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アルジャン1 冷たい口づけ1
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今日もシシーは本当にかわいい。
毎朝会う度に綻びそうになる頬を引き締めるのが困難になる。
俺の婚約者、セシリア・オプスキュール伯爵令嬢は欲目を抜きにしても世界一の美女だ。
ああ、俺の欲目を抜きにしても。魔性の女というのはああいうのを言うのだろう。いつもどこか不安そうな緑色の瞳が揺れる度に、欲情しそうになるのを抑えるのが困難だ。
シシーはなんというか、姉や兄と比べられすぎるせいか、極端に自尊心が低い節がある。あれでも、出会った頃はよく笑う可愛らしい子だった。少し生意気な部分も愛おしくて、なにより素晴らしいヴァイオリン奏者だ。自分の外見に自信を持てない彼女も唯一それだけは自分の長所と認めているようで、日々練習を重ねている。
真面目で努力家なのは長所だが、もう少し肩の力を抜いた方がいいとは思う。
今朝は珍しく寝坊をしたらしいシシーの姿に驚いた。まさか扉が開いているとは思わなかったし、なにより少し寝ぼけた様子で釦を掛け違えた随分と乱れた姿のままメイドに髪を結われていた。本人が気付いていたかは知らないが、少しはだけた控えめな胸元が……夢で見た何百倍も美しかった。
落ち着かない心を誤魔化すように、先に朝食を食べ始めたがやはりオプスキュール伯爵家の食事は美味い。特にデザートは我が家の料理人よりもずっと優れた腕だ。
シシーは気を使ってなのか、単に甘い物を好まないだけなのか毎回デザートを譲ってくれる。そういうさりげなさもまた愛おしい。
彼女の事を考えると、ちらりと見えてしまったあの美味そうな胸元にしゃぶりつきたくなってしまう。それを飲み込むように、慌てて彼女の席のデザートを食べる。今朝のチョコレートケーキはまた見事な品だった。
それにしても、昨日からシシーの様子がいつもと違う気がする。
なんというか、いつもよりびくついているというか、なにか隠し事でもあるのではないかと疑ってしまうような状態だ。
俺も、昨日は嫌な夢を見たせいで、少し乱暴だったかもしれないと反省はしている。
シシーが一生懸命課題曲を練習していることを知っているくせに、もっと難易度の高い曲も弾けるのだからと別の楽譜を無理矢理押しつけてしまった。
音楽祭はシシーの実力を見せつける好機だ。成功させれば彼女の自信に繋がるだろう。
なにより、シシーは楽器の練習をしていれば余計なことを考えない。
そう、考えてしまったのはきっとあの悪夢のせいだ。
夢の中の俺は、とても苛立っていた。
あの留学生のイルムとかいう男が俺のかわいいシシーにしつこくつきまとっているし、シシーもあの男に俺には滅多に見せないような愛らしい笑みを見せていた。
気に入らない。
強引に腕を引いたり、用もないのに呼び出したり、彼女の自由を奪う日々が続いたけれど、彼女の心は俺に向いていないように見えた。
自慢じゃないが、俺はモテる。まぁ、公爵家ともなれば身分に申し分はないし、かといって王位継承権はないから面倒な妃教育もない。金も地位もあって面倒事も少ない。家の格を考えればかなりの好条件だろう。それに、見た目もいい。これも自信を持って言える。俺は見た目がいい。顔も整っているし背もある。加えて、日々鍛えて引き締まった体。これでシシーを魅了できないはずがない。そう、思っているのに、肝心のシシーからの反応は今ひとつだ。
色恋沙汰に興味がないのかと思えば、そうでもない。時々恋愛小説を読んでいる姿を目にするし、課題がないときは大抵恋の曲を練習している。
なるべく邪魔者は排除してきたつもりだ。特にできるだけ公の場にシシーを連れ歩いて俺の婚約者であることを広めてきた。シシーは嫌がってすぐに隠れようとするが、逃げられないようにしっかりと腰を掴んで周囲に彼女の名と顔を覚えさせてきたはずだ。俺の婚約者と知って手を出すような愚か者なんてイルム以外そう居るはずがない。
けれども、シシーのあの様子に、他に想う男がいるのではないかと考えが過ってしまうのは仕方がない。近頃はめっきり笑みを見せることも減ってきた。
いつも困ったように、緑色の美しい瞳を揺らす。
そんな時だ。大抵の女は睨めば近寄ってこなくなるが、やたらとしつこい女がひとりいた。名前は覚えていない。だが、睨んでも怒鳴りつけてもつきまとってくるしつこい女だった。だから、逆に利用しようと思った。
