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学院生活 前学期編
2. 俺ハ友達ヲ手ニ入レタ
しおりを挟む終わったぞ。始業式が。
生徒会長の言葉とか風紀の紹介が嫌そうな副会長とか、まあ王道学園のお手本みたいな始業式だったな。
ま、その辺の展開は他所で見飽きてるかもだし回想なんかしない。
それよりも、生徒会の顔面偏差値の高さよ。ありゃ同じ人間として自分を恥じるレベル。
てかあそこまで行けばもはや神。俺もなかなかイケメンな自覚あるけど、アレには敵わねえ。
「よっ、転入生!なんか疲れた顔してんな?」
「ん?あー、えー、おー、あー…… 誰だ?」
「俺は佐藤 圭吾!よろしく転入生!」
「おう、俺は榊 響也な。響でも響也でも榊でもカッキーでもなんでも好きなように呼んで。」
「んじゃ、響也な。俺のことは圭吾って呼んでくれ!」
「おー、圭ちゃんね。よろよろ。」
「…俺にちゃん付けはねえわ…」
「そか?別に何でもいいっしょ。てか身長なんぼ?高げ。」
「お前地方民?身長は180くらい。」
「あー、友達が地方民。俺はこの辺育ち。てかやっぱそんくらい?俺のが高えのは高えけど、やっぱ180前後がモテるよなー…」
「まじ?お前何cmあんの?」
「俺193。」
「え、高。」
「だろ。俺前のオトモダチから進撃されたいって言われた。ファンに謝れって言ったけど。」
「あー、うん、言われそう。」
なんかナチュラルに友達になって話し込んでるけど、俺とこの圭ちゃん初対面だから。
てか、俺圭ちゃん抱けるわ。←
「待て、今なんか寒気した。お前か?」
「え、圭ちゃんすげーね。多分俺。」
「俺バイだけどタチだからな?」
「俺ゲイでタチ喰いしてたからな?」
「ちょ、俺はタゲるなよ?」
「あー、うん。おっけ。もーちょい面倒のない子探す。」
「あ、お前がクズだってことは分かった。」
失礼な。これでも俺オトモダチのみんなからは優しくて甘くて理想のスパダリって言われてたんだぞ?
タチだった子にそれを言わせる俺の実力、惚れるぜ…()
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