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プロローグ
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俺の名前は星宮優真。今、神様と話をしている。
何故こうなったかというと、遡ること15分前。
「よし、ここまでじゃ」
俺は幼い頃からお爺ちゃんの星宮流戦闘術を学んでいる。星宮流戦闘術は剣術や、柔術等を織り混ぜている戦闘用の武術である。
昔、空手を習っていた奴に喧嘩を売られたことがあった。そいつをボコボコにしてやったら泣いて逃げていた。そいつはクラスの人気者だったため、俺の評判は悪くなる一方だった。そのため、俺はボッチと呼ばれるような状況だ。
「優真、妹と一緒にお使いにいってくれないか?」
いきなりお爺ちゃんがお使いに妹と行けと言ってきた。
妹は星宮優奈という今年で4歳になる妹だ。妹がお使いに行けるようにしてほしいらしい。
「お兄ちゃん、早く行こう」
妹にお願いされたら断れないな。かわいいし。は!?シスコンではないはずだ。
「ありがとうございましたー」
俺達は近くのコンビニで買い物を済ませて帰ることにした。
あ、あれは!?
俺の目に入ってきたのは月刊名剣集という雑誌だ。俺は名剣という名剣が大好きだ。エクスカリバーや、村正等の名剣のレプリカも持っている。あの刃紋の美しさ等が素晴らしい。特にエクスカリバーが好きだ。
「お兄ちゃん、また買ってるの?」
「仕方ないだろ。兄ちゃんの趣味なんだから。先に帰ってていいぞ。」
俺に比べて妹は刃物が大嫌いだ。昔、包丁で怪我をしたことがあるからな。
「分かった。先に帰ってるね」
もうここから家も近いし、道を覚えただろう。そんなときだった。
ブオオオオン!!
妹が横断歩道を渡っている時にトラックが走ってきた。運転席を見るとおっさんが居眠りをしている。このままでは妹に衝突してしまう。
咄嗟に判断した俺は妹が助かるように背中を突き飛ばした。
「お兄ちゃん、何して・・・」
バーーーン!!
★
★
★
目が覚めると真っ白な白い空間にいた。ここは、どこだ?ここに物も人もいない。ただ、俺一人が立っている。
『わしの声は聞こえるか?』
誰だ!俺の頭の中に一人の老人の声が響く。
『聞こえるか。それは良かった』
「だから誰なんだよ」
声は頭の中に響くのに誰が話しているかわからない。姿も見えない。
『おお、すまんすまん。いま姿が見えるようにするからな』
そう頭の中に響いたとき、段々と目の前に老人の姿が現れる。最初は薄かった姿が段々と色を取り戻していく。
「はじめましてじゃな。わしは地球の神、アースじゃ」
何と神様でした。現れた神様は白い髭を蓄えたお爺さんだ。見た目の印象は好々爺といった感じだ。
「は、はじめまして。星宮優真です」
とりあえず、なんとなく自己紹介をする。
「知っておる。わしは神様じゃぞ」
まぁ知ってて当然か。神様だし。
「それで神様が何の用ですか?」
何の用もなく俺が神様と話すなんてことはないだろう。きっと何か用事があって俺と話している、はず。
「それはな、お前本当は死ぬはずじゃなかったんじゃ。本当はお前の妹が死ぬ運命だったんじゃ。だからといって生き返らせることもできんのじゃ」
ほう、俺は死ぬ運命じゃ無かったと。なるほどねー・・・って納得できるかー!!
「納得できないのは分かっておる」
あれ?心を読まれてる?
「当たり前じゃよ。神様なんだから」
そうかそうか。
「俺はいったいどうなるんですか?」
死んだのなら転生するはずだ。できればラノベみたいな異世界がいいな。
「うむ、転生するぞ。しかもお望み通りの異世界じゃ」
きたーーーー!!
できれば特殊能力みたいなのを持って転生したいな。
「もちろん特殊能力ぐらい持たせてやるぞ。わしの手違いで死んだようなもんじゃからな。」
よっしゃあ!!楽しみだなぁ。
「それでどんな世界なんですか?」
もし、戦争ばっかりの世界とかだったら嫌だな。魔法とかを使って見たいな。
「アノースという世界じゃ。この世界は召喚魔法が主流じゃ」
魔法はあるのか、良かった。だけど召喚魔法だと?
