【セックス&マジック】 魔法の発達した未開拓惑星に到着しました!スキル【魅了】で女の子たちをくわしく調査♡します

須賀和弥

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第二章「魔法学園の劣等生 入学編」

第85話「魔法学園祭選抜」 ※イラストあり〼

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 剣術の講義を終えてすぐにオレとミーシャとアンナはラップ学園長に呼び出しを受けた。
 こちらとしてもタニアの件など報告しなければならないこともあったので早速学園長室に向かう。
 学園長室に入ると四人の人影があった。
 三人は見知った人物だった。
 ラップ学園長。
 システィーナ先生。
 アメリア先生。
 そして、

「私は……植物学専門のメリッタといいます」

 紅の髪の眼鏡をかけた女性がやんわりと挨拶する。年の頃はオレたちと同じくらいか。

「彼女はこの若さでこの学園の講師を勤めるほど優秀でしてな」

 そういえば植物学はまだ受講していなかったな。入学式の際に講師の挨拶などはあったが、一回で覚えられるほどオレの頭の出来は良くない。
 オレは身体で覚えるタチなのだよ。身体で!

「今回は学園祭の戦術顧問として担当してもらう事になっておる」

 学園祭という事は祭りがあるということか……しかし、戦術顧問というのがどうもしっくりこない。

「実は学園祭の折に、他の三学園も参加するということになっておってなぁ」

 ラップ学園長はのんびりとした口調で言う。
 今オレたちのいる魔法学園は正式にはセービル魔法学園と呼ばれる。
 北のセービル魔法学園。
 東のバストーク魔法学園。
 西のザーパト魔法学園。
 南のユーク魔法学園。
 この国の四大魔法学園だ。

「余興として、毎年学園の生徒達がその技術と技を競い合う場があるのじゃが、その余興の為にどの学園も力を注いでおるというのが現状でのう」

 聞けば、最初は小さなイベントだったという。生徒同士が魔法技術を競い合い、互いに切磋琢磨していく……当初の目的はそうだあった。しかし、フタを開けてみれば各学園共その余興の為に心血を注ぐようになっていた。

 余興じゃない……それはもはやメインイベントじゃないか。

「それで……オレたちはなぜ呼ばれたのでしょうか?」

 おおよその予測はしているが……まさかオレたちにその学園祭の余興に出ろとは言わないよな?

「あなた達に「魔術競技大会」に出場して欲しいのです!」

 メリッタ先生が声を大にして叫んだ。
 もう立派な大会だよそれ。
 学園祭関係なくない?
 オレはラップ学園長を見る。学園長は目をそらした。このじいさんは……何を考えているんだ?

「入学式当初から……私はあなたに興味がありました……嗚呼、その無気力そうな瞳に輝く一筋の光!」

 この先生はわざわざオレたちを呼び出して喧嘩を売りに来たのだろうか?

