するぅ~?』
「ひない…」
『んん…、もどかひぃ…、脱がしてぇ…っ』
どーしよかなー。すぐあげないって思ってるのに
顔を紅くさせながら、いつもの少し困った顔が俺の脳にはダイレクトに
クるから。
「がまんひて…」
こうしてる間に、央未の奴は服の裾をまくり上げて
胸をさらしている。
『ぅわぁぁ~ん…、ヤダ、それイヤだもん…触るなら、ちゃんとひてよぉ……』
呂律も怪しくなりながら懇願する央未が、とにかく可愛くって。
俺は、もっと意地悪したくなる。
◇
かぱっ、と口を開けて央未が
俺のを咥えてくれた。
俺は央未の後頭部に軽く手を添えて
滅多に口ではしてくれないのに
珍しい事もあるものだと少し
心が乱れてた。
えっろいなぁ、ホントに、
何でまた、そんな気になったのかは
知らないけど。でも、残念なことに
央未は口ですんのが下手っぽいんだよな。
まぁ、一生懸命になってあの手で
支えながらサレてんのかと
見るだけで、実は結構絵面的に
ヤバい。
央未の口内の柔らかさと、あったかさが
ダイレクトだし、猫みたいに舐め上げる
舌の感触に背中は粟立つ。
ってか、お前腰揺れてんだよね。
どんだけ期待して、人の喉奥まで
咥え込んでんだって話。
『っぷ…、は…ぁ……』
唾液の滑りが、口の中の粘膜の擦れが
やらしい音を立てて、ちょっと久しぶりに
ゾクゾクしてる。
無意識に央未の頭に添えてた手の
力も強まってく。
俺の真下で、頭が揺れてて。
貪欲過ぎるよなぁ、下の口も頻繁に
満たしてんのにまだ、上の口まで
満たされないなんて…俺の央未って
昔から色魔だし。
涙目になりながら、喉の奥を使って
扱いてくるから。いつの間にそんな
事覚えたのか?
俺も今回ばかりは、余裕無かった。
「ちょ…、央未外せ…出る。」
央未は聞く耳を持たずに、まだ続けてる。
下手なのがむしろイイって
奴の気持ち、微妙に解るわ。
俺は央未の口内に吐精して、軽く
身震いした。
『…!っ…ぁ……』
嬉しそうに俺の精液を飲んだかと思うと
その後は、予想してたけど
むせまくって、俺は央未の背中を
撫でたり軽く叩いてやっていた。
「どういう風の吹き回しかって、聞きたいわ。」
『はぁ…、…はぁ…げほっ……』
央未の口の周りについた精液を、俺は手の甲で
拭ってやる。
こんな顔して、顔ぐちゃぐちゃになっても
央未は可愛いかった。
『だって、いつも…してくれるでしょ?おれだって本当は出来るし!…ちょっと苦しくって苦手なだけだもん。』
おつむゆるゆるなんだよなー、セックスしてる
俺と央未は。
ヤる事しか考えてないって訳でもないけど、
スイッチ入ると止まんないと言うか。
「ん…、央未…ちょっとおっぱいでヨシヨシしてくれ」
央未は、もう裸になっててシーツの上に
寝そべって両手を俺に伸ばす。
『うん…ほら、来て?朔…』
外気にさらされている央未の乳首は
突起が既に起きていて
俺がしっとりと抱き締めれば
『はぁ…っ…ん……気持ちいい』
なんて、甘い声が聞こえてくる。
肌と肌が熱と冷たさを、分かち合う
この瞬間が央未も俺も気持ちがいい。
「乳首にピアス、いつする?」
俺の言葉に央未は、ギョッとしたのか
『そんなの、する訳ないよ…絆創膏ので懲りたから。』
嫌だ、と首を横に振った。
当たり前だよな。
「俺もあんまり、趣味じゃなかったわ。」
『優しくして…?朔…』
分かってる。でも、央未の甘々な
言葉や反応が俺のSを刺激して来る。
「央未はもう、優しいだけじゃイケないだろ?」
『そ、そんな事ないよ…ぁ…っん…』
胸の突起を軽く食む。
爪で弾くのも央未は好きなのも知ってる。
で、内股擦り寄せ始めたら
疼いて来てる証拠だ。