「昔にのぉ勇者達のパーティーと魔王の戦いが有ったんじゃ。その戦いで勇者達が絶体絶命のピンチに陥ったのだ。そのときにパーティーの一人の召喚魔法師が召喚魔法を使ったのだ。そうして出てきたモンスターは聖竜だったのじゃ。それでピンチを抜け出し魔王との戦いに勝利したのじゃ。そうして召喚魔法が最高の魔法だ呼ばれ、主流になったのじゃ」
なるほどねー。そりゃあ人気が出るな。ていうか皆召喚魔法を覚えられるのか?
「覚えられるぞ。魔法を教えてもらえば努力次第で誰でも習得できるのじゃ」
そうか。皆召喚魔法を使うのか。
「そろそろ本題に戻るぞ」
あぁ、忘れていた。俺は異世界に特殊能力を持って転生できるんだった。
「それで、どんなスキルが欲しいんだ?」
特殊能力はスキルと言うのか。そうだな、アイテムボックスみたいなのは欲しいな。あると便利そうだし。
「アイテムボックスじゃな。他には何がほしい」
あ、まだ貰えるか。
魔法が滅茶苦茶強くなるのが欲しいな。あと、サポートしてくれるナビゲーターみたいなのが。
「そうか。じゃあ魔法の神というスキルがいいじゃろうな。あとはナビゲーターじゃな」
気前がいいな。あとはもういいかな?あ、言葉が分からないと苦労するか。
「じゃあ全言語理解も授けよう」
これで言葉に困ることは無くなった!後はもういいかな?何かいいアイデアも思い浮かばないし。
「後は鑑定というスキルを授けよう。他にもステータスを100倍にして全ての魔法をつかえるようにしておこう」
まじか。そういうのもあったか。そこまでしてもらうと何か悪い気がするな。
「では、異世界に転生させるとしよう。アノースの神にはもう話を通してあるからの」
あぁそうか、この爺さんは地球の神だったな。アノースには別の神様がいるのか。
「自由に生きてくれよ」
自由に、か。じゃあのんびりしよう。戦闘をしても良いが基本のんびりを目指して。
「気がつけば赤ん坊として新たな人生を歩んでいるだろう。前世の記憶はあるから安心するといい。あと、召、石で召、魔法を使、ばお前、好きだ、た何か、でてくれ・・・」
最後辺りは意識が薄れてきてよく聞こえなかった。そうして、俺は意識が無くなった。
何故こうなったかというと、遡ること15分前。
「よし、ここまでじゃ」
俺は幼い頃からお爺ちゃんの星宮流戦闘術を学んでいる。星宮流戦闘術は剣術や、柔術等を織り混ぜている戦闘用の武術である。
昔、空手を習っていた奴に喧嘩を売られたことがあった。そいつをボコボコにしてやったら泣いて逃げていた。そいつはクラスの人気者だったため、俺の評判は悪くなる一方だった。そのため、俺はボッチと呼ばれるような状況だ。
「優真、妹と一緒にお使いにいってくれないか?」
いきなりお爺ちゃんがお使いに妹と行けと言ってきた。
妹は星宮優奈という今年で4歳になる妹だ。妹がお使いに行けるようにしてほしいらしい。
「お兄ちゃん、早く行こう」
妹にお願いされたら断れないな。かわいいし。は!?シスコンではないはずだ。
「ありがとうございましたー」
俺達は近くのコンビニで買い物を済ませて帰ることにした。
あ、あれは!?
俺の目に入ってきたのは月刊名剣集という雑誌だ。俺は名剣という名剣が大好きだ。エクスカリバーや、村正等の名剣のレプリカも持っている。あの刃紋の美しさ等が素晴らしい。特にエクスカリバーが好きだ。
「お兄ちゃん、また買ってるの?」
「仕方ないだろ。兄ちゃんの趣味なんだから。先に帰ってていいぞ。」
俺に比べて妹は刃物が大嫌いだ。昔、包丁で怪我をしたことがあるからな。
「分かった。先に帰ってるね」
もうここから家も近いし、道を覚えただろう。そんなときだった。
ブオオオオン!!
妹が横断歩道を渡っている時にトラックが走ってきた。運転席を見るとおっさんが居眠りをしている。このままでは妹に衝突してしまう。
咄嗟に判断した俺は妹が助かるように背中を突き飛ばした。
「お兄ちゃん、何して・・・」
バーーーン!!