「大丈夫です。私が興味を持っているのはあなたの身体だけですから!」

 メリッタ先生はうっとりとした顔でオレの手を握りしめる。
 なぜだろう。ぞわりと鳥肌が立つのを感じた。

「植物と動物の違いはなんだと思います?」

 いきなり講義が始まりました。

「動物と動物の決定的な違いは動くことです」

 アンナがオレとメリッタ先生との間に割って入る。
 メリッタ先生の瞳が光を帯びる。

「あらあら、これは竜人族の娘さんですね。竜人族……まだ、調べたことなかったわ」

 メリッタ先生はアンナの頬に手を当てた。
 獲物を狙う狩人の目だ。
 「ひいっ」とアンナが一歩引く。
 この先生は……人を調査対象としてしか見ていないのか。

「メ、メリッタ先生は研究熱心な方でのぉ」

 ラップ学園長はどうやらこの先生が苦手らしい。

「はい。メインテーマは植物ですが、動物学に関しても研究しています。特に……」

 ギラリ。とその瞳が輝いた。

「その生殖行動に関して!」

 く、喰われる!
 舌なめずりでもしてそうな。そんな瞳だ。

「なぜ植物は自ら動くことなく増えることができるのか?なぜ種を作ることができるものとできないものがあるのか?」

 それは花粉によって受粉が行われるからだ。植物については地球のものと構造的には同じであるとの説明を受けている。程度の差こそあれ、ほぼ同じだった。

「先生……もしかしてですけど。種のできなかった植物には虫が入らないようにしていませんでしたか?」

 受粉は虫によって行われる。蝶や蜂がそれだ。
 雄しべの花粉は虫たちによって雌しべに運ばれ受粉が成立する。

「それは……!?」

 メリッタ先生の目がキラリと光る。
 この先生……人族だよな?
 なんか別の生き物じゃないよな?

「何ということでしょう!その点には気づきませんでした!確かに……いや、もしかしたら……!」

 完全に一人の世界に突入しております。

「素晴らしいです!植物と動物の生殖・繁殖行為には生命の神秘を感じるのです!」

 何やらブツブツと呟きながら学園長室を出ていくメリッタ先生。
 呆然と佇むオレ達を残して、先生はその場から姿を消した。

「まあ、そういうことで……魔術競技大会の件はよろしく頼む」

 なにがどうよろしくなのかよくわからないが、これも依頼の内に入るのだろう……か?
 取り敢えず、オレは今までの経緯をラップ学園長に説明する。

「そうか……そのタニアという生徒に関してはこちらでも調べておくことにしよう」

 ラップ学園長はそう約束してくれた。

「ところで……ずーっと気になっていたんじゃが……」

 やっぱりそうきたか。ラップ学園長の視線はオレの腕にしがみついているアメリア先生に向けられていた。
 オレが学園長室に入るなりアメリア先生はオレの腕にしがみついてきていたのだ。

「アメリア先生……ここは学園内ですぞ……」

 やんわりとラップ学園長。
 学園長の声は聞こえているだろうに、アメリア先生は無視している。

「ノゾミ殿……まさかとは思いますが、うちの孫娘によもや……いかがわしいことなどしてはおりませんよね?」

「それ、じいじに関係ないもん」

 冷たくあしらうアメリア先生。
 おーい。それって学園長と先生の会話じゃないよ。

「なんということじゃ……ワシのかわいいアメリアが不良になってしもうた!」

 ショックを受けたようにラップ学園長がその場に崩れ落ちる。

「まあまあ、孫に嫌われるのはおじいちゃんの特権みたいなものですよ」

 そんな特権あるのかどうか知らないが。

「ノゾミ殿におじいちゃんと呼ばれる筋合いは……はっ!」

 ラップ学園長の視線が鋭くなる。なんか目から青い炎が吹きあがってきている。
 ラップ学園長はいきなりごっつい眼鏡を取り出しオレを覗き見る。

「ノゾミ殿に質問じゃ……孫娘に唾などつけているのではありませぬか?」

「NO!(唾はつけておりません。そんなレベルではないです。舐め回したりはしています)」

「ノゾミ殿、孫娘に手を出してはなりませぬぞ!」

「YES!(手は出しません。すでに手以外の部分を出しております!)」

「うむむ。魔具「真実の眼」を通してもノゾミ殿が嘘をついている様子もない……」

 あ、あぶねえ……眼鏡かと思ったら魔具だったんかい。しかも内容からしてうそ発見器のようなものだろう。
 何ちゅうことをしれっとしているんだ。
 食えないジジイである。
 だが、ラップ学園長はとりあえず納得してくれたようだ。

「……まあ、いいでしょう。ノゾミ殿も長くて寿命は百年もない……早く死んで頂ければそれだけ孫娘と楽しい時間を……」

 変なことをぶつくさ言い出したぞこのジジイ。なかなか怖い考えだ。

「では、ノゾミ殿……魔術競技大会の件よろしく頼みますぞ」

「ノゾミ君なら大丈夫です!」

 アメリア先生……胸を押しつけるのは止めて下さい。
 ラップジジイ……もとい、ラップ学園長がすんごく睨んできています。
 
 いつの間にか……オレたちは魔術競技大会に出場する流れになってしまっていた。
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