他の女に興味を示したふりをすれば、シシーだって少しくらい慌てるのではないかと思った。
たとえシシーが他の誰かを想っていたとしても、彼女の家にしてみれば俺との婚約は最優先事項だ。彼女が手に入るのならなんだって利用する。
けれども、シシーは動揺ひとつしなかった。
毎日、同じ馬車で通学しているから、様子を窺える時間はある。言いたいことがあるのならいくらなんでも狭い馬車の中で二人きりになった瞬間口にするはずだと思った。
けれども、シシーは俺の予想以上に自分の考えを飲み込んで溜め込む性格だったようだ。
もう、昔の純真さとでもいうのだろうか。愛らしい笑みを浮かべて、思ったことをそのまま口にしてしまったような、あの頃の面影がない。
押し黙り、ただ、楽器ケースを見つめて過ごす。それがシシーの答えだった。
気に入らない。
あれはもうどうしようもないほど愚かな衝動だった。少なくとも今の俺はそう思う。
なにがなんでもシシーを慌てさせてみたかった。怒らない、笑いもしないのならせめて泣かせてみたいと思ったのかもしれない。
放課後の生徒が行き来するエントランスホールで、わざわざ人目につくように、彼女に婚約解消を言い渡した。
「お前は、つまらない。俺の婚約者には相応しくない」
ただでさえ注目を集めるのが苦手なシシーはそれだけで泣き出すのではないだろうか。泣いてしまったら、その時は優しく慰めてやろうとは想っていた。
けれども、彼女の反応は想定外だった。
いつも通り、考えの読めない、もっと言うとなにかを押し殺すような声で「アルジャン様のお心のままに」と、ただ、そう答え、一礼をして立ち去る。
待て。お前には帰りの馬車もないだろうと告げようとしたが、あの女が誇らしげに纏わり付いて動けない。
注目を集めてしまった手前、追いかけることも出来ずに、その背を見送る。
そして、翌朝。慌てた様子の使者に呼び出された。
シシーが死んだと。
なんて趣味の悪い冗談だと苛立ちも隠さずにオプスキュール伯爵家に乗り込み、使用人達が止めるのも振り払ってシシーの部屋に入る。
彼女の部屋に入るのは初めてだった。
「セシリア、いつまで寝ているつもりだ」
そういう冗談はつまらないぞと大袈裟に怒りを乗せた声を発したが、反応はない。ただ、寝台の上に可愛らしい室内着を身に纏った彼女が横たわっていた。
「おい、起きろ!」
怒鳴りつけても反応はない。
「……アルジャン様……お嬢様はもう……」
シシーのメイドが必死に泣くのを堪えるような顔で、それでも憎しみの色を乗せながらこちらを睨んだ。
「……ふざけるな」
シシーに視線を戻せば、随分と血色が悪い。それに、首になにか紐のような痕がある。
「……浴室で……ご自分で首を……」
最早嗚咽が混ざるメイドの声が遠くに聞こえる。
「……シシー……なぜだ……嘘だろう……」
起きろと体を揺すっても返事はない。
お前は俺の物だ。勝手に去るな。
「……去っていいなどと告げた覚えはないぞ……」
眠っているようなシシーの唇に唇を重ねる。
初めての口づけは随分と冷たく、硬い。
「アルジャン……お前がセシリアを……」
ヴィンセントの声が僅かに震えている。
「散々セシリアを振り回して……弄んだから……」
拳を握りしめながら、ヴィンセントが睨む。
「まさか……シシーは……俺に興味など示さなかった……」
そうでなければ、普通はもっと嫉妬を見せてくれるはずだ。
それとも、その仄暗い感情を見せたくないとまた楽器に向かって耐えようとしてしまったのだろうか。
そう、考えた瞬間だった。シシーの枕元に、木の破片が見える。
「……これは……」
手に取れば、ニスが塗られた古い木の用だった。家具の一部だろうか。それにしては、薄い。
視線を動かせば、寝台の足下にもう少し大きな破片が。そして、壁際に、見覚えのある形。ヴァイオリンの顎当てだ。
まさかと、破片を追う。形を残したままのペグや、欠けてしまった駒が見える。それに、砕け散った楽器の本体も。
「……シシーが楽器を?」
自身の魂とまで呼んでいた楽器を、こんな扱いするはずがない……。
「……父が……父が壊した……お前が婚約解消などと言うから……」
その言葉を聞いた瞬間、頭の中でなにかが切れてしまったのだと思う。
冷たくなった娘に見向きもせずに、談話室の安楽椅子に腰掛けていたシシーの父親を、力任せに殴りつけた。
「……貴様が……貴様が俺のセシリアを殺した……」
彼女が魂と呼んだ楽器を、あれさえ無事なら、明日にはいつもの揺れる瞳でこちらを見つめ返してくれたはずだというのに。
「なにを……セシリアを追い詰めたのはあなただ」
睨み返した伯爵を、手近にあった燭台で殴った。それこそ、彼の原型がなくなるほどに。
