性欲を持て余し男、異世界に降り立つ~俺はハーレムを作る!~

ニート大帝

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性欲を持て余し男、異世界へ降り立つ!

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(スカートめくれろ! スカートめくれろ! スカートめくれろ!・・・)

俺は目の前の女子高生に向かい、そう念じていた。しかし、その女子高生は立ち止まり、スマホを操作した。

(くそ!)

俺は仕方なく、その女子高生を追い抜いた。

(あーあ・・・どっかでエロイベントでも起きないかなぁ)

俺こと正剛竿士せいごうさおしは性欲が強い。最高記録五回を誇っている。我ながら引いている。

(どうせ、クラスのイケメンたちは彼女とギシギシアンアンしているんだろうなぁ・・・。うらやましいぃ!)

高校二年生の夏休みが終わり、一部の生徒はすでに大人の階段を登っているだろう。俺は脳内ではすでに千人斬りだが、現実ではゼロであった。

「ねぇー、今日どこ行こっか?」
「うーん、そうだねぇ」

(くそ! イチャイチャしやがって!)

俺はとぼとぼと学校に向かった。
■■
 なんのイベントもなく学校が終わり、俺は家に帰って、ゲームをしていた。

(あーあ。異世界でハーレム作りたいなぁ・・・)

最近ハマったハーレム物のギャルゲーをしながら、俺はそんなことを考えていた。

(コンビニでも行くか・・・)

ゲームの休憩を兼ねて俺はコンビニに向かうことにした。そして、俺はコンビニでお菓子と肉まんを買い、近くの公園のベンチへと座り、食べていた。

ゴソゴソッ

ベンチの裏の茂みから音が聞こえた。

(猫か? ・・・それともエロい格好した女性だったりして! ・・・ないか)

俺は肉まんを食べながら茂みを見た。

ザサッ!

(・・・まじで)

茂みから出てきたのはマイクロ丈の白いミニスカドレスを来た金髪碧眼でロングヘアのスタイル抜群美少女だった。

「ん?」

金髪美女と俺は目があった。俺は固まってしまった。実際エロイベントが起こると、何もできないということが分かった。

「・・・」

金髪美女は俺を値踏みするような視線を向けてきた。

「いいわ」

金髪美女がそう言って、笑みを浮かべながら俺に近づく。

(えっ! えっ! 何!)

金髪美女、いや胸元も全開だったため、もはや金髪痴女と言ったほうがいいかもしれない人物に近づかれ、俺は警戒する。そして、金髪痴女は俺の隣に座った。

「ねぇあなた。女の子って好き?」
「は、はい! 好きです!」

突如質問され、俺は正直に答えた。

「どのくらい好き?」

「ハ、ハーレムを作ってウハウハしたいぐらい好きです!」

(何言っているんだ? 俺は)

初対面の相手に自分の性癖を暴露するという羞恥プレイをなぜか行ってしまった。

「あなた・・・ハーレムと家族ならどっちを選ぶ?」

金髪痴女はまたよく分からない質問をした。俺は一応真剣に考える。

(家族は大事だ。でも、ハーレムもいい。父さんが「男なら夢を追え」って言っていたっけ)

「ハーレムですかね・・・」

考えた結果、ハーレムを取った。

「そう・・・ちょうどいいわ」

俺の答えに満足したのか、金髪痴女は妖艶な笑みを浮かべた。

「あなた、名前は?」
「・・・正剛竿士です」

知らない人に名前を名乗ってしまった。でもしょうがない。胸元全開で迫られたら誰だって答えるだろう。

「そう、これからよろしくね」

そう金髪痴女が言うと、いきなりキスをしてきた。

「!?!?!?!?!?!!?!?」

突然のことに頭が混乱する。しかし、俺はだんだんと意識がなくなっていった。
■■
(ここは?)

目が覚めるとジャージのまま、草原にいた。

(え? 俺は確か公園にいたはずだよな!?)

あまりの異常事態に俺は混乱する。

(そうだ! スマホ!)

俺は慌ててポケットに入っているスマホを取りだした。

(圏外! なんで!)

Wi-Fiは繋がらないにしても4Gすら無いとは思わなかった。

(どうする!? まさか誘拐! あの金髪痴女に攫われたのか!)