「痛くしていい?ちょびっとだけ…、な?」
眼がうるうるして、言葉に詰まるのは
靡いてるってサイン。
『加減してよね…っんぅ…やらぁ…っ、ヒリヒリするぅ…っ、ひゃ…、』
食んだ後を、優しく舌先で転がすと
央未の体が少し揺れる。
「…央未、トロトロいっぱい出てる…っ、そんなに気持ちいい?」
俺は、央未の性器に指を絡めて
迸る先走りを指先で掬い取る。
『ひもち…っぃ…ぁあ…っっ、吸っちゃダメぇ……っ♡』
指先が央未の精液で、濡れる。
「乳首…もっと触りたいけど、央未弱いからな。」
こんなのでイク程度には開発してたせいで、
本当に呆気なく果てるんだから。
俺も最初は目を疑った。
でも、本当に気持ちよさそうに
胸を反らしながら吐精する姿を見て
内心感動に近いものを覚えた。
はぁ、見てるだけで堪える。
さっき、央未が風呂に入ってたから
準備はしてあるんだろうけど。
今日はアイツの好きなので少し
攻めようかと思うんだよな。
央未は、少しくったりしながらも
体を斜めに開いて、片脚を屈める。
綺麗な双丘に手を這わせて、感触を確かめる様に触る。白くて綺麗で肌触りもいい。
する、と奥まった蕾につぷりと
指を挿し入れる。
『んぁ…っ…』
これなら、大丈夫そうだな。
綻んでるのが分かり、俺は央未のベッドの
枕の下からコンドームを1つ箱から出して
自分の性器に装着した。
電気も消さずに、堂々たるものだ。
央未は、何かに気付いたらしく
『それ…は、』
眼を見開く。
「これ?央未が好きな…つぶつぶのコンドーム…。」
分かってる、好きじゃないと言うか
前に使ったら乱れまくって大変な目に
あった、という刷り込みがあるから
ちょっと怖いんだろうなぁ。
『やだぁ、違うのがいい!だってそれ、怖い…』
今更な気もするけど。
俺は央未の言葉を無視して、指で蕾を
少し伸ばして性器を当てがう。
「気持ち良過ぎるんだろ?央未なら大丈夫だって、な…っ…」
ぐぐっ、と体重をかけてゆっくり
押し進めると、央未の蕾は優しく迎え
入れてくれる。
苦しそうに眉根を寄せながら、央未の手が宙を掻く。
こんな事してても、想ってるって言えるのか
悩みそうだけど。
必死で受け入れてくれている央未を見ると
愛おしさが募る。
ゆっくり穿ちながら、奥まで沈めて
引き抜きつつ、肩で息をしてる央未が
落ち着くのを待った。
「大丈夫か?央未…」
『ひゅごい…の、お腹の奥ね…ひもちよくってぇ…パンパンされたら、多分ひんじゃう…』
「俺は、央未が気持ちよさそうなの見れればそれでいい。」
抽挿をしだすと、一気に央未の声が上擦り
刺激によってキュンキュン中がよく締まり始める。
『…ひんじゃう…ひんじゃうょぉ…っ、ちゅぶちゅぶ…こしゅえて…っ、ひぃもちぃ…っっ!!』
やっぱり好きなんじゃん?
内壁を無数のつぶつぶに、いっぱい
ナデナデされて、どうかなりそうな程
気持ちよくって。
膝が笑ってるのを見て、好き物でしかない
央未の豹変ぶりに笑いそうだった。
対位を変えて、深く深く突き上げて
央未を俺は泣かしていた。
『ぃひゃ…ぁっ……』
ひくんひくん、と央未の中が戦慄いて
俺もその刺激に促される様に果てた。
「…央未、しっかりしろ。」
軽く頬を叩いてやると、トロけた表情で
『まらぁ…ふわふわしてる…』
と、体を投げ出して酔いしれていた。
「最後、メスイキしてたな。やっぱり央未って、俺のメスだよなぁ。」
俺は何となく嬉しくなって、央未のそばに寄り
乳首を優しく噛んだ。
『~っ…』
「孕むまで止めないからな、央未。」
俺は央未の耳元で甘く囁いた。
央未と離れて過ごした4年間の、その中でも本当に短い期間だった。
今思うと、よくもまぁ俺みたいに?
