偽りの神人 ~神造七代の反逆と創世~

ゆー

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第二部 第七章 終わりの始まり

終幕 エピローグ

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 旅館には、アザゼルと四音の二重結界が張られ襲撃を受けることなく眠れた翌日。

 全員でアザゼルと四音の部屋に集まり、今後について話すことになったのはいいが俺の視線はそれぞれの仲間に向けられる。

 神前先輩と立花先輩、奏と遥の肌がツヤツヤしている。まあ、理由は考えることなく分かるが。

 それよりもだ、燐は休むことが目的のはずがどこか疲れているように見え、紅に至っては満面の笑みをしている。東雲兄妹は普段と変わらない様子だ。

 俺は、敢えて燐に何があったかは聞かないことに。アザゼルも仲間たちに何があったのか、予想がついているようで何も聞かずこちらも無視をする。

 そして咳払い一つしてから話す。



「俺と四音は、拉致られた人々を助けるための行動に移る。具体的なものはまだ決まってはいないが、このままにしておくことはできないからな。早めに行動を起こす」

「それがいいだろうね。オレの方も、神の子について引き続き調査するつもり。助手として燐を引き連れるよ」

「ええ!? わたしもか!?」

「そうだよ」



 そう笑顔で言い、燐に拒否権はないよう。



「了解だ。で、残りのメンバーには先日に話した悪神を殺すための心臓の在り処を探す。それと、あの二冊の本についても並行で調査だ」



 アザゼルの指示に誰も拒否はなく頷く。



「情報は常に共有すること、単独行動は却下、必ず二人以上で行動すること。しばらくは、ここを拠点とし動き出す。いいな?」

『はい!』



 俺以外が答える。二人以上……神獣は含まれていないだろうな。美哉を誰かと共には、俺が認められない……というか許さない。美哉も連れて行く。

 それとアザゼルたちは、気づいているのか? この旅館を遠く離れた場所から何かが視ている存在に。

 いや、気づいているのなら今こうして集まっている時に話すだろ。ということは、気づいていないのか。

 俺と相棒たちが、こちらをずっと視ている存在に気づき、美哉には内緒で夜通し警戒に当たってはいたが何も起きなかった。

 襲ってくる感じも、監視されている感もない。ただ、視ているだけ。



『まあ、いい。俺たちで、その正体を暴けばいいだけの話しだ』

『であるな。美哉にもあとで話すとよい、主』

『ああ。ヘル』

『はいです』

『美哉の護衛は任せる』

『お任せを、です』

『ねえ、ボクはボクは!?』

『ヨルムンガンドには、旅館の外では常に俺と融合状態でいてもらう。戦闘になった時、すぐにでも動けるように』

『分かった! 任せて!』



 念話で相棒たちと話し決める。誰だか知らないが、視ているということは俺たちに何かしらの理由があるからだろう。

 可能性としては、悪神の子が高いだろうが。

 何より悪神、貴様の駒を全て破壊してその心臓を俺たちが握り潰してやる! 貴様の残りの二体の子も同様にだ! 必ず、貴様を殺す!
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