春ですね~夜道で出会った露出狂をホテルに連れ込んでみたら~

夏芽玉

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5.アナルプラグにパドル*

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「ふっ……」

 彼の尻の中から、ヴヴヴと振動音が聞こえてきた。背中を向けていた彼は、オレがスイッチを入れるタイミングがわからなかったんだろう。不意な刺激で、初めてオレの前で彼が声を出したことに唇を歪める。もっと、声を聞きたいと思った。

「カバンの中に入ってた道具って、全部あんたが好きなものってことでいーんだよな」

 そう言いながら何を使おうかと思案する。色白の肌に赤い蝋燭を垂らしたらとても楽しいだろうとは思うけれど、片付けが面倒だし、なによりそのための準備もしていない。残念だが今回は諦めることにする。その代わり、オレは蝋燭の隣にあったパドルを手に取った。パドルは黒のフェイクレザーでできていて、手の平より一回り大きなラケットみたいな形をしている。

「こーゆーのでケツを叩かれたいって思いながら、自分で用意したのか?」

 パンッとパドルを自分の手の平に叩きつけて音を聞かせると、彼はピクリと肩を震わせてオレの方を振り返った。
 彼の様子は不安そうということは全く無く、興奮で息を荒くしていた。

「ふーん……期待しちゃって。いいよ、叩いて欲しかったら、こっちにおいで」

 オレはベッドの上に脚を投げ出して座ると、彼を手招きした。
 彼はオレの顔をチラリと見ると、四つん這いのままオレの太腿の上まで来た。

「ここにうつ伏せになって」

 四つん這いの姿勢のまま動こうとしない彼を促して、オレの脚の上に横たえさせた。触れ合った部分から伝わってくる体温を、心地良いと思う。スイッチを入れっぱなしにしたアナルプラグの振動音がさっきよりも鮮明に聞こえた。
 オレは彼を脚の上に乗せたまま、目前にある背中を撫でて、その肌の触り心地を楽しむ。やはり、見た目通りの手触りの良さだった。
 パドルを手にしたまま優しく肌に触れるだけのオレに、彼は戸惑ったようにオレを見上げた。

「オレ、あんたの声が聴きたいんだよね。あんたは快感と痛み、どっちのほうがイイ声で啼いてくれるのかな」

 オレはそう言うと、予告もなくパドルで彼のケツを叩いた。
 パーンと乾いた音が鳴る。パドルは打面が広いから、大きな音は鳴るけれど痛みは音ほど派手ではない。

「ふ、……んっ、んん……」

 何度か叩いてみたけれど、彼は小さく呻いて荒い息を漏らすだけだった。だけど、叩かれるのは嬉しいみたいで、叩くごとに彼の体温が上がっていくのを感じる。でも、オレが聞きたいのはこんな声じゃなくて、もっと艶っぽい啼き声だ。

「こんなんじゃ、足んない? もっと欲しかったら、オレの指しゃぶってよ」

 そう言ったら、オレの手を取って口に含んだ。しかもいきなり4本も。

「なんだよ、欲しがり過ぎだろ」

 オレは笑いながら言うと、口の中を掻き回す。欲張って指をたくさん頬張るから、手が動かしづらい。それでも喉の奥まで指を突っ込んで舌の根元を引っ掻いたら、気持ち良さそうに喉の奥が震えた。

 うーん、この反応だとイラマしてもヨさそうだな。

 そんなことを考えながら、パドルで打たれてほんのりと赤くなった尻を優しく撫でる。打たれた肌が敏感になっているんだろう。彼はオレの脚の上で身体をモゾモゾさせた。
 オレは何も言わずに手を振り上げると、素手で彼の尻を叩く。

「あ゛っ……!! んん゛っ……」

 思わずといった感じで彼が声を上げた。またパドルで打たれると思っていたところ、素手で叩かれて驚いたのだろう。この人、案外不意打ちに弱いな。
 さっきよりもイイ声が聞けて、オレは立て続けに彼の尻を打った。

「自分でチンポに貞操帯を嵌めて、尻におもちゃ咥えて。口には手を突っ込まれて、ケツを真っ赤になるまで叩かれて。こんな酷いことされても、気持ち良くなっちゃうんだ?」
「ふぁ゛っ……ん、……」

 手が疲れるまで手の平で彼の尻を叩いた後、また尻を撫でながらそう言ったら、彼はコクリと頷いた。フェイスマスクから見える目元は、トロンとしていて気持ち良さそうだ。何度も叩かれた彼の尻は赤く染まっていて、ほんのりと熱を持っていた。
 指をかなり喉の奥の方まで突っ込んでしまって彼を何度か嘔吐えずかせてしまった。反応がいいから、ついやりすぎてしまったかと思って手を引き抜こうとしたけれど、それを引き留めるかのように指先に吸い付かれた。
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