つるむのが嫌いな性格で、やってたモンだと思う。
コンビニのバイト行ってー、大学に通い、長い休みになれば
央未が俺の部屋に転がり込んで、同棲だろ。
結構忙しかったんだよね。んで、四六時中一緒でも無いけど
長い時間一緒に居ると人間なんてのは、見たくも無い部分を見せてしまったり
する訳で。
で、喧嘩するだろ。
あーだこうだ言いながら、結局お互いが好きでしかないから
嚙みつき合って、また始まるんだよな。
もちろん、セックスが。
何かもうここまで来ると、愛欲と言うよりも肉欲ってのに近い。
俺が、バンド用の曲を書いてれば、邪魔してくるし。
可愛くて、憎らしくて、愛おしい。
恋人ってそんなもの。
央未は、ホントの所俺が歌ってる事自体は好きなんだけどさ。
誰かの前で歌ってるのが、嫉妬?するみたいで
一度、ライブハウスに来て以来もう、来なくなった。
俺は、央未がそれで良いなら何も言い様が無いし
これは、早々に辞める事になる予感がしてた。
あいつの独占欲の強さと、激しさは無意識なんだろうけど
異常に近いよ。
だから、いつも俺はどうやって央未の心を満たすのか考えていた。
かと言ってずっと一緒にと言う訳にもいかないから。
離れてる間に、少しでも繋がりを感じて欲しくて歌っていたのに。
俺の書いて、歌う曲は大概、央未の為に書いていた。
どっかそこら辺の女を相手に、俺がこんなにも真剣に作詞を出来たかと
言うと、答えは否だ。
央未だからこそ、色々考えさせられて。傷つけあってもまだ付き合えているんだ。
長い休みの前に、俺によこす電話はいつだって声が弾んでいて
本当に、今すぐにでも抱き締めたい想いで一杯になる。
まっすぐで、貪欲な央未の感情と言葉を感じながら俺はノートに
言葉を書き綴る。
『ねぇ~、朔の作詞って…こっぱずかしいよね♡』
こんな事を言われる始末だ。
あれから、6,7年が経過して。俺と央未もかなり落ち着いた付き合いが
出来るようになって来た。
倦怠期も、そもそも無いし。
部屋は隣同士だから、互いが都合よく付き合えているってのが気楽なんだ。
俺は、相変わらず央未の部屋でぐだぐだくつろいでる。
今日は、酒がかなり入ってる央未がだいぶ、お調子に乗ってる感じで
出来上がってるな。
あーぁ、馬鹿なやつ。俺が、こういう状況でどんな事を思ってるか
もういい加減分かるだろうに。
…それともわざと?
待っちゃってるのかな、央未の奴。
「この曲、その曲も全部…俺は央未に向けて書いたのに。全然聞きに来てくれないから。
俺、結構ショックだったんだけど。」
央未は、部屋着のままでベッドに上がりワインの瓶を抱えている。
コイツ、ほんとに後は知らないからな。
『そぉーんな甘ったるい曲…絶対俺に何か書いてないし!!朔、その頃どうせ女の子とばっかり
遊んでたもん。』
俺は、結構潔癖と言うか。
決めた相手には、一途なつもりなんだけどさ。
俺の顔がいけないんだって。軽そうに見えるらしい。
「信じてないのは、今も昔も変わんないか~」
『そう!だって俺…babyとかとか言われる…タイプ?』
央未がワインの720ml瓶を飲みながら悪酔いしてる。
「一途なフリなんか、俺にできるかよ。最初から、お前だけって言ってるのに。」
仕事終わりにしては、飲みすぎてる。何か嫌な事でもあったのかと心配する。
じゃー、ちょっと甘やかして聞いてみるか。
俺は、ベッドに上って
央未の太腿を撫でた。
『ぁ…んっ、なにすんだよ~』
「だって、央未は淫乱だからコッチで慰めるって学んだし。…違った?」
央未の眼が熱っぽい。少しだけ戸惑った表情で俺を見た後に
ぎゅーっと抱き着かれて、俺もキスで答える。
ふよふよな頬っぺたが、触ってても感触が良い。
舌を差し込んでみると、口内はトロトロだった。
あー、結構興奮してるな。
何の躊躇いも無く、内股に触れていく。
ロゼワインの深い味わいと、甘み、程よい酸味も
央未の舌や、口内の粘膜を通じて味わえてしまう。
「お口、美味しいね…央未。じゃ、こっちは?」
央未は、ゆらんゆらん上体を揺らしながら俺を真正面から見て
ニッコリ笑う。
可愛い。馬鹿可愛い。
『や、服は汚しちゃやらぁ…』
