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龍乱の牙
5話:初日からこの展開かよ
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アルカターレの街に爆発音が響き渡る。
俺は飛び起き窓を見る。
城の方から煙がでている。
ドリムも気づいたのか部屋に入ってくる。
「レイ!王宮がやばいわよ!」
龍乱の牙か?
「ドリム、王宮へ行くぞ。おそらく龍乱の牙の仕業だ」
俺がパーカー的なのを羽織るとドリムがポカーンとした目で見てくる
「どうしたんだ?そんなポカーンとして、この服変か?」
「いや、違うの。レイ、貴方光ってるわよ」
ドリムは何を言ってるんだ?
「ドリム冗談きついぞ」
ヒュッ
目の前にいたドリムがいなくなり視界が一瞬暗くなる。
明るくなると目の前で二足歩行のドラゴンに乗った変な集団が兵士と戦っている
「ここはどこだ?お前らはなんだ?」
後ろから聞いたことのある声がする。
「レイ殿、こやつらが王宮にテロを仕掛けた龍乱の牙の兵士じゃ。龍乱の牙と戦ってもらうために呼び出させてもらいました。レイ殿、召喚した日ですまないがこの戦いに参加してくれないか?」
展開が早い、こういうイベントはもっとレベル上げてからじゃないの?でもやるしかないんだよな。
「もちろんです。まだ弱いですが頑張ります」
そういうと王はにっこり笑い「レイ殿の登場じゃ兵士よ一旦引け!ここはレイ殿に任せ我らは龍の刻印を守るのだ」
俺は掛け声と同時にロープを出し龍乱の牙の兵士に向かって走り出す。
全員で5人か、すぐに倒してやる。
まずは動きを封じるか。
「いくぞ!ロープショット、縄縛り!」
一人の兵士とドラゴン(リザード)を縛り上げる。二人目もそのまま縛り上げようとするが剣で切られてしまう。
刃物を持ってるのか、厄介だな。
足元から崩すか!
レイは足からロープを出す「レッグロープ」で龍の動きを封じる。
「隙ができたな、ロープガン」
指から丸い弾丸のようなロープを放つ。撃たれた兵士は縄でぐるぐる巻きにされる。
「こんなもの25秒で抜け出せるわ!」
「時間かかりすぎだろ、縄拳骨」
二人目を吹き飛ばす。
「残り3人か、すぐに終わらせてやる」レイは走り出す。
リザードも走り出し兵士が槍を構える。
レイはロープショットを使いリザードの首を縛る。あれをやってみるか。
「ラビットロープ」
ラビットロープは兎の蹴りを放つロープ。ロープの先が足の裏のようになっている。
これを足に纏わせることで、
「ラビットキック」
リザードを縛る縄を引っ張り勢いをつけウサギの脚力を使った蹴りを兵士の腹に決める。
(後2人か、余裕だな!転生1日目とは思えないな!)
「風よ我らに力を与えたまえ、エアスラッシュ」
「ウッドウォール」
兵士の2人の放った魔法をウッドロープの派生スキルウッドウォールで防ぐ。
(魔法か、めちゃくちゃ興奮するな!でも厄介だな。どうするか)
レイが考えている間も魔法による攻撃は止まらない。
「エアスラッシュ、エアスラッシュ」
(あいつあれしか使えないのか?なら楽勝だな)
「ウッドロープ、森の雄叫び!」
地面から極太のウッドロープが飛び出し兵士を吹き飛ばす。
1人は吹き飛ばされ気絶。もう1人はお手玉のように遊ばれている。
俺がやってるわけじゃないから俺を恨むなよ。
「ふぅー、結構楽勝だったな」
(龍の刻印も守れたしこのままいけば余裕だな!おっと、これはフラグになるな。気をつけないと)
王の元へ行くと黒い鱗を纏い手が大きな竜の爪の騎士のような男が王の首と割れた石のようなものを持っている。
「お前!何をしているんだ、王を離せ!」
騎士は答えずただ立っているだけだ。
「レイ殿すまぬ。こやつに負けてしまった」
言い終わると同時に騎士が王を投げる。当たりどころが悪かったのか王は気を失う。