俺はどうするか考える。下手に動いてもしょうがない。

(冷静に考えろ。誘拐するにしてもこんななにもないところに放置するはずがない。俺がなんでここにいるのか考えろ・・・!)

俺は冷静になり考えた。そしてありえないことだが、一つだけこの状況を説明できることがあった。

(異世界転移・・・)

最近ラノベ界隈で流行っている異世界転移、それが起こったのではないかと考えた。

(いや、それはない。そんな荒唐無稽な事を考える前にもっと建設的なことを考えろ)

ドーン!

俺がそんなことを考えていると、近くで爆発音が聞こえた。

(なんだ! 爆発? ・・・まさか本当に?)

俺は現状を確かめるために爆発音が聞こえたところまで走った。

「ブモォォォォォォ!」

(まさか・・・本当に・・・)

俺は驚愕した。日本、いや世界中探しても存在がするわけ無い生物がそこにはいた。

(オーク・・・)

ラグビー選手を1.5倍した体格を持つ、三匹の二足歩行の豚のモンスターがいた。

「ネスタ! 大丈夫!」
「!?」

オークの奥には女の人がいた。よく見ると全員マイクロミニスカートで胸元がガッツリ空いたエロい制服を着ていた。

「ゼナ! 魔法はまだ!」
「もう少しです! クレア! 耐えてください」

ロングヘアで剣を持っている女子生徒が、クレアと呼ばれた杖を持つ女子生徒に指示を出していた。

「キャ!」
「ネスタ! 大丈夫!」

クレアと呼ばれている女性が吹き飛ばされた女性、ネスタのカバーに入った。

(くそ! いったいどうする!?)

俺はその状況を見ることしかできなかった。

(魔法を使って助けなさい)
「!?」

突如俺の脳内に声が響いた。

(その声! 金髪痴女か!)

響いた声は金髪痴女のものだった。

(金髪痴女って失礼ね。私はセイ天使のセークスよ。あぁ、サオシに分かりやすく説明すると、セイは性欲の性よ)

性天使。なんともエロい響きである。あながち痴女は間違いではなかったようだ。

(で! その性天使がなんの用だ! この状況を打破できるのか!)

問題はそこである。急に出てきたということはなにか状況を打破することができるということだろう。

(えぇ、できるわ。私が手伝ってあげる。まずは地面に手をついて、あのオークを囲うようにイメージして土壁を作りなさい。そして、奥にある洞窟に逃げ込みなさい)

俺は言われた通り、地面に手を着いた。そして、オークを囲むようにイメージをした。

ドゴッ!

すると半信半疑だったが、セークスの言う通り、オークの周りに本当に土壁ができた。

(マジでできた・・・)

俺が驚いていると、再びセークスの声が聞こえた。

(これは魔法よ。一発で成功できるなんてサオシには才能があるようね)

今のは魔法らしい。どうやら俺は三十歳を迎える前に魔法使いになったらしい。

(それより、三人のところに行かなくていいの?)

俺はハッとし、女の子の方を見た。どうやら何が起こっているかわからないようだ。俺は走って彼女たちの元へ向かった。

「そこの人達! こっちに来て!」

俺はセークスに言われた通り、彼女たちの奥にある洞窟へと目指して走った。彼女たちは三人で視線を合わせて、俺の後に付いて来た。
■■
「とりあえず、ここに一旦隠れよう」

