王道じゃなくて悪かったな

後期編

8. まってやばい、もう冬なんだけど。寒い。

　メリー クリスマース！！

　え、今梅雨前だろって？

　ノンノン、ちっちっ！こっちじゃ真冬、クリスマスだよーん。

　冬休みじゃないのかって？いやさ、そーなんだけど、俺ら(生徒会とか圭ちゃんとか)は寮に残ってんの。

　何でって、俺が残るって言ったから？

　そんで今はクリスマスパーティーの真っ最中！

　そして何故か酔っ払いが数人いるこの状況…！！！

　実は、彩雅が買ってきたケーキにリキュールが入っててさ、下戸みんなアウト。

　しかもそれだけじゃおわんなくて、圭ちゃんが買ってきたチョコがボンボンショコラだったみたいで、ちょっとなら飲めるって程度のやつがアウト。

　そして最後に？紺野が俺の部屋に置いていったやっすいチューハイをバンバン開けた朔蘭ちゃんが酔っ払って俺の上にまたがってます。

　あ、忘れないで。ここフィクションだから。それと、お酒は二十歳になってからね。今回はいろんな手違いがあっただけだから！朔蘭ちゃん以外は！！


「もーぉー、聞いてるんれすかぁー？」

「うんうん、聞いてるよ。朔蘭ちゃん、一回どこう？」

「やぁ、れす。ね、この前みたいなこと、して？」

「おいっ！おれのきょーやらぞ！！な、きょーや、らっこして？」

「うお、彩雅も酔ってんの？抱っこはできそうにないや。隣おいで。」

「んー、らっこがいぃー！！さくら、ろけ！！」

「何れれすか！さくらが先にのってたのに！！かいちょーこそあっちいって！！」

「きょうや、ちゅー、してぇ。」

「圭ちゃん！？ちょ、気を確かに！！」

「すきっていった。ちゅー、したい。」

「ちゅーとかセックスはいらないって言ってたじゃん！？」

「それはぁー、むりじゃない？らって、きょーちゃんらもん。ちゅーしたくなるよ。」

「奏多は黙ってろ！！」

「きょーや、きょーや、すき。すき。おれとちゅーしよ？」

「え、え！？千佳！？そ、そんな流暢に喋れんのかよ…」


　やばい、色々カオスだ！！！