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第四章「カルネアデス編」
第94.5話 074メザイヤ編「怪盗現る! ④」
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――な、なんだこりゃ!!
オレは迫りくる炎と雷の攻撃魔法を何とか躱した。
オレの予想をはるかに超えた――超々威力の攻撃だ。
風魔法【障壁】
次に迫る巨大な炎と雷を何とか防ぐ。
相手の魔法は火魔法と風魔法の【合成魔法】未だこの世界では未実装となっている未開拓の魔法だ。
オレは迫りくる魔法を回避しながら適当に魔法を放つ。
火魔法【火弾】
威力弱めの見た目だけは派手な魔法だ。できるだけ石畳や石壁など他に燃え移らないように加減しながら放っている。
騎士団の助っ人が魔法と放ち、オレが魔法を放つ度に騎士団と門前に駆け付けたやじ馬たちから歓声が上がる。恐らくだが、彼らにとってオレの登場は娯楽程度にしか見られていないだろう。
――それでいい。
オレの目的は窃盗ではない。できるだけ目立ち、【怪盗ルポン】として派手に立ち回ることこそが大事なのだ。
オレは騎士団の中央に着地し、騎士団を風魔法で軽く弾き飛ばしながらガルハン亭へと向かう。
「そこの賊!止まれ!」
オレの前に一人の女騎士が立ちはだかる。
歓楽都市メザイヤ、その聖騎士団団長――アマンダ。
すらりとした長身、団員たちのように重装備ではなくあくまでも急所ののみを防護するだけの防具。実戦に即した実用的な装備だ。
「怪盗ルポン!貴殿に一対一の決闘を申し込む!」
剣を抜き放ち言い放った。
――ん?なんか予定とちょっと違うな。
計画ではオレが騎士団を適当に蹴散らしながらガルハンの屋敷へと侵入する予定だったのだが――まあ、臨機応変にここは対応することにしよう。
しかし、今回は漆黒の剣は持参していない。
足元に転がっている剣を拾い上げ、剣を構えた。
「拙者は怪盗ルポン……騎士団の団長アマンダ殿とお見受けいたす。いざ尋常に……」
「「勝負!」」
「うおおおおおお!」
掛け声と共にアマンダ団長が斬りかかってくる。
大ぶりの一撃。
早い!
ガキン!
力任せかと思われた一撃は迎えるオレの剣を弾き下段からの攻撃へと方向転換した。
――うをおい!本気だよ!
「どうした賊!自前の剣でなければ勝てぬか!」
アマンダ団長の目は本気だった。
これは――もしかして本気モードに入っちゃってます?
そりゃ、手塩にかけて育てた団員たちがあれよあれよと吹き飛ばされれば腹も立つだろう。
しかし――今回はあくまでもそういった作戦なのだ。
「いや……本気でやっちゃうと……」
「ぬかせ!」
アマンダ団長が斬りかかってきた。
オレは剣で応戦しながら考える。
あれ、これって本気で戦っていいやつ?
もし負ければそもそもの計画がおじゃん。
仮に勝ってしまっても後々に遺恨を残すことになる。
――あ、詰んだ。
「フハハハ!私に挑んだこと後悔させてくれるわ!」
アマンダ団長は変なスイッチが入ったらしく。高笑いをしながらオレに斬りかかってきた。
オレは迫りくる炎と雷の攻撃魔法を何とか躱した。
オレの予想をはるかに超えた――超々威力の攻撃だ。
風魔法【障壁】
次に迫る巨大な炎と雷を何とか防ぐ。
相手の魔法は火魔法と風魔法の【合成魔法】未だこの世界では未実装となっている未開拓の魔法だ。
オレは迫りくる魔法を回避しながら適当に魔法を放つ。
火魔法【火弾】
威力弱めの見た目だけは派手な魔法だ。できるだけ石畳や石壁など他に燃え移らないように加減しながら放っている。
騎士団の助っ人が魔法と放ち、オレが魔法を放つ度に騎士団と門前に駆け付けたやじ馬たちから歓声が上がる。恐らくだが、彼らにとってオレの登場は娯楽程度にしか見られていないだろう。
――それでいい。
オレの目的は窃盗ではない。できるだけ目立ち、【怪盗ルポン】として派手に立ち回ることこそが大事なのだ。
オレは騎士団の中央に着地し、騎士団を風魔法で軽く弾き飛ばしながらガルハン亭へと向かう。
「そこの賊!止まれ!」
オレの前に一人の女騎士が立ちはだかる。
歓楽都市メザイヤ、その聖騎士団団長――アマンダ。
すらりとした長身、団員たちのように重装備ではなくあくまでも急所ののみを防護するだけの防具。実戦に即した実用的な装備だ。
「怪盗ルポン!貴殿に一対一の決闘を申し込む!」
剣を抜き放ち言い放った。
――ん?なんか予定とちょっと違うな。
計画ではオレが騎士団を適当に蹴散らしながらガルハンの屋敷へと侵入する予定だったのだが――まあ、臨機応変にここは対応することにしよう。
しかし、今回は漆黒の剣は持参していない。
足元に転がっている剣を拾い上げ、剣を構えた。
「拙者は怪盗ルポン……騎士団の団長アマンダ殿とお見受けいたす。いざ尋常に……」
「「勝負!」」
「うおおおおおお!」
掛け声と共にアマンダ団長が斬りかかってくる。
大ぶりの一撃。
早い!
ガキン!
力任せかと思われた一撃は迎えるオレの剣を弾き下段からの攻撃へと方向転換した。
――うをおい!本気だよ!
「どうした賊!自前の剣でなければ勝てぬか!」
アマンダ団長の目は本気だった。
これは――もしかして本気モードに入っちゃってます?
そりゃ、手塩にかけて育てた団員たちがあれよあれよと吹き飛ばされれば腹も立つだろう。
しかし――今回はあくまでもそういった作戦なのだ。
「いや……本気でやっちゃうと……」
「ぬかせ!」
アマンダ団長が斬りかかってきた。
オレは剣で応戦しながら考える。
あれ、これって本気で戦っていいやつ?
もし負ければそもそもの計画がおじゃん。
仮に勝ってしまっても後々に遺恨を残すことになる。
――あ、詰んだ。
「フハハハ!私に挑んだこと後悔させてくれるわ!」
アマンダ団長は変なスイッチが入ったらしく。高笑いをしながらオレに斬りかかってきた。
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