「私はウラーダル、龍乱の牙の幹部であり最強の竜騎士である!今ここでお前を葬ってやろう」
何かスイッチが入ったのかペラペラと喋り出す。
「お前が持っているのは龍の刻印だな、それは返してもらう!ロープショット!」
レイはウラーダルに縄を飛ばすが爪で弾かれる。
「こんな攻撃当たるわけがないだろう、次は私から行こう」
そう言うとウラーダルが翼を広げ迫ってくる。
「ドラゴニックスラッシュ」
爪から斬撃が飛ばされる。
「ロープシールド」
縄で作り出した盾で軌道を変える。軌道が変わった斬撃が城の壁を斬り倒す。
あれ当たったらやばいな。てかあいつ強ない?よくある話だとこのあと隠していたスキルを使って敵を倒すが俺には何もない。
いや切り札というか力技でやってみるか。
「ウラーダル覚悟しろ!ロープマウス、発射!」
レイはロープで作られたマウスを手から大量に出す。
レイの出したロープマウスがウラーダルにロープを放つ
「こんなもので倒せると思っているのですか?ファイアブレス」
ウラーダルが口から火を吹きマウスロープを焼き尽くす。
「ロープラビット!」
レイがすかさずロープでできたウサギを放つ
「効きませんよ、龍の息吹」
「がはっ」
ウラーダルから放たれた息吹でレイとウサギが吹き飛ばされ、壁に激突する。背中が痛い。
初日からこれはキツすぎるよ。
「まだまだいけるぞ!ラビットロープ、ラビットキック!」
渾身の一撃を放つ。
「こんな攻撃が効くと思っているのですか?」
「これは囮だ。今日冒険者なったばっかなのにこんな強いやつと戦うとかおかしいだろ!でもやってやる。怒れる森」
レイのスキルが発動した瞬間。地面から先の尖ったウッドロープが突き出る。
「物語の終盤みたいだな。これが最強の攻撃だ!裁き
数十本ものウッドロープが一斉にウラーダルへ攻撃を仕掛けるが、鱗に防がれ攻撃が通らない。
「所詮こんなものですか、まあ少しは楽しめました」
(全く効いていないのか、もうロープは使えないな。異世界生活も初日で終わりか)
「でもここまで弱いとびっくりしますね。まあ情けなどはかけず殺しますが、ではさらば!」
ウラーダルが腕を上げ爪を構える。
「ソニックナイフ!」
ウラーダルの横腹にナイフが刺さり魔法が発動し弾き飛ばされる。
「レイ!助けに来たわよ!」
ドリムだ、ドリムが助けに来てくれた。
俺は飛び起き窓を見る。
城の方から煙がでている。
ドリムも気づいたのか部屋に入ってくる。
「レイ!王宮がやばいわよ!」
龍乱の牙か?
「ドリム、王宮へ行くぞ。おそらく龍乱の牙の仕業だ」
俺がパーカー的なのを羽織るとドリムがポカーンとした目で見てくる
「どうしたんだ?そんなポカーンとして、この服変か?」
「いや、違うの。レイ、貴方光ってるわよ」
ドリムは何を言ってるんだ?
「ドリム冗談きついぞ」
ヒュッ
目の前にいたドリムがいなくなり視界が一瞬暗くなる。
明るくなると目の前で二足歩行のドラゴンに乗った変な集団が兵士と戦っている
「ここはどこだ?お前らはなんだ?」
後ろから聞いたことのある声がする。
「レイ殿、こやつらが王宮にテロを仕掛けた龍乱の牙の兵士じゃ。龍乱の牙と戦ってもらうために呼び出させてもらいました。レイ殿、召喚した日ですまないがこの戦いに参加してくれないか?」
展開が早い、こういうイベントはもっとレベル上げてからじゃないの?でもやるしかないんだよな。
「もちろんです。まだ弱いですが頑張ります」
そういうと王はにっこり笑い「レイ殿の登場じゃ兵士よ一旦引け!ここはレイ殿に任せ我らは龍の刻印を守るのだ」
俺は掛け声と同時にロープを出し龍乱の牙の兵士に向かって走り出す。
全員で5人か、すぐに倒してやる。
まずは動きを封じるか。
「いくぞ!ロープショット、縄縛り!」
一人の兵士とドラゴン(リザード)を縛り上げる。二人目もそのまま縛り上げようとするが剣で切られてしまう。
刃物を持ってるのか、厄介だな。
足元から崩すか!
