メスガキ神狐に憑かれたい!? いきなり現れたケモ耳 美少女はちょっと♡な福の神?※イラストあり〼

須賀和弥

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銀狐の章

番外編 H-mode 第007話「お風呂で禊ぎ ②」♡

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※これは番外編です。本編とのつながりは無視してください。
 この番外編でどんなことが起ころうとも、本編には何の影響もありません。



 ◆ ◆ ◆ ◆

「ななな、何してんだ!?」

 オレは彼女の【 ・ ・ 】と【 Y 】を凝視したまま固まってしまった。
 いや、別にオレはロリコンじゃないし。ハダカなんて見たって――どどど動じてないし。
 昔は姉や妹と一緒にお風呂に入っていた時もあるのだ――十年以上前だが。
 今さら裸の一つや二つ、どうってことないさ。

「お主様、どうしたのじゃ?もしかして我様の裸に欲情しておるのか?」

 仁王立ちのままシェンはにやりと笑った。
 おいおい、見くびってもらっちゃ困るぜBABY。

「べべべ、別に欲情なんかしてないし」

 落ち着け――オレ!
 こいつはオレをからかって楽しんでいるだけだ。そもそも恩返しっていうのが怪しい。
 どこかに隠しカメラがあって「実はドッキリでした!」って落ちにならないだろうか。なってくれないだろうか。

 ――これがドッキリでありますように……

 願い事がまた一つ増えた。
 とにかくあまりじろじろ見るのもよくないと思いオレは背中を向ける。
 そうさ。昔の風呂は混浴だったていうじゃないか。それを考えれば全く問題ない。
 問題ないったら問題ない。

「ではいざ、風呂に入り奉る!」

 大仰な祝詞と共に――
 
 ちゃぷん。

 シェンが湯船に入ってきた。

 ドキン!

 鼓動が一瞬高くなる。
 何をドキドキしているんだオレ、落ち着けオレ!
 そうだ。こういった時には素数を数えれば落ち着くと聞いたことがある。

  ――二、三、五、七、十一、十三……できるか!

「お主様……」

 ぴっとりと小さな身体が密着してくる。
 シェンの息遣いすら聞こえてきそうな距離だった。

「ひ、ひゃい?」

 変な返事をしてしまった。

「もう少し……もう少しだけ」

 シェンのすべすべとした肌の感覚すら感じてしまいそうだ。彼女の手がオレの背中に当てられた。
 何も感じない。何も感じないぞ!
 背中の感触――ふんわりとしているのは肉まんだ。つんとしているのは野イチゴだ。
 去れよ邪念!
 彼女の手に力がこもる。
 その小さな唇が耳たぶに触れるか触れないかの距離まで迫る。
 シェンがぽつりと呟いた。

「端の方に身体を寄せてくれんかのう。狭くてかなわん」

 ……そんなことだろうと思いました。

 だいたい、日本の風呂なんて基本狭いもんなんだよ。二人だ入れるだけでもありがたく思え。
 結局、シェンと肩を並べて湯船につかることになりました。

「ふ~っ、極楽極楽」

 こんな狭い風呂で極楽気分とは……まあ、オレも似たようなものだが。
 隣にはシェンの小さな顔があった。
 こうして黙っていればふわっふわなかわいい女の子なのだが、どうして毎回結果が残念なのだろう。

「何を辛気臭い顔をしておる」

 シェンが首を傾げる。

「いや、いや何でもない」

 オレはそれだけ言うと湯船から上がった。
 どうせストーキングでオレの身体は見られまくっているのだ。
 普通にしていよう。いつものように……いつものように……
 じ――っと視線を背中に感じた。
 振り返ると不思議そうな顔でこちらを見ているシェンと目が合った。

「お主様、どうしたのじゃ?」

 不思議そうに訊いてくる。
 
「どうしたもあるか。風呂に入ったら体を洗う。常識じゃないか」

 オレは石鹸で泡をたてながらシェンに説明した。

「おお、そうかこの時代の湯あみとはそういうものじゃったのう」

 昔の風呂はサウナみたいなものだったそうだ。今でこそ湯船につかるというスタイルだが、そもそも昔はお湯を沸かすことが重労働なのだ。それを考えると石川五右衛門の釜茹での刑はなんと贅沢は処刑方法だったのだろう。
 まあ、体感したくはないが。
 
「よいしょ」
 
 ざぱんとシェンが風呂から上がる。
 シェンは嬉しそうにオレの背後に回り込んだ。
 ふわふわの尻尾がシュンとなってしまっている。なんだかとっても残念な気持ちになった。

