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第四章「カルネアデス編」
第94.5話 029メザイヤ編「武闘大会に…… ①」
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「それで結局、武闘大会に参加することになったんですか」
呆れた顔のノルン。
「いいじゃないか。ノゾミなら優勝間違いなしだ!」
リベラは「これでいい歌が書ける!」とノリノリだ。
「まあ、アマンダ団長の話を断る者など見たことがない。結局は話を呑まざるを得なかったと思うぞ」
ミネルバは苦笑しつつオレをフォローしてくれた。
アマンダ団長の話とはつまりオレが武闘大会に出場して優勝すればいいということだった。
◆ ◆ ◆ ◆
ソファーに並んで座る二人の男女。
語られる言葉は熱く、周囲にもその熱が伝わほどだ。
「ガルハン卿は領主。武闘大会の優勝者の表彰式にはあいつは毎年出席している」
アマンダ団長は意気込んでオレに話をする。ガルハン卿は武闘大会の優勝者を自分の護衛に引き込んでは周囲に自慢しているらしい。
それだけではないだろう。
私兵として色々な汚い仕事をさせているという。
「いや、オレは顔が割れてるし」
「だからこそだ!」
アマンダ団長がオレの両肩を掴んで何度も揺さぶった。
――だ、誰か……助けて……
助けを求めて周りを見るがダンベル副団長は偶然にも窓から外の景色を眺めており、ミネルバはあろうことかあさっての方を見ている。
――裏切者!
「今まで敵だった者が戦いを通して惹かれ合うのはよくあることだ」
「いやいや、そんなことないから。しかも、ガルハン卿と戦うなんてことはないから!」
「なんにしても、ガルハン卿と接触することができる唯一のチャンスだ」
アマンダ団長の目は真剣そのもの。殺気すら感じるほどだ。
馬乗りされオレの手を掴むと自らの胸に導く。
「ほら、遠慮せずに揉んでもいいんだぞ」
柔らかいはずの胸なのに筋肉を感じた。
やばい。このままだと狩られる。
血を抜かれ剥製にされきっと応接間に飾られるんだ。
「いやー!誰か助けて!」
「逃げなくていい」
耳元で囁かれる。
背筋がぞっとした。
「口ではそう言っていても、身体は正直だぞ」
今そのセリフ言う?
なんていうか、システィーナに似た匂いを感じる。
これは――アマンダ団長は確実に捕食する側だ。
受けではなく攻め。
防御ではなく攻撃。
アマンダ団長は一枚の羊皮紙を取り出す。
武闘大会参加申込書。
「ここにサインするまで、今夜は寝かさないぞ♡」
アマンダ団長の♡入りの脅迫文句に最後の言葉でオレの心はぽっきりと折れた。
◆ ◆ ◆ ◆
ガクガクブルブル
今思い出しても震えがくる。
マザーさんは助けてくれないし。
「しかし、正直な話。こうでもしなければ我々がガルハン卿と接点を持つことは不可能に近い」
ミネルバが言うことは分かる。
分かっているんのだ。
しかし、オレはこの事件を【穏便に】解決しようとしておるのに、どうして話がこうもややこしくなっていくのだ。
「ノゾミお兄ちゃんが出場するなら、ノルン応援するよ!」
ノルンはオレの心のオアシスだ。
思わず抱きついて耳と尻尾をモフモフしてしまう。
ついでに身体を触りまくる。
「……あっ♡ ダメ……みんな見てるから……♡」
ノルンの弱々しい抵抗。
そうか、みんなが見ていなければOKということだな。
呆れた顔のノルン。
「いいじゃないか。ノゾミなら優勝間違いなしだ!」
リベラは「これでいい歌が書ける!」とノリノリだ。
「まあ、アマンダ団長の話を断る者など見たことがない。結局は話を呑まざるを得なかったと思うぞ」
ミネルバは苦笑しつつオレをフォローしてくれた。
アマンダ団長の話とはつまりオレが武闘大会に出場して優勝すればいいということだった。
◆ ◆ ◆ ◆
ソファーに並んで座る二人の男女。
語られる言葉は熱く、周囲にもその熱が伝わほどだ。
「ガルハン卿は領主。武闘大会の優勝者の表彰式にはあいつは毎年出席している」
アマンダ団長は意気込んでオレに話をする。ガルハン卿は武闘大会の優勝者を自分の護衛に引き込んでは周囲に自慢しているらしい。
それだけではないだろう。
私兵として色々な汚い仕事をさせているという。
「いや、オレは顔が割れてるし」
「だからこそだ!」
アマンダ団長がオレの両肩を掴んで何度も揺さぶった。
――だ、誰か……助けて……
助けを求めて周りを見るがダンベル副団長は偶然にも窓から外の景色を眺めており、ミネルバはあろうことかあさっての方を見ている。
――裏切者!
「今まで敵だった者が戦いを通して惹かれ合うのはよくあることだ」
「いやいや、そんなことないから。しかも、ガルハン卿と戦うなんてことはないから!」
「なんにしても、ガルハン卿と接触することができる唯一のチャンスだ」
アマンダ団長の目は真剣そのもの。殺気すら感じるほどだ。
馬乗りされオレの手を掴むと自らの胸に導く。
「ほら、遠慮せずに揉んでもいいんだぞ」
柔らかいはずの胸なのに筋肉を感じた。
やばい。このままだと狩られる。
血を抜かれ剥製にされきっと応接間に飾られるんだ。
「いやー!誰か助けて!」
「逃げなくていい」
耳元で囁かれる。
背筋がぞっとした。
「口ではそう言っていても、身体は正直だぞ」
今そのセリフ言う?
なんていうか、システィーナに似た匂いを感じる。
これは――アマンダ団長は確実に捕食する側だ。
受けではなく攻め。
防御ではなく攻撃。
アマンダ団長は一枚の羊皮紙を取り出す。
武闘大会参加申込書。
「ここにサインするまで、今夜は寝かさないぞ♡」
アマンダ団長の♡入りの脅迫文句に最後の言葉でオレの心はぽっきりと折れた。
◆ ◆ ◆ ◆
ガクガクブルブル
今思い出しても震えがくる。
マザーさんは助けてくれないし。
「しかし、正直な話。こうでもしなければ我々がガルハン卿と接点を持つことは不可能に近い」
ミネルバが言うことは分かる。
分かっているんのだ。
しかし、オレはこの事件を【穏便に】解決しようとしておるのに、どうして話がこうもややこしくなっていくのだ。
「ノゾミお兄ちゃんが出場するなら、ノルン応援するよ!」
ノルンはオレの心のオアシスだ。
思わず抱きついて耳と尻尾をモフモフしてしまう。
ついでに身体を触りまくる。
「……あっ♡ ダメ……みんな見てるから……♡」
ノルンの弱々しい抵抗。
そうか、みんなが見ていなければOKということだな。
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