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エンド・オブ・ザ・ノースランド
おいしい焼き肉回
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「うう~~ベルちゃんごめん」
幸乃がどよ~~んとした姿でうずくまっている、何があったかベルは話しかける。
「何があったんですか幸乃さん?」
着火剤を増やしても焼き肉用の木炭に火が着かず、とうとう着火剤を使い切ってしまったのだった。
「どうしようベルちゃ~~ん着火剤がなくなちゃったよ!!」
ベルはすぐに幸乃が必死に火を起こそうとした形跡を見る、そしてその原因をすぐに理解した。
「なるほど、これは少し火がつきにくい木なんですよ」
そしてその木炭に切り替えて近くの冒険者から再び着火剤を少しだけ分けてもらう。
何とか火が付き始める、
「ただこの種類の木炭は着火してからの持久力がある代わりに着火するまでが比較的難易度があるんですよ、恐らく初心者では難しいですよこれ」
「仕方ないですから今度は私がやります、よかったら教えながらやるので覚えてみますか?」
「う、うんお願いありがとうベルちゃん……」
幸乃はその嬉しさに目から涙を浮かべ始める。
まずベルは松ぼっくりを周りから集め出した。
「たぶんこれで大丈夫だと思います」
ベルはそう言って着火した火をじっと見る、すると──
「これで大丈夫です、木炭を変えれば大丈夫でしたね」
「ぉぉぉ~~ありがとうベルちゃん」
幸乃は涙目になりながらお礼を言う。
「お、おいしい~~」
幸乃は両手でほっぺを押さえながら心の底から叫ぶ。
そして焼き肉の準備が出来上がり幸乃が捌いた薄い肉を鉄板に載せ始める。
そのたびに鉄板からじゅうじゅうと肉が焼けていく音がこだましていく。
肉が焼き上がるとベルやリルカ、ミリートの皿に焼けた肉を次々と分けていく。
「ほら、みーくんも食べなよーー」
「……わかった」
テンションの高い幸乃にミリートは冷静に対処し食事を始める。
「うん、おいしいよねこれ」
「はい、体も温まりますし」
ベルとリルカからは大好評だった、暖かいので冷えた体にも温まると──
そして幸乃も食べてみる。
「うおっ、おいしいよこれ!!」
お腹がすいていたこともあり箸が次々に進んでいく。
そしてお腹いっぱい焼き肉を食べ4人はキャンプをして睡眠をとった。
さらに幸乃達は馬で道を北へ進む
樹木限界線、その名の通り極寒のため樹木が存在できない線を越えた極北ンの地域に入っていった。
「ここ、本当に景色が素敵ですね……」
リルカがそのきれいな風景に思わず囁く
ツンドラと呼ばれる地帯で地衣類や草本類、灌木などが生育してあり、3人とも初めてみる風景に見とれていた。
さらに進むと地面は雪一色となる、そしてさらなる絶景に出くわす事となる。
「すごい、絶景ですよこれ」
「うん、みんな、見てみてよ!! みーくんも!!」
リルカが気付き幸乃がみんなに話しかけてその光景を見せる。
「あっ、本当ですねこれ」
ベルが思わず口を漏らす。
フィヨルドだった。氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江が続く地形が見えてくる、2000~3000mもの厚さの氷河が約1万年前に溶け出し、海側に移動する際、その重さで谷底がU字型に削りとられ、そこに海水が入り込んで形成されたとされる地形だった。
幅に比べ距離が長く、海抜1,000mを超える崖が連なっていた。
その絶景はとても美しい景観で大自然の素晴らしさを4人は体感する。
フィヨルドから分かれてしばらくすると目的地の集落に到着した。
集落は雪で出来たかまくらのような家イグルーが連なっていた。
そこに住んでいたのはカラーリットと呼ばれる民族であった、その
氷や雪で作られた簡素な建物に移住し魚などの海の動物やカリブーなどを食料とし移動は犬ぞりやカヤックと呼ばれる船の一種で移動生活を送っている人々のことだった。
トナカイの放牧などもおこなっていた。
その集落に入るとアザラシやカリブーの毛皮で出来た防寒具を着た集団がそこにいた。
リルカが地図を頼りに集落の長の家を探す。
すぐに集落の長に出会。彼はブラスルと名乗り、長いひげで長髪の老人だった。リルカとブラスルが握手をし、話の本題に入る。
「私たち、ここから北に行きたいんです、エンド・オブ・ザ・ノースランドに」
リルカが説明を始める。するとブラスルはしかめっ面をして言葉を返し始める。
「今までもそんなことを言って最果ての地へ旅立った者は数多い、じゃがそう言って北へ針路を向けて帰ってきた冒険者は1人もおらん」
その言葉にリルカと幸乃が驚いた表情をする。しかし彼に言葉を返し始める者が現れた、ベルだった。
「確かにそうかもしれません。強力な相手、世界を滅亡させようと企てている相手、戦わなくってどうするんですか? それに結局は誰かがやらなければなりません。 それに私たちは今までも実績を積んできました、何の根拠もなくここに来たわけではありません。冥王の3神官、すべて倒してここまで来ました。覚悟もできています、お願いします」