俺も、それは一緒だよと笑って履いていた央未のズボンを下ろした。
下着に俺は顔を埋める。
央未が変態だから、俺も同じく変態だとは思うけど。
匂いを吸ってると
『ふふっ、ばーか♡』
って、煽って来る。
よく言うよな、今の間に絶対乳首触ってたし。
「湿ってるじゃん…漏らした?」
くすくす笑いながら、俺がそっと下着の上から食むと
『ひゃ…、ちがぅ…っ、ん…』
「ほんとに?ココから央未のえっちな匂いするけど、」
完全に酔っぱらっていて正体不明の央未が笑ってる。
脚をぴくんぴくんと跳ねさせながら。
『あむあむ、するぅ~?』
「ひない…」
『んん…、もどかひぃ…、脱がしてぇ…っ』
どーしよかなー。すぐあげないって思ってるのに
顔を紅くさせながら、いつもの少し困った顔が俺の脳にはダイレクトに
クるから。
「がまんひて…」
こうしてる間に、央未の奴は服の裾をまくり上げて
胸をさらしている。
『ぅわぁぁ~ん…、ヤダ、それイヤだもん…触るなら、ちゃんとひてよぉ……』
呂律も怪しくなりながら懇願する央未が、とにかく可愛くって。
俺は、もっと意地悪したくなる。
◇
かぱっ、と口を開けて央未が
俺のを咥えてくれた。
俺は央未の後頭部に軽く手を添えて
滅多に口ではしてくれないのに
珍しい事もあるものだと少し
心が乱れてた。
えっろいなぁ、ホントに、
何でまた、そんな気になったのかは
知らないけど。でも、残念なことに
央未は口ですんのが下手っぽいんだよな。
まぁ、一生懸命になってあの手で
支えながらサレてんのかと
見るだけで、実は結構絵面的に
ヤバい。
央未の口内の柔らかさと、あったかさが
ダイレクトだし、猫みたいに舐め上げる
舌の感触に背中は粟立つ。
ってか、お前腰揺れてんだよね。
どんだけ期待して、人の喉奥まで
咥え込んでんだって話。
『っぷ…、は…ぁ……』
唾液の滑りが、口の中の粘膜の擦れが
やらしい音を立てて、ちょっと久しぶりに
ゾクゾクしてる。
無意識に央未の頭に添えてた手の
力も強まってく。
俺の真下で、頭が揺れてて。
貪欲過ぎるよなぁ、下の口も頻繁に
満たしてんのにまだ、上の口まで
満たされないなんて…俺の央未って
昔から色魔だし。
涙目になりながら、喉の奥を使って
扱いてくるから。いつの間にそんな
事覚えたのか?
俺も今回ばかりは、余裕無かった。
「ちょ…、央未外せ…出る。」
央未は聞く耳を持たずに、まだ続けてる。
下手なのがむしろイイって
奴の気持ち、微妙に解るわ。
俺は央未の口内に吐精して、軽く
身震いした。
『…!っ…ぁ……』
嬉しそうに俺の精液を飲んだかと思うと
その後は、予想してたけど
むせまくって、俺は央未の背中を
撫でたり軽く叩いてやっていた。
「どういう風の吹き回しかって、聞きたいわ。」
『はぁ…、…はぁ…げほっ……』
央未の口の周りについた精液を、俺は手の甲で
拭ってやる。
こんな顔して、顔ぐちゃぐちゃになっても
央未は可愛いかった。
『だって、いつも…してくれるでしょ?おれだって本当は出来るし!…ちょっと苦しくって苦手なだけだもん。』
おつむゆるゆるなんだよなー、セックスしてる
俺と央未は。
ヤる事しか考えてないって訳でもないけど、
スイッチ入ると止まんないと言うか。
「ん…、央未…ちょっとおっぱいでヨシヨシしてくれ」
央未は、もう裸になっててシーツの上に
寝そべって両手を俺に伸ばす。
『うん…ほら、来て?朔…』
外気にさらされている央未の乳首は
突起が既に起きていて
俺がしっとりと抱き締めれば
『はぁ…っ…ん……気持ちいい』
なんて、甘い声が聞こえてくる。
肌と肌が熱と冷たさを、分かち合う
この瞬間が央未も俺も気持ちがいい。
「乳首にピアス、いつする?」
俺の言葉に央未は、ギョッとしたのか
『そんなの、する訳ないよ…絆創膏ので懲りたから。』
嫌だ、と首を横に振った。
当たり前だよな。
「俺もあんまり、趣味じゃなかったわ。」
『優しくして…?朔…』
分かってる。でも、央未の甘々な
言葉や反応が俺のSを刺激して来る。
「央未はもう、優しいだけじゃイケないだろ?」
『そ、そんな事ないよ…ぁ…っん…』