そう、意識が途絶えるまで殴り続けた。はずだった。
毎朝会う度に綻びそうになる頬を引き締めるのが困難になる。
俺の婚約者、セシリア・オプスキュール伯爵令嬢は欲目を抜きにしても世界一の美女だ。
ああ、俺の欲目を抜きにしても。魔性の女というのはああいうのを言うのだろう。いつもどこか不安そうな緑色の瞳が揺れる度に、欲情しそうになるのを抑えるのが困難だ。
シシーはなんというか、姉や兄と比べられすぎるせいか、極端に自尊心が低い節がある。あれでも、出会った頃はよく笑う可愛らしい子だった。少し生意気な部分も愛おしくて、なにより素晴らしいヴァイオリン奏者だ。自分の外見に自信を持てない彼女も唯一それだけは自分の長所と認めているようで、日々練習を重ねている。
真面目で努力家なのは長所だが、もう少し肩の力を抜いた方がいいとは思う。
今朝は珍しく寝坊をしたらしいシシーの姿に驚いた。まさか扉が開いているとは思わなかったし、なにより少し寝ぼけた様子で釦を掛け違えた随分と乱れた姿のままメイドに髪を結われていた。本人が気付いていたかは知らないが、少しはだけた控えめな胸元が……夢で見た何百倍も美しかった。
落ち着かない心を誤魔化すように、先に朝食を食べ始めたがやはりオプスキュール伯爵家の食事は美味い。特にデザートは我が家の料理人よりもずっと優れた腕だ。
シシーは気を使ってなのか、単に甘い物を好まないだけなのか毎回デザートを譲ってくれる。そういうさりげなさもまた愛おしい。
彼女の事を考えると、ちらりと見えてしまったあの美味そうな胸元にしゃぶりつきたくなってしまう。それを飲み込むように、慌てて彼女の席のデザートを食べる。今朝のチョコレートケーキはまた見事な品だった。
それにしても、昨日からシシーの様子がいつもと違う気がする。
なんというか、いつもよりびくついているというか、なにか隠し事でもあるのではないかと疑ってしまうような状態だ。
俺も、昨日は嫌な夢を見たせいで、少し乱暴だったかもしれないと反省はしている。
シシーが一生懸命課題曲を練習していることを知っているくせに、もっと難易度の高い曲も弾けるのだからと別の楽譜を無理矢理押しつけてしまった。
音楽祭はシシーの実力を見せつける好機だ。成功させれば彼女の自信に繋がるだろう。
なにより、シシーは楽器の練習をしていれば余計なことを考えない。
そう、考えてしまったのはきっとあの悪夢のせいだ。
夢の中の俺は、とても苛立っていた。
あの留学生のイルムとかいう男が俺のかわいいシシーにしつこくつきまとっているし、シシーもあの男に俺には滅多に見せないような愛らしい笑みを見せていた。
気に入らない。
強引に腕を引いたり、用もないのに呼び出したり、彼女の自由を奪う日々が続いたけれど、彼女の心は俺に向いていないように見えた。
自慢じゃないが、俺はモテる。まぁ、公爵家ともなれば身分に申し分はないし、かといって王位継承権はないから面倒な妃教育もない。金も地位もあって面倒事も少ない。家の格を考えればかなりの好条件だろう。それに、見た目もいい。これも自信を持って言える。俺は見た目がいい。顔も整っているし背もある。加えて、日々鍛えて引き締まった体。これでシシーを魅了できないはずがない。そう、思っているのに、肝心のシシーからの反応は今ひとつだ。
色恋沙汰に興味がないのかと思えば、そうでもない。時々恋愛小説を読んでいる姿を目にするし、課題がないときは大抵恋の曲を練習している。
なるべく邪魔者は排除してきたつもりだ。特にできるだけ公の場にシシーを連れ歩いて俺の婚約者であることを広めてきた。シシーは嫌がってすぐに隠れようとするが、逃げられないようにしっかりと腰を掴んで周囲に彼女の名と顔を覚えさせてきたはずだ。俺の婚約者と知って手を出すような愚か者なんてイルム以外そう居るはずがない。
けれども、シシーのあの様子に、他に想う男がいるのではないかと考えが過ってしまうのは仕方がない。近頃はめっきり笑みを見せることも減ってきた。
いつも困ったように、緑色の美しい瞳を揺らす。
そんな時だ。大抵の女は睨めば近寄ってこなくなるが、やたらとしつこい女がひとりいた。名前は覚えていない。だが、睨んでも怒鳴りつけてもつきまとってくるしつこい女だった。だから、逆に利用しようと思った。
他の女に興味を示したふりをすれば、シシーだって少しくらい慌てるのではないかと思った。
たとえシシーが他の誰かを想っていたとしても、彼女の家にしてみれば俺との婚約は最優先事項だ。彼女が手に入るのならなんだって利用する。