俺達は幅10mぐらいの洞窟に入り、身を隠した。

「そうね、ありがとう助けてくれて。私はクレアよ」

ロングヘアのクレアという女性が俺に挨拶してくれた。

「私はネスタ! 本当に助かったよ!」

ボブヘアで手にメリケンサックのようなものしているネスタが俺に笑顔を向けた。

「私はゼナです。すみません、私がもう少し早く魔法を発動できていたら良かったんですけど」

ミディアムヘアのゼナが俺に謝ってきた。

「いや、大丈夫だよ。それよりどう? あの土壁だけでここから逃げられない?」

オークは土壁で閉じ込めた。今なら助けを呼べるのではないかと思っていた。

「それは難しいと思います。オークの腕力では土壁程度、破壊できると思います。えぇーと・・・」
「あぁ、俺は正剛・・・サオシ・セイゴウだ」

ゼナが俺の名前を聞きたそうだったので、自己紹介をした。一応、異世界風に名字と名前を反対にしておいた。

「サオシさん。他に魔法は使えますか。使える魔法によっては我々だけでオークを倒せると思います」

ゼナが俺に質問をしてきた。

「ごめん。俺今日初めて魔法を使ったから何が使えるのか分からない・・・」

申し訳ないが、そもそも魔法という物自体がわからないので、俺は戦力にはならないだろう。

「えぇ! サオシって初めて魔法使ったの!」

ネスタが俺の顔に顔を近づけ、質問してきた。

(ち、近い・・・谷間が・・・)

制服から谷間が全開だった。こんな状況でなければいろいろと元気になっていたかもしれない。

「こらネスタ! 人には人の事情があるの! サオシさんは私達を助けてくれた人だから、あんまり詮索しないの!」

クレアがネスタの首元を掴んで俺から離した。

「今はオークをどうするか考えないと。オークは匂いで私達を探しに来るはずよ。いつまでもここにはいられないわ」

どうやらずっとここにいてやり過ごすという選択肢は無いらしい。

(どうする! なんとかしないと!)

俺は必死に思考するが、何も思いつかなかった。

(この状況を打破する方法が一つだけあるわ)

再び俺の脳内にセークスの声が聞こえた。

(その方法は彼女たちを強くすればいいわ)
(それができれば苦労しないんだが・・・)

本当にそれができれば苦労しない。ゲームみたいにアイテムを使うだけでレベルアップするようなものは無いと思っていた。

(それはね、彼女たちに【セイクリッド・リキッド】を飲ませればいいのよ)

セークスからそう言われたが、俺は何もピンと来なかった。

「サオシさん? どうしたんですか?」

ゼナが俺を心配そうに見ていた。俺がずっと黙っているのを不審に思ったらしい。

「い、いや! 大丈夫だよ!」

俺は慌てて大丈夫だと伝えた。

(サオシ。彼女たちにセイクリッド・リキッドのことを伝えなさい。そうすれば全てが解決するわ)

せークスそう言った。俺は半信半疑だが、伝えることにした。

「みんな聴いてくれ。この状況を解決できる方法があるかもしれない」

俺の言葉にみんな振り向いた。

「サオシさん。どういう方法なんですか?」

クレアが俺に代表して質問してきた。

「みんなにセイクリッド・リキッドを飲んでもらいたいんだ」
「!?」

俺の言葉に全員が驚きの表情をした。

「セイクリッド・リキッドって本当に? サオシさん嘘じゃないですよね?」

ゼナが疑うような表情をした。

「そ、それは・・・」

実際セイクリッド・リキッドなるものをどう出せるか俺は知らなかった。

(集中しなさい)

脳内にセークスの声が聞こえた。

(サオシが今までで一番性的に興奮した物を思い出して)
(・・・ハァ?)

セークスからの突然の注文に俺は疑問を浮かべた。

(なんで今そんなことしないといけないんだ!)

俺は脳内で少しセークスに怒った。

(いいからやりなさい!)

俺よりも強い声でやれとセークスから言われた。仕方がないので、俺は目を瞑って脳内でお気に入りの何度も見返した動画を思い出していた。

(なんだ・・・下半身が熱く・・・!)

目を開けると何故か股間が光っていた。そして、なぜか出っ張っていた。

(今だ! 引き抜け!)

俺はセークスに言われ、それを引き抜いた。

「サオシさん! それは!」

クレアは俺が引き抜いたそれを見て、驚愕していた。

(・・・なにこれ)

俺が引き抜いたのは刀だった。しかしただの刀ではなく、刀身は肌色の棒であった。

「サオシさん! それってセイ剣ラーマですよね! なんで持っているんですか!」

(いや、聖なる剣というより、性欲の剣みたいだけど・・・)

「セイ剣ラーマって! あの伝説の!」

ネスタが興味津々にセイ剣ラーマという武器を見ていた。

「セイ剣ラーマ・・・! まさか! セイ者様!」

ゼナがハッとした表情で俺を見た。

「えーと・・・セイ者って何?」

俺はみんなに聴いた。

「セイ者様はこの世界の神様であるエッロス様の使徒であり、救世主様とも言われています。そしてセイ者の持つ剣こそセイ剣ラーマです!」

(エッロス様の使徒? どういうことだ?)

