中二病の俺がマジで中二っぽい力手にいれた

文字の大きさ
9 / 9
第1章 開眼編

第8話 中二、こんな筈では無かった

しおりを挟む
しばらく自分の両手を見つめていた羽柴だが、俺の方を睨み付けてきた

「まさかお前・・・あれに触れたのか?」

静かに俺にそう聞いてきた。

「え・・・あ・・・その・・・」

俺はいつものへたれに戻っていた。上手く返せない

「男ならハッキリしろ!!」

突然怒鳴られビクッとなってしまった。

「な・・・殴りました・・・」

びびりながらなんとか発した言葉だった

「・・・やはりか」

「あの・・・羽柴さん」

俺の横で黙っていた葉月さんが割って入ってきた

「色々話さないといけないことがありますが、とりあえず一旦おばあちゃんの所に行きたいんです。」

「あぁ、そうですね。すみません。少年!お前にも来てもらうぞ!どうやらこのまま帰すわけにはいかなくなったようだ」

まるでこれから殺されるようなセリフだった。
マジで?俺殺されるの?

「雪路さん・・・すみませんがもう少しだけお付き合いねがえませんか?」

「あ、はい。わかりました・・・」

そこからどうやってお婆さんの家に行ったかは、正直覚えていない。気づいたら家の前だった。

すると玄関が開き葉月さんの祖母が実に険しい顔で出てきた。そして俺のとこまで来て、全身を見回した。

「美代・・・これはどういうことだい?」

お婆さんが羽柴の方を見て問う。
美代・・・これがこの女性の下の名らしい

「見ての通りです。先代様。」

恐怖しかなかった。一体なんだってんだ!化け物に襲われて、間接決められて、その上、何か知らんがこんな反応されて、とんだ厄日だ・・・

「とにかく皆中に入りな・・・小僧、あんたには重要な話がある・・・」

大事な・・・じゃなく重要な話ということはやはりさっきの化け物が関わってるのだろう。
言われるがまま、俺は家に入った。

「すまないね・・・」

お婆さんがボソッと呟いた。
そしてまた俺は先程の部屋に通され、座った。

ふぅ・・・と一息お婆さんが息を吐くと語りだした。

「正直、会ったばかりの人にこんな目にあわせてしまって、本当に申し訳ないと思っている・・・」

やめてくれ・・・余計に聞くのが怖い

「あの・・・出来ればハッキリ言ってもらえませんか?さっきの化け物が絡んでるんでしょ?」

そう言うと、お婆さんは凄く気まずそうな表情をしたが、口を開いた。

「あんたは呪われた・・・ハッキリ言うと、長くは生きられないだろう・・・」

想像を上回るほど絶望的な返答だった・・・
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

二度目の勇者は救わない

銀猫
ファンタジー
 異世界に呼び出された勇者星谷瞬は死闘の果てに世界を救い、召喚した王国に裏切られ殺された。  しかし、殺されたはずの殺されたはずの星谷瞬は、何故か元の世界の自室で目が覚める。  それから一年。人を信じられなくなり、クラスから浮いていた瞬はクラスメイトごと異世界に飛ばされる。飛ばされた先は、かつて瞬が救った200年後の世界だった。  復讐相手もいない世界で思わぬ二度目を得た瞬は、この世界で何を見て何を成すのか?  昔なろうで投稿していたものになります。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

あべこべな世界

廣瀬純七
ファンタジー
男女の立場が入れ替わったあべこべな世界で想像を越える不思議な日常を体験した健太の話

無属性魔法しか使えない少年冒険者!!

藤城満定
ファンタジー
「祝福の儀式」で授かった属性魔法は無属性魔法だった。無属性と書いてハズレや役立たずと読まれている属性魔法を極めて馬鹿にしてきた奴らの常識を覆して見返す「ざまあ」系ストーリー。  不定期投稿作品です。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

追放された魔法使いの巻き込まれ旅

ゆり
ファンタジー
長い銀髪を風に揺らしながら、ただ1人で整備されていない道を歩く少女がいた。 彼女は今日もクレア=モルダナティスと名乗り、旅を続ける。 その旅で自分の死が待ち受けていると知っていながら、クレアは今日も旅を続ける。 これは風のようにさまようクレアと旅で出会う人々のお話。 頑張って書こうと思います。 飽き性なので、完結まで書けたら嬉しいです。

魔法が使えない落ちこぼれ貴族の三男は、天才錬金術師のたまごでした

茜カナコ
ファンタジー
魔法使いよりも錬金術士の方が少ない世界。 貴族は生まれつき魔力を持っていることが多いが錬金術を使えるものは、ほとんどいない。 母も魔力が弱く、父から「できそこないの妻」と馬鹿にされ、こき使われている。 バレット男爵家の三男として生まれた僕は、魔力がなく、家でおちこぼれとしてぞんざいに扱われている。 しかし、僕には錬金術の才能があることに気づき、この家を出ると決めた。

処理中です...