上 下
23 / 28

21♡

しおりを挟む
ジーンズにトントンと当たる硬いぬくもり、丘梨栄枯は押し倒した青年に興奮を突き当て挿入する真似をしている。

「21465ぼこ:栄枯にふたなり着衣挿入ごっこでトントンぱんぱんよちよちとじらされるぼくはきゅんきゅんを溜める、そうだぼくは赤子にして幸福者、そう降伏者ぼくを止めないで腰をとめないでふたなりlover……」

「…………はぁー、まったく呆れますねあなたは次から次へと相変わらず……脳みそがおちんぽに支配されているのですか! んっん、ほらこれがいいんですねトントンぱんぱんよちよちはぁはふふお馬鹿ですね……はぁはぁん」

ふたなり着衣挿入ごっこが実行されていく、そのおぞましい投稿内容は栄枯に淡々と読み上げられ呆れられだが、反省しなさいと実行されていく。
はげしくときにねっとり腰を合わせる栄枯。淫靡な行いを繰り返すうちに彼女のテクニックも上がっていき……。

「ああ……ひゃはぁはぁああ」

きゅんきゅんが溜まっていく溜めさせられていく。
青年は両脚を広げたままの体制で固められ、栄枯は彼のジーンズ越しに男が女子に突き入れるような真似をする。もどかしい、じらされる、青年はその先を既に知っているのにそこにはイケないごっこ遊び。
青年の妄想が彼女にトントンぱんぱんよちよちとされ膨らみつづけていく、だが破裂することのないそんなセックスごっこ。
息を荒げてしまう……安いジーンズを突き破るほど硬く苦しく勃起しつづけてしまう、タイピング内容の通りに励む吐い信者丘梨栄枯に表情をじっくりと見られつづけている。

トントンぱんぱんよちよち、彼女がそのクールな声で赤子をあやすというよりはイジワルをするように。時々、ふふと妖しく微笑み、栄枯の顔を見るだけで青年は興奮を高めて股間を充血させてしまう。

「苦しそうですねこれは、ええ」

そう言い栄枯は青年のジーンズのチャックを下げひん剥いていく、粗悪な緑のトランクスの薄布を突き破りそうに湿って泣いているビンビンと高まった青年の陰茎。
服を脱ぐ度脱がされるたびに期待感は高まる。

「これはなんですか」

「ここれはひゃっ!?」

ぴとっと、ほそくながい彼女の指先が、

青年の反り返った鬼頭をぷにぷにちょんちょんとトランクスごしにタッチしていく。

しだい……連続でトントンとされていく彼の肉棒。
栄枯はその綺麗な指先であそぶように星色の瞳を微笑わせていく。

「ふふ、なんですかこのお汁は、私はあなたにまだ挿入してもいないのですよ? どうしてセックス前にこんなにぐちゅぐちゅとお漏らししているのでしょうか、ふふ」

「あ、ああぁひゃやめおれはちが♡」

「またそれですね、まぁいいです、トントンよちよち、今度はこっちをよちよちしてあげます、私もこれ以上腰を動かすのは疲れますので、ええ、指で十分ですよね、あなたよちよちが好きなのでしょう? よちよちよちよちとんとんとんよちよちよちよち」

「あっあっ、ああひゃあおあああ♡────」

鬼頭だけを重点的によちよちされていく、その栄枯の与える甘美な刺激に遊ばれ青年は喘がされてしまった。
よちよちよちよちとんとんとんと、ねちっこく指先ひとつで弄ばれつづけゆっくりゆっくりと高まっていく射精感、だがまだまだ達せはしない。

若い雄の我慢汁でぬちゃついた指先を吐い信者は舐めあげる、その様はいやらしく雄の性欲をさらに掻き立てていく。
わざとらしい仕草を見せつけピクリと跳ねたおちんちんを見て彼女はまたくすりと笑う。

チンキスで身動きの取れない体制に恥知らずのタイピング内容を実行するシチュエーション、吐い信者は吐い信を盛り上げるための作業をこなす。
動けない死鳥舎ホットプレートの青年は彼女のスキルに拘束されているという言い訳がある……。

青年のおちんぽは罵り微笑む彼女しだいなのであった。


ぼこ:安定のよちよち
ぼこ:よちよちよちよち
ぼこ:ふたなりlover
ぼこ:クソみたいなポエム!
ぼこ:ド変態クソポエム投棄罪
ぼこ:ホトプレママの育成失敗
ぼこ:わかるやつにはわかるやつ
ぼこ:ホトプレには栄枯ママがいるから……
ぼこ:おぎゃああええああ(栄枯ママによちよちされたいのだ!)
ぼこ:オギャーー(断末魔)
ぼこ:栄枯ママ(31)腰をおんぞん
ぼこ:栄枯ママもさすがに腰の酷使はつらいからな
ぼこ:くっそがぁ!
ぼこ:ホトプレ叶う