俺はわけが分からなかった。

(詳しいことは後で説明してあげるわ。それより早くセイクリッド・リキッドを飲ませなさい! オークが来ているわ!)

「ブモォォォォォォ!」

洞窟の外からオークの叫び声が聞こえた。

(セークス! どうやって飲ませるんだ!)

時間が無いようなので、俺はとりあえずセークスにやり方を訊く。

(セイ剣ラーマを彼女達の口に突っ込んで、剣に魔力を込めればいいわ。今回は私がかわりに魔力を込めてあげるわ)

「サオシさん! オークがそこまで来ているわ! 早くセイクリッド・リキッドを私達に飲ませて!」

ネスタに催促され俺は言われたとおりにネスタの口に剣を突っ込んだ。すると、身体の中が暑くなる感覚があり、それが剣に伝わっていく感覚があった。そして剣先から何かが放出された。

ゴクンッ!

ネスタはそれを飲み込んだ。

「ハァァァァァン♡」

艶めかしい叫び声とともにネスタの身体が光った。座り込んで身体をビクビクさせている。

「は、早く私にも頂戴!」

クレアがセイ剣ラーマを握り、口に突っ込んだ。俺は再び身体の中が暑くなる感覚があり、同じように剣先から何かが放出された。

ゴクンッ!

「アァァァァァン♡」

クレアも艶めかしい叫び声とともにネスタの身体が光った。

「わ、私にも!」

ゼナも同じように口に含み、俺は剣先から放出した。

「ンウワァァァァンン♡」

ゼナも艶めかしい叫び声とともにネスタの身体が光った。全員が身体をビクつかせ、目がトロンとしている。

(よし! 成功だ! これでオークと戦えるぞ!)

セークスはそう言うが全員、戦えるような感じではなかった。

「み、みんな大丈夫?」

俺は心配してみんなに声をかけた。すると、三人はハッとし表情になり、気がついたようだった。三人は自分の手を見つめている。

「すごい・・・力がみなぎってくるようだわ」

クレアの言葉に他の二人は同意する。

「えーと・・・大丈夫なの?」

三人は一斉に俺の方を見た。

「うん! 大丈夫だよ! じゃあ、行ってくるね!」
ネスタはそう言うと洞窟を飛び出していった。

「サオシさん、いや、セイ者様! ありがとうございます! 行ってきます!」

ゼナも飛び出した。

「サオシさん! 任せて! オークを倒してくるわ!」

クレアは腰に帯刀していた剣を抜き、オークに向かっていった。俺も最後に洞窟を出て、様子を確認した。
■■
(力がみなぎってくる! これが噂のセイクリッド・リキッド!)

私は剣を構え、オークを見る。

「覚悟しなさい!」

私は剣に風の魔法を付与し、切れ味を高める。そして、オークとの距離を詰める。オークの攻撃を躱し、両手を切断して、後ろに回って、首をはねた。オークは倒れ、魔石を残し消失した。

(すごい。身体強化でここまで強化されるなんて・・・)

セイクリッド・リキッドを接種すると、飛躍的に実力が上がると言われている。自分がまさかそれを飲むとは思わなかったが、噂は本当のようだった。
■■
「さぁて! さっきのお返しよ!」

私は闘拳士ようの武器をはめ、オークに向かっていった。

バコ!

私は素早くオークの懐に入り、腹に一発食らわせた。オークは唸り、膝をつく。私はその隙に回し蹴りでオークの首をはねた。オークは魔石を残して消失した。

(これがセイクリッド・リキッドの力・・・)

私はあのときの行為を思い出す。

(おいしかったな・・・またお願いしようかな・・・)
■■
(もう魔法が発動できる!)

私はセイクリッド・リキッドの力を甘く見ていた。実力が上がるとは知っていたが、まさかここまでとは思わなかった。魔法職は発動までにかなり溜めがいることが弱点だったが、もうその弱点はなくなっていた。

「行きます!」

ボワンッ!

