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幸重の湯
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上司にこき使われたぼくはチラシで見た【幸重の湯】という秘湯に辿り着くため山の頂上に着いた。
「ここが幸重の湯か」
頂上に着いた僕は目の前に湯気が吹き上がっていることに気づいた。
「もしかしてここが【幸重の湯】がある場所か」
僕は息を吐きながら湯気の近くに歩いた、やっぱりそうだ【幸重の湯】だ。
「あれ?誰かいるぞ?」
湯の近くに誰かいる?もしや僕よりも先に入浴する者がいるのか
僕はその姿を確認すると後ろ姿の中肉中背の帽子の被ったおとこだった。
「おっ?」
そのおとこは僕に気づいたのかゆっくり僕の方へ振り返った。
どこかで顔を見たことあるぞ、僕はどこでこのおとこに会ったのだろう?
そう言えば、学生時代の先輩によく似ているような気がする………もしかして
「ザ・ハート先輩」
そうだ、ザ・ハート先輩だ。何年ぶりに再会するんだ。
「主人公、ひさしぶりだな、元気にしてたか?」
銭湯セットを片手に持ったパンツ一丁の姿の先輩はうれしい顔で僕に歩いて近づいて来た。
「はい、先輩も元気そうで」
先輩は目の前に立つと握手を求めて来た。咄嗟にそれに僕は応じた。
「今、そこの【幸重の湯】に入ろうと思ってな」
先輩は僕に銭湯セットを見せてきた、あっ!銭湯に着くので夢中で銭湯セットを置いて来た!
「あっ!銭湯セット……」
僕は着替えを持って来たのだが体を洗う銭湯セットを忘れてしまっていた。
「銭湯セットを忘れたのか……フッ、じゃあ俺のを貸してやるよ」
先輩は片手の銭湯セットから石鹸やシャンプー、リンスを僕に差し出した。
「良いんですか?先輩?」
貸してもらうのに申し訳ないと思った僕だったが、先輩はうんと頷いた。
「ありがとうございます、先輩!」
僕は先輩との熱いひと時を味わいながら家に帰ったのであった。
「ここが幸重の湯か」
頂上に着いた僕は目の前に湯気が吹き上がっていることに気づいた。
「もしかしてここが【幸重の湯】がある場所か」
僕は息を吐きながら湯気の近くに歩いた、やっぱりそうだ【幸重の湯】だ。
「あれ?誰かいるぞ?」
湯の近くに誰かいる?もしや僕よりも先に入浴する者がいるのか
僕はその姿を確認すると後ろ姿の中肉中背の帽子の被ったおとこだった。
「おっ?」
そのおとこは僕に気づいたのかゆっくり僕の方へ振り返った。
どこかで顔を見たことあるぞ、僕はどこでこのおとこに会ったのだろう?
そう言えば、学生時代の先輩によく似ているような気がする………もしかして
「ザ・ハート先輩」
そうだ、ザ・ハート先輩だ。何年ぶりに再会するんだ。
「主人公、ひさしぶりだな、元気にしてたか?」
銭湯セットを片手に持ったパンツ一丁の姿の先輩はうれしい顔で僕に歩いて近づいて来た。
「はい、先輩も元気そうで」
先輩は目の前に立つと握手を求めて来た。咄嗟にそれに僕は応じた。
「今、そこの【幸重の湯】に入ろうと思ってな」
先輩は僕に銭湯セットを見せてきた、あっ!銭湯に着くので夢中で銭湯セットを置いて来た!
「あっ!銭湯セット……」
僕は着替えを持って来たのだが体を洗う銭湯セットを忘れてしまっていた。
「銭湯セットを忘れたのか……フッ、じゃあ俺のを貸してやるよ」
先輩は片手の銭湯セットから石鹸やシャンプー、リンスを僕に差し出した。
「良いんですか?先輩?」
貸してもらうのに申し訳ないと思った僕だったが、先輩はうんと頷いた。
「ありがとうございます、先輩!」
僕は先輩との熱いひと時を味わいながら家に帰ったのであった。
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