「どれ、我様がお主様の背中を流して進ぜよう」

 物珍しそうに泡を手にしたシェン。仕方ない本人がやりたがっているのだからここはやらせてみよう。

「……じゃあ、背中を洗ってもらおうかな」

 オレはボディタオルを手渡す。

「……ん?なんじゃこれは?」

 不思議そうな顔でシェンが訊いてきた。

「それに泡をつけて泡をつけて体を洗うんだよ」

 オレの説明にシェンは「ほほう」と感心したように頷いた。

「そうか。そのようにして身体を洗うのじゃな。我様はてっきり身体に泡をつけて洗うのかと思ったぞ」

 ――しれっと恐ろしいことを言いやがった。

「いや、身体で洗うのはいくら何でも……」

「まあ、ものは試しというであろう?」

 そうか、まあ、経験しないで文句を言うのはよくないだろう。
 なんか、騙されているような気もしないでもないが…… 

「じゃあ、洗うとするかの」

 シェンが背中に回り込む。
 そして――シェンがオレに抱きついた。
 オレの身体に衝撃が走った!
 二つの柔らかな凸を背中に感じる……これはあれだな……きっと指先に違いない。そうだ。そうに違いない。 

「コンコンココン♪ コンコンココン♪」
 
 鼻歌交じりにオレの背中を洗うシェン。
 もう、抱きついて身体ごとこね回されているような感じだった。
 彼女は小さな身体を泡だらけにしながらオレの背中に身体を擦り付けてくる。

「ふふふ、背中の次は腕じゃな」

 そう言いつつ、どうやって洗うのかと見ていると、シェンは「よっこらしょ」っとオレの腕をまだぐ。
 そして――オレの腕にお股を擦り付け始めたのだ。
 オレは身体中が強張ったまま動けない。
 腕に伝わる温かな感触、吸い付くような肌、ねっとりとしたヒダの感触。

「ぬをおおお!」

「ん♡お主様……今動くのは……ダメじゃ♡」

 シェンが力が抜けたようにオレの腕によりかかった。
 肩のあたりにシェンの胸の感触が伝わってくる。

「――――――!!!」

「どうじゃお主様?」

 身体いっぱいで腕を洗うシェンをオレはまともに見ることができなかった。
 更に洗おうとする彼女――オレはかたくなにそれを拒んだ。

「なぜじゃ、なぜに我様の洗いを断る!」

 腕にしがみつき身体を密着させてくる。
 何か二つの突起が肩に当たっているんですが!
 やめろ。頼むからやめてくれ。
 絶対こいつワザとやっているだろ!
 切々と伝わってくる感触をオレは無視する。
 しかし、無視すればするほどに逆に敏感になる。
 悪霊退散!神狐退散!
 
「今はダメだ。とにかくダメだ!」

 今、私、下半身、大変アルヨ!色々ト、爆発スルアルネ!

「よいではないか。よいではないか!」

 おのれ悪代官め! 
 彼女は隙あらば全身を洗おうとしてくる。背中から「おおっと、手が滑ったのじゃ」とか言いながら首すじ、胸周りと手を伸ばしてくるのだ。とんだスキンシップ魔だ。

「ほれほれ!」

 シェンはさっと前に回り込むとオレに抱きついてくる。

「わっ、ちょっと!!」

 オレは慌てた。

「お主様……これはなんじゃ?」

 彼女の目はじっと一点を見つめている。
 視線を感じた――下半身に――

「ほほう」

 シェンがにやりと笑う。

「……お主様……」

 シェンはオレの手を取ると自らの胸に導いた。
 ふんわりとした感触が手のひらに伝わってくる。
 指に小さな蕾が触れた。

「……ん♡」

 ピクリとシェンの小さな身体が震える。

「お主様……」

 シェンの顔が近づいてくる。
 オレはそのまま動くことができなかった。唇が重なった。
 柔らかな唇の感覚。

「シェン……」

「ん?」

 彼女と再びキスをする。舌を絡めるとシェンはびっくりしたようにオレを見た。

「嫌だったか?」

 問うとゆっくりと首を振る。

「いきなりだったのでちょっとびっくりしたのじゃ」

 嬉しそうに笑うその顔はとてもかわいかった。

「なんだか、頭の中がふわふわするのじゃ」

 シェンを抱きしめる。
 彼女の身体はほっそりとしていて全力で抱きしめると折れてしまいそうだった。

「きゅぅ!」

 再び見つめ合った。
 
「さっきの接吻をもう一度、所望いたす」

「はい、お姫様」

 オレとシェンはもう一度唇を重ね合ったのだった。
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