私は巨大な火球を放った。それはオークへと直撃し、オークを焼いた。オークは消失し、魔石だけをその場に残した。
■■
(全員すごい・・・)

俺は全員の戦闘を見ていた。前の苦戦が嘘のようにあっさりと倒していった。オークを倒し終えると、三人は俺のところに来た。

「みんな! お疲れ様!」

俺はとりあえず、労いの言葉をかけた。すると、三人は俺に跪いて来た。

「セイ者様。この度はお助け頂き、ありがとうございます」

クレアが先程とは違い、かしこまった言い方で話しかけてきた。

「えーと・・・急にどうしたの?」

先程とは全然違う対応に俺は戸惑った。

「セイ者様に無礼を働くわけには行きませんから」

クレアの言葉にほか二人も同意する。

(私が説明してあげるわ)

脳内にセークスの声が響くと、俺の影からあの時会った金髪痴女の姿が現れた。

「! そのお姿・・・まさか、性天使セークス様!」

ゼナが驚愕を露わにすると、三人はセークスにひれ伏した。

「そんなひれ伏さなくてもいいわ。私はサオシに說明をしに来ただけだから」

セークスの言葉に三人は顔を上げた。

「サオシ。あなたにはこの世界を救ってほしいの」

セークスは俺の方を向き、そう言った。

「どういうこと?」

セークスから說明があった。この世界は現在、魔神ピューアによって魔族から侵攻を受けている。魔神ピューアの目的はこの世界の神、エッロスの作った世界を破壊することだという。俺はどうやらそれを防ぐために呼ばれたらしい。

「事情は分かった。でもなんで俺なんだ?」

俺はセークスに率直に思った疑問を述べた。なぜこの世界ではない、別世界の人間の力が必要なのか分からなかった。

「それは簡単な話よ。あなたのいた世界は数ある世界の中でも、最も性欲が強い人達がいる世界だったのよ。だから私はエッロス様に頼んでサオシの世界に行って、セイ者にふさわしい人を探しに行ったの」

ますます意味が分からなかった。世界を救うのと性欲になんの繋がりがあるのか分からなかったからだ。

「この世界での魔法の源は性欲よ。性欲を魔力に替えて、魔法を発動するの。だからセイ者には性欲が強い人が良かったの。サオシ、あなたはセイ者にふさわしいほどの性欲があるわ。だから私はサオシを選んだの」

どうやら俺は性欲の強さで選ばれたらしい。

「もしかしてセイ者のセイって性欲の性?」

「そうよ。ちなみにセイ剣のセイも性欲の性よ」

性者。なんとも嬉しくない称号である。

「ともかく、サオシは有り余る性欲を活かして、性剣を使ってこの世界を救ってほしいの」

俺はなんか納得がいかずに、腕を組んで唸っていた。

「サオシ様。私達にはあなたの力が必要なんです! どうかその性剣を持って、私達をお救いください!」

俺はゼナから懇願された。

「ちなみにだけど、この世界はサオシの世界で言うところの女性しかいないわ。しかも老いがなくて、全員女子高生か女子大生とかいう人達並の見た目よ。ハーレムも作り放題よ」

「任せてください! 必ず世界を救います!」

セークスの言葉を聞き、俺は覚悟を決めた。

「その言葉を聞けて安心したわ! なにか分からないことがあれば私がサポートする! 世界を救ってね!」

そう言うとセークスは俺の影へと消えていった。

「あの・・性者様?」

クレアが俺の顔色を伺うように話してきた。

「クレア! ネスタ! ゼナ! そんなかしこまらなくていいぞ! 普通通りに接してくれ! これは性者からの命令だ!」

三人は顔を合わせた。そして三人とも笑顔で俺の方を見た。

「分かった! 世界を頼むわよ、サオシ!」

「うん! 私達も協力するよ!」

「はい! 一緒に頑張りましょう!」

三人が立ち上がり、俺の元に来た。

「あぁ! これからよろしくな!」

俺も三人に笑顔を向けた。俺のハーレムな旅はこれから続くのであった。

おわり
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