けれども、シシーは動揺ひとつしなかった。
毎日、同じ馬車で通学しているから、様子を窺える時間はある。言いたいことがあるのならいくらなんでも狭い馬車の中で二人きりになった瞬間口にするはずだと思った。
けれども、シシーは俺の予想以上に自分の考えを飲み込んで溜め込む性格だったようだ。
もう、昔の純真さとでもいうのだろうか。愛らしい笑みを浮かべて、思ったことをそのまま口にしてしまったような、あの頃の面影がない。
押し黙り、ただ、楽器ケースを見つめて過ごす。それがシシーの答えだった。
気に入らない。
あれはもうどうしようもないほど愚かな衝動だった。少なくとも今の俺はそう思う。
なにがなんでもシシーを慌てさせてみたかった。怒らない、笑いもしないのならせめて泣かせてみたいと思ったのかもしれない。
放課後の生徒が行き来するエントランスホールで、わざわざ人目につくように、彼女に婚約解消を言い渡した。
「お前は、つまらない。俺の婚約者には相応しくない」
ただでさえ注目を集めるのが苦手なシシーはそれだけで泣き出すのではないだろうか。泣いてしまったら、その時は優しく慰めてやろうとは想っていた。
けれども、彼女の反応は想定外だった。
いつも通り、考えの読めない、もっと言うとなにかを押し殺すような声で「アルジャン様のお心のままに」と、ただ、そう答え、一礼をして立ち去る。
待て。お前には帰りの馬車もないだろうと告げようとしたが、あの女が誇らしげに纏わり付いて動けない。
注目を集めてしまった手前、追いかけることも出来ずに、その背を見送る。
そして、翌朝。慌てた様子の使者に呼び出された。
シシーが死んだと。
なんて趣味の悪い冗談だと苛立ちも隠さずにオプスキュール伯爵家に乗り込み、使用人達が止めるのも振り払ってシシーの部屋に入る。
彼女の部屋に入るのは初めてだった。
「セシリア、いつまで寝ているつもりだ」
そういう冗談はつまらないぞと大袈裟に怒りを乗せた声を発したが、反応はない。ただ、寝台の上に可愛らしい室内着を身に纏った彼女が横たわっていた。
「おい、起きろ!」
怒鳴りつけても反応はない。
「……アルジャン様……お嬢様はもう……」
シシーのメイドが必死に泣くのを堪えるような顔で、それでも憎しみの色を乗せながらこちらを睨んだ。
「……ふざけるな」
シシーに視線を戻せば、随分と血色が悪い。それに、首になにか紐のような痕がある。
「……浴室で……ご自分で首を……」
最早嗚咽が混ざるメイドの声が遠くに聞こえる。
「……シシー……なぜだ……嘘だろう……」
起きろと体を揺すっても返事はない。
お前は俺の物だ。勝手に去るな。
「……去っていいなどと告げた覚えはないぞ……」
眠っているようなシシーの唇に唇を重ねる。
初めての口づけは随分と冷たく、硬い。
「アルジャン……お前がセシリアを……」
ヴィンセントの声が僅かに震えている。
「散々セシリアを振り回して……弄んだから……」
拳を握りしめながら、ヴィンセントが睨む。
「まさか……シシーは……俺に興味など示さなかった……」
そうでなければ、普通はもっと嫉妬を見せてくれるはずだ。
それとも、その仄暗い感情を見せたくないとまた楽器に向かって耐えようとしてしまったのだろうか。
そう、考えた瞬間だった。シシーの枕元に、木の破片が見える。
「……これは……」
手に取れば、ニスが塗られた古い木の用だった。家具の一部だろうか。それにしては、薄い。
視線を動かせば、寝台の足下にもう少し大きな破片が。そして、壁際に、見覚えのある形。ヴァイオリンの顎当てだ。
まさかと、破片を追う。形を残したままのペグや、欠けてしまった駒が見える。それに、砕け散った楽器の本体も。
「……シシーが楽器を?」
自身の魂とまで呼んでいた楽器を、こんな扱いするはずがない……。
「……父が……父が壊した……お前が婚約解消などと言うから……」
その言葉を聞いた瞬間、頭の中でなにかが切れてしまったのだと思う。
冷たくなった娘に見向きもせずに、談話室の安楽椅子に腰掛けていたシシーの父親を、力任せに殴りつけた。
「……貴様が……貴様が俺のセシリアを殺した……」
彼女が魂と呼んだ楽器を、あれさえ無事なら、明日にはいつもの揺れる瞳でこちらを見つめ返してくれたはずだというのに。
「なにを……セシリアを追い詰めたのはあなただ」
睨み返した伯爵を、手近にあった燭台で殴った。それこそ、彼の原型がなくなるほどに。
そう、意識が途絶えるまで殴り続けた。はずだった。
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