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目が覚めると真っ白な白い空間にいた。ここは、どこだ?ここに物も人もいない。ただ、俺一人が立っている。
『わしの声は聞こえるか?』
誰だ!俺の頭の中に一人の老人の声が響く。
『聞こえるか。それは良かった』
「だから誰なんだよ」
声は頭の中に響くのに誰が話しているかわからない。姿も見えない。
『おお、すまんすまん。いま姿が見えるようにするからな』
そう頭の中に響いたとき、段々と目の前に老人の姿が現れる。最初は薄かった姿が段々と色を取り戻していく。
「はじめましてじゃな。わしは地球の神、アースじゃ」
何と神様でした。現れた神様は白い髭を蓄えたお爺さんだ。見た目の印象は好々爺といった感じだ。
「は、はじめまして。星宮優真です」
とりあえず、なんとなく自己紹介をする。
「知っておる。わしは神様じゃぞ」
まぁ知ってて当然か。神様だし。
「それで神様が何の用ですか?」
何の用もなく俺が神様と話すなんてことはないだろう。きっと何か用事があって俺と話している、はず。
「それはな、お前本当は死ぬはずじゃなかったんじゃ。本当はお前の妹が死ぬ運命だったんじゃ。だからといって生き返らせることもできんのじゃ」
ほう、俺は死ぬ運命じゃ無かったと。なるほどねー・・・って納得できるかー!!
「納得できないのは分かっておる」
あれ?心を読まれてる?
「当たり前じゃよ。神様なんだから」
そうかそうか。
「俺はいったいどうなるんですか?」
死んだのなら転生するはずだ。できればラノベみたいな異世界がいいな。
「うむ、転生するぞ。しかもお望み通りの異世界じゃ」
きたーーーー!!
できれば特殊能力みたいなのを持って転生したいな。
「もちろん特殊能力ぐらい持たせてやるぞ。わしの手違いで死んだようなもんじゃからな。」
よっしゃあ!!楽しみだなぁ。
「それでどんな世界なんですか?」
もし、戦争ばっかりの世界とかだったら嫌だな。魔法とかを使って見たいな。
「アノースという世界じゃ。この世界は召喚魔法が主流じゃ」
魔法はあるのか、良かった。だけど召喚魔法だと?
「昔にのぉ勇者達のパーティーと魔王の戦いが有ったんじゃ。その戦いで勇者達が絶体絶命のピンチに陥ったのだ。そのときにパーティーの一人の召喚魔法師が召喚魔法を使ったのだ。そうして出てきたモンスターは聖竜だったのじゃ。それでピンチを抜け出し魔王との戦いに勝利したのじゃ。そうして召喚魔法が最高の魔法だ呼ばれ、主流になったのじゃ」
なるほどねー。そりゃあ人気が出るな。ていうか皆召喚魔法を覚えられるのか?
「覚えられるぞ。魔法を教えてもらえば努力次第で誰でも習得できるのじゃ」
そうか。皆召喚魔法を使うのか。
「そろそろ本題に戻るぞ」
あぁ、忘れていた。俺は異世界に特殊能力を持って転生できるんだった。
「それで、どんなスキルが欲しいんだ?」
特殊能力はスキルと言うのか。そうだな、アイテムボックスみたいなのは欲しいな。あると便利そうだし。
「アイテムボックスじゃな。他には何がほしい」
あ、まだ貰えるか。
魔法が滅茶苦茶強くなるのが欲しいな。あと、サポートしてくれるナビゲーターみたいなのが。
「そうか。じゃあ魔法の神というスキルがいいじゃろうな。あとはナビゲーターじゃな」
気前がいいな。あとはもういいかな?あ、言葉が分からないと苦労するか。
「じゃあ全言語理解も授けよう」
これで言葉に困ることは無くなった!後はもういいかな?何かいいアイデアも思い浮かばないし。
「後は鑑定というスキルを授けよう。他にもステータスを100倍にして全ての魔法をつかえるようにしておこう」
まじか。そういうのもあったか。そこまでしてもらうと何か悪い気がするな。
「では、異世界に転生させるとしよう。アノースの神にはもう話を通してあるからの」
あぁそうか、この爺さんは地球の神だったな。アノースには別の神様がいるのか。
「自由に生きてくれよ」
自由に、か。じゃあのんびりしよう。戦闘をしても良いが基本のんびりを目指して。
「気がつけば赤ん坊として新たな人生を歩んでいるだろう。前世の記憶はあるから安心するといい。あと、召、石で召、魔法を使、ばお前、好きだ、た何か、でてくれ・・・」
最後辺りは意識が薄れてきてよく聞こえなかった。そうして、俺は意識が無くなった。
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