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第四章「カルネアデス編」
第228.5話 027「if-story アメリア&マヤ ②」
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アメリアとは幼馴染だ。
でも、一人の女性として意識してしまうと彼女の何もかもが魅力的に感じてしまうから不思議だ。
ボクはそんな風に感じてしまう自分自身が嫌だった。
魔夜とアメリア、二人とはずっといつまでも仲良くしていたい。
それはボクの偽りのない気持ちだった。
「お兄ちゃん! 二人だけでお話ししないで!」
魔夜が身体を起こしてこちらを睨んできている。仲間外れにされたことに腹を立てているのだろうか。なんとも可愛いことだ。
魔夜はズカズカとこちこちら側に来るとアメリア同様にぴったりと腕に抱きついてきた。下着をつけていない彼女の柔らかなふくらみとポチッとした突起物。アメリアの時には感じなかった感覚がダイレクトに伝わってくる。
ボクは心臓がバクバクと大きく波打つのを感じた。
――ヤバい。これは非常にヤバい。
ボクも思春期な男の子なわけで、女の子に対して興味が湧く年頃なわけで、そんな時に双子の妹が身体のラインも露な格好で抱きついてくるとか――これはもう下半身に対して非常事態宣言が発令される事態なわけで――
「ち、ちよっと用事を思い出した!!」
「お兄ちゃん。もっとお話しようよ!」
「そうだよ。せっかくなんだから!」
立ち上がろうとするボクを魔夜が力づくで押さえ込んだ。その反対ではアメリアが同じくボクの腕にしがみついている。
ボクは立ち上がることもできず中途半端な姿勢のままバランスを崩してしまった。その結果、両腕に二人を抱え込んだままボクたちは川に水しぶきを上げて落ちてしまう羽目になってしまった。川は割と深く怪我をすることはなかったけど、せっかく乾きかけていた服が元に戻ってしまった。
「ぷは――っ!」
水面から顔を出しボクは水を吐き出す。
危ないな。下手をしたらおぼれてしまうところだ。
ボクはゆっくりと立ち上がる。川は深いと言っても胸くらいまでか。
「……ノ、ノゾミ君」
「……お、お兄ちゃん」
魔夜とアメリアの声がした。
そう言えばとっさに二人をつかんでしまっていたんだ。急なこととはいえ、二人のことを考えて二人をつかんで――と、そこでボクは違和感に気づいた。
そう、それは漫画なんかで良くある話だ。おぼれた女の子を助ける時に思わず女の子の服を脱がしてしまったり、はたまた胸に手が触れてしまったり――いわゆるラッキースケベ的な展開。
ふにふに。
両の手に感じるこの感覚。
ちょっと怒った感じで真っ赤になってこちらを睨んでくる魔夜とアメリア。
ふにふに。
このマシュマロのような柔らかさの中にほのかに感じる未発達なこわばり。片方に感じるぽっち。
うん。間違いない。
ボクは二人を助けるつもりで――本当に他意はなく、自然な流れで――お二人様のお胸様をお触りたてまつっていらしたわけでござりました。
「「この、エッチ!」」
二人の平手打ちがボクの両頬に同時にさく裂した。
でも、一人の女性として意識してしまうと彼女の何もかもが魅力的に感じてしまうから不思議だ。
ボクはそんな風に感じてしまう自分自身が嫌だった。
魔夜とアメリア、二人とはずっといつまでも仲良くしていたい。
それはボクの偽りのない気持ちだった。
「お兄ちゃん! 二人だけでお話ししないで!」
魔夜が身体を起こしてこちらを睨んできている。仲間外れにされたことに腹を立てているのだろうか。なんとも可愛いことだ。
魔夜はズカズカとこちこちら側に来るとアメリア同様にぴったりと腕に抱きついてきた。下着をつけていない彼女の柔らかなふくらみとポチッとした突起物。アメリアの時には感じなかった感覚がダイレクトに伝わってくる。
ボクは心臓がバクバクと大きく波打つのを感じた。
――ヤバい。これは非常にヤバい。
ボクも思春期な男の子なわけで、女の子に対して興味が湧く年頃なわけで、そんな時に双子の妹が身体のラインも露な格好で抱きついてくるとか――これはもう下半身に対して非常事態宣言が発令される事態なわけで――
「ち、ちよっと用事を思い出した!!」
「お兄ちゃん。もっとお話しようよ!」
「そうだよ。せっかくなんだから!」
立ち上がろうとするボクを魔夜が力づくで押さえ込んだ。その反対ではアメリアが同じくボクの腕にしがみついている。
ボクは立ち上がることもできず中途半端な姿勢のままバランスを崩してしまった。その結果、両腕に二人を抱え込んだままボクたちは川に水しぶきを上げて落ちてしまう羽目になってしまった。川は割と深く怪我をすることはなかったけど、せっかく乾きかけていた服が元に戻ってしまった。
「ぷは――っ!」
水面から顔を出しボクは水を吐き出す。
危ないな。下手をしたらおぼれてしまうところだ。
ボクはゆっくりと立ち上がる。川は深いと言っても胸くらいまでか。
「……ノ、ノゾミ君」
「……お、お兄ちゃん」
魔夜とアメリアの声がした。
そう言えばとっさに二人をつかんでしまっていたんだ。急なこととはいえ、二人のことを考えて二人をつかんで――と、そこでボクは違和感に気づいた。
そう、それは漫画なんかで良くある話だ。おぼれた女の子を助ける時に思わず女の子の服を脱がしてしまったり、はたまた胸に手が触れてしまったり――いわゆるラッキースケベ的な展開。
ふにふに。
両の手に感じるこの感覚。
ちょっと怒った感じで真っ赤になってこちらを睨んでくる魔夜とアメリア。
ふにふに。
このマシュマロのような柔らかさの中にほのかに感じる未発達なこわばり。片方に感じるぽっち。
うん。間違いない。
ボクは二人を助けるつもりで――本当に他意はなく、自然な流れで――お二人様のお胸様をお触りたてまつっていらしたわけでござりました。
「「この、エッチ!」」
二人の平手打ちがボクの両頬に同時にさく裂した。
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