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第六章 機械仕掛けの神
神器と強化17(3)
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最後は夏目と紅の場合。
神器が必要のない理由は、フェンリルたちとの技があるため逆に神器の影響で、必殺技や合体技に影響が出る可能性を考慮した結果だ。
紅にも八岐大蛇との技がある。
夏目とヨルムンガンド同様に融合する技、ただし紅の場合は八岐大蛇の能力を共有ではなく完全に扱うというもの。
「さて、そういう訳で夏目くん。君が、オレから学ぶのは戦闘経験。実戦経験を増やすというものだね」
「お、おう」
紅は初めて夏目の前で戦うスタイルへ。八岐大蛇と融合したその姿は。普段と一見変わらない。
「ん?」
不思議に思う夏目は、首を傾げるが神獣は警戒を強めた。
突っ立たままの夏目に紅が動く。
瞬きした一瞬で眼前にいるのだ。笑う紅は、夏目の腹部にトンと手の平が触れるだけ。
「え……」
戸惑い視線を下に向けたと同時に、体が数十メートル後方へ吹き飛び内臓がぐちゃぐちゃに捻られ握り潰され、引き千切られる激痛が全身を駆け巡り襲う。
「――っ!? ごふっ……!」
堪らず血反吐を吐く夏目は、何をされたのか理解できない。相棒たちも紅の動きに反応できず、吹き飛んだ主にようやく気づく。
「がはっ、げほっ……」
夏目は腹部を見るが、服は破れておらず表面に怪我はない。だが、内面では内臓が損傷している。
「はっ、ふーっ、はぁっ……」
呼吸が苦しく吐く血が止まらない、口の中は鉄の味で充満し視界はチカチカと点滅しぼやける。
そこへ紅と相棒たちが駆け寄り、神通力を流し治療を施すが治りが遅い。
紅が今、夏目の身に何が起きているのか説明する。
「神通力の応用だよ。大蛇の神通力を纏うのは前提で、使う用途を変えているんだ。夏目くんは破壊に使うが、オレは瞬殺に使うって感じにね」
紅の応用はこうだ。表面を傷つけるのではなく内面に損傷を与え、確実に殺すための一撃を入れることで治療さえ意味をなくす攻撃に変えるというもの。
皮膚の傷は神通力ならば治すのは簡単、しかしその内側の神経や内臓はそう簡単に治療はできない。
完治にまで時間が掛かる、そこを突いた攻撃が紅の戦闘スタイル。
(そ、それでこの苦痛と死にそうになってるわけか……)
今まさに夏目は大腸、小腸、胃、肺を損傷している。見た目では分からない、重傷を負い死にかけている状態だ。
「触れた瞬間にだけインパクトを起こす攻撃。これを、夏目くんにはマスターしてもらうよ」
これが紅から夏目へ、教える特訓内容だと説明を受ける。
そこまで聞くが、意識が保たず気を失う夏目だった。
神器が必要のない理由は、フェンリルたちとの技があるため逆に神器の影響で、必殺技や合体技に影響が出る可能性を考慮した結果だ。
紅にも八岐大蛇との技がある。
夏目とヨルムンガンド同様に融合する技、ただし紅の場合は八岐大蛇の能力を共有ではなく完全に扱うというもの。
「さて、そういう訳で夏目くん。君が、オレから学ぶのは戦闘経験。実戦経験を増やすというものだね」
「お、おう」
紅は初めて夏目の前で戦うスタイルへ。八岐大蛇と融合したその姿は。普段と一見変わらない。
「ん?」
不思議に思う夏目は、首を傾げるが神獣は警戒を強めた。
突っ立たままの夏目に紅が動く。
瞬きした一瞬で眼前にいるのだ。笑う紅は、夏目の腹部にトンと手の平が触れるだけ。
「え……」
戸惑い視線を下に向けたと同時に、体が数十メートル後方へ吹き飛び内臓がぐちゃぐちゃに捻られ握り潰され、引き千切られる激痛が全身を駆け巡り襲う。
「――っ!? ごふっ……!」
堪らず血反吐を吐く夏目は、何をされたのか理解できない。相棒たちも紅の動きに反応できず、吹き飛んだ主にようやく気づく。
「がはっ、げほっ……」
夏目は腹部を見るが、服は破れておらず表面に怪我はない。だが、内面では内臓が損傷している。
「はっ、ふーっ、はぁっ……」
呼吸が苦しく吐く血が止まらない、口の中は鉄の味で充満し視界はチカチカと点滅しぼやける。
そこへ紅と相棒たちが駆け寄り、神通力を流し治療を施すが治りが遅い。
紅が今、夏目の身に何が起きているのか説明する。
「神通力の応用だよ。大蛇の神通力を纏うのは前提で、使う用途を変えているんだ。夏目くんは破壊に使うが、オレは瞬殺に使うって感じにね」
紅の応用はこうだ。表面を傷つけるのではなく内面に損傷を与え、確実に殺すための一撃を入れることで治療さえ意味をなくす攻撃に変えるというもの。
皮膚の傷は神通力ならば治すのは簡単、しかしその内側の神経や内臓はそう簡単に治療はできない。
完治にまで時間が掛かる、そこを突いた攻撃が紅の戦闘スタイル。
(そ、それでこの苦痛と死にそうになってるわけか……)
今まさに夏目は大腸、小腸、胃、肺を損傷している。見た目では分からない、重傷を負い死にかけている状態だ。
「触れた瞬間にだけインパクトを起こす攻撃。これを、夏目くんにはマスターしてもらうよ」
これが紅から夏目へ、教える特訓内容だと説明を受ける。
そこまで聞くが、意識が保たず気を失う夏目だった。
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