以後もしばらく丘梨栄枯は攻めつづけていた、その右の人差しいっぽんで。

チン先裏をカリカリと。

よちよちとんとんと甘い刺激から一転カリカリと彼女のエメラルドのネイルが青年のトランクス越しに引っ掻いていく。
チン先裏の一点に熱を持つような激しい刺激、イタく削り取られているのに与えられていく不思議な射精感がのぼっていく。

接していたベッドから腰が突き浮く程、一気にのぼってくる。

やがて、ぴゅるると吐き出してしまった白濁。緑色のトランクスを滲ませていき、とぷりと生地の目から漏れ出る。
カリカリと継続していた栄枯の指先はスピードを落とし白い粘っこいぬめりは絡まり。

栄枯はその噴き上げたザーメンのついた人差し指を舐めしゃぶっていった。

「ねばっこくて臭いですふふ、ええ、ひじょうに」

彼女のその様すら見ていない。
青年はペニスを指先でカリカリされて射精後放心、青い天を見上げて白い息を漏らしつづけていた。



▼▼▼
▽▽▽



ザーメンで汚れた青年のパンツを栄枯は泉で洗いその辺に干した。
自身が汚れてまた水浴びするハメになるのは逆に面倒臭いからだ。

そして息と興奮をととのえながらぼんやりと天を見上げている青年の元へと、

戻ってくるや否やいきなり挿入した。

青年が栄枯に気付いたときにはもう遅かった、チンキスは解けているがここまでやられっぱなしにされた彼女に抵抗する気は起きない。
栄枯に押し倒されて両脚を広げられアナルへとなまあたたかいモノが貫いていった。

栄枯は奥まで挿入するとふぅー、とながく一息。
粗悪なベッドの上でべったりと押し倒した青年と密着し。

『あぁふぅーーはぁはぁはぁ、ふふ』

重なった栄枯と青年の身体、青年の右耳にあつい吐息がかかり彼女の唇が耳にふれるほどの距離にぎゅっと密着している。
長身の彼女にもう何度もつつまれ、またあのあたたかく甘い密着よちよちを期待してしまう青年。
吐い信者は死鳥舎を裏切るが裏切らない、エンターテイんメントを熟知している彼女は選択肢を間違えない。

『ではあなたの大好きなアレいきます、ええ、じっくりと私のおちんぽで反省してください』

『よちよちよちよち大好きですよー、よちよちよちよち大好き大好きですよー』

「あ、あっ、あひゃああああっ♡♡」

耳元でその声によちよちと囁かれながら右手で頭を撫でられる。彼女にやさしく撫でられる度に声が自然と漏れでてしまう。
そして腰はずんずんと揺らし一体化していく男女の身体。赤子のようにあやされているにもかかわらず合わさる腰と腰はアブノーマルな卑猥な大人同士の行為を繰り返している。

激しくはないだがじんわりとんとんと青年の中を満たしていく、栄枯は青年にあたたかい快楽を与え擦り付けていく。そして自分も締まる青年の中で受け取る男性的快楽と征服感、やみつきになるあの味を再び分かち合っていく。

彼女の長身につつまれながら頭をなでられおちんちんでとんとんよちよちとアナルを甘やかされる。普段のクールな印象の彼女からは想像も出来ない蕩けるようなその甘さのギャップに青年はもう何も考えられなくなっていた。

『だいすきだいすきですよー、ふふ、よちよちよちよち────』

ゆっくりじんわりと高め合っていく、吐い信者丘梨栄枯と一死鳥舎である青年、2人だけに許された年の差のある甘美なセックス。恋人でもない母親でもないだけどこんなに泣きそうなぐらい気持ちいい。

栄枯さんによちよちされるのは気持ちいい。
栄枯さんにおちんちんされるのは気持ちいい。
栄枯さんの身体はあたたかくて気持ちいい。
栄枯さんの声は落ち着いて耳に入ると気持ちいい。

青年は何も考えられない。

青年をあやしながら栄枯はふたなりおちんちんの男性的快楽を貪っていく。深く深く愛ともチガウ……わからない……何かを抱きしめながら互いに満足するための気持ちのいい行為に耽ていく。


ぼこ:ふむ、我々は何を見せられているのだろう
ぼこ:性教育
ぼこ:セックス
ぼこ:栄枯ママのよちよち大好きですよー講座
ぼこ:もはや栄枯の方がどっぷりっす
ぼこ:ホトプレの性癖は狂っている、ええ、ひじょうに
ぼこ:人がママを求めるのは自由だよ
ぼこ:ホトプレママに育児放棄された男の末路がこれだええ
ぼこ:ホトプレママ(31)
ぼこ:ママが見つかって良かったね(涙目)
ぼこ:よちよちに精神汚染されてまう
ぼこ:丘梨栄枯(31)さんのよちよちは性癖をぶっ壊し増します
ぼこ:ホトプレ叶う
ぼこ:これ普通のセックスより気持ちいいやつ
ぼこ:まぁレイプなんだけどね
ぼこ:恋人未満ママ未満吐い信者丘梨栄枯が青年を満たすんだよ。