ベルはブラスルの目をじっと見て反論して頭を下げる。彼もベルの目を見てその覚悟がハッタリではないことを理解する。
「わかった、教えてやろう。 じゃが1つだけ約束してくれ、死ぬなよ」
幸乃がどよ~~んとした姿でうずくまっている、何があったかベルは話しかける。
「何があったんですか幸乃さん?」
着火剤を増やしても焼き肉用の木炭に火が着かず、とうとう着火剤を使い切ってしまったのだった。
「どうしようベルちゃ~~ん着火剤がなくなちゃったよ!!」
ベルはすぐに幸乃が必死に火を起こそうとした形跡を見る、そしてその原因をすぐに理解した。
「なるほど、これは少し火がつきにくい木なんですよ」
そしてその木炭に切り替えて近くの冒険者から再び着火剤を少しだけ分けてもらう。
何とか火が付き始める、
「ただこの種類の木炭は着火してからの持久力がある代わりに着火するまでが比較的難易度があるんですよ、恐らく初心者では難しいですよこれ」
「仕方ないですから今度は私がやります、よかったら教えながらやるので覚えてみますか?」
「う、うんお願いありがとうベルちゃん……」
幸乃はその嬉しさに目から涙を浮かべ始める。
まずベルは松ぼっくりを周りから集め出した。
「たぶんこれで大丈夫だと思います」
ベルはそう言って着火した火をじっと見る、すると──
「これで大丈夫です、木炭を変えれば大丈夫でしたね」
「ぉぉぉ~~ありがとうベルちゃん」
幸乃は涙目になりながらお礼を言う。
「お、おいしい~~」
幸乃は両手でほっぺを押さえながら心の底から叫ぶ。
そして焼き肉の準備が出来上がり幸乃が捌いた薄い肉を鉄板に載せ始める。
そのたびに鉄板からじゅうじゅうと肉が焼けていく音がこだましていく。
肉が焼き上がるとベルやリルカ、ミリートの皿に焼けた肉を次々と分けていく。
「ほら、みーくんも食べなよーー」
「……わかった」
テンションの高い幸乃にミリートは冷静に対処し食事を始める。
「うん、おいしいよねこれ」
「はい、体も温まりますし」
ベルとリルカからは大好評だった、暖かいので冷えた体にも温まると──
そして幸乃も食べてみる。
「うおっ、おいしいよこれ!!」
お腹がすいていたこともあり箸が次々に進んでいく。
そしてお腹いっぱい焼き肉を食べ4人はキャンプをして睡眠をとった。
さらに幸乃達は馬で道を北へ進む
樹木限界線、その名の通り極寒のため樹木が存在できない線を越えた極北ンの地域に入っていった。
「ここ、本当に景色が素敵ですね……」
リルカがそのきれいな風景に思わず囁く
ツンドラと呼ばれる地帯で地衣類や草本類、灌木などが生育してあり、3人とも初めてみる風景に見とれていた。
さらに進むと地面は雪一色となる、そしてさらなる絶景に出くわす事となる。
「すごい、絶景ですよこれ」
「うん、みんな、見てみてよ!! みーくんも!!」
リルカが気付き幸乃がみんなに話しかけてその光景を見せる。
「あっ、本当ですねこれ」
ベルが思わず口を漏らす。
フィヨルドだった。氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江が続く地形が見えてくる、2000~3000mもの厚さの氷河が約1万年前に溶け出し、海側に移動する際、その重さで谷底がU字型に削りとられ、そこに海水が入り込んで形成されたとされる地形だった。
幅に比べ距離が長く、海抜1,000mを超える崖が連なっていた。
その絶景はとても美しい景観で大自然の素晴らしさを4人は体感する。
フィヨルドから分かれてしばらくすると目的地の集落に到着した。
集落は雪で出来たかまくらのような家イグルーが連なっていた。
そこに住んでいたのはカラーリットと呼ばれる民族であった、その
氷や雪で作られた簡素な建物に移住し魚などの海の動物やカリブーなどを食料とし移動は犬ぞりやカヤックと呼ばれる船の一種で移動生活を送っている人々のことだった。
トナカイの放牧などもおこなっていた。
その集落に入るとアザラシやカリブーの毛皮で出来た防寒具を着た集団がそこにいた。
リルカが地図を頼りに集落の長の家を探す。
すぐに集落の長に出会。彼はブラスルと名乗り、長いひげで長髪の老人だった。リルカとブラスルが握手をし、話の本題に入る。
「私たち、ここから北に行きたいんです、エンド・オブ・ザ・ノースランドに」
リルカが説明を始める。するとブラスルはしかめっ面をして言葉を返し始める。
「今までもそんなことを言って最果ての地へ旅立った者は数多い、じゃがそう言って北へ針路を向けて帰ってきた冒険者は1人もおらん」
その言葉にリルカと幸乃が驚いた表情をする。しかし彼に言葉を返し始める者が現れた、ベルだった。
「確かにそうかもしれません。強力な相手、世界を滅亡させようと企てている相手、戦わなくってどうするんですか? それに結局は誰かがやらなければなりません。 それに私たちは今までも実績を積んできました、何の根拠もなくここに来たわけではありません。冥王の3神官、すべて倒してここまで来ました。覚悟もできています、お願いします」
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