【セックス&マジック】 魔法の発達した未開拓惑星に到着しました!スキル【魅了】で女の子たちをくわしく調査♡します

須賀和弥

文字の大きさ
183 / 406
第三章「魔法学園の劣等生 魔法技術大会編」

 第142.5話 001「暴走 ①」

しおりを挟む
 火炎演武(フイアンマ)をアルシアータ国の第三皇女、サラクニークルス・ディ・アルシアータはアメリアと共に観戦していた。
 その隣には、各学園の学園長、領主と国府付の魔法使い、研究者などがそれぞれに観戦している。
 来賓の部屋には巨大な白い石板が設置され光魔法で競技会場の情景が映し出されている。

「さて……今年こそはクリアする者が出ると信じているぞ」

 サラクニークルスは満面の笑みでソファーに腰掛けている。もちろん隣にはアメリアがいた。彼女の腕にしがみつき姫様はご機嫌だった。

「長年クリアした者の現れなかったこの火炎演武(フイアンマ)ですが、我が学園がクリアして見せましょうぞ」

 ユーク魔法学園のドメイス学園長は竜人族――赤竜族だ。彼女は赤い髪と赤い一本の角、鋭く赤い瞳が特徴的だった。
 ユーク魔法学園の選手はソドムとゴモラの双人族だった。

「へぇ……双人族か……久しく見かけなかったわね」

「知っておるのか?」

 姫の言葉にアメリアは頷く。

「魔法力に関してはエルフよりも上よ。でも、彼らは体が弱いから……」

「なにか問題でもあるのか?」

「そもそもが森の奥の集落で暮らすおとなしい種族なの……空気や水が汚れているだけでも身体を壊してしまうのよ」

 浄化の魔法を使えば生活する分にはなんとかなるが、それを常時発動させ続けるというには無理があった。

「結果として、余程のことでもない限り外界には出てこないはずなんだけど……」

 アメリアはドメイス学園長を見る。

「何だ? 私が無理やり連れてきたとでも言うつもりか?」

「いえ、そんなつもりはないわ。ただ、珍しいと思ってね」

「ふん。双人族の族長が知り合いでの……何年か前に村のことで相談に来た時に一人でいいからよこせと言っただけのこと」

「それだけ?」

 たたみかけるように質問するとドメイス学園長はバツが悪そうにそっぽを向いた。

「もし誰も来なかったら私が直々にスカウトに行ってやろうと言ったらえらく慌てられてな」

 おかしそうにクククと笑う。

「一ヶ月もしないうちにあの二人を寄越してくれたわ」

 それはそうだろう。赤竜族といえば属性は火。その気になれば森を焼き尽くすことができる。そんな竜人族がわざわざ「お願い」に来るのだ。これは明らかな脅しだった。

「あの二人は素質がある」

「そのようだな」

 ドメイス学園長の言葉にサラクニークルスは頷いた。彼女の目から見ても双人族の二人には大きな魔法力を感じることができた。

「双人族は二人で一つの魂を共有していると言われています。それ故に片割れが死ぬともう一人もしばらくの後命を落としてしまうとか……」

「そうなのか……それで……二人一緒に出場しているのだな」

 サラクニークルスは納得したように頷いた。
 やがて競技が始まる。
 二人の詠唱に合わせて魔力の渦が練り上がっていく。
 巨大な炎の渦が上がった。

「何という火力だ!」

 炎が鉄の板を包み込んだ。風魔法と火魔法の合成魔法が炸裂する。
 みるみる間に鉄が溶け出した。
 
「双人族……奴らは今後の未来を担う大きな力になるやも知れんぞ」

 ドメイス学園長は嬉しそうに呟いた。
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

処理中です...