レイは足からロープを出す「レッグロープ」で龍の動きを封じる。
「隙ができたな、ロープガン」
指から丸い弾丸のようなロープを放つ。撃たれた兵士は縄でぐるぐる巻きにされる。
「こんなもの25秒で抜け出せるわ!」
「時間かかりすぎだろ、縄拳骨」
二人目を吹き飛ばす。
「残り3人か、すぐに終わらせてやる」レイは走り出す。
リザードも走り出し兵士が槍を構える。
レイはロープショットを使いリザードの首を縛る。あれをやってみるか。
「ラビットロープ」
ラビットロープは兎の蹴りを放つロープ。ロープの先が足の裏のようになっている。
これを足に纏わせることで、
「ラビットキック」
リザードを縛る縄を引っ張り勢いをつけウサギの脚力を使った蹴りを兵士の腹に決める。
(後2人か、余裕だな!転生1日目とは思えないな!)
「風よ我らに力を与えたまえ、エアスラッシュ」
「ウッドウォール」
兵士の2人の放った魔法をウッドロープの派生スキルウッドウォールで防ぐ。
(魔法か、めちゃくちゃ興奮するな!でも厄介だな。どうするか)
レイが考えている間も魔法による攻撃は止まらない。
「エアスラッシュ、エアスラッシュ」
(あいつあれしか使えないのか?なら楽勝だな)
「ウッドロープ、森の雄叫び!」
地面から極太のウッドロープが飛び出し兵士を吹き飛ばす。
1人は吹き飛ばされ気絶。もう1人はお手玉のように遊ばれている。
俺がやってるわけじゃないから俺を恨むなよ。
「ふぅー、結構楽勝だったな」
(龍の刻印も守れたしこのままいけば余裕だな!おっと、これはフラグになるな。気をつけないと)
王の元へ行くと黒い鱗を纏い手が大きな竜の爪の騎士のような男が王の首と割れた石のようなものを持っている。
「お前!何をしているんだ、王を離せ!」
騎士は答えずただ立っているだけだ。
「レイ殿すまぬ。こやつに負けてしまった」
言い終わると同時に騎士が王を投げる。当たりどころが悪かったのか王は気を失う。
「私はウラーダル、龍乱の牙の幹部であり最強の竜騎士である!今ここでお前を葬ってやろう」
何かスイッチが入ったのかペラペラと喋り出す。
「お前が持っているのは龍の刻印だな、それは返してもらう!ロープショット!」
レイはウラーダルに縄を飛ばすが爪で弾かれる。
「こんな攻撃当たるわけがないだろう、次は私から行こう」
そう言うとウラーダルが翼を広げ迫ってくる。
「ドラゴニックスラッシュ」
爪から斬撃が飛ばされる。
「ロープシールド」
縄で作り出した盾で軌道を変える。軌道が変わった斬撃が城の壁を斬り倒す。
あれ当たったらやばいな。てかあいつ強ない?よくある話だとこのあと隠していたスキルを使って敵を倒すが俺には何もない。
いや切り札というか力技でやってみるか。
「ウラーダル覚悟しろ!ロープマウス、発射!」
レイはロープで作られたマウスを手から大量に出す。
レイの出したロープマウスがウラーダルにロープを放つ
「こんなもので倒せると思っているのですか?ファイアブレス」
ウラーダルが口から火を吹きマウスロープを焼き尽くす。
「ロープラビット!」
レイがすかさずロープでできたウサギを放つ
「効きませんよ、龍の息吹」
「がはっ」
ウラーダルから放たれた息吹でレイとウサギが吹き飛ばされ、壁に激突する。背中が痛い。
初日からこれはキツすぎるよ。
「まだまだいけるぞ!ラビットロープ、ラビットキック!」
渾身の一撃を放つ。
「こんな攻撃が効くと思っているのですか?」
「これは囮だ。今日冒険者なったばっかなのにこんな強いやつと戦うとかおかしいだろ!でもやってやる。怒れる森」
レイのスキルが発動した瞬間。地面から先の尖ったウッドロープが突き出る。
「物語の終盤みたいだな。これが最強の攻撃だ!裁き
数十本ものウッドロープが一斉にウラーダルへ攻撃を仕掛けるが、鱗に防がれ攻撃が通らない。
「所詮こんなものですか、まあ少しは楽しめました」
(全く効いていないのか、もうロープは使えないな。異世界生活も初日で終わりか)
「でもここまで弱いとびっくりしますね。まあ情けなどはかけず殺しますが、ではさらば!」
ウラーダルが腕を上げ爪を構える。
「ソニックナイフ!」
ウラーダルの横腹にナイフが刺さり魔法が発動し弾き飛ばされる。
「レイ!助けに来たわよ!」
ドリムだ、ドリムが助けに来てくれた。
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