少年少女学園戦争-光を目指して-

白波光里

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1stlimit 1章

1話 イズミと悠司

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何故ジブンはここにいるんだろう?

キミもそう考えたことはないかなと思うんだ、でもジブン、柊イズミはそう考えたことがここ南光中学に入学するまで考えたことが無かった。そう、彼と出会うまではね。

「おれは越ヶ原悠司、よろしく、柊さん」

そう言った彼は越ヶ原悠司、悠司とはここ南光中学に入学してから出会った友人である。が、彼は南光区で生まれ育ったので、他県で生まれ、南光区で育ったジブンにとっては悠司が羨ましく感じた。

「イズミちゃん帰ろー、俺がおらんかったらすぐ泣くのに」

帰ろうと言ったのはジブンが小学生の頃に南光区に引っ越してきた少年笹原リンドである。リンドはジブンが生まれた県とは違う県で生まれ育ったので南光区の事情をあまり知らないという理由でいじめを受けていた。リンドがいじめられていたときにジブンが助けなければ、リンドは今ここにいなかったと考えることがここ1年で増えた。
「じゃあ帰ろ!リンドは友達はできたの?」なんて当たり前の会話をしていると後ろから「ドン!」と音がした。振り返ってみると「もーっ!イズミちゃんにリンドも気づいてよ!あたしが泣きそうになるよっ!」

ジブンの小学生の頃からの友人の焼美色がジブンを押した張本人であった。

「美色、いきなり押すのはびっくりする人がいるから気をつけような。ジブンもびびったから」

3人で生産性の無い会話をしていると駅近くの十字路でジブンは右、リンドと美色は真っ直ぐ進んだ。
「また明日ね!」
「ばいばーい」
など言った後、ジブンは帰路についた。

翌日、姫川市にも白姫教会(ホワイトプリンセスチャッチ)が侵攻して、洗脳をしていると悠司が連絡してきた、

ジブンは白姫教会のシスターに負けぶ劣らずの歌声を持っているので対抗できるが、担任の松川先生は「あまり白姫教会に絡むなよ」と連絡があった。

でも何故うちのクラスはそこまで能力が弱いのだろう?と自問自答しながら帰るとニュースで天皇が崩御されたというものを観たが、しかし実際は白姫教会の宣教師達によって暗殺されたと報道しているものもあったらしい。

ジブンはピアノの蓋を開けてソナチネの曲を弾いている最中、リンドから
「イズミちゃん、これはとんでもないことになったんっちゃね」
と某メールアプリで連絡が来た。でもすぐに返信しようとは思わなかった。

ジブンはoverflow(オーヴァーフロウ)の実態をよく知っているので天皇崩御事件の犯人はディファレパワーのoverflow化によると推測した。

ジブンは後天的に習得したディファレパワーである、が、悠司のように先天的に持っているものもあるらしい、と研究者の論文を読んだことがある。

そこには「ディファレパワーは先天的なものより後天的に習得する人が多数派だが、先天的なものは力が強くなる傾向があるが、制御が効かない。逆に後天的なものは力が強くなりにくいが、制御が効きやすい」と書いてあった。


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登場人物

柊イズミ:中学1年生 7/31生まれ
       シンセサイザーと歌声がよく
    響く能力
    好物:マンゴープリン

越ヶ原悠司:中学1年生 7/10生まれ
     頭脳の回転がCPU並の能力
     好物:寿司

笹原リンド:中学1年生 3/9生まれ
     容姿を変化させられる能力
     好物:カレー

焼美色:中学1年生 2/15生まれ
   パワーを変圧させる能力
   好物:パフェ

用語集

ディファレパワー:人が持たない能力を   
        持つ人(つまり
        能力者である)

overflow:能力が暴走すること
(オーヴァーフロウ)
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