胸の突起を軽く食む。
爪で弾くのも央未は好きなのも知ってる。
で、内股擦り寄せ始めたら
疼いて来てる証拠だ。
「痛くしていい?ちょびっとだけ…、な?」
眼がうるうるして、言葉に詰まるのは
靡いてるってサイン。
『加減してよね…っんぅ…やらぁ…っ、ヒリヒリするぅ…っ、ひゃ…、』
食んだ後を、優しく舌先で転がすと
央未の体が少し揺れる。
「…央未、トロトロいっぱい出てる…っ、そんなに気持ちいい?」
俺は、央未の性器に指を絡めて
迸る先走りを指先で掬い取る。
『ひもち…っぃ…ぁあ…っっ、吸っちゃダメぇ……っ♡』
指先が央未の精液で、濡れる。
「乳首…もっと触りたいけど、央未弱いからな。」
こんなのでイク程度には開発してたせいで、
本当に呆気なく果てるんだから。
俺も最初は目を疑った。
でも、本当に気持ちよさそうに
胸を反らしながら吐精する姿を見て
内心感動に近いものを覚えた。
はぁ、見てるだけで堪える。
さっき、央未が風呂に入ってたから
準備はしてあるんだろうけど。
今日はアイツの好きなので少し
攻めようかと思うんだよな。
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綺麗な双丘に手を這わせて、感触を確かめる様に触る。白くて綺麗で肌触りもいい。
する、と奥まった蕾につぷりと
指を挿し入れる。
『んぁ…っ…』
これなら、大丈夫そうだな。
綻んでるのが分かり、俺は央未のベッドの
枕の下からコンドームを1つ箱から出して
自分の性器に装着した。
電気も消さずに、堂々たるものだ。
央未は、何かに気付いたらしく
『それ…は、』
眼を見開く。
「これ?央未が好きな…つぶつぶのコンドーム…。」
分かってる、好きじゃないと言うか
前に使ったら乱れまくって大変な目に
あった、という刷り込みがあるから
ちょっと怖いんだろうなぁ。
『やだぁ、違うのがいい!だってそれ、怖い…』
今更な気もするけど。
俺は央未の言葉を無視して、指で蕾を
少し伸ばして性器を当てがう。
「気持ち良過ぎるんだろ?央未なら大丈夫だって、な…っ…」
ぐぐっ、と体重をかけてゆっくり
押し進めると、央未の蕾は優しく迎え
入れてくれる。
苦しそうに眉根を寄せながら、央未の手が宙を掻く。
こんな事してても、想ってるって言えるのか
悩みそうだけど。
必死で受け入れてくれている央未を見ると
愛おしさが募る。
ゆっくり穿ちながら、奥まで沈めて
引き抜きつつ、肩で息をしてる央未が
落ち着くのを待った。
「大丈夫か?央未…」
『ひゅごい…の、お腹の奥ね…ひもちよくってぇ…パンパンされたら、多分ひんじゃう…』
「俺は、央未が気持ちよさそうなの見れればそれでいい。」
抽挿をしだすと、一気に央未の声が上擦り
刺激によってキュンキュン中がよく締まり始める。
『…ひんじゃう…ひんじゃうょぉ…っ、ちゅぶちゅぶ…こしゅえて…っ、ひぃもちぃ…っっ!!』
やっぱり好きなんじゃん?
内壁を無数のつぶつぶに、いっぱい
ナデナデされて、どうかなりそうな程
気持ちよくって。
膝が笑ってるのを見て、好き物でしかない
央未の豹変ぶりに笑いそうだった。
対位を変えて、深く深く突き上げて
央未を俺は泣かしていた。
『ぃひゃ…ぁっ……』
ひくんひくん、と央未の中が戦慄いて
俺もその刺激に促される様に果てた。
「…央未、しっかりしろ。」
軽く頬を叩いてやると、トロけた表情で
『まらぁ…ふわふわしてる…』
と、体を投げ出して酔いしれていた。
「最後、メスイキしてたな。やっぱり央未って、俺のメスだよなぁ。」
俺は何となく嬉しくなって、央未のそばに寄り
乳首を優しく噛んだ。
『~っ…』
「孕むまで止めないからな、央未。」
俺は央未の耳元で甘く囁いた。
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彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
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