おっぱじまっている。
とんでもないシチュエーションを目撃してしまう。
2人が抱き合いまじわっているのを遠目にエメラルドの瞳はじっと……。

誰も見てはいない……ショートデニムはずり落ち。即座にオナニーのつづきを始めた。すでになであげ高めて濡れていたほとを腰と尻をくねらせながら。
左手でバストを着ていた白いシャツの上から揉みしだき、右手はクリトリスを中心に中指と薬指の2本で激しくこすり高めていく。こみあげていく快感、ベッドの上で行われている男女の行為を妄想さらにそこに自分の身を重ね合わせていく、やがてオーガズムへと達した。

卑猥な分泌液を垂れ流しながらまくりあげた白いTシャツをきゅっと口に噛み締め。んんー、はぁは、と甘い息が漏れでてしまう。
身体がビクんと跳ねるような女性的快楽、クリトリスをいじりながら外イキし愛液を野に放っていく。泣きそうにとろんとさせたその美しい造形であったエメラルドの目はだらしなく、オナニーの余韻に浸り……。

しばらくのち────────

盗み見オナニーをした金ポデは2人に気付かれない内に手で陰部の濡れを拭いショートデニムをはき戻し息を荒げながらその場を去っていった。


ぼこ:はい
ぼこ:全部見えてます、ええ、ひじょうに
ぼこ:ふぅ
ぼこ:お馬鹿カメラあらためAIカメラ様
ぼこ:AIが判断しただけや! しこここ
ぼこ:まんげ金毛みえた!
ぼこ:AIカメラ「盗み見は許さない」
ぼこ:↑かしこい
ぼこ:主を守っただけだからね
ぼこ:この盗み見オナニー魔めゆるせねぇ、イクイクイク
ぼこ:異国すけべ少女
ぼこ:そりゃ金ポデもおまえらだもん野でオナニーするわ



▼▼▼
▽▽▽



天はいつまでも青青と。目はゆっくりと見開かれぽかぽかな陽気で迎えてしまったのは朝であるのだろうか。

ずいぶんと寝た気もする……わからない……。

粗悪なベッドの上でじんわりと熱がこもっている。
見開いた目には────しずかな寝息をたてる美しい顔をした女性が、こんなにも近くにいる。

覆いかぶさられていて青年はうごけない、それに……つながったままであった。またも2人は寝落ちしていたのだ。

はぁ、とひとつ意味のよくわからない息をとりあえず吐き。
尻穴の異物感……包まれていた多幸感の残りが目覚めた身体にのこっている。

もぞもぞと──彼女を起こさないようにするりと抜けるように……拘束を解こうとした刺激と音のせいなのか────キスしそうなほど近い、彼女の青と黄の混ざった不思議な星色の瞳はぱっちりと開き青年を見つめていた。

動けない……そして動けない無言のまま青年と彼女、静寂の間が過ぎていき。

いきなり。

腰をずこずこと突き入れていく彼女。

「あっ、あおかなしさっひゅ」

なおもまだ無言の栄枯に見つめられアナルをやさしくずんずんされていく。
見つめ合い彼女と見つめ合うだけで青年の目覚めて萎えていたおちんちんは硬くなっていく。
布団がもぞもぞと動き絹が擦れていく音がする、その度にお尻を甘く突かれていく、青年は逃げられないまた彼女に抱かれている。

「あっ、ああ、あ」

甘い喘ぎが漏れてしまった。
その表情すらじっと見られ何故か目を逸らすことがかなわない。

不思議な引力がある、眉尻の尖った美しい彼女の目。

何故か近づいてくる彼女の顔、せまってくる……しぜんとフォーカスされていく彼女のさくら色の艶かしい唇。

やがて青年の黒いアイカメラも追えない。

あたりそうになった鼻先をするりと抜け、唇に触れた瞬間に彼女は目を閉じていた。

やわらかにあたたかなほんの数秒。

じりりとのこる乾いたままの唇の感触。

吐い信者丘梨栄枯、彼女はまた目を閉じ眠りについていた。

青年はわからない、それがなんのキスなのかが。
世にも美しい彼女が世にも目立たない自分にキスをするなんてそんなのは夢のようなことだから。

それは寝ぼけ眼のみせた幻だったのかもしれない。
気持ちの良すぎる味わったことのない重なる幸福に包まれながら青年もまた眠りについた。
しおりを挟む
1 / 3

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

不幸な男は残酷な監禁生活へと進まされる

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

令和陰陽師

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

強引な番。【オメガバース】

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

配信魔法を開発したので婚約破棄を中継しますわ!

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:5

婚活写真、お撮りします。

ライト文芸 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:12

処理中です...